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青薔薇海賊団のコンサートに行ってきた

 もう何度目だろう? 主催者さんが知り合いの人って事もあるし、チケット入手が容易という事もあるし、まあ、それで足繁く出かけるのだけれど、それでもたぶん私は青薔薇&上原氏のファンなんだと思う(笑)。それくらい、コンサートの情報が入ると、必ず見に行ってます。

 あ、青薔薇海賊団というのは、クラシック声楽系のグループです。構成メンバーは…

 上原正敏(リリコレジェーロ・テノール)
 井ノ上了吏(リリコスピント・テノール)
 片寄純也(ヘルデン・テノール)
 北村晶子(ピアノ)

 …の4名です。以前はヴァイオリンとチェロのメンバーもいましたが、最近はこの4名のようです。って、つまり、3テナー系の音楽グループってわけなのです。

 3テナーって良いよね。最初はもちろん、パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスの3人が始めた“3大テノール”だったけれど、これがとてもよかった事もあって、世界中に3テナー系のグループが雨後のタケノコのごとく結成されたわけで、青薔薇海賊団もそんなタケノコの一本なんだけれど、やっぱり良いものは良いのです。

 一人ひとりが、ちゃんとしたプロのオペラ歌手で、現役バリバリのソリストとして活躍していたり、大学教授として教鞭をとっていたりと、プロ中のプロの方々が集まって音楽活動をしているわけだから、悪いわけはないのです。アマチュアテノールの私にとっては、三人全員が憧れのスターなのです。

 演奏曲目は、オペラアリアやナポリターナや歌謡曲と、実に幅広いのだけれど、三人三様のテノール声が楽しめるのが、このグループの美味しさなのです。実際、次から次へと生テノールを聞くのは、耳の至福だよね。

 歌謡曲と言っても「川の流れのように」をイタリア語歌詞にしてクラシックっぽい伴奏を付けて歌ってみたり、ヘルデンテノールで聞く「イヨマンテの夜」とか、よそでは絶対聞けないような音楽だったりして、これがまた良いわけです。

 たぶん、またコンサート情報を入手したら聞きに行く…と思います。

 で、歌は良かったのだけれど、今回残念だったのは、会場が…かなりデッドのホールだったので、そこが極めて残念だったし、三人の歌手のうち、お一人はちょっと調子が悪かったようなのだけれど、そこに会場がデッドなホールだったせいもあって、歌うのが辛そうで、聞いていて可哀想だったなあ。クラシック声楽においては、会場も楽器のうちなので、なるべく良い会場で歌わせてあげたいなあって思いました。

 青薔薇海賊団のCDやDVDを紹介しようと思ったけれど、アマゾンでの取り扱いが無くなっていました。たぶん、もう絶版なのかもしれません。会場で手売りはしていたけれど、それが最後の商品だったのかもしれません。なので、代わりに上原正敏氏のCDのリンクを貼っておきます。

 こちらには、イタリア語の「川の流れのように」を始め、クラシックスタイルで歌われる歌謡曲の数々が収録されております。よかったら聞いてみるとよいですよ。たぶん、こちらも売り切れ次第絶版になってしまいそうですからね。世知辛いけれど、それが世の中ってモンだからね。欲しいモノは目についた時に入手しておかないと、二度と手に入らない…もんなんですよ。

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