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フルートのレッスン、どげんとせんといかん!

 日曜日です。本来ならダイエット記事の日ですが、昨日同様、音楽お稽古記事をアップします。

 私の仕事の都合で、笛先生のレッスンが受けられなくなった事は、以前の記事に書きました。フルートへのモチベーションがダダ下りな現在、このままの状態が継続したら、絶対にフルートを辞めてしまうのは、火を見るよりも明らか。こりゃ、マズイ。

 「フルート辞めちゃうの? せっかくいいフルートを買ったのにモッタイナイ」とは妻の言葉ですが、それはその通りだと私も思います。このままではアゲハが可哀相だし、フルートを一生やるつもりで、エイヤーと高価なフルート(あくまで当社比)を買ったのに、このままフルートをタンスの肥やしにするわけにはいきません。それに、フルートに費やした三年間という私の人生だってモッタイナイ。

 笛先生の代わりと言っちゃあなんだけれど、新しい先生を見つけて、レッスンを再開しないといけません。

 でも、気分は憂鬱だよ。私は人見知りをする人だから、新しい先生よりも慣れ親しんだ先生の方がいいのよ。基本的に新しい場所とか新しい先生とか、苦手なんだよなあ…。

 それにフルートの場合、門下が変わると「最初からやり直し!」なんて事、よく聞く話でしょう。この年になって、今更、頭部管修行から始めたらイヤだしなあ…。でも、アンブシュアは、門下や流派ごとに違うから、同じ師匠筋の先生に移動するわけでもなければ、たいていやり直しらしいし…(ほんと?)。

 それに、アルテだって三年かけて15課までせっかく進んだのに、先生が変われば、きっと、能力チェックテストみたいなのがあって、その結果、色々と欠点が明るみに出されて、ずっと後ろの方まで戻ってレッスンすることになるだろうし…。「アルテはまだ早いです。初心者用の入門教材から始めましょうね(はぁと)」なんて言われた日には、目の前クラクラしちゃうだろうなあ。

 師事する先生が変わるって、そういう事だと思ってます。ああ、気が重い、気が重い。

 だったら、笛先生のレッスンが受けられるようになるまで、フルートをお休みしておくか…なんて考えも、一瞬頭をよぎったけれど、その日が来るまで何年かかるか見当もつかないし、下手すると仕事を引退するまで、そんな日が来ないかもしれないと思うと、そういうわけにはいきません。

 やっぱり、近隣の先生で、私とスケジュールの合う先生を探さないと…。

 これと言った先生のアテがあるわけではないので、とりあえず、思いつく範囲で、近隣の先生方のリストを作って、それぞれの先生の元でレッスンを受けられるかどうかを電話等で尋ねて、相談してみて、場合によっては体験レッスンをお願いして、それで次の先生を決めないといけませんね。

 笛先生のところでフルートのレッスンを始めて、約三年。おかげさまで、この世界の事も若干分かるようになりました。そこで、無い知恵をしぼって「ううう~む、近隣のフルートの先生、フルートの先生…」と捻り出すと、数名の先生々の名前が頭に浮かびました。

 まず最初に思い浮かんだのは、私の中学時代の担任の先生(で、現在はソプラノ歌手)が、よく仕事でご一緒しているフルート奏者の方。当然、演奏を聞いた事があります(なかなかの凄腕)し、ウチの近所の某施設でお教室を開いている事も存じあげておりますので、一度お教室を尋ねて相談してみるのもいいかなあと思ってます。

 知り合いのお嬢さんでフルート奏者をやっている方がいらっしゃいます。CDもマイナーレーベルから数枚リリースしている、現在売り出し中の若手フルート奏者です。リサイタルも聞きに行った事がありますが、なかなかエレガントな演奏をする方です。もしも先生業をやっているならば、親御さん経由で尋ねてみて、先生候補に入れてもいいでしょうね。ただし、レッスン料は安くはないでしょうね(汗)。

 湘南にはジャズフルート奏者が二名いて、その一人が笛先生なんですが、もうひとりの方は、確か、ウチの近所に住んでいたはずです。その方に習うという手もないわけじゃないです。

 キング先生のレッスンは、いわゆるカルチャーセンターで行っているのですが、そこのカルチャーセンターには、フルートの先生がお二人いらっしゃいます。面識も何もないのですが、お二人ともベテランのフルート教師だし、お弟子さんもたくさんいらっしゃる方々なので、きっと教え上手でしょうし、そういう先生もいいかもしれません。

 それに某大手の音楽教室が近所に数カ所ありますが、そのうち二つの教室にフルートの先生がいらっしゃる事は存じあげております。

 その他にも、知り合いのプロオケ奏者の方に「ウチの近所に良いフルートの先生いない?」って尋ねれば、きっと即座に数名の候補があがるだろうし、息子君のピアノの先生に話せば、お知り合いのフルート奏者の方を紹介してもらえるだろうし、アマオケのフルート君に「君の先生を紹介しなさい」と命じても(笑)いいし、ネットで検索しても……止めとこう。そんなにたくさんの先生方をリストアップしても仕方ないよ。実際に師事できる先生は一人なんだから、そんなに手を広げちゃうと、かえって選ぶのが大変になるだけだし、こういうモノは縁のものだから、ご縁を大切にしないといけないよね。

 しかし、先生を変えるのって、勇気とエネルギーがいるよねえ…。いっそこのまま、フルートは独学でいいや~って思わない事もないですが、でもたぶんそれじゃあ、フルートは挫折が待っているだろうから、ここはやっぱり一つ、重い腰を上げざるを得ないでしょうね。

 さて、アクションを起こさないと…ね。まずはこれらの先生の条件を調べてみますか? いくらご近所にお住まいでも、お宅で教室を開いてるとは限りませんからね。まずは私の自宅、あるいは職場から、徒歩圏内でお教室を開いてる事(私は徒歩移動な人間です)。それに現実的な問題として、御月謝が支払い可能な金額である事。その上で、私が通える時間帯のレッスンのコマが空いている事(実はここが一番大事なポイントです)も確認しないと…。そして、体験レッスンを受けられるかどうか確認しないと…。

 やるべき事が結構あるなあ。仕事だけでも大変なのに…フルートの先生探しは、先のばしにしたいと言うのが、今の本音ですよ。

 はあ…。

コメント

  1. おぷー より:

    何の習い事にせよ、先生を変えるのは、決心が要りますよねえ。
    歌の先生は、今の先生で4人目ですが、それぞれ違った教え方をしても
    ベルカントが基本です!と言うのは同じだったので、基本線は
    変わらなかったです。
    フルートもそういうの、あるんでしょうか?

  2. すとん より:

    >おぷーさん

     日本では家元制度が発達して(笑)いて、声楽ですら(いわゆる)ベンカントで統一されているとは、まだまだ言えない現状です。ましてやフルートは、世界的にもいくつもの流れがある中、日本国内を見た場合、数え上げるのも億劫なくらい、流派のようなものが乱立しております。

     ましてや、私の場合、基本はジャズフルートですからネ。次の先生は、湘南にお住まいのもう一人のジャズフルーティストさんのところに行かない限り、クラシック系の先生になります。音楽ジャンルが違うのですから“同じ”を期待する方が間違っているでしょう(笑)。さらに、もうお一人のジャズフルーティストさんのところに行っても、笛先生とは流れが全く違う方なので…たぶん大変なことになるんじゃないかなって思ってます。

     と、言うわけなので「先生を変える」=「やり直し」という覚悟はできております。

     門下を移動するって、そういう事なんだよね。「やり直し」は大変だけれど、ある意味“テクニックの幅を広げられる絶好のチャンス”と前向きに捉える事にしています(ソウカンガエナイト、ヤッテラレナイ)。

  3. 水香 瑶妃 より:

    私の経験ですが、フルートは門下はもちろんそのお弟子さんによってもアンブシュアをはじめ、基礎練習の定義からヴィブラートのかけ方に至るまでやり方が全くといって良いほど違います。私の前の先生は「とにかく喉を開けろ」の一点張りでしたが、今の先生は「開けるのも大切だけど、息の通り道を整える方がもっと大切。喉は程々に」です。アンブシュアが違う!とは言われませんでしたが、息の使い方は全く変えなければいけませんでした。基礎練習もやり直し(やり方を変えて)でしたが、今までやってきたことに上乗せで足りないところを補うというかたちで進めてくれています。少し戻るのは仕方ないですが、全部やり直しさせられる先生はやめた方が良いと思います。物理的云々ではなく、多分その先その先生に師事しても合わずに嫌になると思います。私、ピアノがそうでした…

    変化も楽しむくらいの気持ちで、あまりがちがちにならずに先生選びをすると良いと思いますよ。変化の度合いにも程がありますけどね。裏返せば、変化が楽しめる程度の先生が一番良いかと思います

  4. すとん より:

    >水香瑶妃さん

    >フルートは門下はもちろんそのお弟子さんによってもアンブシュアをはじめ、基礎練習の定義からヴィブラートのかけ方に至るまでやり方が全くといって良いほど違います。

     …ですよねえ。私も同じ認識です。多少戻るのはやむを得ないでしょうが、あんまり戻るようなら…やっぱり、その先生の元では学べませんよね。

    >裏返せば、変化が楽しめる程度の先生が一番良いかと思います

     そうですね、その通りだと思います。「ここは違うんだ~」と思える先生(つまり、大半は今までと同じって事)の方が絶対にいいですね。そういう先生と出会えることを願ってます。

     ピンチはチャンス…私はこの言葉が大好きなんですが“先生が変わる”というのは、ある意味、ピンチじゃないですか? でも、せっかくのこのピンチを、大きくジャンプアップするためのチャンスに変えていきたいと願ってます。だからこそ、先生探しって…大変かもしれない。

     ま、悩んでいても、ダメなので、実行あるのみです(汗)。

  5. めいぷる より:

    経験から(笑)、
    先生変えても「1からやり直す」って、変な癖でも付いてない限りないですよ(笑)
    先生が教えてくれる事は自分が歩んできた道だから、お茶やお花の流派まで行かなくても、その方法論と説明方法はかなり違うでしょうね。…極論してしまえば同じ事を言っているはずなんだけどね、他の視点に立たない(立てない人の多い)世界だから。

    そー言う意味では、上手なアマチュアの生徒さんが多い先生がお勧めかも。
    個性に合わせて多々なアプローチを習得しているはずだから。
    後、演奏活動している事は必須。 音大卒業or留学終了時がベストで、そっから下りっぱなしなのに、それに気付かないで音楽教室で教えている輩が多いから注意。 ←現役奏者のお言葉です。

    ピンチはチャンス♪ 良いですねぇ~、良い先生に出会えますように(^^)v

    今日、赤木りえさんの演奏を初めて聴きました。
    いやぁ~、ジャズフルートってのもかっこいいですね[E:lovely]

  6. すとん より:

    >めいぷるさん

     変な癖ですか…たぶん、付いてないと思うのですが…。なら、多少は安心しても平気ですよね。いや、戻るのは構わないのだけれど、頭部管修行から始めたら、泣いちゃうもんね。

    >そー言う意味では、上手なアマチュアの生徒さんが多い先生がお勧めかも。

     あー、なるほど。「名選手、必ずしも名コーチならず」って事は言えるかも。自分からドンドン技を盗める人なら、ともかく、まだまだ手取り足取りな私の場合、教え上手な先生の方がいいものね。うん、そりゃあ、そうだ。

    >後、演奏活動している事は必須。

     うん、これは分かる。演奏回数は少なくとも、コンスタントに活動している事は、音楽家として大切なことだし、そうでなければプロとは言えませんからね。

     赤木りえさんですか、いいなあ。私も2度ばかり生で聞いたことがあるけれど、ジャズフルートなのに、どこか“和”っぽい感じのする演奏なさる方ですね。ジャズフルート、カッコいいでしょ、クラシックとは別モノなので、それなりの勉強が必要だけれど、あれはあれで憧れの世界です。

     私もまた、いずれ、あっちの世界に戻ってもいいかなって思ってます(気が多くて申し訳ない)。

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