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音程も響きも高めにしましょう

 本来、土曜日は金魚の記事をアップしていますが、本番も近いので、昨日に引き続きレッスン記事をアップします。

 という訳で、声楽のレッスンの続きです。

 ハミング練習と発声練習では、しっかり腹筋を使う事と、響きを上げていく事を中心にやりました。特に私にとって難しかったのは、発声中に響きだけを上げていく事です。もちろん、腹筋を使って行うのですが、うまくやらないと、響きが上がらずに、音量だけが増えてしまいます。それはもちろんダメです。腹圧を高めて、響きだけを上げて、音量は増やさずに歌うのです。ああ、難しい。

 また、深い声を出そうとして、口腔内の容量を増やす時に、アゴを落としてしまう癖があるのですが、これをやってしまうと響きが落ちてしまうのでダメです。やるべき事は、上アゴを開けて、そこに声を通していく事なのです。ああ、難しい。

 いつもレッスンの最後に歌って、時間が足らなくなってしまう二重唱「As steals the morn upon the night/暁が夜に忍び込み」からレッスンが始まりました。

 まずはテンポ設定を確定しましたが、ピアニストさん的には驚きの速さになってしまったそうです(ごめんなさい)。ピアノを弾くのは大変だろうけれど、我々はこの速いテンポで歌いたいのです。よろしくお願いします。

 今更だけれど、音程が不安定な箇所があって(自覚もあります)そこを何となく誤魔化して歌っていたのだけれど、ついに先生に見つけられて(汗)、ちょっと集中的に確認されてしまいました。まあ、しっかり歌わないとダメだよね、二重唱だし…。

 この曲は暗譜を諦めて、楽譜をガン見して歌っていますが、そのせいもあって、歌っでいる時は、ずっと(楽譜を見るために)下にうつむいて歌っています。それが発声的に良くないと言われ、時々は、しっかり上を見て歌うように心がけると良いですとアドヴァイスされました。と言うのも、上アゴを開くには、上を向いている方が楽なのです…と言うよりも下を向いたままで上アゴを開くのは大変なので、楽に上アゴを開くためには、高い音が出てきたら、少なくとも楽譜から目を離して、上を向いて歌いましょうって言われたわけです。頑張ります。

 さて、次は「セメレ」の「Where’er you walk/あなたがどこを歩くとも」です。ちなみにこの曲、当日会場で渡されるプログラムでは「セレメ」と書かれています。ううむ、仕方ないかな…「セメレ」ってほぼほぼ知られていないオラトリオだものね。

 この曲でも注意される事は同じで、響きを高く保ったまま歌いましょう…です。特に2分音符等の長い音符は、自分では同じ音程を歌っているつもりでも、自然と音程が低くなってしまうので、音程を常に引っ張り上げながら歌う事は基本的なテクニックの一つなのですが、この曲は古楽なので、それプラス、声を延ばしながら響きを高くしていくしていくつもりで歌うべきなのです…ってか、実際、音を延ばしたら響きを高くします。ああ、だから発声練習の時に、響きを高くする練習を丹念にやったわけだ。

 本番当日も、響きを高くすることを忘れないようにしないといけません。響きだけでなく、無論、音程も高めでキープです。音程って、ある程度の幅があるわけだけれど、その幅の中でも、高めの音程で歌っていくのが、古楽というものらしいです。ちょっと大変です。

 ちなみに、私は現代ピアノで伴奏してもらうのですが、この曲は、本来はチェンバロとか古楽アンサンブルとかの伴奏で歌うべきだし、そうなると、実は音程が半音近く下がるんですよね。ほら、古楽ってピッチが低いからね。そもそものピッチが低いので、音程を高めにとって歌っても平気なんだろうなあって思います。現代の高めのピッチで音程も高め…というのは、私的には結構厳しく感じています(が、頑張りますよ)。

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