スポンサーリンク

アンサンブルの練習とミニオフ会をしました

 フルートとヴァイオリンのアンサンブルの練習に行ってきました。なんか、色々なことをやったので、もう細かい事など覚えていません。とにかく、楽しかったし、充実してました、へとへとに疲れたかも…。なんか、半年分くらいのセッションレッスンを一度に受けたような気分です。大変だったけれど、とても勉強になりました。アドレナリン出しすぎたかも(笑)。

 今回はちょっと残念なことに、ヴァイオリンの参加者がヴァイオリンの先生だけで、他は全員フルートでした。ま、不定期でメンバーもその時次第のアンサンブルなので、仕方ないですけれどね。でも、違う楽器と合わせるアンサンブルも楽しいけれど、同じ楽器同士で合わせるアンサンブルも、また楽しいなっと思いました。

 今回は人数も少なめの6名で、内2名が指導者という、これでもか~と言うくらい、濃い目の練習をして参りました。とにかく、勉強して、曲やって、勉強やって、曲やって…っ感じかな。あんまりたくさんやったので、老後の思い出のために、かい摘んで書いておきます(笑)。あ、今回は、ここのブログのレギュラー・コメンテイターのめいぷるさんと小夜子さんがゲスト参加をしてくれました。感謝です。

 最初にやったのは、「9種の基本リズム」と「ハ長調の循環練習」でした。ま、これはアンサンブル前の肩慣らしのようなモノなのだそうです。「9種類の基本リズム」の練習は、みんなで同じリズムをくり返し練習する事で、それぞれの持つタイム感を調整して、アンサンブルの時にリズムをピチッと合わせるための事前練習だし、「ハ長調の循環練習」は一種のカデンツァの練習で、それぞれの持つ音程感覚を調整して、きれいな和音にするための事前練習でした。つまり『備えあれば憂いなし』な、準備体操のような練習でした。

 「ハ長調の循環練習」の時、私は一番上をやったのですが、なんかおもしろかったです。私はハモる時、一番下とか真ん中に入ることが多くて、一番上に行くことが余りないので、なんて言うか、ああいう感覚って気持ちいいです。うまく和音に“はまる”ではなく和音でできたウォーターベッドの上に“浮かぶ”って感覚なんですね。水に浮かぶ一枚の葉っぱのような感覚? へえ、いいね。それにしても、ハモる時って、ハモる場所によって、気持ちの良さの質が変わるというのは、歌をやっているだけじゃ分からない感覚だなあ…。うん、楽器演奏もなかなか捨てたものじゃないと思いました。

 で、準備体操が終わったら、例によって「初見大会」の始まり始まり。やった順番はちょっと自信がない(たぶんこの順番?)けれど、これらの曲をパートを取り替えながら、一通りやってみました。

 「ウェルナーの野薔薇」…まあ、ご挨拶というか、軽いジャブのような感じですね。私はとっても頑張ったよ。

 「夜汽車」…クラシック系の曲でしょうが、よく知りません。でも、どこかで聞いた事のあるような、ないような…。こういう、良く知らない曲を無理やり(笑)吹いて合わせるという事をくり返していると、初見演奏にに強くなるんだろうなあ…。

 「ヤマハ音楽教室の歌」…本当の題名を『Ein Mannlein steht im Walde』と言うそうですが、やっぱり「ヤマハ音楽教室の歌」です。ただし耳馴染んだハ長調ではなく、イ長調で、演奏したので「ドレミファソーラファ、ミ・レ・ド~」ではありませんでした。この曲、音域が高すぎて(笑)、ヴァイオリンじゃ[簡単に]弾けないそうです。私も思わずカタカナを楽譜に振りました(爆)。この曲、特にめいぷるさんが生き生きと演奏してました(なぜ?)。

 「Und in dem Schneegebirge」…クラシック系の曲でしょうが、よく知りません。聞き覚えもありません。みなさんも知らないって言ってました。でも、楽譜を配られたら、誰も知らない曲でも、いきなり初見でやっちゃうのであります。ある意味“勢い”の訓練というか、度胸試しのようなものです。

 「エーデルワイス」…ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージク」の曲です。やっぱり知っている曲は、心がなごみます。編曲も比較的簡単なので、私も楽しんで演奏できました。このくらいの曲が私的にはちょうどよいです。あと、なぜかメロディを担当すると、私の中のどこかのスイッチがポチっと入るのを自覚しました。やっぱり、本質的にソリスト体質なんだろうなあ…私は。

 「ラ・ラ・ルー」…ディズニー映画の曲でしたよね。この曲も知っているし、編曲も私向けだし、たっぷり楽しみました。やっぱり、知っている曲は譜読みが楽だわ…。

 「今日の日はさようなら」…ついこの前見た、映画「エヴァンゲリヲン:破」の印象的なシーンで流れていた曲です。アスカ、かわいそう(涙)。…って、オタな説明でごめん。エーデルワイスからこっち三曲、比較的親しみやすい曲の優しいアレンジで、今回は私レベルでも、かなりアンサンブルが楽しめました。うれしいです。

 「Garoto」…たぶんジャズ?でしょうね。最初に渡された楽譜が、トランペット、サクソフォーン、クラリネット、トロンボーン、チューバ、ベースの楽譜でした。これって、金管五重奏って奴ですか? これを見ながら、笛先生の模範演奏を聞きましたが、正直よく分かりませんでした。その後、リード譜(メロディとコードネームしか書いてない譜面)を見ながら、みんなで演奏。はっきり言って、曲は長いし馴染みはないは、速いは、楽譜は黒いは、符点付きのリズムは面倒クサイは、臨時記号はバシバシ出るは、…と難しい曲でした。

 先生がたくさんパーカッションを持ち込んでいたので、この曲は、パーカッションも入れてのアンサンブルでしたので、私は迷うことなく、パーカッション(タンバリン)をやりました。タンバリンを同じリズムでただ叩くだけでいいのに、時折、落ちました(涙)。同じリズムを叩き続けるのって、結構疲れるね。打楽器奏者って実はエラいんだなあ…。

 パーカッションだけやって逃がしてはもらえず、結局フルートもやりました。しかし、完全に私の演奏能力を軽~く越えた難曲だったので、最初のほんのちょっとだけメロディをやろうと努力しましたが、すぐに楽譜どおりに吹くのはあきらめて、勝手にベースを担当することにしました。こういう時にコードが読めるってのは、いいものです(それほどでもないか)。でも、ベースを吹いてても、迷子になっちゃう私って何?

 結論。「Garoto」、いやあ、手に余る手に余る。

 休憩(みんなでお茶しました)をはさんで、再びお勉強の時間です。

 休憩後のお勉強の教材は、「Minor Swing」というジプシージャズの代表曲です。みなさん、ジプシージャズっていう音楽ジャンルはご存じですか? 

 まずはみんなでこの曲のテーマを演奏します。テーマが終わって中間部に入ると、一人で32小節ずつ順番にアドリブをカマし合うという「アドリブ大会」をやりました(笑)。で、アドリブをやり終えたら、最後はまたみんなで一緒にテーマを演奏しました。もちろん、誰かがアドリブをやっている時は、他の人は、みんなでコードを見ながら伴奏です。ううむ、いっぱしのバンドマンになった気分です。全員が一通り終わったら、アドリブの時の伴奏の入れ方をちょっと変えて、もう一回ずつアドリブ演奏をしました。冷や汗をいっぱいかきました。でも、楽しかったね。

 その次はブルーノートのスケールを確認してから、ブルースのコード進行(ヘ長調)をやって、このコード進行の上に、またまた一人24小節ずつアドリブをかまし合いました。

 アドリブにも慣れたのでしょうね、めいぷるさんと小夜子さんのアドリブが、なかなかカッコよくてグーでした。めいぷるさんは気持ちよく指が動く動く、小夜子さんはセンス抜群、フレーズのタメがかっこいい! 二人とも、ブルースの才能あるね。少なくとも、私よりも有望だよね。だいたい、私はブルーノートの勉強したのに、アドリブの時はブルーノートの事を忘れて、普通の[ポピュラー]スケールでロックンローラーのようなアドリブ(当社比)をカマしていたので、ダメね。ジャズのセンスのない事を露呈してしまいました。ま、だいたい低い方の音域を中心にアドリブをしちゃったので「こういう曲のアドリブは音域が高い方がいいですね」という、ありがたいアドヴァイスをいただきました。なんかまあ、人生いろいろと言うことで…。次、頑張ります。

 アドリブ大会の後は、前回のアンサンブルの譜面を出して、またまた初見大会です(正確には、私は二度目でしたけれど)。

 「Bachのインヴェンション1番」…めいぷるさんの「バッハがやりたーい」のひと言で決定。私に、こんな真っ黒な譜面は吹けるはずもないので、素直にフルートを横に置いて、静かに積極的に見学しました。

 「G線上のアリア」…なんか、前回よりも下手くそになっているような気がしてましたが…たぶん、疲れていたのだと思いますが。

 「亡き王女のためのパヴァーヌ」「故郷の人々」…この二曲は、すとん・めいぷる・小夜子の三人でチームを組んで演奏しました。

 「茶色の小瓶」…最後なので、私はやけくそになって演奏しました。音楽と言うのは、勢いさえあれば、なんとかなるものなのです(あくまで当社比)。

 今回のアンサンブル練習の感想。

 まずは、めいぷるさん、小夜子さん、遠くからお越しいただき、感謝です。楽しんでいただけましたでしょうか? 二人とも、なかなかの腕前だと分かりました。でも、私も短いキャリアで、よくもこれだけ頑張っているでしょ(ちょっと自画自賛)。また、一緒に遊べたらいいですね。小夜子さんの発表会は、ぜひ応援に行きたいと思ってますので、よろしかったらメールでもメッセージでもくださいな。めいぷるさんの演奏会にも行きたいなあ。例のシューベルトはどこでやるんですか? 場所と日程が合えば、是非行きたいです。

 今回の練習には最初から最後まで参加。約5時間。ま、途中に休憩が30分ほど入ったけれど、ハードな練習でした。何しろ、ずっと立っていたから、ちょっと足腰にきました(爆)。でも、やっぱり、足腰はちょいとシンドイけれど、立ってフルート吹く方が色々と楽だね。次からは、演奏の時は基本的に立ちっぱなしだけれど、見栄を張らずに、フルートを吹いていない時は、積極的に座るようにしましょうっと。

 今回は先生が選んでくださった曲のレベルがバッチリでした。「Garoto」は手に負えませんでしたが、他の新曲は、完璧ではないけれど、それでもなんとか手の届きそうな感じのレベルの曲でした。私にとっては、やっとこさの曲でしたが、たぶん、めいぷるさんや小夜子さんあたりになると、その上で多少の余裕をもって、和音やリズムの合わせを楽しめたのではないかと思います。

 参加人数が少なめという事もあったのか、全体的に良い感じでハモれた曲が多かったなあと思いました。前回の練習は、ヴァイオリンチームは顔見知り同士で連携が取れていたけれど、フルートはバラバラだったもの。今回はやっているうちに、演奏にまとまりが出てきたのを感じました。やっぱり少人数だから、チームワークのようなものが生まれてきたのかしら? そう感じました。

 とにかく今回も実に多くの事を学んできました。消化不良になりそう…。でも、音楽って理屈じゃないんだよね。こういう経験をいっぱい積まないとダメなんだよね。そして、経験をするだけじゃなくて、それを自分の中で血肉にしていかないと、モノにならない。そのためには、経験したことを、時間をかけてゆっくりと丹念に消化していかないとね。

 帰りがけに、ほんの短い時間だったけど、ちょっとだけ三人でお茶しました。いわば、ミニオフですね。時間は短かったけれど、ここには書けないような濃いめの話ができて楽しかったです。色々な話をしましたね。心残りは、小夜子さんから「桜子さん購入秘話」の話を聞く時間がなかった事、次の時にはぜひお話をうかがいたいと思ってます。

 あ、めいぷるさんや小夜子さんの愛笛を吹かせてもらうのを、忘れていたよ。ううむ、残念。

コメント

  1. 小夜子 より:

    おはようございます。先日はお疲れ様&ありがとうございました。
    最初からあのテンポの初見って初めて。
    ましてやアドリブなんて初体験なので…
    空調の効いている中、目と脳(?)が汗をかきまくってました(^^;
    疲れたけど充実感があったし、何より皆で一緒に演奏することが楽しかったです♪
    また行きたい!けど、次は秋くらいだろうなぁ。。。
    私もMayさんやすとんさんの笛に興味があったのに…時間に余裕が無くて残念でした。試してみたかったなぁ~。今度機会があったら是非遊ばせてくださぁい☆

    発表会は…終了後に反省会があるので、本当に何のお構いもできませんが。よろしければおいでください。近日中に場所等、メッセ送りますね。

  2. めいぷる より:

    楽しませていただき、ありがとうございました。
    いやぁ~、コードだけでアドリブって難しいですね、、、コードだけ意識してると何拍吹いたか判んなくなって終止しなくなり、皆さんが入って「あ、そこね」って感じでしたよ。^^;
    改めてすとんさんの頑張りって「凄いっ」って実感しました。(^^)v

    Garotoは「なんじゃこりゃ?」(笑)でしたが、アップテンポになればなるほど曲が見えてくるので面白かったです(吹ける吹けないは別として…笑) あれでアドリブ入れられたら本当に楽しいでしょうね~♪
    また機会がありましたらご一緒させてください。

    しゅべると…万が一(笑)日の目を見るなら発表会です。
    あっちのシューベルトは、曲構成も難しい上にシューベルトらしさを繊細に表現するのが一段と難しい、、、加えて指が(苦笑)
    こっち(すとんさんの昨日の記事)のシューベルトは一番鳴りにくい部分で曲の頂点がきたり弦楽器曲特有の逆テンション配置なので常に吹き方を変えているし、、、
    ・・・もし演奏するなら、多分どちらかなんですが・・・^^;、どっちも重いし暗いし(笑)

  3. すとん より:

    >小夜子さん

     楽しかったね。次の事は先生、おっしゃってなかったので、しばらく無しかな…? って思ってます。夏って、先生はライブが多いでしょうし、秋になると発表会がある(笑)し…。またチャンスがあって、都合も良くて、こっちに来られるようなら、ぜひ一緒に遊びましょう。

     次の日程が決まったら、一応、お知らせにアップします。この記事を読んで、おもしろそーって思った方は、どなたでも歓迎しますので、エブリバデー、よろしくね。

     発表会は、勝手に見に行って、勝手に拍手して、勝手に帰りますので、何もかまってくれなくて結構ですよ。あ、演奏、盗み録りしようかな…ふふふ。

  4. すとん より:

    >めいぷるさん

     私のせいではないけれど、ヴァイオリンチームが不参加でごめんなさい。めいぷるさんはヴァイオリンチームがお目当てだったんだよね、申し訳ありませんでした。次は、きっと、たぶん、おそらく、ヴァイオリンチームの皆様も参加くださるんじゃないかと思いますので、これに味をしめましたら、またのお越しをお待ちしております。

     それに、めいぷるさんのフルート、吹いてみたいし~。結構、気になっているんですよ、私。

     しゅべるとは、枯れた奴だけじゃなく、あるぺも候補なんですか? うわあ、それはぜひぜひお伺いさせていただかないと! 私はどちらでも歓迎でございます。発表会の会場は…東京ですよね。うわあ、楽しみ。予定が合うといいなあ。

タイトルとURLをコピーしました