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音階練習を毎日しましょう

 フルートのレッスンに行ってきました。

 レッスンの前に、前回のアンサンブルのダメ出し(笑)から。と言っても、ピアノとのチューニングの時の、ちょっとした注意を受けました。現地でヴァイオリンの先生に注意され、戻ってきて笛先生に注意され、ほんと、チューニング下手な私です。チューニングは合奏の基本のキなのにね。なんかネ、私は、頭部管をグイグイと抜くのを意味もなく躊躇しちゃうんだよねえ…。

 注意の後は、先生と一緒に音出し。寸分の狂いもなく、ピタッと音程があったまま2オクターブ目まで行けた。すごく気持ちいい。三オクターブ目は少しズレた(たぶん私が上擦っているのだと思う)。でも、ちょっとだけしかズレていない。ユニゾンでピタッと音程が合っていると気持ちがいい。今までは、音出しでも、案外ズレていたからねえ…。

 さて、レッスンです。第10課を6番まで見てもらいました。3勝3敗でした。

 1番は合格。ただし、高音Dが高いので注意。三オクターブ目は、どんなフルートでも、素直に吹くと必ず音が上擦るので、しっかりと音を曲げる癖をつけること。何度かトライして、音を曲げて、正しいピッチで吹けるようになったら合格でした。で、正しいピッチを覚えてくださいと先生に言われたけれど、ううむ、正しいピッチの音って、聞き慣れないせいか、ちょっと気持ち悪い(爆)。

 とにかく、三オクターブ目は常に音を曲げる事。

 2番は合格。ただし、ブレスはきちんとブレス記号どおりにする事。フルートを内向きにして以来、たくさん息が飲まれるようになってしまった事を言いました。でも、結局、息を少なくして吹ける様に練習するしかないとの事です。これも正しいブレス記号の位置のまま、ちゃんと吹けるまで繰り返して、それで合格でした。ふう。

 3番は不合格。指が規定の速度に、全く対応しきれていない。要練習、ひたすら練習。とにかくテンポを半分ぐらいまで落として、そこから少しずつ少しずつテンポアップして練習していきましょう。

 できるところからコツコツと。

 4番は不合格。アルペジオに指が対応しきれてない。なんか、アルペジオって苦手なんすよねえ…。まるで階段の一個飛ばしみたいで、あたふたしちゃうんだよ。規定の速度での演奏まであと一歩。要練習、ひたすら練習。とにかく、数をこなして、階段一個飛ばしのアルペジオを身体で覚えること。

 5番は合格。グーっす。

 6番は指は良いけれど、音が汚いので不合格。ま、三オクターブ目の音の汚さは自覚しているので、納得。内向きにして以来、まだキレイに高音が吹けない私でした。とにかく、フルートは、口で吹かない。身体で吹くように。上半身をしっかり広げるように。気をつけてみます。

 アルテは以上。宿題というか、アルテ以外の課題として、日々の日課練習に、音階練習を加えるように言われました。音階練習と言っても、すべての調で「ドレミファソラシドシラソファミレド」ってのを、一呼吸でやる、という奴。さすがに私は抵抗しました。だって、それは私には大変すぎるでしょ。それで先生も妥協。♯や♭が3つまでの調の「ドレミファ~」をやる事にしてもらいました。ただし、交換条件として2オクターブの行き帰りでやることになりました。

 音階練習が楽にできるようになったら、その次は、それにアルペジオも加えるようにとも言われました。そして結局、ゆくゆくはすべての調性で音階とアルペジオが常にスラスラとできるように言われました。

 私が「そういうのは、この先、半年後くらいになるとやれる予定の15課の内容ですよね」と言うと、「この本(アルテ)ではそうだけれど、アンサンブルでは、音階もアルペジオも普通にやるから、今からやらないと…」というわけです。レッスン内容、先取りですね。はい、やります。

 発表会の話もしました。何の曲をやるかは自分で考えるそうです。一人二曲がノルマだし、できればクラシックがいいですねえ…と言うことなので、先生には「フォーレのシチリアーノ」をやりたいですって、宣言してきました。なので、笛先生門下のみなさんは、今度の発表会では「フォーレのシチリアーノ」は、私のために、是非、ご遠慮していただきたいです(爆)。

 シチナアーノを選んだ理由。ベタだから(笑)。私はベタなものが大好きだから。あと、先日「テノールとフルートの夕べ」というコンサート[いかにも私好みでしょ]を聞いたのだけれど、そこのフルートさんが演奏したシチリアーノが、やけに心にしみてねぇ…。そんな理由です。

 後の一曲は、未定だけれど、バックバンドが入るので、ポピュラーにして、バンドと共演する曲がいいなあと思ってます。そっちは何にしましょう。楽譜もきっとリード譜だし、アドリブとか入れて演奏するのかな?

 さあ、とりあえず、地道にがんばっていくぞ。

 次回のレッスンは、またまた楽しいセッション・レッスンです。シブイ曲を持っていくつもりです。

コメント

  1. 小夜子 より:

    なんか…すごい!正しいピッチで先生とピッタリ合わせて吹けるのですね~。私、ピッチは未だに音ごとにバラバラです。正しいピッチを憶えることができません。練習していないから当然といえば当然なんですが^^;
    それから聴き取り力が弱いのでしょう…人と比べて自分が高いのか低いのか?というのも判断できません(泣)アンサンブルに憧れている人にしては致命傷???

    次は音階練習ですか。私のように何の知識もなく下準備も練習もしないまま15課に突入して苦労するより、今から着実に練習してくのは正解だと思います。遅かれ早かれいずれ必要になることですしね。それにしても…私は15課にいつまで苦労し続けるのかしら~(汗)

    発表会の曲、シチリアーノですか。良い曲ですよね。
    私も初めての発表会で☆と狙っていたのに、曲決定の少し前に曲集で習ってしまった為、発表会で吹くチャンスを逃してしまいました(^^;
    この一件以来(いつか発表会で♪)と思っている曲はレッスンで見ていただかないように気をつけています(笑)
    もう1曲は何に決めるのかな?選曲も楽しんで下さいね☆

  2. すとん より:

    >小夜子さん

     ピッチに関して言えば、私の手柄でも何でもなく、そのフルートが望むように吹いてやれば、本来、正しいピッチで吹けるはずです。特に私が使っているアルタスを始め、ヤマハやパールは平均律で吹きやすいよう最初から設計されていますので、より簡単だと思います。

     問題は“フルートが望むように”という部分で、そこが初心者には難しいわけで(笑)、まずは設計通りの演奏法で吹くのが基本なんでしょうね。で、アルタスの場合は、内吹きが基本なので、内吹きで吹き始めた私は、以前よりも音程を合わせやすくなってきたのだと思います。

     もちろん、人間が二人で吹いているのですから、思わず音程だって寄り添って、ピタっと自然に揃えてしまうものなのかもしれません。だから、ある意味当たり前なんですが、その当たり前がつい最近までできていなかったので、うれしくなって書いちゃっただけです。

    >私、ピッチは未だに音ごとにバラバラです。正しいピッチを憶えることができません。

     素人考えですが、頭部管の差し込み量が違うんじゃないかと思います。それで各音ごとのバランスが崩れているのではないかと…。メーカー推奨の頭部管の差し込み量というのがあって、アルタスの場合は5mmなんですよ。で、それを基準に試行錯誤して、今の私はだいたい7mm程度抜くことで、中音CとCisと三オクターブ目の音以外はだいたいOKです。

     中音CとCisと三オクターブの音は、やむをえないので、音を曲げて対応しようと思ってます。

     ただ、問題は、アンサンブルなどの場合は、ピアノに合わせたり、他人の楽器に合わせたりすると、頭部管の抜く量を自分のフルートにとって適切な量だけ抜けば済むわけではなくなるので、そうすると、全体に渡って、音を曲げ続けていかないといけないので、ちょいとやっかいだし、それで私は前回のアンサンブルの時に頭部管を抜くのを躊躇して、先生方に注意されてしまったというわけなんです(汗)。なかなか、うまくいかないよね。

    >それから聴き取り力が弱いのでしょう…人と比べて自分が高いのか低いのか?というのも判断できません

     ご同輩、私も同じです。もっとも私の場合は、音が高めという癖が分かっているので、ズレている時は、音が低くなる方向に曲げていくと大抵ピッタリ合うので、そんな感じでやってます。

     本当は、そんな感じでやっていては、いつまでたっても、純正律のキレイなハモリができないので、いいかげん音程を正しく取れるようにしないといけないのですがね(汗)。

     音階練習は難しいですね。半音の運指がオンパレードで、この世からハ長調以外の調性がなくなってしまえばいいのに…と真剣に思います。

     シチリアーノは比較的、スローな曲だし、楽譜も割と白っぽいのが気に入りました。指はおそらく簡単なんだろうと思いますが…だからこそ、観客の心を奪うためには、どう歌わせるかが勝負になるかなあと思ってます。

  3. Cecilia より:

    フォーレのシチリアーナ!
    録音を聴かせていただくのが楽しみ!
    私のばよりんの楽譜にもあるので遊びで弾きますが、指がつりそうになります。(苦笑)
    しかも苦労して弾いても、ピッチが合わないところだらけで本当に嫌になります。
    これはやっぱりフルートの曲ですよね!

    ところで昨日の記事に明和電気さんからコメントがありましたね~!
    すご~いって思ってしまいました。

  4. すとん より:

    >Ceciliaさん

     フォーレのシチリアーノは、実は元々は、チェロ(とピアノ)の曲だったそうですよ。それを「ペレアスとメリザンド」に組み込むためにオーケストレーションを施した時に、メロディ担当を、チェロからフルートに変えたという経緯があるようです。なので、ばよりんで弾くのは、あながち間違いではないと思いますよ。

     とは言え、ばよりんだと大変なんですか? フルートでは、実は楽な曲なんだと思います。そういう意味では、やっぱりフルートの曲なのかな?

     明和電気さんのコメントには、驚くと同時に感動しました。明和電気さんは、設立準備委員さんなので、私の駄文が明和電気さんを通じて、国に伝えられる(かもしれない:笑)と思うと、天にも登る気持ちです。うれしいですね。ブログをやっていて、よかったなあと思いました。

  5. テツ より:

    1つの音のピッチは合わすことができますが、スケールで合わせる事は難しくて思うようにできません。
    すとんさん凄いですー
    高音域は合わせにくいし、音が高くなるとズレが目立つので厄介です。

    スケールの練習は、30調全てをマスターしなさいと先生から言われて順番にやっていますが、ゆっくりでもなかなか難しいです。

    フォーレのシチリアーノぜひ聴かせてくださいね。
    楽しみにしています。

  6. 橘深雪 より:

    すとんさんはアルペジオ苦手なのですね。私大好きなんですよね。ただ並んでいても、ちょっとした小曲に聞こえません?
    ・・・私だけですね、マニアックですみません(汗)

  7. すとん より:

    >テツさん

     低~中音のピッチが先生と合ったからと言って、別に私がすごいわけじゃあないので、勘違いしないように。アルタスフルートが平均律に(なるべく)正確に作られているフルートなだけです。だから、私というよりも、アゲハの手柄。その証拠に三オクターブ目はちょいズレでしたから(笑)。

    >スケールの練習は、30調全てをマスターしなさいと先生から言われて順番にやっていますが、ゆっくりでもなかなか難しいです。

     30はイヤだなあ…。12で勘弁してもらえないかしら…。たぶん、スケールは12調できれば、演奏する上では、なんとかなりそうな気がするんだけれど…甘い? 甘いだろうな、少なくとも、それじゃあアルテが終了しないか(嘆)。

     ちなみに今は、毎日8つだけやってます。内訳は、ハ長調と、♯が1~4個までの調性と、♭が1~3個までの調性ね。これ以外の調性の曲って、私、見たことないです。だから、ひとまず、この8つができればOKかなって思ってます。ダメかな?

    >フォーレのシチリアーノぜひ聴かせてくださいね。

     発表会に来ますか(笑)。クラシックあり、ジャズあり、アンサンブルありで、たぶん楽しいと思うけれど。…あ、録音のことか! 録音はアップするかな? たぶんすると思うけれど、ちょっと未定(笑)。

  8. すとん より:

    >橘さん

     はい、アルペジオ、結構苦手です。ギターだとアルペジオは得意なんですけれどね。ギターで苦手なのは…スリーフィンガーかな? だからブルースとかカントリーとかのアメリカの田舎系の音楽は、ちょいと苦手です。

     アルペジオは苦手だけれど、コツコツとやっていきますよ。だって基本だもの。スケールとアルペジオができなければ、ジャズではアドリブができませんからね。ガンバらないと!

  9. sakura より:

    >人と比べて自分が高いのか低いのか?というのも判断できません(泣)

    私も小夜子さんとおんなじです。
    合ってないのはわかっても自分がどっちなのかわからないんです。
    先生はピアノ伴奏と合わせる時だけ高いから頭部管を抜くように指示されるのですが、それ以外では音程のことをおっしゃらないのです。
    もう少し先で・・・ということなんでしょうか。
    アンサンブルに参加するようになれば鍛えられるでしょうね~^^

    発表会の曲、シチリアーノでしたか~♪
    しっとりと切なく美しい・・・素敵な選曲ですね。
    私も好きでよく聴いてます。
    私のお教室も次は冬にコンサートがあるんですけど、密かに「インドの歌」が気になってます^^

  10. すとん より:

    >sakuraさん

     音の微妙な高低が分からない人って、たぶん少なからずいるんだと思います。実は私もそうです。でも、合っていないことが分かるなら、それはアンサンブルの時には、致命傷にならないと思います。と言うのも、人間は放っておいても、気持ちのいい方向に無意識で修正するからです。

     「合ってない」 -> 「気持ち悪い」 -> (無意識で修正して) -> 「気持ちいい」 なんですよ。

     だから「合っていない」事が分からない人は、ちょっと厳しいと思う。「気持ち悪い」と感じても、それを修正するすべを知らない人も厳しいと思う。「合っていない」が分かって、それを修正する方法を知っていれば、人は必ず無意識に修正して、気持ちよいものにしてしまうので、特に問題ありません。

     だから、大丈夫(笑)。

     頭部管を抜くウンヌンは、それとはまた別の話で、基本のピッチを合わせる、いわゆる「音合わせ」の話ですね。

     ブラスバンドのように、チューナーに合わせるのだったら、チューナーのメーターを見ればいいのだから、簡単ですが、アンサンブルだと、基準の楽器(ピアノとか、ファーストさんのフルートとか)に合わせるわけだから、そうなると、私も難しいですね。現状、先生に頼りっぱなしです。でも、まだ仕方がないかなって思って、甘えています。

     と言うのも、私はギターも弾きますが、その経験から言いますが、基本ピッチの音合わせって経験で覚えていくものだからです。だから、やがて経験を積み重ねていくと、必ずできるようになるので、今はできなくても、焦らない事にしてます。

     音程って、考え出すとすごく難しい問題ですね。音程には、ある程度の幅と深さがあるので、どこまでを許容範囲とするかで、だいぶ変わってしまいますからね。ピアノ的な平均律な音程が必ずしもベストではありませんので、これも感覚に任せるしかないかなあ…と思ってます。聞いて気持ちいい音程で吹けてればOK。なんか落ち着かない感じだったらアウトってところですかね。

  11. smilekumi より:

    小さなことからコツコツと。思わず両手をグーにしてしまいました(笑)まさに、仰る通りですね。
    フォーレのシチリア-ノ!^^ちょっと寂しげな感じが好きです。発表会楽しみにしています♪その前に私か^^;
    演奏前のピアノとの音合わせは自信がないので、控え室でチューナーで合わせることになりました、あはは・・

  12. すとん より:

    >smilekumiさん

    >演奏前のピアノとの音合わせは自信がないので、控え室でチューナーで合わせることになりました、あはは・・

     あ、それ、ダメだよ。絶対にやっちゃダメ。と言うのも、普通のチューナーって、A=440なんだけれど、ピアノってA=442~445くらいなんだよ。だから、チューナーと合わせると、必ずピアノとズレます。

     もちろん、会場のピアノの基準音の周波数が事前に分かっていれば、チューナーの方の基本周波数を変更することで対応できるけれど、もしそれが分からなかったら、やっぱりきちんと会場でピアノと合わせておかないと、音程がぶら下がっちゃうよ。

     ちなみに笛先生は、ピアノを聞くと、その基本周波数が分かる人なので、「このピアノは44○」とか教えてくれるので、私はそれでチューナーの調整をしたりします(笑)。

  13. chiko より:

    フォーレのシチリアーノは、フルートを練習している人なら、一度はひきますよね。私は、高校の時に練習しましたよ。

    先生と連弾してきました。楽しかったあ。
    もともとは息子と連弾したかった曲なんですけど、感じがつかめて良かったです。ところどころ注意は受けましたけど、40分くらい練習して、あわせましたよ。
    レ・フレールのCDもDVDも楽譜も全部貸してさしあげたので、先生もきっとレ・フレールを好きになるはず!!

    また合わせましょうね、と、言って頂きました。

  14. すとん より:

    >chikoさん

     フォーレのシチリアーノは、やっぱりフルートの定番曲と言うか、鉄板曲だと思います。ベタ過ぎるくらいベタなのですが、だからこそ、発表会でやってみたいと思ってました。

     オジサンなりの、濃いめのシチリアーノをやるつもりです。

     連弾、楽しかったですか。やっぱり、やってよかったでしょ。レ・フレールのディスクを先生にお貸ししたとは…次はレ・フレールばりの連弾でも狙っているんですか?

  15. めいぷる より:

    すみません、そのベタな曲やったことありません…聴けば判るかも(^^;;

    音あわせ難しいですね、楽器固有の特性もあって、、、
    平均律固定のピアノと合わせる時、ピアノを聴いてから吹くと「無意識に合わせて」しまうので、先に「通常の吹き方で吹いてから」ピアニストに弾いてもらいなさい…と言われました。

    平均律調整のピアノと合わせて、ステージ上や近場(小さなサロン)では音程(音質)が合うのに、少し大きめ(500弱)のホールだと末席で聴くと私の音はぶら下がるんです。
    音源から発生した音がそこまで届くまでに、楽器特有の音律に変わってしまうらしいのです…良く判らんのですが。。。^^;;

    それが、今、私の大きな壁…要は「倍音の乗せ方」なんだそーですが、耳が悪い私には乗っている倍音は聴き取れません…(涙)。 ベネットのマスタークラスでは「倍音の音程もきちんと合わせる」って言ってました…遠い世界の話です(汗)

    すとんさんなら楽勝だろうなぁ…羨ましい(*^^*)

  16. すとん より:

    >めいぷるさん

     さすがめいぷるさん、ベタな曲をやったことないって…、キャラどおりですなあ。さすが、アルテ未経験なだけありますね。

    >「倍音の音程もきちんと合わせる」

     できるかどうかは分かりません(たぶんできない)が、言いたいことはよく分かります。誤解されることを承知で乱暴に言っちゃうと「音程と音色の両方を揃えて、まるで一つの楽器が鳴っているかのように、きちんと揃えろ」って事ですね。

     合唱の世界では、これを徹底的に追求しているアンサンブルがいくつかあります。これをバッチリやられると、たとえば10人で歌っているのに、まるで独唱のように聞こえるのです。あれが合唱かと言われると、私は?と思いますが、でも、実際の音を聞いていると鳥肌で涙すら無意識に浮かんできます。そこまでピチッと合わせてくると、本当に美しい響きができます。独唱のように聞こえても、実際は独唱よりも、ずっとふくよかで、神々しい声なんですよ。感動するなというのが、無理なくらいの音色になります。

     しかし、それを声でなく、笛でやれと…! ベネット氏は何を考えているんでしょうね。でも、やれと言われて、できる人がいるから、やれと言うんでしょうね。いやはや、本当に遠い世界の話です。

  17. みーむ より:

    はじめまして、です。
    先日、こちらのブログを偶然見つけ、楽しく&興味深く、読ませていただいてます。特に、去年のフルートの試奏の顛末はすごいなぁと感心しました。勉強になります。

    私は5月に買ったばかりのオールドヘインズを愛用しています。私にとってはかわいらしくない「頑固じじい」なんですけど。。48歳のフルートですし。なかなか、手懐けるのが、、
    実は、吹奏楽もやってるので、吹奏楽に向くフルートも必要かなぁ、と痛感しています。今までのYちゃんはくたびれてしまい、ヘインズおじさんで合奏していますが、他のフルート陣と音色が違い、考える日々です。

    さて、私もレッスンに通っているのですが、私はパラディスのシチリアーニを発表会で吹くことにしました。フォーレのもすてきですよねぇ。あの、シシリーの独特の憂いのある曲想とリズムは、なぜか遠く離れたところに住んでる日本人の琴線に触れる感じがします。

    なかなか上達しないのですが、すとんさんを見習ってがんばります。

  18. chiko より:

    ええっ!?
    レ・フレールばりの連弾は憧れですが、無理です。
    楽譜を見て、出来るところだけ娘と合わせてみたりもしましたけど、曲全部は無理です。
    でも、あんなにピアノが大好きで、楽しく演奏が出来たらいいなとは、思います。

    7月20日は、福岡まで、池宮正信さんとレ・フレールのコンサートに行ってきます。楽しみ!!

  19. すとん より:

    >みーむさん、よろしく。

     オールドヘインズで吹奏楽ですか? それは贅沢な! いや、失礼。でも、やっぱり贅沢と言うか、もったいないと言うか…。

     オールドヘインズはレッスンと独奏の時だけにして、吹奏楽では違う楽器の方がよろしくないでしょうか? と言うもの、吹奏楽では、やはり楽器を酷使する場面が多いと思います。オールドヘインズのような、いわば繊細な楽器ではなく、もっとタフな楽器を使った方が絶対いいと思いますし、その方が、楽器のためにもなると思いますが…。音色うんぬんもそうですが、吹奏楽での使用にオールドヘインズが耐えないのではないかと、心配します。

     パラディスのシチリアーニ、さっそく音源を引っ張りだして聞いてみました。ううむ、哀愁ただよういい曲ですね。トリルが多用されているので、私の手には余りますが、トリルがちゃんとできれば、いい感じに演奏できそうです。いい曲を見つけましたね。

    >あの、シシリーの独特の憂いのある曲想とリズムは、なぜか遠く離れたところに住んでる日本人の琴線に触れる感じがします。

     シシリーに限らず、イタリアのメロディは日本人の心に沁みるモノが多いと思います。私は、イタリア物が大好きです。ビバ、イタリーって感じです。

     …もっとも、フォーレはフランス人で、パラディスはオーストリア人ですが(笑)。

  20. すとん より:

    >chikoさん

     あ、やっぱり、無理っすか、レ・フレールばりの連弾は。うむ、そりゃあ、彼らの連弾は、やっぱり神業のようなものですからね。なかなか、あの域には行けませんよね…。失礼しました。

     そういう意味では、レ・フレールは見るに限るかな? レ・フレールの福岡公演、ちょっぴりうらやましいです。

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