2014年最初のフルートのレッスンに行ってきました。遅刻は…たった5分しかしなかったよ(笑)。
私の前のレッスンがちょっと険悪な雰囲気でした。どうも、先生、最初のレッスンから飛ばしているようで、姉様相手にイカヅチが炸裂しておりました、おぉ、怖っ! 電撃を食らっている姉様が全然ダメかと言うと、そういうわけではなく、どうも私からすれば、天上世界でのダメ出しだった模様です。電撃を食らうのはイヤだけれど、あのレベルで叱られるのは、すっげ~、うらやましいです。
さてそんなわけで、新年最初のロングトーンの練習は、姉様と二人で行いました。先生は…興奮を覚ますためでしょうか、ちょっと退室しました(いやあ、叱る時は本当に真剣なんですよぉ)。
それにしても、姉様とのロングトーンは、なんかビタっとは合わない。かなり高めにしないと合わないけれど、音曲げをするにしても限界はあるもんなあ。かと言って、頭部管を入れちゃうと、音そのものが合わなくなっちゃうわけで…色々と難しいです。
さて、先生が戻ってきて、レッスン開始です。宿題は、昨年から継続中のアルテ15課10章Cis-durの1番の「音階準備練習」でした。さすがに年始年末で忙しいとは言え、昨年最後のレッスン以来、約一ヶ月という練習時間があったので、練習してきましたよ。で、合格です。ふふ、練習さえできれば、私だって合格するのサ。
次回の宿題は…その先をできるところまでやってくる…です。ガッツ出して頑張ってきます。
プチ・エチュードの方だって頑張りましたよ。苦労していた2番でしたが、こちらも合格をいただきました。先生曰く「まあ、もう少し速い方がいいけれど、丁寧に吹いているので、良い事にしましょ」と甘々の合格となりました。で、次回からは3番です。こちらも頑張ります。
さて、新年一発目の雑談は、食の楽しみについて。
私も先生も、別段“食通”という事ではないのですが、食べる事は大好きです。私は家で妻の手料理を食べるのが好きですが、先生は仕事がら外食も多いので、どこで食べるかには、結構こだわりがあるようです。
もちろん、美味しくない店はパスなのは当然ですが、いくら美味しいという評判のレストランであっても、それだけでは、先生の食指は動かないのだそうです。と言うのも、そういう店は混雑していてザワザワしている事が多いし、値段も高いし、何よりも“美味しいだけの料理”なんて食べたくもないのだそうです。
先生にとって、料理の“美味しさ”は、一番優先する事項ではないようです。
実は先生のこだわりポイントは、シェフの仕事っぷりなんだそうです。シェフの腕前が発揮された、手の込んだ、丁寧に調理された料理がお好きなんだそうです。
もちろん、料理が美味しいに越した事はないけれど、味うんぬんよりも、シェフがプロの技術をもって丁寧に調理してくれた料理を食べるのが、何よりの贅沢…だと感じるのだそうです。そして、丁寧に調理された料理を見ると、食べる前から、うれしくなってしまうのだそうです。
つまり、舌の前に、目で味わえる料理を好む…ってわけなんでしょうね。
で、先生曰く「やはり、日本のシェフは仕事が丁寧だよ。特にホテルのレストランは、高いけれど、丁寧な料理が多いよ」との事です。なので、食品偽装問題で話題になっていた時も、先生は全然気にしていなかったようです。先生にとっては“何を材料に使っているのか”よりも“丁寧に調理されているかどうか”の方が優先事項が高いので…丁寧に調理されていれば、伊勢海老がロブスターであっても、平気…なのかな? どうなんだろ?
ちなみに先生はお酒も大好きなんだけれど、外で飲むのはキライなんだそうです。家飲みが大好きなんだそうです。と言うのも、バーであれなんであれ、外で飲む酒って、酒屋で売っている酒と同じモノに、店の利益を乗せて、客に提供しているだけであって、料理とは違って、シェフの工夫もなければ知恵もないので、キライなんだそうです。だったら、同じ酒を酒屋で買って、自宅で飲む方が好きなんだそうです。
お酒が大好きなのに、外で飲むのはキライって、なんか不思議な人です。
食事はホテルが好きだけれど、酒は家飲みが好きなら…外では酒は飲まないのですか? と尋ねたら「もちろん、飲むよ」と即答してくださいました。あ、やっぱり、キライキライと言っても、酒は好きだから飲むんだ(笑)。
愉快な人だな。
ちなみに私の場合。やはり年を取るにつれ、美味しいものへのこだわりは少なくなってきました。いや、正直に書きます。元々、私は美味しいものへのこだわりはあまりありませんでした。それよりも“大盛りの美学”って奴を追求していました。
でも、年を取ると、だんだん大盛りを食べきれなくなってきてねえ…。若い時はいくらでも食べられたのに、最近は、たくさん食べると満腹してしまうんです。
満腹って悲しいね。だって、もうこれ以上、お腹に何も入らないんだよ、なんかとても切なくなってしまいます。
なので、最近は食事の量は多少少なめでもいいかなって思うようになりました。その代わり、私がこだわるのは、食事の品目かな? 食事の量ではなく、品数たくさん食べたいと思うようになりました。色々なモノを食べたい。あと、今まで食べたことないモノを食べたいって事も思うようになりました。
これも面白いでしょ?
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コメント
>食事の量ではなく、品数たくさん食べたいと思うようになりました。色々なモノを食べたい。
同感です!!
大盛りより、少しずつ彩りよく並べられた方が見て楽しいですしね。
これはすとんさんと対極かな。
器も料理の一部と捉えます。
>天上世界でのダメ出し
私も、一度そういう似たような現場を見たことがあります。ほんとにすごいですよね。
師匠と弟子の真剣勝負というか、ハンパないくらいどっちも、真剣。
でも、はたで聞いている私には、なにがよくなくてそんなに頭から湯気が出るほどのいきおいでお弟子さんが注意されてられるのかさっぱり?でしたが興味深く拝見してました。私の番になった人が変わったようにやさしくなった先生にちょっとびっくり。
まあ期待されているレベルがまったく違うので当然ですよね。私にあの勢いでレッスンされたら、まあオトナだからいちおう泣きはしないまでも来週から絶対来なくなっちゃうこと確実ですからね。ほんと、怖かったです。でも素晴らしいレッスンでした。ああいうレッスンがしてもらえるくらいに上手になりたいなあ・・・。と思いました。ぜったいムリですけど。
河童さん
いいですよね、少量多品目の食卓! 私の場合は、一品一品は少量でも、トータルで大盛りならグーッです(笑)。なので、バイキング形式の料理は好きですよ。あれこれ、チマチマと皿に盛って食べるの大好き。だから、バイキング形式なのに、料理の数は少ないのは×××です(涙)。
>器も料理の一部と捉えます。
それも最近は、少しずつ感じるようになりました。以前は、食物を腹に納めるのに忙しくて、ロクに器なんて見てなかったもんなあ…。年をとって、器を眺める心の余裕ができました。
だりあさん
先生に叱られてみたい…と書くと、マゾのようですが、決してそうではありません。あれだけ真剣に叱られるほど、期待されたいし、そこまで上達したい…と言うのが本音です。まあ、無理っぽいですけどね。
>私の番になった人が変わったようにやさしくなった先生にちょっとびっくり。
まあ、そうなんですよね、なんか気味悪いような…。でもまあ、つまりそれは、怒りにかられて怒っているのではなく、理性で叱っているからこそできる、手のひら返しなんだと思います。
やっぱ、先生に叱られたいわ、私。