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私はなぜフルートを吹いているのでしょうか?

 なぜ、自分はフルートを吹いているのでしょうか? その理由を皆さんは、考えたことはありますか? 私は時々考えます。そして、悩みます。なんで吹いているんだろ?

 私は声楽もやってますので、フルートで悩んでいる以上、当然、なんで歌っているのだろ?って悩むと思うでしょう。ところが、こっちは悩まない。なぜなら理由は明白だから。

 私はなぜ歌っているのか? それは「気がつくと歌っているから」「歌っているという自覚無しに歌っているから」「歌のない人生は考えられないから」「呼吸をするついでに、モノを考えるついでに、道を歩くついでに、いつのまにか歌っているから」

 そう、言葉にする理由も無しに、私って、常に歌っている人なんです。だから「なぜ歌うのか?」とは絶対に悩まない。だって、気がついたら歌っているんだもん。それだけです。つまり、息をするのに理由はいらないのと同じレベルで、歌う事には疑問はありません。

 だから、合唱をやったり、声楽を習ったりする理由は、その延長線上にあります。どうせ歌っているんだから、ならば、きちんと歌いたい。上手に歌いたい。そう思っただけです。

 いやあ、私は本当に歌が好きで、声に出す出さないは別にして、常に何かしら歌っている私ですが、歌唱という行動そのものは、実はそんなに上手じゃない。いやむしろ、下手。音痴。ジャイアン? だったら、きちんと歌を習って、上手に歌える方が自分もうれしい、他人もうれしい。だから声楽を習おうと思った。ね、簡単な理由でしょ。理にもかなっているでしょ。

 でも、フルートは違うのよ。だって、フルートは「さあ、フルートを吹くぞ」って気持ちになって、楽器を組み立てて、よっこらせっと気合入れないと吹けない。道を歩きながら、気がついたらフルートを吹いていたなんて事はない(あったら、怖い)。

 だいたい、私がフルートを始めたきっかけは、フルートを衝動買いしたから。衝動買いをしてしまったので、やむなく(笑)吹き始め、吹き始めたら上達したくなって、先生探して習い始めて、そしたら先生がいい先生で、実にたくさんの事を教えてくださり経験させてくださった。だから、段々おもしろくなってきて、フルートに熱心に取り組むようになり、今ここにいるわけなんだけれど、そもそも、なんでフルートを吹き始めたのかに戻ってみると、衝動買い。実に無責任なスタート地点です。

 皆さん方のフルートレッスンブログを拝見していると、その多くの方は、学生時代にフルートを(部活で)やっていて、長らく中断していたけれど、大人になって再開しましたとか、学生時代からフルートをやりたかったけれど、別の楽器をやる事になって頑張ったけれど、大人になったので念願のフルートを始めてみましたとか。そういう方が大半。つまり、フルートが大好きで、フルートをやりたくて始めた人ばかりです。

 そりゃあ、そうだよね。私以外に「フルートを、衝動買いしちゃったので、やむなく始めました」という方に出会った事ありません。それも人生後半戦のオジサンになってから! ああ、実にいい加減なきっかけで始めちまったぜ!

 それにね、私は衝動買いするまで、フルートの“フ”の字も脳裏に浮かんだ事はない人でした。フルート音楽だって、フルート始めてから聞き始めたモンだし、ジャズだって…ね。

 だいたいがそんな出発点だから、実にフルート、上達しないねえ…。だいたい譜面を読むのも苦手(歌の人[特に趣味の人]は総じて楽譜が苦手です)だし、指も動かないし、音感もセンスもない上に、オジサンだもんなあ。結構、悪い条件が重なっているよね。そりゃあ、上達しないしない。

 一応これでも、私は毎日コツコツとフルートの練習してますよ。たぶん、吹奏楽部の中学生並にやっていると思う、時間だけは。中学生並の時間の練習をしてても、上達速度は全然比較にならないのは、当たり前すぎて愚痴にもならない。たぶん、大人の初心者としては、断トツに多い練習量だと思うよ。でも、こんな程度。たぶん、才能が無いんだと思う。そんな事は自分で分かっているから、練習をしているわけで、足りない才能を何とか練習量でカバーしようとしているんだけれど…サ。

 他人と比べても詮のないことだし、日々、老化現象という名の自分喪失の坂を転がり落ちている現状では、昨日の自分よりも今日の自分の方が上達していれば、もうそれでバンバンザイだとは、理性では分かっているけれどね。

 ははは、困ったな。

 …きっと、私の場合は、音楽の神様が、私の意志や趣味趣向を軽く無視して、フルートを衝動買いさせたのだろうな。で、フルートを始めさせた。きっと、そうだ。そうに違いない。でなければ、こんなオジサンがフルートなんていうフェミニンな楽器をいきなり始めるわけないもんな。

 だから、才能が無いのは仕方ない。上達だってなかなかしないのも仕方がない。ま、たまにあんまり上達しないんで、切なくなる時もあるけれどサ…。一体、何の因果なのか?

 おーい、音楽の神様! 私をフルートの道に呼んだのだから、きちんと、責任とってくれよなあ~。あんまり切ない気持ちにさせないでくれよー! 頼むよー!

 さて、皆さんはなんでフルートを吹いているんですか? やっぱりブラバン関係ですか? 人生後半生になって、始めてフルートに触れたという人はいるんですか? フルートを衝動買いしたので、やむなく始めました!という人は、いますか?

 たまには、原点に立ち返って、自分を見つめなおすというのも、オツなものです。

コメント

  1. あきママ より:

    私も、40歳直前にフルートを買って、個人のフルート教室に通いはじめました(*゚▽゚)ノ
    友達がサックスを習ってて、かっこいいな~って思って、でも音が大きいので、フルートに♪
    今はママバンドにも入れてもらって吹いてますが、下手なので大変です(涙)
    楽譜にドレミを書いてるし(譜読みができないのです)
    でも、フルートって難しい分、楽しいです♪頑張っていきたいと思います(゚ー゚)

  2. はむはむ より:

    すとんさん、面白い話題をどうも~~~ [E:happy02]
    私も知りたいです、こちらに集う皆さんの
    「フルートを始めたきっかけ」。

    ちなみに私は…

    小学生の時に、担任になった音楽好きの先生の影響で
    まずはリコーダーの魅力に目覚め…
    高学年になって吹奏楽部に入ったものの、
    じゃんけんで負けて チーン!(笑)

    その後、中学で仲良くなった友人が
    個人でフルートのお教室に通っているのを知り、
    親に泣きついたものの…
    小学生の時にピアノを泣いて辞めた経歴のせいで、
    全く相手にされず。

    長らく諦めとともに封印していましたが、
    30代半ばになって親戚の叔父が始めたと聞き、
    急に「始めるなら今しかない!!」と目覚めて
    さっさと貯金をはたいてヤマハの入門用洋銀を買いました。
    そして残りの貯金を崩しつつ、レッスンに通ったのが事始めです。

    そして何より、フルートの音色が好きなんですね♪
    小学校の先生の影響で、笛類ならわりとなんでも好きですが
    中でもフルートが一番好き。

    というわけで、誰に聞かせるでもないのですが…
    1人まったりと今日もフルート、張り切って練習しまっせ~ [E:wink]

  3. たく より:

    お久しぶりです。

    私がフルートを始めたきっかけは、中学校の吹奏楽部です。(・・・ご想像のブラバン関係)
    本当はサックスを希望していたのですが
    楽器選択の際になぜかピッコロの頭部管がよく鳴っていたので結果的にフルートになりました。

    部活でフルートというのは結構大変で
    女の子の中に一人だけ男子というトンでもなく羨ましい(外から見れば(><))状況になったのですが、内情は先輩が半端なく厳しい方で、異性だから気兼ねなく指摘する言葉(いじめに近いね)にめげず、途中に休息期間はありましたが、20数年続けてきました。
    ちなみにその先輩はプロになりました。

    なぜ、フルートを吹いているかと問われれば、運命(大げさ)なのかなと
    嫌なこと、楽しいこといろいろあったけど
    結局フルートを吹いているんだと・・・
    一時やめていた時期でさえも
    たまに楽器を出して適当な曲集を開き演奏していたので・・・

    練習に疲れ、途中投げ出したくなったときは、終わる前に愛しいアゲハさんと一緒に自分が一番気に入っている曲を演奏すると気持ちが高まったままで練習を終了できますよ。

  4. すとん より:

    >あきママさん、いらっしゃいませ。

     お、大人になってからフルート始めた人、発見。うれしいな。

    >友達がサックスを習ってて、かっこいいな~って思って、でも音が大きいので、フルートに♪

     その気持ち、よく分かります。音量の大きな楽器で、最初は引きますよね。「あ、これ、家で練習できない!」って思っちゃいますものね。でも、バンドとかに入ると、今度は音量の大きな楽器の方が、目立つので、ちょっぴりうらやましくなったりして…。ま、そんなもんです。

     私も譜面にドレミ書いてますよ、誉められた行為ではないと思いますが(汗)。だって、難しいんだもん。それどころかリズムがたてこんだ曲なんかは、拍頭を示す線まで書き込むことがあります(汗)。だって、難しいんだもん。

     お互い、頑張ってゆきましょう。

  5. すとん より:

    >はむはむさん

     はむはむさんは『吹奏楽部に入ってフルートやりたかったけれど、じゃんけんで負けて、他の楽器にまわり、大人になってからリベンジでフルートを始めた』というパターンの人ですね。フルートに対する憧れがいい具合に熟成されて行動に現れたという方ですね。

     そう言えば、私も『笛ラブ(はぁと)』な人です。子どもの頃は、四六時中、リコーダー吹いていて親によく叱られたっけ。まあ、リコーダーに関しては、色々と屈折した思いもあるので、大人になってからは、手にしようという気持ちにもならず「好きだけれど、演奏したくない」という感じです。そのモヤモヤした気持ちが、もしかするとフルートに向かったのかな?って、今思いました。

     リコーダーに関するモヤモヤした気持ちは、そのうち記事にします(今、決めました)。

  6. すとん より:

    >たくさん

     20年以上フルートを吹いていれば、それは運命としか言えないでしょうね。もはや、フルートはたくさんの人生の一部でしょうね。それはとてもうらやましいことです。

     部活で女の子の中に男子一人だけの辛さは分かります。これが大人になってからなら、ウハウハですが、思春期の頃の女子って、無駄に同年代の男子に対してキツく当たりますからね。あれって、性に対する過剰反応だって、オッサンになった今なら分かりますが、あの頃はそんな事も分からず、女の子たちがオニババアに見えたものです(遠い目…)。

    >練習に疲れ、途中投げ出したくなったときは、終わる前に愛しいアゲハさんと一緒に自分が一番気に入っている曲を演奏すると気持ちが高まったままで練習を終了できますよ。

     ありがとうございます。問題は、まともにフルートで演奏できる曲がまだない、って事でしょうか。レパートリーの絶対的不足って奴ですね。発表会に向けて練習している、フォーレのシシリエンヌが、そういう曲になれるといいなあと思ってます。

  7. たかさん より:

    自分のブログでも書いている事なんですが…

    私は小学校の時にリコーダーも吹けなくて音楽がキライになり、中学校では柔道部から吹奏楽部へ友達につられて入った人間です。

    吹奏楽部でも、リコーダーに似ている木管楽器は、自分には無理と決めつけていました。
    高校を卒業した後で何か楽器をやりたいと思っていた時に、街で見かけたムラマツのフルートを衝動買いしてしまいました。

    どうしてもフルートやりたいと思った訳ではないんですよねー。

    それがずっと続いているんだから不思議なものです。

  8. YOSHIE より:

    ヨコヨコです…たかさんでもリコーダー苦手だったんですか?…リコーダーって言うか、笛・管楽器って絶対むつかしいですよ。以前すとんさんのブログに書いたアルル音楽院のHPにも、『鍵盤や弦と違って目で音を確認しづらいので音程をとるのがむつかしい』(うろ覚えです…汗)とあったような気が。私は笛系のティン・ホィッスル(最近ナゾだった楽器名がわかって嬉しい)ってすごく好きなんですけど、やはり、始めるか?と言うと、躊躇しますもん。だから、衝動買いでも始めたすとんさんは、すごいんですよ。多分、フルート『あげる』と言われても、もらわないですよ(換金できるなら別←冗談よ)聴き專です。

  9. めいぷる より:

    わたしも、「たく」さんに近いパターンかな。

    オーボエがやりたかったけれど、高額過ぎて買えず。…当時は入門機でも現在のムラマツDS位のお値段でした…
    じゃぁフルート、、、と出会いが高2…そんな動機だからあっさり辞めちゃったんですよね(笑)

    再開した時はオーボエの難しさを知ってしまい、その時に一番自分が表せるのがたまたまフルートだったからです。
    …だから高音嫌いなの、ピッコロ嫌いなの(爆)

  10. ひょっとこ より:

    幼稚園の時、ピアノをやってみたいと親に頼んだが、
    ピアノは女の子がやるものと、速攻で拒否された。
    不条理と不自由を感じた。

    中学校の頃に洋楽を聴き始めたわけだが、何故か
    父が持っていたBizet Menuet(L’Arlésienne suite)は、
    素直にきれいだなと感じていた。

    同級生の女の子が、学校にフルート持ってきていた。
    どこかの鼓笛隊に入ったらしい。ピカピカでメカニカルで
    横向きで普通に持てない楽器にドキドキした。
    しかも、プラスティックなリコーダーと違って、
    こいつはスカスカで、なかなか音がでないらしい。

    学生になって、親元を離れた。自由を感じた。
    ボーカルを経験した。声が楽器というストレートな
    面白さを感じていたが、Saxを吹いてみたくなった。
    楽器を買いにいったが、Saxは大きくて高かった。
    そう言えば、ジャズプレーヤーは持ち替えでフルート吹くし、
    フィンガリングが似ているようだし、
    そんな理由で、並べて置いてあったフルート2万円を
    「とりあえず」買ってしまった。
    その後、Hubert Laws、中川昌三を知ることになる。
    これは衝撃であった…。

    人生、紆余曲折を経て、現在に至る。

    なので、フルートプレーヤー(遊び人)で、
    間違ってもフルーティストではないわけで…。

  11. すとん より:

    >たかさん

     小学生だったたかさんはリコーダーが苦手だったんですか? 実はウチの息子君も苦手なんですよ。音が鳴らないのね。歌は歌えるし、ピアノも(上手じゃないけれど)弾けるのに、リコーダーは全然吹けない。もう、生まれた時から笛の吹ける(ちょっと言い過ぎ)私からすると「なぜ?なぜ?なぜ?」状態です。笛の吹けない人もいるんだなあ…と、息子君を見ていると、軽いカルチャーショックを受けちゃいます。

     でも、リコーダーが吹けないと、音楽の時間、肩身狭いですよね。ちょっと息子君の事が、心配な私です。

     しかし、リコーダーが苦手なたかさんがフルートを衝動買いした理由は分かりません(笑)。息子君は、リコーダー吹けませんが、フルートも吹けませんから(爆)。

     ああ、そうか! たかさんも「フルート衝動買い」組だったんですね。

  12. ムラマツEXⅢ より:

    自分は小学生の頃、3年ほどトランペットをやってました。

    でもなぜフルートか、と聞かれると、弦楽器より歌えるように奏でられる気がして、やはり音色ひ惹かれたからでしょうか。

    トランペットの頃は、先生に怒られるのが恐くて頑張り、フルートを始めた頃は先生に褒められたくて頑張って、みたいな感じでしたが、今ではカラオケを歌うよりもフルートを吹いていた方が楽しいです。

    少しずつではありますが、上達というおまけがあるのでまたやりがいもあります。

    すとんさんがフルートを習われている環境はソフトの面(先生)でとても恵まれていらっしゃるようでうらやましいくらいです。自分は最初の頃は時間ばかりかけて練習していましたが、今の先生になってから、時間よりも集中力を3倍くらい(大げさじゃないですよ(笑))にしないと効果がな出ない練習になり、大人になって硬くなった指や頭をほぐして伸ばして揉んで動かしてヒーヒー言いながらレッスンして頂いています。

    音楽って、勉強と実技とセンスと時間と財力と根気の総力戦みたいな感じがしています。気長に構えないとオーバーヒートしそうな今日この頃です。。。

    ・・・新しい楽器の仕様が決まりました。総銀ですが、いろいろつけてプリウスかインサイトが買えそうな金額になってしまいそうです。納品までしばらく時間がありますので、それまでに今の楽器を鳴らし切ることが当面の目標です。

    あまりにも私生活が大変で、心身ともにリセットのためにフルートの自宅練習をお休みすることもたまにあります。煮詰まっちゃったときも、一度少し離れてみると、丁度いい距離感が見つかるかもしれませんね。

  13. すとん より:

    >YOSHIEさん

     ヨコレスにレスつけちゃいます(笑)。私は別に笛って難しくないと思います。大雑把には、弦と同じ程度の楽器だと思ってます。

    >『鍵盤や弦と違って目で音を確認しづらいので音程をとるのがむつかしい』(

     これって嘘だと思う。いや、確かに鍵盤楽器は、鍵盤を目で視認しながら演奏することは可能だけれど、弦楽器って、指の位置をいちいち視認しながら演奏しますか?

     私はギターを弾くけれど、ギターは弦を押さえる指を必ずしも視認するわけではありません。もちろん、ポジションが移動する時や、慣れない高音域の音を演奏する時は、ちょっと見るかもしれないけれど、普段は見ない。と言うか、見ていたら、演奏姿勢が崩れるでしょ。YOSHIEさんの演奏するチェロだって、指を見ながらの演奏って…たぶんないんじゃないの?

     あとね、普通はしないだろうけれど、位置的には、リコーダーって演奏しながら、自分の指の確認ができるよ(笑)。

     たぶん、管樂器が難しいと感じる人は、息を吐き続ける事に難しさを感じるんじゃないかな? 歌もそうだけれど、呼吸筋を鍛えないと管樂器は出来ないからね。だから、歌える息子君が笛吹けないのは、納得いかないのよ、私。

  14. sakura より:

    >学生時代からフルートをやりたかったけれど、別の楽器をやる事になって頑張ったけれど、大人になったので念願のフルートを始めてみました

    私まさにこのパターンです。
    希望が通らずクラリネットになってしまいました。
    その年はフルート1人だけ、だったんです。
    大人になってピアノを再開して3年ほど熱中してたんですけど、たまたま今の先生のコンサートに行って、「そうだ!フルートがやりたかったんだ!」と思い出したのがきっかけです^^
    ピアノは子供の頃どれだけやっていたかによって大人再会組は大きく差が出ますよね。
    練習会とか参加させてもらうことがあってその度に実感しました。
    音楽は誰かと競うわけじゃないんですけど・・・ね^^;
    なので大人になってフルートを一から始められることが今とても楽しいです。

  15. すとん より:

    >めいぷるさん

     オーボエは私もやりたかった楽器なので、その値段の高さは分かってます。スクールモデルですらパねえ値段ですからねえ…。最近は中国製のプラ管のオーボエがあるそうですが、これもまた不安ですよね。オーボエはとっても良い音色の楽器なんですが、とってもお財布に負担のかかる楽器でもあります。簡単には始められませんよね。

     オーボエは難しいとよく聞きます。私はその難しさは分かりませんが、ただ、いつもオーボエ奏者というと、のだめのクロキンじゃないけど、いつもリードを削っていて大変だなあというイメージがあり、やっぱり素人が手出しできる楽器じゃないと思ってます。

    >…だから高音嫌いなの、ピッコロ嫌いなの(爆)

     でも、私の中のめいぷるさんのイメージは“ピッコロ吹き”ですが…。フルートを吹いている姿を実際に見ていても、やっぱりイメージはピッコロなんだな(笑)。だって、ブログの記事でも、ピッコロの話になると、生き生きしているし。

  16. すとん より:

    >ひょっとこさん

     私はひょっとこさんの発言の中にしばしば知らない単語を発見します。今回も“中川昌三”という方を知らなかったので、ググりました。これはまた、すごいプレイヤーさんじゃないですか! これはさっそく、CDを購入したり、YouTubeを漁ったりしないといけませんな。…ありがとうございます。

    >なので、フルートプレーヤー(遊び人)で、間違ってもフルーティストではないわけで…。

     「威張る人はニセモノ、謙遜する人がホンモノ」ですね。フルートプレイヤーかフルーティストかなんて、どうでもいいことです。でも、ひょっとこさんが本当に音楽と真面目にかかわってきた方だと言うことは、ここに書かれたいくつかのコメントで分かりますよ。また、色々と教えてください。

  17. すとん より:

    >ムラマツEXⅢさん

    >音楽って、勉強と実技とセンスと時間と財力と根気の総力戦みたいな感じがしています。

     同意します。さらに「体力と若さ」がそれに加わると思ってます(汗)。

     新しい楽器、おめでとうございます。納品うんぬんとかかれていらっしゃるので、すでにご注文済みというわけですね。でも、プリウスとかインサイトが買えそうな値段って…相当な金額ですね。ゴールドフルートだって購入できたでしょうが、そこで総銀ということは、本当に色々とてんこ盛りな総銀フルートなんでしょうね。いずれ、その新しいフルートの話も聴かせてください。

    >あまりにも私生活が大変で、心身ともにリセットのためにフルートの自宅練習をお休みすることもたまにあります。

     私も忙しすぎる時は、遠慮なく休みます。趣味だもん、優先順位は大切にしないと。それに、たまに練習を休むと、再開した時「この前の分を、取り返さないと…」という気になって、より熱心に練習したりしません? 私はいつも、そんな感じです。

  18. すとん より:

    >sakuraさん

     私、ピアノには憧れがあって、実は今でも弾けるようになりたいのですが、かなり難しそうなので、ビビって近寄らないのですが、たぶん、それって正解みたいですね。

    >ピアノは子供の頃どれだけやっていたかによって大人再会組は大きく差が出ますよね。
     子どもの頃は、ピアノの白鍵と黒鍵の違いも分からなかった人ですから、大人再開組どころか、大人開始組って、ありえなそう…ですね。

    >音楽は誰かと競うわけじゃないんですけど・・・ね^^;

     そうなんですが、でも音楽で戦っている人って、うんざりするほど、たくさんいますけれど…。

     音楽の楽しみ方の一つに“自楽”と言うのがあるそうです。中国の言葉のようですが、これは音楽をたった一人で奏で、演奏する自分一人で楽しむ、楽しみ方なんだそうです。日本でも、平安貴族が屋敷の軒で月に向かって笛を吹く、なんてのは、それに近い楽しみ方なんだろうと思います。案外、私のフルートの楽しみ方は、これに近いのかもしれないと思ってます。

  19. ひょっとこ より:

    中川さんですが、ルパンのフルートの人でもありますよ。

    YouTubeではストレートに見つからないと思います。
    下はクレジット無しですが、中川さんもメンバーです。
    クラシックの時とは全然イメージが違いますが。
    ピアノは大野雄二さんですね。すごい顔ぶれなんですが。
    (下のリンクもそのうち無くなるかもしれません。)

    Yuji Ohno & Lupintic Sixteen – Lupin the Third ’78
    http://www.youtube.com/watch?v=yRoLgd7QQxk

    Siciliano/Fauré も アルバム Prelude for autumn
    (1986年録音)で演奏されてますよ。
    廃盤ですが、オークションにCDやらLPやらが
    出てきます。

    Fonteってバンドでも、都内で演奏されてます。去年、
    吉祥寺StringsのFonteのライブでお会いしましたが、
    とても気さくな方です。

  20. みーむ より:

    恋に落ちた瞬間は分からないけれど、気づいたら恋してた…、と。

    私も中学のブラバンが始まりです。小学6年生の時に中学校の見学に行った時、ブラバンの演奏会を聴いてそれがいろんな楽器を知るきっかけに。でもフルートは候補ではなかったんですけどね。何となく(汗)フルートパートになっていて、今に至る。

    でも、続けられたきっかけは、市民バンドのおかげです。高校の時、吹奏楽部がありませんでした。色んな偶然が重なって、私は立ち上げメンバーのひとりになりました。他校の同級生、社会人、中学生という年齢を超えて、音楽ってもので共通意識を持って社会を知り、そのバンドは来年25周年です。

    私は紆余曲折してまたこのバンドに戻りましたが、合奏の醍醐味を味わい続けたい、という思いで続けてます。むしろ、独奏やアンサンブルの面白みは近年、知ったようなものです。

  21. すとん より:

    >ひょっとこさん

     YouTube見ました。私、ルパン大好きです。オリジナルバージョンも好きですし、後に大野さん自身でアレンジしたジャズバージョン(流行りましたねえ…)も好きです。え、あのルパンのフルートの人なんですか? って感じです。演奏者は知りませんが、このフルートの音はよく知ってます。特に「愛のテーマ」ではフルートは大活躍ですからね…。

     しかし、YouTubeのライブの方は、フルートがすっごくかっこいいじゃないですか! 実にフルートが男らしい楽器に感じられますよ。いいなあ、これ。こういうフルートはいいなあ。中川さんって、こんなにかっこいいフルートを普段から吹く人なんですか? うわぉ、時間もお金もちょいとないけれど、俄然、興味が湧いてきました。

     まだ、イアン・アンダーソンですら、その全貌がつかみきれていないというのに…(汗)。 

  22. すとん より:

    >みーむさん

     市民バンドの立ち上げメンバーですか、そりゃあ色々な意味で強いなあ…。

     最初は中学のブラバンですか。私も小学校の時から中学にかけて、よく市民バンドの演奏に行って、ブラバンの演奏を聞きましたよ。本当は、中学校の時に、ブラバンに入部したかったけれど、ウチはビンボーだったので、入部できませんでした。今もそうらしいのですが、私の中学校は「ブラバンに入りたければ、自分の楽器を持ってきな」というタイプの部活だったので、ビンボーな家の子どもだった私は、当然、指を加えてみていただけです。時々、ブラバンの顧問の先生に呼ばれて、トラでパーカッションをやらせてもらった程度です。

     ああ、ビンボーが憎いなあ(涙)。

     当然、市民バンドも募集とかあったのだろうけれど、そんな理由で私の眼中には何の情報も飛び込んできませんでした。

     もしかすると、私が歌好きなのは、ビンボーだったせいかな? なにしろ、歌はお金がかからないからねえ…。

  23. inti-sol より:

    わたしもすとんさんと似たようなものです。あるとき急にフルートがやってみたくなってしまったのです。確か、急に思い立ったのが平日だったので、さすがにその日のうちに買ってくることはできませんでしたけど、すぐ次の日曜日に、お茶の水の下倉楽器へ買いに走りました。2年前の2月末、39歳になったばかりの時。

    それまでフルートの経験はゼロです。それなのに何で突然思い立ってしまったのが、自分でもよく分からないのですが、ケーナを吹いていると、自然に他の笛類一般にも興味が湧くし、クラシック系の楽器もやってみたい、という漠然とした思いもありました。(クラシック系の楽器の中で自分にとってもっとも敷居が低いのは、どう考えてもフルートですからね)
    しかし、こんなにフルートにはまるとは、購入する前は予想していませんでした。

  24. すとん より:

    >inti-solさん

     なるほど、フルートの神様に呼ばれたんですね。「ケーナとやらに夢中のようだけれど、それだけ笛が好きなから、こっちに来て、遊んでみないか?」って感じでしょうね。

     でも、inti-solさん、エラいなあ。お茶の水の下倉に行って、衝動買いで買ってきたフルートがムラマツEXなんですよね。私ならきっと、マルカートを買ってきちゃうよ。だって、お財布にやさしいものね。ムラマツは二本目だな(笑)。

  25. inti-sol より:

    いえいえ、下倉で買った最初のフルートは、中古のYFL-31です。5万6千円だったか、8千円だったか、そのくらいの値段でした。傷だらけのボロボロの楽器です。(後継機のYFL-311が1978年に発売されているということは、少なくとも30年以上前の楽器ということです)
    それを1年使って、どうやらフルートは挫折しないで続きそうだという確信ができて、それで山野楽器でムラマツEXを買いました。
    今でも、時々YFL31を吹くことがあります。何しろ、事実上「メンテナンス・フリー」扱いですから、時間のないときにちょこっと吹くには後かたづけが楽なので^^

  26. すとん より:

    >inti-solさん

     最初は中古ですか。よくある話ですね。ちょっと安心しました。最初の衝動買いがムラマツEXとは、なんというモノのよく分かった人(&お財布にかなりの余裕のある人)なんだ…と思ったのですが、inti-solさんも普通の人って事で、ちょっぴり安心しました(って、なぜ?:笑)

    >何しろ、事実上「メンテナンス・フリー」扱いですから、時間のないときにちょこっと吹くには後かたづけが楽なので^^

     そういう扱いのできる楽器も必要ですね。私はチャイナ娘が、今では、そんな扱いの楽器です。本当に時間がない、だけど、ちょっとの時間でも吹いておきたい…そういう時にメインの楽器を出すわけにはいきませんからね。出し放しOKはありがたいです。

  27. 小夜子 より:

    この記事…大反響ですね(^^)
    私は以前ブログで書いた事があるように、憧れて買ったものの持ってるだけで23ねん。持っていたのを思い出して習おうと思ったキッカケがTVドラマの「のだめ」です。
    誰か「のだめ」組の人はいないかな?と思ったけど、皆さん大人で…そんなミーハーな人はいないのね(笑)

    平日に1日わずか10分なんて、普通ならウォーミングアップになるかならないかくらいの時間しか練習できないのに、どうして続けているんだろう?と不思議に思った時があります。
    多分、私…フルートを吹くこと自体が楽しいんだと思う。上手くなるための練習っていうより、音を出すことを楽しんでいる感じです。だからこんなペースでも続いているのかな?今日のお昼休みも元気に帰宅して練習しまぁす♪

  28. すとん より:

    >小夜子さん

     のだめ…私も大好きですよ。テレビ化(ドラマ&アニメ)される前から私のアンテナに引っかかってました。今度の映画も当然期待してます。

     しかし、のだめでフルート…ですか? のだめって、ピアノとオケという、日本のクラオタのど真ん中をついたところを取り上げた作品で、フルートについては、ほとんど描写がなかったでしょ。管樂器では、クロキンがいるので、かろうじてオーボエには光があたってますけれど。

     ちなみに、のだめでは声楽の扱いが、ちょいとヒドイので、ほんの少しですがプンスカしちゃう私です。

    >多分、私…フルートを吹くこと自体が楽しいんだと思う。

     ある意味、とっても健全だし、一番やすらぐ楽器とのつきあい方だと思います。変な競争とかストレスにさらされずに済むし(笑)。私も基本的にはそんな感じかな。

     小夜子さんには申し訳ないけれど、ついでに書いちゃいます。私、もしかすると、明日、ジャズバーで演奏しちゃうかもしれません。急なオファー(って、どんなオファーだい!)があったもので…。あ、まだ本決まりじゃないんだけどね。

  29. 小夜子 より:

    TVで「のだめ」を見て、自分も何か楽器をやりたくなったんですよ。ハッキリ言って何でも良かった。で、何でも良いなら冬眠中のフルートがあるじゃないか!昔フルート吹いてみたいと思って買ったんだし、ならば再挑戦してみようと思った次第です(^^;

    ジャズバー。。。大好きです。飲みたい☆(って、そっちかいっ!)
    本決まりになったら、良いですね。楽しんで下さいね♪

  30. すとん より:

    >小夜子さん

     あ、なるほど、のだめを見て、音楽をしたくなったわけですね。納得。それで冬眠中のフルートとなったと、納得納得。

     思うに、小夜子さんと同じ発想をした人が少なからずいたんじゃないかと、私、思ってます。と言うのも、楽器屋に行くと、なぜかのだめの表紙のフルートの楽譜が売っているじゃないですか? 「なぜ、のだめ? なぜ、フルート?」と思っていたのですが、のだめで音楽に目覚めて、フルートに行っちゃった人たら、即ゲットですよね。

     ジャズバー…客の頭の中が酔っぱらってグデングデンなのをいい事に、どさくさまぎれに、素人が参入しちゃおうってハラのようです。いいのか、それで!と思ってますが、もし客に怒られたら、平謝りしちゃおうと腹を括りました。

  31. ひょっとこ より:

    バーによりますけど、
    あまり良い楽器は持っていかないほうが
    よろしいかと…。(ボーカルは別。)
    意図せず壊れたりしますし。
    フルートだと小さいですから…。

    鳴るけれども、それ用の楽器を
    見つけておいたほうがいいかも。

    それはそれで、楽しんできて下さい。
    そのまま、ストリートで
    パフォーマンスってのもありかも。

  32. すとん より:

    >ひょっとこさん

     アドヴァイスありがとうございます。なんかゴタゴタしてますけれど、今、ジャズバーの話は無しの方向に動いてます。はは、やるとかやらないとか面倒な奴です。

     今回はともかく、確かに楽器はそれ用のモノがあった方がいいと思ってます。実は今年の夏も海で…て話があったのですが、さすがにアゲハを海に持っていくわけにはいかず、それは辞めました。海でも山でもバーでもどこにでも、持っていけるお手軽な楽器が欲しいと思ってます。

     それにはまず、宝くじだな。オータムジャンボが当たったら、ゴールドフルートと洋銀フルートを各一本ずつ買いましょう。

  33. ひょっとこ より:

    人生において、何かを追求していく、
    面白いスピーチがあったことを思い出しましたので、
    リンクをつけておきます。

    オリジナル
    http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
    日本語訳
    http://sites.google.com/site/himazu/steve-jobs-speech

  34. すとん より:

    >ひょっとこさん

     私もスタンフォード大学を卒業する気持ちになって読みました。

     大きな仕事をなしとげた人は、人生から実に多くのモノを学んでいるのだなあと思いました。私にできる事は、こんなつまらんブログを書き散らす事ぐらいだけれど、そこで卑下はしません。だって、なし遂げた事があまりに違うもの。私には、これくらいのブログは分相応なんだなあと思ってます。

    >だから見つかるまで探し続けなさい。妥協は禁物だ。

     成功者の成功者たる言葉だと思います。多くの人には、このひと事ができないから、成功者になれないのだと思います。書く事は簡単だけれど、実行できる人は少ないですね。そして、それをなし遂げたから、人前で語れるのでしょう。やっぱりすごいなあ…、ジョブス。

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