まずは、サイトの紹介からです。こちらが日本のアルタスフルートのホームページです。で、こちらがヨーロッパのアルタスフルートのホームページです。参考までにこちらはアメリカのアルタスフルートのホームページです。しかし、ヨーロッパもアメリカも両方のサイトとも、かっこいいし、良くできてますね。それに引き換え…たぶん日本のグローバルという会社はアルタスフルートを売りたくないんでしょうね。売りたくないなら、契約を切って、取り扱いを止めてしまえばいいのに。その方が両者にとって幸せだろうにねえ…。ああ、日本のホームページを見るたびに、私は悲しくなります。
いきなり話がズレてしまいました。ごめんなさい。話題を戻します。
今日、注目して欲しいのは、1407というモデルナンバーのフルート。私のアゲハよりも、1ランク上のフルートです。
このフルート、アメリカでは発売されていません。日本では受注生産ですが買えます。ヨーロッパでは普通に買えるようです。
「それがどうした?」と言う声が聞こえる気がします。「国によって、販売されていなかったり、受注生産だったり、普通に販売されていたり…。お国によって人気に差があるから、こうなっているんだろ?」という声も聞こえる気がします。
でもね、よくよく1407のところを見てください。実は日本で買える1407と、ヨーロッパで買える1407は内容が全然違うのです。
日本で買える1407は、1207(Ag925)をソルダードにしたフルートです。
対して、ヨーロッパで買える1407は、1707をドゥローンにしたフルートです。1707は日本ではPS(Ag997)と呼ばれているモデルです。
はっきり言います。私は、ソルダード化された1207には興味はないけれど、ドゥローン化されたPSには興味シンシン。フルート購入時に、アゲハの隣にヨーロッパ版の1407があったら、そっちを買っていたかもしれません。それくらい興味津々。
うえー、ヨーロッパ人、ずるーい! ああ、ヨーロッパでフルート買いたかったよおー(涙)。
こんな事を書くと「あんた、ばか~」って言われそうだけれど、私はソルダードよりもドゥローンの方が好き。だって、大きな音質の差はないのに、とてもお財布に優しいじゃん。それに「大きな音質の差」はないと書いたけれど、微妙な音質の差は私も認めます。で、その微妙な音質の差も…微妙にスカッとしているドゥローンの方が私の好みだし(笑)。やっぱり、ドゥローンモデルの方が色々な意味でいいなあと思います。
だから、なぜPSのドゥローンモデルがないのかと、残念な思いがしていたのに、ちゃっかりヨーロッパ人向けには販売していたなんて…。なんか裏切られたような気分です。
ま、Ag997のドゥローンよりも、Ag925のソルダードの方が売れる。つまり、日本人はソルダードを好む、と見られているんだろうなあ…。私はトーンホールの作り方よりも、管体の材質の方が音色により大きな影響を与えると思うんだけれど、そう思わない人の方が、日本には多いんだろうなあ…、ううむ、残念。
ちなみに、このヨーロッパサイトって、見ていて結構おもしろいです。
日本では“アルタス・シルバー”と言うのは、ALに使われている銀(Ag946)のことを言いますが、これがヨーロッパサイトでは、PSで使われている銀(Ag997)のことを指してます。ではヨーロッパではALに使われている銀は、何と呼ぶかと言うと“アルタス・メタル”という別の名前で呼びます。ちょっと、頭が混乱します。
それと、ヨーロッパでは、フルートは442Hzか445Hzのどちらかが選べます。445Hzのフルート! さすがヨーロッパ。ピッチ、高いですねえ…。
ちなみにアメリカでは頭部管を“クラシックカット”と“Zカット”の二つの中から選べます。アメリカは“良い音色”よりも“楽な音出し”を好むわけですね。
で、だからどうしたと言われても困るけれど、ヨーロッパ版の1407が欲しいです。お金が転がり込んできたら、ヨーロッパに行って、1407を買ってこようかな。
いやいや、ヨーロッパまでの交通費がもったいないので、ヨーロッパ向けの1407をメーカーから直接売ってもらうおうかな? 直接売ってもらうなら、交通費が浮くわけだから、その分のお金を注ぎ込んで、日本で特注フルートを作ってもらった方がいいかな? どうせ特注にするなら、もっと他にもこだわった方がいいな。
例えば、管体はPSと同じAg997のチューブをドゥローンにしてもらう。キーメカはAg925しかないので選択の余地はない。まあ、これにしておくしかないけれど、いっそプラチナメッキでもかけちゃうか? リッププレートとライザーは、ALで使われているAg946のものも良いけれど、音の立ち上がりを優先して、ここはいっそ14Kにしてみたら面白いかも。リップとプレートを14Kにしたのだから、クラウンと反射板も14Kにするという手もあるけれど、それではあまりに音色がゴールドに近寄りすぎてしまうので、クラウンと反射板はPSと同じ、Ag925にしておくか…。
その他のこだわりとしては、あっても困らない『Eメカ付き』にし、長い男はカッコいいので『H足部管仕様』にし、いなせな職人さんのように背中にモンモンを入れるがごとく『彫刻もバリバリに入れてもらう』かな? ここまですると、どのナンバーモデルか分からなくなるから、いっそ「すとんスペシャル」とか名付けてもらって、モデル番号のところに“STN-SP”とか入れてもらったりして…。
さあ、これでナンボ!?
きっと200万円くらいかな? ま、ゴールドフルートを買うよりは安いよね。これなら、宝くじで一発当てれば、買えない額じゃないな。いや、コツコツお金を貯めていけば、10年後には手が届くかもしれないなあ…。いっそ、いずれ退職金で買うか(笑)。なんか、ミョーに現実的だな。
世界でただ一本しかないフルートを貴方に(なんちて)。
コメント
最初楽器屋さんで勧められたのがアルタスでした。
でね。買うなら1407かなぁ???と漠然と考えていました。
当時はあまり銀の純度に興味が無く、それよりもソルダードに憧れてましたから(^^;
受注生産って好きなんですよ。何となく。今使っているフルートもそうだけど、自分の仕事も「受注生産」の会社で働いている事が多いなぁ。(今もそうです)
それにしても・・・今日の記事、大好き!!私、こういうことを考え出すと止まらなくなっちゃうタイプです♪でもねぇ、残念な事に「欲しい」モノを手に入れると次の「欲しい」波がくるまで時間がかかるんですよね。今は桜子に夢中なので、全然そういう妄想に耽るコトができません。。。
>小夜子さん
一般的には、やはりドゥローンよりもソルダードなんだろうな。なんか、よく分からないけれど、楽器屋もメーカーもソルダードを薦めるし、ソルダードの方が人手がかかっているような気もするし、値段も高くなるから、ソルダードの方が良いような気がするし、憧れる。だいだい、サンキョウあたりは、ソルダードしか“ハンドメイド”扱いしないしね(ドゥローンは“セミ”ハンドメイドなんだね。セミって何? ミンミンミン?)。
だから、ソルダードなんだろうね。でも、ソルダードって高いよね。そこがネック。
銀の純度は、普通は全然気にしないよね。私もアゲハ購入の時に、偶然その違いを感じたので、今に至っているけれど、普通はなかなかそこまで考えない。となると、日本アルタスの選択した、1407の内容も、日本フルート界の特性を考える大正解なんだろうと思う。だから、この件に関しては、アルタスを責めるのは筋違いだと思ってますが…欲しいものは欲しいのです、それだけ。
>今は桜子に夢中なので、全然そういう妄想に耽るコトができません。。。
これはとても幸せな事だと思います。それでいいのだと思います。今度、お会いした時に、ぜひ桜子さんの音色を聞かせてくださいネ。
すとんさんの楽器へのこだわりは凄いなぁ~。私読んでいても「何が如何音色が違うの?」って訳わかんないです(苦笑)
私が選んだ時には「私が好きそうな音色」と師匠が選択してくれて(レッスンで吹き直す時の傾向で判るらしい)、
どういう状況でどういう曲を吹くのがメインか(使い分け出来ないからオールマイティなのを選ぶ)、
自分の意思が伝わりやすいか(楽器にも表現出来る自由度があるから)、
ぐらいで、、、
材質、メーカー、機能、…何も考えず吹き比べて、、、既に比較したマイナーなメーカーはどこの何だったか覚えてません(爆)
>めいぷるさん
私が楽器にこだわるのは、単純に“趣味のオジサン”だからです。どんな分野であれ、趣味のオジサンと言うものは、やたらと道具にこだわるのです。カメラしかり、車しかり、スキーしかり、アウトドアしかり…。だって、多かれ少なかれ、趣味のオジサンってのはオタクだし、得意技は“大人買い”だし。そこがまた、商売人に漬け込まれるスキという奴なんでしょうが…(汗)。
ですから、プロの方よりも高価な道具を使っているアマチュアのオジサンなんて、どんな分野にいるわけです。
で、たいていの場合、道具にこだわるオジサンは“蘊蓄オジサン”で“教えたがり”の“目立ちたがり”屋さんなんです。だから、持っている道具とオジサンの腕前のバランスが悪い悪い。そのアンバランスさとオジサンの笑顔が、ほのかな哀愁を釀し出し、時には失笑の的になったりします。
…ほら、私にピッタリでしょ(笑)。
でもね、オジサンは、どんな分野であれ、自分があんまり上達しない事を知っているんです。上手になりたいのに上達できないジレンマと言うか、有り余ったエネルギーとやらを、良い道具や、こだわりの道具を揃えることで代償させるのですよ。ちょっとでも良い道具を持つことで、足りない腕前を補えるような気が…するんだろうなあ、たぶん。
だから、楽器の選び方はめいぷるさんの選び方の方が全く以て正しいと思いますが…趣味のオジサンは、常に夢と希望と願望と、その道具を持っている自分のステイタスというのを考えるので、非現実的なほど、道具にこだわっちゃうんでしょうね。
オジサンほど、他人に自慢できる道具を持ちたがるんです。
私も別に自分のフルートに不満は、ちょっとしかありません。そのちょっとの不満(H足部管仕様でないとか、Eメカがないとか、音の立ち上がりがちょっとアレかな…と思ったりする程度)で、新しいフルートを買うか…と言われると、たぶん買わない。だって高いもん。それよりも自分の腕前を上げる方が先決だと思っています。だけど、まあ、妄想するのは自由という事でご勘弁を(笑)。
すとんさんは、以前にも同じようなことをおっしゃってましたが、日本のアルタスのHPは、ほんとうにやる気ないですね。日本でアルタスが売れなくても欧米で売れればいいのかなあ。
そうそう、欧米版1407はぜひ吹いてみたいですね。私個人は工作精度の高いドゥローンモデルが、一番いい音を出すと思っていますから、なおさらです。
欧米版1407がPSより安ければいうことなし、なんですけど。
先日ドゥローン楽器を買ったばかりの私がやって来ましたよ。
「ソルダードってそんなにいいか?」といわんばかりの
すとんさんのスタンスが以前から大好きでした。
人によっては「ドゥローンなんて楽器じゃない」みたいに
熱く批判する人もいるけど、私はそこのところ懐疑的です。
確かにちょっとは違うけど、そんなにも違うかよ、と言いたいです。
一口にソルダードだって威張っても、メーカーによっても、
個体によってもいろいろだし、それよか試奏してみて、
頭部管、材質、メカの具合などなど、トータルで選定しては?と思います。
アルタスのPSも試奏しましたが響きがとても美しかったですよ。
>たかさん
たかがホームページの整備くらい、たいした金額でもないだろうに、そこにすらお金を掛けたくないというグローバルの営業姿勢には、前世紀の営業センスを感じますね。
どれだけのビジネスチャンスを逃しているのか分からないのか、最初からビジネスなどするつもりがないのか、知りたいところです。
それはともかく(ついつい恨み節は多弁になって困ります)、ヨーロッパ版の1407って興味ありますよね。お値段は、1507(ソルダード)と1307(ドォローン)の価格差が22~3万円ありますから、そこからの類推でいくと、ヨーロッパ版1407は、日本円では70万円台後半になるんじゃないかと思います。日本版1407が70万円台前半ですから、たしかに価格的に同じレベルのモデルになります。
やっぱり、ヨーロッパ版1407って、欲しくなります。
>うぉぉんさん
>「ソルダードってそんなにいいか?」といわんばかりの
いや「いわんばかり」ではなく「言ってます」(笑)。もちろん、若干の違いはありますし、結局は好みの問題ですから、ソルダードが好きな人はそちらをチョイスすればいいし、ドゥローンが好きな人はそちらをチョイスすればいい。
ただ、貧乏人の私がイチャモンつけたい点は二つ。「価格差ほどの性能差はないだろう」という点と「メーカー&販売店によるソルダード推し」です。これらの合わせ技で「わざと利幅の高いソルダードを買うように誘導している」という邪推すら生まれてきます。
>人によっては「ドゥローンなんて楽器じゃない」みたいに熱く批判する人もいるけど、
世界のムラマツは、そのモデルの大半がドゥローンですね。ドゥローンを否定するのは、ムラマツのフルートと、それを愛用している一流のプロ奏者たちを否定しているようなものです。
>アルタスのPSも試奏しましたが響きがとても美しかったですよ。
PSは他の総銀モデルとも、ちょっと響きが違って、おもしろいですね。今度また試奏してこようかな。
私がフルートを選んだときに、各メーカーから出してもらったフルートはソルダードで銀の純度が高いものだけでした。
今思うと、どうせ買うなら高いものをって言う感じでしたね。
高いフルート=いいフルートと思い込んでいましたから。安易ですね~
やっぱり、国によって好みが分かれるため、販売している国と販売していない国に分かれてしまうんですよね。
でも、よ~~~~~く考えたら・・・アルタスに直接交渉すれば良いのではないのでしょうか?と思ったのは私だけ?
日本にいて、日本の価格で売ってもらう。もしかしたら、安上がりかもしれませんよ(笑)
>ディアさん
>高いフルート=いいフルートと思い込んでいましたから。安易ですね~
いや、安易ではなく、フルートも工業製品である事は間違いありませんから、あるレベルまでは、価格と品質(楽器としての性能や組み立て精度)が比例します。そして、あるレベルから上は、製品の善し悪しではなく、単純に材質とか製法の違いで値段が変わってきます。つまり、ある程度リーズナブルな製品では、お値段で品質が変わるので、可能であるなら、多少は良い(お値段の)楽器を使うべきでしょう。しかし、あるレベルから上は、どのメーカーも丁寧に作っていますから、単純に好みで楽器を選んで良いと思います。
>今思うと、どうせ買うなら高いものをって言う感じでしたね。
ディアさん、立派な大人です。大人はそうでなくっちゃね。私もがんばりましたよ、おかげで今はローンで苦しいです。
>橘さん …でいいんだよね?
この二つ前に名無しのコメントがありましたが、これ、橘さんでしょ。一応、そう思って訂正しておきましたが…もし、違う人だったら、教えてください。直します。
>でも、よ~~~~~く考えたら・・・アルタスに直接交渉すれば良いのではないのでしょうか?と思ったのは私だけ?
いえいえ、メーカーと交渉すればいいんだと思います。おそらく、楽器店を通して注文することになるので、楽器店経由の特注扱いでお願いするのが良いのだと思いますが、今回のように、事情が入り組んでいる場合は、事前にメーカーに問い合わせをすると良いのかもしれません。例えば、フルートフェアに行って、営業さん捕まえて相談するとか、安曇野詣でをして、会社の玄関先に座り込んでお願いするとか(笑)。
>日本にいて、日本の価格で売ってもらう。もしかしたら、安上がりかもしれませんよ(笑)
少なくとも、交通費の分は安くなりますね。
単純な疑問。楽器ってさ、販売店で買うのと、メーカーから直接買う(売ってくれればだけど)のとでは、お値段って一緒なのかな? それともメーカーから直接買うと、卸値になるとか? どうなんだろ?
次に帰国する際に購入して持って行きましょうか?
あ、でも私にはそんなお金がないので、前金でお願いします(笑
>もりさん
>次に帰国する際に購入して持って行きましょうか?
ははは「それではお願いします」と言いたいのはヤマヤマですが、実はまだ、アゲハちゃんの見受け金(ローンとも言う)の支払いが完了していないのですわ(涙)。まずは、そっちの支払いが先だね。
でも、あっちに行くにお願いして「買ってきてチョ!」とお願いする方法もありだな。
このサイト、グローバルさんに読ませたいねぇ…と思って、、、何気なく名刺を引っ掻き回していたら、、、、
あった、グローバルさん。^^;
某所で一緒に飲んだんだ(^^;;
山野のおっちゃんとも飲んだんだ…(^^;;
でも何の義理もないもぉーん(爆)
>めいぷるさん
いやあ、顔広いですねえ~。ま、別にこのブログは、世界的に大公開しておりますので、グローバルの関係者だろうが、山野のおっちゃんだろうが、宣伝しまくったり、リンク飛ばしたりして、全然OKなので、ま、そのヘンは適当によろしく。
もし、私が東京湾に浮かんだとしても、それはめいぷるさんのせいではない…とね。
遅いコメントで失礼します。
先日、オールドヘインズではない、バンド用に国産フルートを買おうと思って、とつぶやいたら所属するバンドのメンバー2人にMフルートをしきりに勧められました。
彼らはMフルートの9Kとプラチナメッキの愛用者たちなんです。。彼らは更に、バス、アルト、ピッコロまで持ち、サブのフルートまである、当然総銀製です。。はぁ。。どこにそんなお金があるのだろうか。。
でも正直いって音質、というか私はあまり好みではないんですね。何が、と聞かれても困るのですが。
でも、吹き手で音も変わるんですよね?!ってことは、Mフルートも自分が吹けば自分好みの音色に近づくのでしょうか、それとも。。
>みーむさん
別に悪口を書いたり、検索から逃れたいというつもりがなければ、伏せ字にする必要は全くありませんが、今回はわざわざ“Mフルート”と伏せ字でお書きになっているので、そういう事で話を進めましょうか? もちろん、Mヤザワではなく、Mラマツの話ということで。
Mフルートはある意味、万能フルートですね。いいフルートメーカーだと思います。もちろん吹奏楽で使っている方も大勢いらっしゃいます。ただ、このメーカー品もヘインズほどではないにせよ、かなり繊細な楽器で、調整の頻度が高い楽器だと聞いています。ですから、そのあたりの覚悟があれば、良い選択だと思います。もしそうでなければ、もっとタフなメーカー品の方がよろしいかと存じます。
それ以前に音色の好みというのがありますね。
>でも、吹き手で音も変わるんですよね?!ってことは、Mフルートも自分が吹けば自分好みの音色に近づくのでしょうか、それとも。。
吹き手で音は変わりますが、だからと言って、自分好みの音が出るかというと???です。私は、一流のプロ奏者が吹いているMフルートの音は気になりませんが、自分が吹くMフルートの音は大嫌いです。もちろん、逆の人もいるでしょうね。こればっかりは試してみないと分からないので、みーむさんが気がかりなら、楽器店に行って、Mフルートを試奏させてもらうといいでしょう。Mフルートは、どの価格帯のフルートでも同じ傾向の音が出てきますので、どれか一本吹けば、そのメーカーとの相性はだいたい分かると思います。
Mフルートの音は個性的なんですよ。だから、かなり好き嫌いが分かれると思います。もっとも、どの国産フルートメーカーも、実はそれぞれに個性的なので、音が個性的なのは、なにもMフルートに限った話ではないのですけれど(笑)。
あ、やっぱ、すとんさん、練習時間のあるなしにかかわらず、チェロやんない方がいいかもぉ・・・。だって、ご承知の通り、弦とかテールピースとかエンドピンとか、その他モロモロ・・・スペック地獄だわよ。しまいにゃ魂柱まで自分でいじりそうな気がします。(私はこだわれるほどのパワーも財力ないですが)
※う〜ん、あれほど金魚を愛するすとんさんが、なぜ熱帯魚に走らないか・・・もナゾだったけど、少しわかった気が・・・熱帯魚ってスペックの嵐??恐いです。ちがったらごめんなさい。
>YOSHIEさん
以前、ギターをやっていた時は、エンドピンとかペグとかも取り替えたし、エレキギターの回路は半田ごてを持って秘密のパーツをつないでみたり、アコギには自分でピックアップを組み込んだりしました。弦も、どこのメーカーのどんな弦がいいか、一通り試したし…。
おっしゃるとおり、チェロを始めたら、フルートどころの騒ぎじゃ済まないだろうなあ…。自分で作っちゃったりするかもしれないし(木工工作、結構好きです)。止めといた方が無難だな。
熱帯魚に走らない理由は…自分でもよく分からないや。ただ、金魚はとってもかわいいと思うけれど、熱帯魚には触手が全く動かないんだよ。だから、熱帯魚屋に行っても、高そうな熱帯魚は素通りして、エサとして売られている小赤(和金の小さい奴)や小エビを見てます。
そういう奴なんです。もしかすると、YOSHIEさんの推測は当たっているかもしれませんね。
楽器の値段について、自分がフルートを始めたころの感覚を思い出してみました。
50万円、100万円なんて楽器を買うという感覚そのものが絶対信じられませんでした(笑)
でも、先生や楽器屋さんとお話したり、パンフレット見たり、試奏に行ったりしているうちに、人間てなれてしまうもんなんですね。怖いです。
もう今では平気で100万円のフルートが欲しかったりします。
買うための計画を練ったりもしちゃってます。
あわよくば、300万円のフルートを!!なんて夢見たりしてしまいます。
金銭感覚、ずれてきている気がして自分が怖いです。はい。
先日、身内に100万円のフルートが欲しいと行ったら、アホか!と一蹴されてしまいました。1年半前の私でしたら、今の自分に同じ台詞を言ったかもしれません。(爆)
フルートの経験がない人からすれば、なんで?と思われそうですが、値段でやっぱり音が違うんですよね。でも説得できる自信がありません。(爆)
>ムラマツEXⅢさん
分かる分かる、その気持ち、痛いほど分かります。私なんか、最初のチャイナ娘、たった1万円だったのに「すっげー、高い!(涙)」って思ったもの。だから、そんな、超高級楽器を衝動買いした自分に身震いしたものでした。
今にして思えば、一万円のフルートなんて、非常識に安価な楽器で、逆な意味で身震いのする買い物だったと思いますが…。それを超高級品と思っていました。
フルートを学ぶ…趣味と呼ぶよりも、道楽と呼んだ方が、その本質に近いかもしれませんね。私も次は軽く100万円越えのフルートじゃないと、買う気がしません。困ったものです。
でも、金銭感覚が狂っている自分が、妙に愛おしかったりするのも不思議な感覚です。そして、その感覚が理解してもらえないことが、むしろ誇らしかったりもします。へへへ、ちょっと人間がゆがんじゃったかもしれません。でも、人の金銭感覚を狂わせるほどの“何か”がフルートという楽器にあるということなのでしょう、そう思ってます。
>金銭感覚を狂わせるほどの“何か”
あると思います!
あの甘美で透き通った音色が自分の手で紡ぎ出せるのなら、100万円なんて安いもの!?車を買っても5年で査定は0。そう考えたらフルートは一生ものになりますから。しかもフルートなら使い込めばどんどん音色は素敵になるでしょう。
1年半で1000時間以上の練習時間を積んできましたが、この先、その時間をつぎ込むのに相応しい楽器がほしいと感じています。同じ育てるなら納得(満足)のいく楽器で(実力に合っているかはまた別で・・)。大人の1000時間て工賃高いですよ~(笑)。
あ、我が家ではつい先日定額給付金が振り込まれました。
で、サマージャンボ宝くじにほぼ全額投資となりそうです。
当たったら家族もろとも本当に金銭感覚が吹っ飛んでしまうと思いますので、金でもプラチナでも遠慮なく行かせて頂きます。(爆)
私の先生曰く、私へのお勧めはMラマツ18Kだそうですが、アマチュアにそんなアドバイスしていいんでしょうか。おじさんは本気になっちゃいますよ。
しかし、すとんさんの細かな情報分析にはいつも感心させられています。
>ムラマツEXⅢさん
なるほど、一日平均2時間フルートを吹いていると、だいたい一年半で1000時間を越えますね。
>大人の1000時間て工賃高いですよ~(笑)。
すっごく、納得。その通りです。あ、サマージャンボは私もほんのちょっぴりだけ買いました。これで宝くじデビューです。もちろん、3億円当てて、総金フルートを買うのが夢です(マジ)。
Mラマツ18K(みんな伏せ字が好きだなあ…:笑)は、良いフルートだと思うけど、ちょっぴりヘビーだと思います。重量的にも吹奏感的にも音色的にも。EXⅢからいきなり18Kだと、最初はかなり苦労すると思いますよ(本当に)。ま、時機に慣れてくるだろうし、先生がお薦めということは勝算があるというわけでしょうから、気にする必要はないかもしれませんが。
あ、私的には、18Kよりも24K総金の方が好きです。ただ、24Kは盗難の心配が常に付きまといますから、それはちょっとやっかいだと思ってます(買えないけれど:笑)。
>EXⅢからいきなり18Kだと
宝くじが当たれば・・・ですね~。
あんまり先生がサラッとおっしゃられるので普通に聞いて自宅に帰ってきて、パンフレット見てビックリしました。
プロの先生でもローンで楽器を買われるそうですが、家は商売道具ですら現金購入が基本ですので、趣味の道具でローンはさせてもらえそうにありません。やっぱり宝くじ頼みです(笑)。
自動車みたいにフルートもレンタルがあるといいな、と思うことがあります。数ヶ月付き合ってやっぱりダメってこともある気がしますし。
>ムラマツEXⅢさん
楽器のレンタルには、その形態の異なる二種類のレンタルがありますよ。
一つはロック系のプロミュージシャンたちが主に利用するやり方で、ものすごく良い楽器やシステムを時間借りと日にち借りするやり方ですね。レコーディングとかツアーとかでの利用が主です。これは普通に行ってます。
もう一つが大人の習い事系(笑)で、楽器店や音楽教室が初心者用に楽器を貸し出すというケースです。ヤマハの楽器レンタルはインターネット経由での利用ができます。これは対象者が初心者ですし、あくまでも自分の最初の楽器を買うまでの時間の間に合わせ的なレンタルですから、レンタルできると言っても、初心者用のモデルだけですし、ムラマツEXⅢさんのご希望どおりにいくかと言うとねえ…。
>数ヶ月付き合ってやっぱりダメってこともある気がしますし。
一度買ってみて、ダメなら売り払う…という感じでやるんじゃないかな? そういう時は。
レンタルを考えるくらいなら、中古楽器を探すという手もありますね。フルートだと、結構、頻繁に中古品が動いているみたいだしネ。先生がその手の情報を結構持っていますから、真剣にフルート選びをする時は、先生に声をかけると、どこからともなく、良い中古楽器を紹介してくれたりするようですよ。
すとんさん、私の個人的なメールに返信していただいてありがとうございます。この内容は他の方に見ていただいても、問題ないと思いますので、この場をお借りして、コメントさせていただきます。
この記事の中で、すとんさんが欲しいとおっしゃっている「すとんスペシャル」はどこにも売っていないと思いますので、特注しかないと思いますが、私はそれほど贅沢ではない(笑)はずなので、自分が求めるフルートはあるだろうと思いました。いやあ、贅沢だったんですね。
葉二と同じ音色のフルートを買うんだったら、1307がベストだと思うんですが、それだったらお金出して買う必要がないなと思いました。だから、1307と同じ位の価格で、違う音色の楽器を探したのですが、ほんと音色の変化がつけられる楽器がこのクラスにはなかったんですよね。
葉二を吹くと曲がりなりにも音色の変化がつけられるのに…。ということで、音色の変化がつけられないのを、自分のせいではなく、楽器のせいにしちゃいました。
葉二と同じか、それ以上の多彩な音色を出せる楽器で、私の予算内で買えるのは、たぶん1307だけですよ。やっぱり一族なんですね。メンテナンスが大変というのも一緒ですが(爆)
予算オーバーですが、FMCの997より970の方が、もしかするとそういう可能性があるかもしれません。このあたりを、もっと徹底的に試奏してみたいと思います。
すとんさんもプログで指摘していらっしやいますが、ハンドメイドの楽器は個体差があるので、オーダーするのはキライです。(笑)だから気に入った楽器に巡り合うまで、気長に探します。はは…。
そういう風に思わせるアルタスのフルートってのは、大したもんですね。長くなってすみませんでした。
>たかさん
世の中にはビギナーズラックと言うものがありますね。あるいは、無欲の勝利とも言います。たかさんとこうしてお話をしていると、周辺事情や業界情報も知らず、単に「これは好きな音のフルートだから」と言って買った1307が、私にとって最高のチョイスだったのだなあと、今さら思うようになりました。直感って、大切なんだなあと思います。まさにビギナーズラックです。
きっと、今のように色々な知識を仕入れてしまっていたら、1307を選ばなかったかもしれませんしね。色々な歯車が上手い具合に回っていたのだなあと思います。
無論、他社の他モデルに文句はありませんが、私の好みは、吹きごこちの良さとか、音量の大きさとか、取り扱いの簡単さと言った、道具の存在を忘れ音楽に直面する楽しさを伝えてくれる楽器ではなく、美しい音色、多彩な音色&音質、コントロール幅の広さと言った、楽器そのものを取り扱う楽しさを伝えてくれるもの、道具の使いこなしを楽しめるもの、そういう方面(つまり、やっかいな方面とも言えます)なのです。たしかに、こういう趣味の人間が求めるものは、予算の範囲内で考えていくと、1307に辿り着くのでしょうね。
私は、宝くじが当たって、次のフルートを買う余裕ができたら、きっと“すとんスペシャル”を発注するか、店頭在庫のALモデルを買ってしまうと思います(たしかにハンドメイドの個体差って怖いくらいありますからね。注文品は信用ならないという、たかさんの気持ちはよく分かります)。そういう思いになるほど、私は1307が気に入り、アルタスという会社の製品を信用していますから。
アルタスのホームページはあいかわらずのダサダサのダメダメですけれどね。なんとか、ならないものでしょうかね…。