楽器フェア2009に行ってきましたよ。楽器フェアってのは、そうね…車のモーターショーの楽器版って感じの展示会だね。横浜のパシフィコ横浜にある、嫌になるくらい、でっかい展示ホールを借り切って行う、すごく規模の大きな展示会でした。パンフには「国内最大の楽器イベント」って書いてあるけれど、それもまんざら誇張ではないような気がしました。
とにかく、すっごくおもしろかったです。(大小問わず)国内外の楽器メーカーが集まって、自社製品を思い思いにPRしてました。イベントも豊富にあったし、常にどこかのブースではライブショーをやっていたし、セミナーやマスタークラスもやたらとあったし、有名なミュージシャンたちも無防備でそこらへんを歩いているし、外人がたくさんいるし、試奏はやりまくりだし、楽器職人さんたちが現地で楽器を製作しているのを見学したり、アッチコッチで名刺交換はしているし…。もう、舞い上がりっぱなしでした。ああ、疲れた。
なので、まとまらない事は百も承知で、断片的にダラダラと感想を書いておきます。ああ、老後に読み返すのが楽しみ!
あ,そうそう。私はグローバルさんから招待状をいただきましたので、それを利用させていただきました。グローバル様、ありがとうございました。ちなみに、通常の一般客は入場するのに1000円かかります。でも、1000円支払う価値のあるフェアだったと思います。
さてさて、ダラダラした感想をアップします(笑)。
入場して真っ先に行ったのは、ケーナのブース。たまたま入り口近くにあっただけなんだけれどサ。でもでも、ケーナはおもしろいよ。楽に吹けるし、音色もいい。サイズも手のサイズにジャストで扱いやすい。私の隣で吹いていたお兄さんはまったく音が出せなくてあせっていたけれど…、ま、そういう人もいるんだね。
私はさっそく店の人に「コンドルは飛んで行く」を教えてもらって、ピャラピャラ吹いちゃいました。「これ、8000円です」と言われたので、もう少しでうっかり財布を開いて買っちゃうところでした(危ない危ない)。考えてみれば、私がケーナを買っても、演奏する仲間もいないし、だいだい練習もできないじゃん。つまり、何もできない。買ったところで、笛コレクションの一部にはなるけれど、それでお終い。それじゃあケーナもかわいそうなので、今回の購入は見送りました。また、縁が有ったらね。でも、ケーナはおもしろかったので、他のお店でケーナを見かけると、教えてもらった「コンドルは飛んで行く」をピーヒャラピーヒャラ吹いて遊びました(笑)。
お約束的にアルタス(と言うか、親会社のグローバル)のブースに行って、フルートを一通り吹いてきました。いつも高級モデルしか吹かないけれど、こういう時は廉価なモデルも試せるのでよかったです。音は(騒音の中なので)よく分からないけれど、廉価モデルも吹き心地はいいね。
そうそう、どのアルタスフルートたちも、見違えるくらいにピカピカでした。と言うことは…すでにアゲハはかなり曇っていると言えるんでしょうね。毎日磨いているのに…。でも、黒く曇っているかな? 白く曇っているのかな? 私の目には白く曇っているように見えますが、はてさていかに?
バスフルートはやっぱりアルタスがいいね。三オクターブまでラクラク出ちゃうよ。今回はカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」とビートルズの「イエスタデイ」の二曲を吹きました。あんまりいい音がするんで、自分で酔いしれちゃうくらいです。そのまま、向かいにあるジュピターのブースに行って、横型バスフルートも縦型バスフルートも吹いてきたけれど、もちろん一応は吹けるけれど、あんまり良い音がしません。私は、やっぱりアルタスっ子なんでしょうね。
なので、今度はヤマハのバスフルートを確かめようと、ヤマハのブースに行きました。
ヤマハのブースは、すっごく大きかったです。フルートのブースに直行です。なにしろ人だかりがありますから、すぐに分かる(笑)。大勢の方々がフルートの試奏をしてましたが、総銀が人気ですね。総銀モデルが演奏したくて人だかりが出来てましたが、木管とかゴールドは逆に不人気でした。意外です。バスフルートは…ない(涙)。バスどころかアルトもありませんでした。ヤマハは製品数が多いので、メジャーな製品しか持ってきていないようです。
ま、心を入れ換えて、ヤマハのフルートを一通り試奏してきました。やっぱり私的には、ゴールドのメルヴェイユがナンバーワンでした。メーカーの人に尋ねたら、シルバーのビジューが一番人気なんだそうです。ふーむです。
せっかくヤマハに行ったので、憧れの弦楽器コーナーに行きました。
ヴァイオリン、もちろん試奏しましたよ、サイレント・ヴァイオリンですけれど(笑)。サイレント・ヴァイオリンはヘッドフォンを使って自分の世界に浸れちゃうので、延々と弾いてしまいました。だってだって楽しかったんだもん。ここでも演奏したのはカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」。はは、試奏って言うと必ずこの曲なのね、私は。ヤマハの人に「とても楽しまれていましたね」って言われちゃったよ。きっとうれしくって、ニコニコしながらヴァイオリンを弾いていたんだと思う。
もちろん、チェロも弾いたよ。サイレント・チェロでね。いいねえ、チェロ。でも、サイレントシリーズ的にはヴァイオリンの方が好きだな。生楽器なら、絶対にチェロの方に軍配を上げるけれど、サイレントに関してはヴァイオリンの方がよく研究されているのかな? なかなかいい音がしてました。ま、所詮、サイレントシリーズは自宅練習用なんだから、あんまり音色音色と言ってはかわいそうですがね。ヴァイオリンとチェロで遊びすぎたので、ビオラとコントラバスは遠慮しておきました(奥ゆかしいでしょ)。
ピアノは、シーボルトが持ってきたという日本最古のピアノのデモ演奏を聞きました。スクエアピアノという種類のピアノでした。なんか、典雅な音のピアノでした。元々は、ベートーヴェンの時代の楽器だそうで、こういうのをリアルで聞いちゃうと、古典派のピアノ曲を現代のピアノで弾くのはいかがなものかと思いますね。だって、明らかに楽器が違うもの。
憧れの本物のローズピアノを弾きました。これまた本物のハモンドオルガンも弾きました。もう、脳味噌がトロケるくらいに感激しました。その側で、ハモニカのデモ演奏をしていました。ハモニカっていいね。ソロ演奏でも十分に人の心を溶かすよね。機能面から見ればフルートの足元にも及ばない楽器だけれど、音に関して言えば、フルートよりも素晴らしい楽器なのかもしれない。ハモニカは…挫折したんだよなあ、私。立派なハモニカ持っているけれど、全然吹いていないよ。ハモニカに申し訳がたたない気持ちでいっぱいです。
さて、会場は大雑把に4つに仕切られていました。それぞれは、アコースティックギターがメインの会場、エレキギターがメインの会場、ピアノがメインの会場、サックスがメインの会場と分かれていました。つまり日本の楽器って、この四つが大きな柱ってわけなんですね。意外や意外、サックスで私が思う以上にメジャーな楽器だったんですね。ちなみにフルートはサックスの区分の中でやってました。
会場をプラプラと歩いていると、色々な人に挨拶されちゃいました。どうやら、かつての教え子たちのようで、へー、楽器業界にもたくさん教え子がいるみたいです、私。驚き。おかげさまで、興味もない会社のカタログを山のように手にしちゃいました。だって、「センセ、カタログを持っていってください」ってニコって言われたら「ありがとう」と言って持って帰るしかないよね~、おつきあいって奴だよね~。おかげでカバンがパンパンになっちゃいました。
フルートメーカーさんたちも頑張ってましたよ。特にアルタスとサンキョウは結構気合を入れてました。アルタスは(ジャズカルテットの一人として)ジャズフルーティストさんの演奏をやってましたし、サンキョウは現代音楽の演奏家(もちろんフルートね)を呼んでステージしてました。ミヤザワとイワオとジュピターは、ステージこそはやってなかったけれど、一通りのモデルを展示して、試奏させてくれました。疑問なのはムラマツ。力入ってませんねえ…。親会社のモリダイラの中に鍵をかけたショーケースを用意して、そこに18Kのフルートを1本だけ展示していただけで、明らかに力が入ってません。さらに言うと、パールはちょっといただけません。だって、会場に影も形もないんだもん。ありゃあマズいでしょう。私、一生懸命、探したんだよ~、でも見つからない。…かなりガッカリ。楽器業界のおつきあいってのだって、あるだろうに…。ブースを出さないとは…。よっぽど経営が苦しいのかしら。フルートはともかく、本業のドラムのブースは出すべきだと思うけれどなあ。ほんと、ガッカリだし、残念でした。
ああ、パールのドラム、叩きたかったなあ。ってか、私が最初にマジメに叩いたドラムって、パールだったんだよね。
意外な人気がアカイでした。ウィンドシンセってすごい人気ですね。私も試奏したかったのだけれど、とてもできる状況ではありませんでした。ああ、あのウィンドシンセ、本当のホントに試奏したかったなあ。プロによるライブショーも見たけれど、あれって、なかなかの可能性を持った楽器ですよ。あれはすごいと思いました。
あと、人気といえば、リコーダーのアウロスもなかなかの人気でした。私もひととおりのモデルを演奏してみましたよ。テナーリコーダーって、指の間隔が思ったよりも広くって、意外と演奏しづらいんですね。ま、慣れればどってことはないと思いますがね。かえってバスリコーダーの方が演奏しやすいかもしれません。
トラヴェルソもあって、おもしろかったよ。トラヴェルソの演奏はフルート感覚でできて、楽しいのだけれど、会場の温度のせいもあるけれど、ピッチがかなり不安定だったのが気になりました。でも、ちょっと欲しいかな? D管というのが残念だけどね。ちなみに、リコーダーのついでにトラヴェルソに挑戦する人はたくさんいるんだけれど、やっぱり音を出すのは至難の技のようでした。何も考えないで、トラヴェルソが吹ける私って、やっぱり恵まれているのかな?
ケロミンって楽器知ってる? カエルのパペット型の楽器なんだけれど、底抜けに面白いと思ったね。老人ホームの慰問とかに持っていくと、チョーウケルと思ったよ。「~ミン」つながりでいくと、テルミンもあったので、演奏してみましたが、ありゃあ、難しい楽器だね。私が弾くと、ノイズジェネレーターにしかなりませんでした(涙)。私には、テルミン系の才能は皆無のようです。
このブログに来る人はギターにはあまり興味ないだろうけれど、ギターもたくさん試奏してきましたよ。エレキギターの時の試奏曲は、ビートルズの「デイ・トリッパー」な私ですが、いやあ、何度デイ・トリッパーを弾いたことか! ギターは音色や演奏のしやすさも大切だけれど、やっぱり造形だよねえ。カッコいいギターからは、何となく、カッコいい音が出るような気がするから不思議だよね。
スティール・ギターというのを始めて弾きました。オープンシステムなチューニングで演奏するんだけれど、なんかカッコいいよね。
いわゆるアコースティックギターもたくさん弾いたけれど、私の愛器(TOKAIのCat’Eyesだよ。まだ国内生産だった時代のギターだよ。今となっては貴重な楽器だね)の方がいい音してると思ったね(えへん)。
ベースは…それなりに弾いたけれど、善し悪しはよく分かんないや。所詮、ギタリストが持ち替えでベースをやっている程度じゃ、楽器の善し悪しまで分かるところまでは行かないんだな(嘆)。
そうそう、リッケンバッカーとかハフナーの日本代理店って、今は、レコード屋さんの新星堂なんだね。知らなかったよ。私は黒のリッケンのコピーモデルをは持っているけれど、なんかオリジナルが欲しくなってしまいました。演奏する機会なんてないのにね。
アウトレットコーナーも充実していて、自分のお土産にCDを6枚買いました。もちろん、フルート関係のCDで、ウィリアム・ベネットとアラン・マリオンを中心に買いました。だって、レコード屋さんで見かけた時は3000円だったのに、ここでは一枚300円なんだも、そりゃあ買うしかないよね。
あと、コタケのフルートが『純国産!』ってデカデカと書いてあって、新品で6万円(C管)で売ってました。サブフルートとして買うべきだったな?と、帰宅した後、後悔しました。ま、だいたい、買って後悔することもあるけれど、買わずに後悔することの方が多いんだよね、私って。
ああ、まとまらない文章だ。でもでも、本当に楽しかったよ。疲労困憊になったけれどネ。次は再来年開催だってね。ああ、また行きたい。グローバルさん、また招待状、よろしくお願いしまっす!
コメント
いいですねぇ、楽器フェア。今年は行けませんでした。2年前には行ってアルトフルートを吹いた記憶があります。
私の知り合いにAKAIの関係者がいてそのつてでやはり無料で入れてもらえました(スタッフパスでしたが…)そうですか、AKAIのブース、盛況だったんですね、よかったよかった…。
『ケロミンって楽器知ってる?』
知ってます!(笑)2年前に楽器フェア行ったとき、ちょっと試しちゃいましたし。あれ、愉快ですよね。歌唱うのに伴奏してもらえますね、ピッチがうまく操作できれば(汗)
いいな~、すとんさん。結局私はいけませんでした(号泣)
仕事が入ってしまったので仕方ないですけどね。
私もフルート吹きまくりたかったです。カタログもらいたかったです。
>みーむさん
楽器フェアという名称を聞くと、そんなに面白くはなさそうって感じですが、行ってみると、なかなか楽しいフェアでした。一度行った事があると、あの雰囲気が分かるので、その残念な気持ち分かります。私も、次年度以降、行けない事になると、寂しく感じると思います。
次回行ったら、ケーナを買っちゃうかもしれない私です(笑)。
ケロミンって、楽しい楽器ですよね。リコーダーアンサンブルをバックにケロミン独奏なんてできたら、、すごく愉快でしょう。ケロミン・オペラとかやっちゃったりして(笑)。ピッチがワヤヤなのも味ですって。
>橘さん
たぶん私は橘さんに「楽器フェア、おもしろいから、是非是非」と言われていたから、行ったんだと思います。だって、「楽器フェア」ってイベント名だと、ちっとも楽しそうじゃないから、橘さんのお薦めがなかったら、キレイに忘れちゃって行かなかったと思います。
そういう意味では、橘さんに感謝感謝です。ほんと、楽しかったです。ありがとうございました。
はじめまして(o^-^o)いつもすとんさんのブログ楽しく拝見しています。
私も7日の午後楽器フェアに行きました。私もすとんさん同様グローバルさんからの葉書で(´▽`)(ちなみに私のフルートはアルタス907カバードキーです。)
きっとすとんさんもいらっしゃるだろうなと、大柄な男性がフルートを吹いているのを見るたびに、勝手な想像をしていました。
で!もしかしたらほんとに見かけたかもw(゚o゚)w
グローバルのブースで、アルタスの807で、シシリエンヌを吹いていらっしゃいませんでしたか?
去り際に、いつもは1307を吹いているので と係の人にお話して、ジュピターのブースに向かって行かれませんでしたか?って興奮しすぎ?!
>しーちゃん、いらっしゃい。
>グローバルのブースで、アルタスの807で、シシリエンヌを吹いていらっしゃいませんでしたか?
ええと、その牛魔大王みたいな人のシシリエンヌがたどたどしかったら、たぶん私(照)。その上、最初の2小節で断念していたら、きっと私。さらに言うと、出だしの音が「レ」でなく「ソ」だったら、間違いなく私。
きっと、それはアルタスのブースで三度目の試奏(何度フルート吹いているんだか…)の時に、目撃されたに違いないです、はい。
>きっとすとんさんもいらっしゃるだろうなと、
楽器フェアの事は事前にブログに書いていなかったはずなのに……鋭い。それとも、私の行動は、新聞の三面あたりに「今日のすとんさんの動向」とかいう記事で掲載されているのかしら? 不思議不思議。
>新聞の三面あたりに「今日のすとんさんの動向」とかいう記事で掲載
案外、そうかもしれませんよ~ [E:smile]
ぐふふふふ。
それにしてもパール。
本社は千葉県と至近距離にあるのに、不参加とは残念でしたね;;
今度の土曜日、調整会でパールのリペアさんが来るので
「なんで参加しなかったんですか~、勿体ない!」って言って
イジメちゃおうかなぁ(ハタ迷惑な客・笑)
リペアさんに文句言っても、仕方ないですけれど [E:bleah]
それにしても、美味しい催しはみ~んな首都圏近辺ですね;;
く~残念…;;
ああ、関東に戻りた~い!!!!
>はむはむさん
パールさんにはパールさんなりの、社内事情ってのがあるとは思いますが、それにしても、パールの楽器フェア不参加は返す返すも残念です。
ここのブログによくいらっしゃる方にとって、パールというとフルートメーカーというイメージが強いだろうけれど、実際のパールは、世界有数の打楽器メーカーで、ポピュラー界ではドラムスメーカーとして、クラシック界ではフルートメーカーとしてよりも、パーカッションメーカーとして、名を馳せています。だから、楽器フェアにも、本業のドラムスメーカーとして参戦して、その片隅に、パーカッションを少々と、さらにその隅っこにフルートを展示するくらいの事はして欲しかったなあ…と、かつてのパールユーザーとしては、思うわけです。あ、私が昔使っていたドラムスはパールだったんですよ。
なので、私の中には、偏見だと重々承知してますが、パールのフルートの事を「ドラム屋さんが作ったフルート」ってイメージが抜けきらないんですよ。たぶん、そういう人って、ポピュラー経由の人だと多いと思いますよ。
>調整会でパールのリペアさんが来るので、「なんで参加しなかったんですか~、勿体ない!」って言って、イジメちゃおうかなぁ。
…それはかわいそう(笑)。フルート職人さんは困っちゃうでしょうね。
パールで参加すべきだったのは、フルート部門ではなく、ドラムス&パーカッション部門だと思います。そっちでこそ、アピールすべきだったと思いますよ。パーカッションライブとかやれば、人も集まり、パールのいい宣伝になったと思いますが…そんな事は、私が書く以前に、メーカーの方は分かっていらっしゃると思いますが…。
>それにしても、美味しい催しはみ~んな首都圏近辺ですね;;
そうですね。なので、個人的にはUSJが大阪に出来た時はショックでした。「なんで、そんなおもしろそうなものを、関東に作らないの!」ってね。「当然、関東に作るものでしょ!」ってね。関東人の奢りと言う奴だと分かっていますが、正直な気持ちです。ディズニーランドが千葉にあるんだから、USJは横浜に作るべきだと、当時は真剣に憤慨したものです。ごめんなさい>関東以外の方々。
お久しぶりです。
ケーナ試奏したんですか。フルートが吹ければケーナも簡単ですからね。ただし、私が吹くフルートがケーナっぽい音色になるのと同様、フルート奏者の吹くケーナはフルートっぽい音色になります。これは宿命。
仲間がいないと言えば、わたしも現在フルートを人前で吹く機会はなくなってしまいました。この春まではアルゼンチンの踊りの伴奏で時々吹いていたのですが、そのグループが休眠してしまったので。
でも、多重録音で自分でギター伴奏して自分でフルート吹いた音源を、時々YouTubeにアップしていますけど。
楽器フェアにケーナを出品なんて、どこだろうかと思って調べたら、ヨコハマ・エスニック倶楽部(大木岩夫さん)のようですね。最近ご無沙汰していますが、昔いろいろとお世話になった方です。
追記
でも耳コピができないと、ケーナはキツイかも知れませんね。何しろフォルクローレというのは楽譜というものがほとんどない音楽ですから。教則本は何冊か出ていますけど、アルテスなどのように分厚いものではありません。その巻末に付録で何曲かの楽譜が付いている以外は、一般に流通している楽譜は皆無と言っていいです。
>inti-solさん
ケーナのお店(?)は全部で三軒ありましたよ。フルートにはかないませんが、ケロミンやリコーダよりも多くの出展があったわけです。そういう意味では、なかなか頑張っていたと思います。
ケーナに限らず、民俗音楽の多くは楽譜がないか、あっても簡便なものしかなかったり、入手自体が困難であったり、師匠からの口伝で音楽が伝えられるものであったり…ではないでしょうか。日本人がアンデス音楽を学ぶ環境と言うのは、なかなかに厳しいものがあると思います。
そのような中でアンデス音楽に打ち込んでいらっしゃるinti-solさんには頭が下がる思いです。私にはマネができません。