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横浜でフルート試奏会に参加しました “メーカーによる違い”編

 舞台にズラっと並べられたフルート、その数、57本。いやあ、たくさんありました。もちろん、ヤマハだけではなく、各種メーカーのフルートが並んでいます。その内訳は、(なぜか)ムラマツ以外の日本の主要フルートメーカー+イワオフルート&フルートマスターズの代表機種でした。ま、ムラマツはこの前の「フルート・クライス」で散々吹いたので、私的は無問題ですが、でもなぜ無かったのでしょ? きっと大人の事情があったのでしょうね。

 さて、散々、ヤマハのフルートで、材質とかグレードの違いとかで、どれだけフルートの音色が変わるかを聞き比べました。おもしろかったですねえ。今度は、それぞれのメーカーを代表する、総銀フルートを吹き比べて、メーカーごとの音色の違いを堪能しましょうという企画です。

 さて、トップバッターは、我らがアルタスのA1407でした。Ag925の総銀ソルダードってタイプのフルートです。アルタスだったら、A1507のAg958モデル(トレバー・ワイの常用フルートって、アルタス1507なんだって、知ってた?)にするか、いっそ高級機種って事で、ALモデルあたりを吹いてほしかったなあ…とアルタスユーザーとしては思いました。やっぱ、アルタスって銀純度が高いメーカーってイメージあるじゃない。

 音色はいつもの“アルタスサウンド”という、太くて華やかでふっくらした音です。もちろん、私が大好きな音です。飯島さんは「このフルートはドイツ的な音がしますね」と言ってました。え? ドイツなの? アルタスって? わたしゃ、てっきりフランス系の音だと思ってましたが…どうも私の音に対する感性は、プロのフルーティストとは全く違うようですな、ははは。

 次に登場したのが、イワオフルートのIF-SSというモデルです。イワオフルートの音って始めて聞きましたが…負けました。これ、すごく甘くてきれいな音のフルートでした。大手メーカーにはない、独特な音色で、これは癖になりそうな、まさに甘美な音色でした。はまったらヤバそうな気がします。ちょっと欲しくなりました。

 次はサンキョウのピュアシルバーというモデルでした。このフルートはとても分かりやすいフルートでした。とにかく、他人を押し退けてでも、常に一歩前に出ていたい人に、ピッタリの音色を持ったフルートです。とにかく、このフルートの音は耳に付きます。そして、やたらと音量が大きいです。音色的には尖ってます。でも、すごく立体的で奥深い音色なんですよ。アグレッシブなソリストには重宝がられるでしょうね。あと、金管楽器と日々戦っているブラバンのフルートちゃんにも良いかもしれません。これはこれでアリというか、すごく需要がある音色だなあと思いました。戦うフルーティストさんたち向けのフルートだと思いました。

 次はパール。F9701こと、プリスティーンシルバーのマエスタでした。サンキョウとは全くベクトルの違うフルートで、私はこっちの方向のフルートの方が好きなので、安心して聞けました。太くてまろやかで、心が落ち着く音色です。アルタスよりも地味ですが、柔らかくて中身の詰まった感じの音です。この音色も私は好きなんです。飯島がおっしゃるには「このフルートもドイツ系の音がしますね」なんだそうです。もう、何がドイツで、何がフランスなのか、私には分からなくなりました。

 次はフルートマスターズのM970というフルートを吹いてくれました。これも独特な音色で、やはり大手メーカーにはない音でした。柔らかい音色で芯があって、なおかつ広がりもある音と言ったら伝わるかな? どちらにせよ、かなり癖の強い音です。この癖の強さがお好きな人には堪らないのだと思います。フルートマスターズ、ラブっ!という人の気持ちがちょっぴり分かるような気がします。この癖の強さ、ある意味、魔性です(笑)。

 フルートマスターズに関しては、メーカーの人が会場に来ていて、直々にゴールドフルート(M10KA)を持参してきたので、これも特別に吹いてくれました。音は総銀のM970と通じる、フルートマスターズの癖の強い音がしていました。このフルートはゴールドフルートでしたが、10Kということもあり、なかなか美しい音でした。飯島さんは「ゴールドフルートの中でも、かなり吹きやすいフルートですね」と言ってました。

 最後は、ミヤザワのAZ-SBRでした。サンキョウほど極端ではないけれど、やはりこれも“戦うフルート”ではないでしょうか? 立体的な音で自己主張の強いフルートです。お値段もサンキョウと比べるとお安いので、ブラバンのフルートちゃんにはベストチョイスじゃないでしょうか。いやあ、耳にダイレクトに届く攻撃的な音色でした。

 と、これで飯島さんによる、解説付きの試奏は終了。次は、舞台にあるたくさんのフルートをぜひご自分でお確かめくださいと、ヤマハの方がおっしゃっています。

 あれだけのお宝を前に、何を躊躇することがあろうか。私は脱兎のごとく…飛び出しませんでした(笑)。いやあ、だってさあ、会場にいる他のお客さんたちは、確実に私よりもお上手な方々ばかりなので、そういう方々の目の前で朗々とフルートを吹く度胸はさすがにありませんでした。キョロキョロと周りを見回すと「腕に覚えあり!」のフラグの立っていそうなオジサンたちが、舞台にあがって吹き出したので、「よしよし、あの中に混ざって、私も吹いてこよう」ってわけで、ちょっとだけ遅れて舞台に上がりました。

 最初のお目当ては、フルートマスターズ。気になるんだよねえー。まずはM970を吹いてみました。やや、驚くほど柔らかい音でびっくり。すごく柔らかくて、むしろフニャフニャな音です(失礼)。ええ? この柔らかい音のフルートが観客で聞くと、あの音に聞こえるわけ? 全然印象が違います。これって、飯島さんの言うところの「遠くで音楽を作る楽器」なんだろうねえ。つまりこれ、上級者向けのフルートなんでしょうね。これを吹きこなすのは、難しいよ。

 次にPurest997を吹いてみました。もう訳分かりません。こういうフルートは始めてです。ええと、どうやって表現をしたら良いのだろう? 柔らかいのに澄んだ音色を基本とし、その現代的な音色にやさしさを加味してみましたという感じでしょうね。これはじっくり試奏してみないと、このフルートの魅力を表現できそうもありません。

 しかし、フルートマスターズは人気なので、じっくり吹くのはまた次の機会にして、次の人に譲りました。

 フルートマスターズの隣は、ヤマハのコーナーに行きましたが、そこに、あの、バスフルート、そう、B441がいました。おおっ、これは「池袋の仇を横浜で…」というわけで、私にリベンジのチャンスを与えてくれようというわけだな。

 ちょこざいな、今度は私が返り討ちにしてくれる…。やる気満々でバスフルートの前にたちました。今回は分解されて展示されていましたので、自分で組み立ててみました。頭部管の位置も自分好みにしてみました。

 吹いてみました。あれ、今度は割と簡単に音が出たよ(笑)。音色的にもいい感じだし…さすがに低音のHとCには苦労しましたが、それ以外は取り立てて問題もなく、楽々と吹けました。ううむ、どうやら私と相性が悪いのは、B441全部ではなく、池袋のB441であって、横浜のB441とは、それほど相性が悪いわけではなさそうです。機械で作っているはずのフルートだけれど、やはり個体差はあるみたいです。でも、これでヤマハのバスフルートから見放されたわけではない事が判明。ちょっぴり、バスフルートも欲しくなりました。ってか、かなり欲しーい!

 次に向かったのは、イワオフルートのコーナー。しかし、このくらいになくと、ほぼ全員が舞台に上がって、ピーピー吹き始めました。結構うるさいです。

 イワオフルートを手にとって吹いてみましたが………あれ、すぐ横でフルートを吹いているフルートちゃんの音にかき消されて、私の音なんて全く聞こえません(涙)。れれ? 何本かのイワオフルートを手にとってみましたが、どれもこれも聞こえません。これはきっと、イワオフルートが特別に小音量な楽器のせいだと思い、すぐ隣にあったアルタスのコーナーから、いつもの1307を吹いてみたところ、やっぱり何も聞こえませんでした(汗)。

 え? 何、これ? 私の吹奏音って、隣のフルートちゃんたちの音にいとも簡単にかき消されちゃう程度の音だってこと? つまり、もしかすると、私って、極めて小さな音しか出せない笛吹きさんなの?。え? え? え?

 にわかには、この事実とは向き合えませんでしたが…やがて受け入れざるを得なくなりました。そうか…私って、そんなに小さな音量の笛吹きさんだったんだ(涙)。だってね、周りにたくさんいる、小柄なフルートちゃんたち。結構バリバリと笛を鳴らしてます。オッサンたちも負けずにピーヒャラやってます。うるさいというか、やかましいというか…。なのに、私と来たら、自分の音すら聞こえない程度の音量でしか吹けません(涙)。オー、マイ、ガーッ!

 実はこの後も、その他のメーカーのフルートを何本か手にしましたが、ほとんど音が聞こえませんでした(涙)。とても、試奏どころの騒ぎじゃありません。結局、試奏もほどほどにして、試奏会は途中だったけれど、会場を去りました。だってね、音が聞こえなければ、試奏しても意味ないでしょ。

 ううむ、今回は自分の立ち位置がよく見えた試奏会でした。そうか、世間のフルート吹きさんたちは、私の3~4倍の音量(ちょっとオーバー)が出せるんだな。すっごく、ショックでした。ああ、あれくらいの音量が出せないと、バンドや合奏やアンサンブルに行っても、役に立たないんだな。私のフルートは、所詮、オジサンの趣味レベルの、情けない笛なんだなと、思い知りました。

 ま、こうして、たまには他人と比較して、自分のありのままの、足りない姿を見るのも、良いのかもしれない。しかし、私はマゾではないので、結構、こたえてます。ううむ、自分のヘタレ具合が悲しいです。自宅でピーヒャラ吹いているだけだから、大きな音が出せなくなっているのかな? 元々の音量が小さいなら、大きな音が出しやすい、ムラマツとかサンキョウのフルートに買い換えた方がいいのかな? ちょっとだけ考えてしまいました。

 そうそう、今回の戦利品の報告をしておきましょう。実は今回、フルートマスターズとイワオフルートのカタログを入手しました。ふふふ、やったね。せめて、カタログくらい、貰って帰らないとね(カラ元気)。

コメント

  1. ディア より:

    続き、待ってました!

    M970は癖が強かったですか~
    私は耳が悪いのか、フルートの音の違いっていうのがいまいちよく分かりません。(´;ω;`)ウウ・・・

    でもすとんさんがおっしゃってたように、M970は柔らかい音色でそれこそフニャフニャかもしれません。でも、録音して聴くとちょっと違うんですよね。思ってたほど悪くないじゃんって。
    他の人のマスターズの演奏は聴いたことないので客観的な判断はできませんが、初心者に毛の生えた程度の私が上級者向けフルートに手を出してしまったのかもしれませんね(;д;)

    最後にすとんさん、私も音が小さいほうだと思います。4月に教会のオケのコンサートがあったときに録音したのですが、私の音はあんまり聞こえてませんでした。頭上にマイクがあったにもかかわらずですよ!配置もトランペットが一番前という訳の分からない配列でクラリネットパートの人はおかしいって怒ってましたが。。。でもあの時は同じように村松に買い換えようかって思いましたよ。もう1本はダメ!とだんなに却下されましたが(笑)

  2. たかさん より:

     二日続けて興味深いレポートありがとうございます。

     アルタスやパールの音が「ドイツ系」ですか…。感性は人によってずいぶん違いますね。これってきっと相対的なもので、サンキョウやヤマハの音がフランス系と思っている人だったら、アルタスやパールはドイツ系になっちゃうんでしょうね。ムラマツが会場にあったら、面白かったなあと思います。

     管弦楽や吹奏楽でフルートを吹いていると、どうしても音は大きくなりますよ。特に吹奏楽は音量では勝てない金管楽器が何十人もいますから、まるでドンキホーテみたいになってます。

     だからうっかりすると、どうしても雑な音になってしまうんですよね~。だって、そんな人数の中で大ホールで演奏することを考えたら…。

     でも、これも慣れの問題でしょう。そういう経験を積めば、他の楽器がうるさくても、自分の音が聞こえるようになりますよ。

     アルタスだって大丈夫!私が吹いた感じでは1307が最も鳴ると思いましたから。
     

  3. すとん より:

    >ディアさん

     フルートマスターズは癖が強いと言うか、個性的なんですよ。もっとも、私の立ち位置(アルタスユーザーです)とか、今まで日本の大手メーカーのフルートを中心に試奏会で遊んできた、という前提で言っている言葉ですから、その辺は割引しといてください。

     フルートの音の違いは、私だって、笛キチやプロの方々と比べれば、全然マダマダだと思いますが、四半世紀以上に渡るクラオタとしてのキャリアと元来のオタク気質で、多少なりとも自分的な観点で言っちゃってます。ま、そこはオジサンの強みというやつです。

     M970はとても良いフルートだと思いますが、同時にとても扱いづらいフルートだなあと思いました。でも、そういう扱いづらい子ほど、飼い馴らした時はすごくかわいいと思いますよ。ディアさん、ファイト。

     他の楽器と比べて音量が小さいと感じたらなら、ムラマツなどの大音量系のフルートに走るという手もありますが、今回は同じフルート奏者として、音量の小ささを感じたという点で、ちょっとケースが違います。って言うか、ブラバンのフルートちゃんたちの普段の音量って、すごいなあってことだし、きっとあのオジサンたちも市民吹奏楽団の人なんだろうけれど、半端無い音量で吹くんだなって話なんですよ。

     常にf、ff、fff、と私には感じられるのですが、それほどでもないんでしょうね。それとあれだけの音量で笛の音を歪ませずに吹けるというのも、なかなかのテクニックだと思います。

     ま、私は、“優しくて繊細なフルート”という点を狙っていこうかな…ってね。

  4. すとん より:

    >たかさん

     金管楽器との戦いという修羅場を何度もくぐっている吹奏楽系のフルートさんたちは、所詮、住む世界か違うなあと思いました。それと、やはりどこかで「負けてたまるか」という気持ちがないわけでもありません。大きな音を“出さない”のはOKですが、“出せない”となると、やっぱり自分に凹みますです。

     ま、今回の件で、私は大音量ではなく(小音量だけど)繊細な音で勝負をしようかなって気になりました。自分の特性(と言うほどではないけれど)を生かして勝負するのが、勝ち残る秘訣じゃない?

     でも、大きな音には憧れます。

  5. シラスマ より:

    私もブラバン族ですがあまり音量はでません^^;
    一緒の高校生のほうがはるかにでかい音が出ます(笑)
    なぜですかねえ・・・
    カラダは私のほうが2倍くらいあるのに、不思議です。
    でもでかい音が出ればいいってもんじゃないですよ^^)
    バリバリ吹いて息が足りなくなってへんなところでブレスしたら音楽も台無しですし。
    と私も言い聞かせでおります^^;;

    パールとアルタスは同族なのですね。
    ちょっと納得しました。

  6. お散歩さんぽ より:

    隣には聞こえてると思いますよ。というか、フルートって前に美しく右にストレートに音が出て自分の周りにはあまり残らないのがよいので仕方がないんです。しかも、どこから聞こえるのも似たような?フルートの音となればもう、ね。自分の音は聞こえなくなっちゃいます。近隣の方々への影響を考えて(立ち位置・向き、アタックや音量など)吹ければ上出来です。吹奏楽で吹く人は遠くの音を聞いているので直接自分の音が聞こえなくても割りと平気で吹いてます。それは慣れ?ですかねえ。
    すとんさんの音は(学習位置比で)別に小さくないと思いますし、個人レッスンで先生に付いてらっしゃるので基本的なところは心配しなくても大丈夫じゃないかなあ?

  7. すとん より:

    >シラスマさん

     一般的には体の大きい人間(失礼)の方が大音量を出しやすいと思われますが、歌でもフルートでも、現実ではおチビさん(これまた失礼)で大音量の方も大勢いらっしゃいます。きっと、素材的には大柄の人間の優位は動かないのでしょうが、小柄な人は小柄なりに自分の体をうまく使って効果的に増音しているだと思います。

     きっと、シラスマさんのお隣の高校生は、若いということもあり、上手に体が使えているんだと思います。あるいは、体力任せなのかもしれませんが(笑)。

    >バリバリ吹いて息が足りなくなってへんなところでブレスしたら音楽も台無しですし。

     そういう時は、大人の余裕で、学生さんが息切れをしたところで音が途切れないように隣で吹いてあげて、学生さんにきちんとカンニングブレスが取れるようしてあげてくださいな。

    >パールとアルタスは同族なのですね。

     前々からそんな気はしてましたが、プロの方もそんな感じでおっしゃっていたので、かなりサウンド的に近いのでしょうね。あと、マテキも同族じゃないかと、私は思ってます。マテキフルートも、かなり似た雰囲気のフルートですよ。

  8. すとん より:

    >お散歩さんぽさん

     おう、なるほど。確かにフルートは構造から考えると、歌口からだけでなく、トーンホールからも、管体の脚部からも音は出てしまうので、自分の周囲に音が残らないと言えば、確かに残りませんね。ちょっと安心。でも、試奏会の時は、自分の音を聞きたいですね。

     合唱もそうですが、合奏の人も、自分の音が直接聞こえなくても平気なのかもしれない。いやむしろ、自分の音が聞こえる時は、うまくハモれていないわけだから、マズいと思うくらいなのかもしれないなあと思います。私は基本的に、独唱独奏の人なので、自分の音が聞こえないと、極端に不安になるタイプです。ま、小心者とも言えますが(爆)。

    >個人レッスンで先生に付いてらっしゃるので

     そうでした(笑)。もしも私の音が極端に小さければ、笛先生からダメが出されているはずなので、ま、当面、気にしないでおきます。でも、やっぱり大きな音には憧れるよ(へへへ)。

  9. sakura より:

    吹奏楽をやってるとだんだん音が大きくなってくるのわかります。
    私はクラリネットでしたが、特に体育祭のマーチングの時なんて、自分がクラリネットを吹いていることが悲しく思えました。
    やっぱり花形はトランペットやトロンボーンだったような・・・大音量だしカッコいいですしね。
    クラリネットは大所帯だったので人数で勝ちでした^^;

    アルタスとパールは同族なのですね。
    ドイツ系の音色・・・嬉しいです。
    (本来の音色はまだまだ出せてませんが)
    アゲハさんとさくらこは親戚筋ですね~(笑)

  10. ムラマツEXⅢ より:

     57本とは豪気ですね~。地方ではなかなかそんな機会がありませんので、すとんさんのレポートはとても新鮮で楽しみです。

     銀よりとょっと固めで金よりちょっと柔らかめ、な感じが好きなのですが、パールのプリスティーンシルバーと10Kモデル、ムラマツのSRのPTPモデルが気になっています。プリスティーンシルバーのモデルの音色って好まれる方の幅が広いようですね。パールの10Kモデルと出会うことがありましたら、是非試奏してみて頂けることを期待しています。

    >あれ、すぐ横でフルートを吹いているフルートちゃんの音にかき消されて、私の音なんて全く聞こえません(涙)。れれ?

     私も新しい先生のレッスンを受け初めて思い知らされました。レッスンの順番が、私の前が中学生で後ろの番の人が高校生(吹奏楽)なのですが、それはそれはしっかり音を出してます。また、自分自身が今まで体が使えてなかったこと、アンブシュアも直伝のもとのは程遠いもので音がこもってしまっていたこと、音量だけでなく音質(音色)も幼稚(幼稚な音色、というのがあるそうです。もっと大人の音色を出しましょう。とのことでした。声で言うところの声色と同じ意味の様です。)とのことでした。

     なので最近はアルテスは全然進んでませんが、音量や音の明瞭さなど、え!?と自分でも驚くほどここ2週間ほどで変わってきています。時々教本をお休みしてでも基本を見直す時間が持てると、新しい発見があるかもしれませんね。。。

  11. たく より:

    こんにちは

    毎日読ませていただいておりまして(笑)
    ヤマハ横浜店の話が出てきたのでもしかしたらと期待しておりました。( ̄ー ̄)ニヤリ

    ただ、周りの音が気になり試奏が中途半端になってしまったのは残念ですね(ρ_;)

    コメントの中でも音の大小は触れられているので
    スルーしますが
    どのくらいの人数が吹いていたのかわかりませんが
    たぶん・・・想像するとかなりの音量だったのではないかなと思います。
    特にフルートだけの場合は音程が厳しいので
    想像するだけで身の毛もよだちそうです(泣)

    そうそうイワオフルートを吹かれたのですね
    甘い音色を楽しめなかったのは残念ですが
    次に期待!という形で、試奏されたら感想お願いしますね

    ちなみに私自身アルタスは持っておりませんが
    パールは持っていまして、イワオフルートとパールフルートを交互に吹くと両方ともケンカしたような感じで思うような音を出してくれません
    複数の楽器を所有すると大変かもと感じる今日この頃です。

  12. すとん より:

    >sakuraさん

     なるほど、音量で勝負の金管楽器と、人数で勝負のクラリネットですか。では、フルートは………何で勝負しましょうか? ううむ、やっぱり“人気で勝負”? “かわいらしさで勝負”? それと“おしゃれ度で勝負”? 書いてて、あまりに自分に似合わない事を書きつらねてしまったので、歯が浮いてきました(悩)。

     ま、吹奏楽は、あちらの言葉では、ブラスバンド(=ブラス製の楽器で結成した楽団 -> 金管楽器による楽団)って言うくらいだから、金管が花形でも仕方ないでしょう。

     せめて、フルートも、クラリネットくらいたくさんいたら…やかましくて仕方がないか(笑)。

     アルタスとパールは、音色の傾向が似ていると言うか、ベクトルが同じ方向を向いていると思います。そういう意味では、同じ系統に属する楽器と言ってもいいんじゃないかと思います。ってか、ムラマツとかサンキョウとかの、二大メジャーとは違う路線で勝負しているメーカーってわけですね。

  13. すとん より:

    >ムラマツEXⅢさん

     若い人って、なかなかすごいですよね。楽器演奏では、彼らと比較したら悲しくなるだけですから、私達は自分にできる事をコツコツとやっていくことにしましょう。ライバルは、隣の学生さんではなく、昨日の自分にしておきましょう。

     今度の先生はなかなか良い先生のようですね。私も教則本が進むよりも、音量や音の明瞭さなどの音作りに重点を置いて指導してもらう方が、特に初歩の段階では大切だと思います。私も、あれやこれやと試行錯誤の日々を過ごしていますから。

     やはり基礎を学ぶには、それにふさわしい時というのがあると思います。教則本が進んでしまってから、基礎をやり直すとしたら、今まで積み上げたものを、一度全部崩すわけで、それを考えると、早く基礎を積み直しておく事が肝心だと思ってます。

  14. すとん より:

    >たくさん

     試奏の時の人数ですか? たぶん、舞台に上がっていた人は、40人前後かな? それくらいだったと思います。それくらいの人が、みんなして、ピーピーやっていたわけですから、確かにすごい事になっていたと思います。

     そうそう、あのイワオフルートの甘く切ない音色を楽しむことができなかったのですよ。すごく残念です。池袋に行った時も、イワオフルートには振られていますので、私とイワオフルートはそういう巡り合わせにいるのかもしれません。実に残念です。

     ま、今週末に横浜に行けば、吹けるのですが…今週は少し大人しくしているつもりです。誰か、代わりに行ってみてくださーい。

    >イワオフルートとパールフルートを交互に吹くと両方ともケンカしたような感じで思うような音を出してくれません

     ううね、それは嫉妬深いフルートたちですね。たぶん、本気でご主人様の取りっこをしているんでしょうね。そういう話を聞くと、フルートはそんなにたくさん所有してはいけないような気になります。実際、それぞれに癖があって、吹き分けるのって大変だろうなあと思います。

  15. たく より:

    こんばんは

    試奏の人数は40人ですか!!
    びっくりですねw(゚o゚)w

    それだったら音がわからなくなるのもわかるような気がします。

    銀製のフルートが多いと思いますので
    いろいろな方の遠鳴りや側鳴りが入り乱れていたようですね。

    ただ、その状況で判断を強いられた場合には
    (有り得ないけど・・・)
    吹いている楽器の振動を指先に感じるぐらいの吹き込みをするとフルートと自分の体が一体になり、音が聞こえたようになると思います。
    (吹奏楽でフルートを吹いていて旋律が重なりやすいトランペットやクラリネットとかと張り合うときはそうしています(笑))
    まあ高音域ではどの楽器にも負けませんけど。。。

    ところで楽器のことですが、パールとイワオ以外に複数の楽器も所有しており。いわゆるコレクタ(悲)のようになっています。
    ちなみにサックスも吹いていますが。。。

    それぞれのフルートやサックスは吹くときに愛情をこめてます。
    それこそどんな状態で”あろうと”です。

    なので、すとんさんもアゲハさん以外でサブの楽器を持ったとしても、演奏するときはその楽器に愛情を注げばよい音を奏でてくれると思います。
    もちろんアゲハさんのこともLoveでいないとだめですけどね(笑)
    少し生意気なことを書いちゃいましたね
    すみません。。

  16. inti-sol より:

    みんなでわーっと吹いているときは、自分の音は聞こえないものです。私もそうです。(フルートをそういうシチュエーションで吹いたことはないけど、ケーナなら散々ありますので)
    まあ、2オクターブの上の方とか3オクターブなら聞こえますけど、1オクターブなんて聞こえるはずがありません。

  17. すとん より:

    >たくさん

     コレクターの素質は私にもありますので、たくさんのフルートを所持していたい気持ちは分からないでもないです。私だってアゲハ以外のフルートがとても欲しいです。

     でも、私のコレクターとしての方向性は、フルートなら各モデルのフルートを揃えるではなく、バリエーションを求めるを集める方向に向かうと思います。だから、総銀フルートをズラっと揃えるのではなく、洋銀フルートが欲しかったり、木管フルートが欲しかった、バスフルートが欲しかったりするわけです。また、フルーティストの持ち替え楽器としてのサックスにも興味シンシンです。ちょっぴりサックスも欲しかったりします。特に、ソプラノサックスが欲しいです(笑)。

     こういう性格な者ですから、私は金持ちでなくて良かったと思います。これで金持ちだったら、今頃、私の実の周りには、演奏もされない楽器ばかりがゴロゴロしていることでしょうね。

     あ、もちろんアゲハはラブです。私はこれでも正妻を大切にするタイプの男なんですよ。

  18. すとん より:

    >inti-solさん

     音の洪水の中にいた私は、ちょっぴり自分を見失っていたのだと思います。特に自分の音が聞こえないのに、他人の音ばかりが聞こえると言う状況は、始めての経験でしたし。

     やはり試奏は、試奏室を借りて、じっくり、ゆっくり、静かな環境でやる方が、私の好みに合致すると思いました。

    >まあ、2オクターブの上の方とか3オクターブなら聞こえますけど、1オクターブなんて聞こえるはずがありません。

     そりゃ、そうですね。納得です。

  19. はむはむ より:

    皆さんのコメントが出揃うのを心待ちにして、
    最初の方のコメントつけはじっと我慢をしていました(笑)

    すとんさんのお部屋は、すとんさんの記事の面白さもさることながら
    ここに集う皆さんのコメントもとても為になるものが多いです。

    メーカーによる音色の違い、
    特にサンキョウ・ミヤザワが「戦うフルート」というの、納得、納得。
    今回は何故か不参加だったそうですが、私個人的には
    ムラマツもその中に入ると思います。
    平たく言えば、音量が大きいので「ブラバン向け」ですね。

    でもムラマツは、他の2メーカーとは違って
    もっと繊細な音色も吹き手によっては自由自在…
    というイメージがあります。
    クラシックのオケでも全く問題無し、と思える何かがあるような気が。

    とはいえ、私のこの3メーカーの試奏経験なんて
    自分の生涯の愛器を選ぶときにちょこっと形ばかり試奏しただけ、
    しかも自分のレベルときたらバリバリの初心者で(笑)
    フルートについて語れる器ではありませんので、
    単に初心者のいい加減な感想になってしまいますけれど。

    アルタスとパールが同系列の音色、これも賛同です。
    迷いましたもんね、どちらを選ぶか。
    で、悩んだ末に私はパールを取ったわけですが、
    もっと裕福でしたらアルタスのすとんさんのアゲハ嬢モデルか…
    どんな演奏シーンにもオールマイティっぽいムラマツ、
    どちらかにしたと思います。

    今月末のこちらでの楽器店主催の試奏会には、
    私が吹いた事のないメーカーも出るそうですので
    フェアの1週間、毎日通い詰めちゃおうかな(笑)
    試奏室で自分の愛器と比べながらゆっくり試奏、
    それが一番いいですね[E:heart01]

  20. すとん より:

    >はむはむさん

    >すとんさんのお部屋は、すとんさんの記事の面白さもさることながら、ここに集う皆さんのコメントもとても為になるものが多いです。

     私の記事の事は横に置いといて(笑)、みなさんのコメントには、有益なものやためになるもの、おもしろおかしいもの、そういうたくさん気良いコメントがあります。私自身、そういった皆さん方のコメントに支えられ、励まされているの事実ですし、愛読者の方々には、もしかすると、私よりもレギュラーの方々のコメントの方を楽しみにしている方もいらっしゃるかな? って気がします。

     どちらにせよ、ここのブログは、私一人で成り立っているわけではない事は、重々明白な事実です。ここにコメントくださる全ての方々に感謝しつつ、これからもよろしくね(はぁと)とお願いします。

     それはともかく。

    >フェアの1週間、毎日通い詰めちゃおうかな(笑)

     うらやましいー! 例えば、一回1時間ずつ遊びに行ったとしても、5日通えば、5時間遊ぶことになるものね。うわあ、うらやましい。毎日、一つの会社に焦点をあてて、じっくり楽しめますね。垂涎ものの企画ですね。

    >試奏室で自分の愛器と比べながらゆっくり試奏、それが一番いいですね

     私もやった事ありますが、これはとても良い試奏ですね。なにしろ、迷ったら、いつもの自分のフルートを吹くと「ああ、そうなのか」って分かりますもの。ぜひ、お薦めです。

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