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フルートとヴァイオリンを辞めました

 …と書くと、嘘になりますが、でも今の状況を短く言うと「フルートとヴァイオリンを辞めました」って事かな? というわけで、タイトルはそういう事にしておきました。

 言葉を多くして説明すると…

 春になりました。新年度になって、仕事が[また]変わって(と言うか、配置転換ってやつです。ポストも変わりましたが…研究所勤めは変わりません:汗)、労働時間が飛躍的に増え(と言うか、リミッターが外されました:涙)、責任も増え、体力的な心配も増えてしまった、と言うことが、まずあります。

 今まで、他の人と研究室を共有して仕事をしていたのですが、この度、個室をいただいて、表札を出して、専用インターネット回線と外線電話と冷蔵庫と大きな本棚を数個いただきました。その代わりに「今年はいっぱい働いてね(はぁと)」って事になったんです。…ちなみに、今度の研究室は、オーシャンビューで眺めサイコーなんですよ。

 そんなわけで、仕事環境が激変した私は…今までフルートのレッスンに行ってた日が、夜の深い時間まで“お・し・ご・と”の日になってしまったのですよ(涙)。まあ、遊びと仕事とどっちを優先するかって言うと、私はこれでも“プロ”ですから、そりゃあ仕事優先です(当たり前)。なので「あちゃー」って感じです。

 この『夜の深い時間まで“お・し・ご・と”』は、少なくとも年単位で続きます。なので、フルートのレッスンを、今までの時間のままで学び続けるのは、無理になりました。じゃあ、別の時間に変更してもらう? でも、その日は、仕事でヘトヘトになっているし、本当に深い時間まで働いているので、いくら時間をズラしても、お教室に行けるのは、当然、夜の深い深い時間になってしまうので、やっぱり、その日のレッスンは無理ですね。

 先生と相談して、日を変えてレッスンを受ける…となると、場所が変わります。今のレッスンは先生のご自宅でやっているわけではなく、先生が当地に出張してきてレッスンをやっていただいている関係上、曜日が変われば、当然、レッスン場所が変わります。先生からは、そういうご提案も受けましたが…それはちょっと考えたくないのです。

 だってね…遠くに行きたくない…んですよ。仕事終わりの帰り道の途中にレッスンに寄って…、と言うならともかく、一度仕事が終了し、ヘトヘトになって帰宅して、着替えをすませて、夕飯も食べずに空腹のまま、フルート持って電車に乗ってレッスンに行く? 当然帰宅は遅い時間になるし、翌日も仕事だし…。それは勘弁だし、そんな無理は長続きしません。

 休日なら、多少遠くてもレッスンに通える…けれど(カレンダーどおりの仕事のはずなのに、実態は)カレンダーどおりの仕事ではない上に、今年は休日出勤が不定期で相当増える予定(涙)なので、定期的にレッスンを休日に入れるというのも、実は現実的ではないのです。それに、平日の仕事量も増えるので、もしも休日が休暇になっても、休養優先で遠出はしたくないという理由もあります。もうちょっと言うと、貴重な休日は、やっぱり家族と過ごしたいでしょ。

 そんなわけで、笛先生のフルートレッスンは、少なくとも今年は、続けられないなあと言うのが、私の結論です。なので、その件を先生に伝えて“レッスンの長期休止”をお願いしました。あくまでも“辞める”のではなく、復帰も念頭に入れての“長期休止”って事でお願いしました。だって、年単位でレッスンに行けないのなら、それも仕方ないでしょう。

 ヴァイオリンのレッスンは、元々、不定期レッスンでヒイロ先生と私のスケジュールを合わせて行っていたのですが、こちらも私の仕事が増え、先が全く読めなくなってしまいました。当然、次のレッスンを入れるメドも、全くたたなくなってしまいましたし、体力的にも心配になった(レッスンは遠方で行っているので、レッスンに行って帰ってくるだけで6時間程度 [片道1時間半の往復で3時間、レッスン時間2時間、会場入りは遠方という事もあって念のためレッスンの1時間前に到着…で合わせて6時間]、かかってしまうのですよ)ので、こっちも“長期休止”にしてもらいました。

 とにもかくにも、今年はかなり仕事に忙殺される予定なので、今までどおりの形で、フルートとヴァイオリンのレッスンを継続するのが、無理になりましたって事です。それが、今回のタイトルの本当の意味です。

 オトナですから、社会人ですから、仕事が優先なのは当たり前。仕事の内容が変われば、趣味を止めたり中絶したりするのも当たり前。だからこそ、かねてから私が言っている通り、オトナの趣味は、できる時に精一杯にやらないといけないのです。

 フルートもヴァイオリンも、三月のレッスンが無くなり、四月からは長期休止という流れになってしまったので、おそらくブログ読者の方は「何かあったの?」と心配される方もいらっしゃるでしょうが、事実は上記の通り「新年度から、私の仕事内容が変わったために、今の形での継続が無理」になっただけの話です。三月のレッスンが無かったのは、先生方の個人的な事情で、四月以降の長期休止は、私の仕事の都合であって、たまたまそういう形になっただけで、別にトラブルとか、そういう事があったわけではありません。円満に休止になったと思ってます。

 ま、数年して、勤務形態が変わり、再びジャズの勉強がしたくなったら、笛先生、ヒイロ先生の門を叩くつもりです。だから“辞める”のではなく“長期休止”なんです。

 今年は今まで以上に、ちょっと真面目に仕事に取り組まないといけないかなって感じなんですよ。ってか、私の年齢なら、仕事人間である事が当たり前で、趣味に呆けられた今までの方が、どちらかと言うと例外的な事です。だから、ある意味、これが当然の帰結なのかもしれません。

 さて、歌は? って言うと、こちらは不思議なくらい、無風状態です。きっと、歌の神様が私を守っているのでしょうね。仕事が忙しくなったのに、まるでエアポケットにでも入っているかのように、歌のレッスンの時間はきちんと確保されているのです。感謝な事です。

 あと、歌劇団の方も、たぶん大丈夫、なんとか継続できそうです(たまにお休みするかもしれませんが…)。

 そう言えば、キング先生には毎年「来年度は、仕事の都合で、歌を続けられなくなるかもしれませんよ~」と言っている(今年も年明けくらいに言った)し、実際、辞めることを覚悟した年もあったけれど、なんとか今年も続いています。

 「辞めるかもよ~」と予告していた声楽は継続し、予告もなければ、つもりもなかったフルート&ヴァンオリンが続けられなくなるというのも、世の中の不思議という奴です。声楽だってそうだけれど、フルートもヴァイオリンも、これからの人生、ずっと続けるつもりでしたもの。いきなりレッスンに通えなくなると思っていませんでした。実際、三月はレッスンがなくて、とても残念で、この思いは四月になったら、ドド~ンとはらしてやるつもりでいたくらいですから。

 でも、これも縁なのかな? フルートの神様よりも、ヴァイオリンの神様よりも、歌の神様の方が、私をより深く愛してくれているって事なのかな?

 仕事は忙しくなったけれど、とにかく不思議と、私の歌環境は守られているわけです。環境は守られたけれど…確実に練習時間は減ります(汗)。これはこれで大きな問題です。参りましたね。

 ま、とにかくご報告(誰に?)です。今後の事は、色々と考えてますが、長くなったので、その件については、また明日アップします。

コメント

  1. おぷー より:

    お仕事もあるのに、3足わらじをしっかり履いておられたのは
    えらかったと思います。
    少しおやすみしている、と考えれば良いと思います。
    歌の方、頑張って下さいね!

  2. すとん より:

    >おぷーさん

     激励、感謝です。音楽の演奏は肉体を使う以上、やらないでいると出来なくなります。今までどおりは無理ですが、何らかの形での継続を模索している最中です。時間と体力を使わずに、細く長く…と思ってます。

    >少しおやすみしている、と考えれば良いと思います

     そうですね。貧乏性なので『立ち止まるのが不安』と言うのがありますが、そこは落ちついてデーンと構える事も必要なのかもしれません。

  3. だりあ より:

    あちゃちゃ~なんてこったい、老後の楽しみに、とおとりおき確定楽器が二つも・・・ですか。
    しかしまあ、人生、そういうときもあるんでございますよ。
    すとんさんの軽妙洒脱なフルート談義やヴァイオリンレッスン話が聞けなくなると思うとかな~り寂しいけれど、ま、とりあえず!?、元気にお仕事をしてください。男の人って、仕事に夢をかけている姿が一番美しい、というか、かっこいい、と思いますので。
    これからもずっとブログが終わるまで、フルートの復活を楽しみに、そしてリアルタイムの歌話を楽しみにしています。

  4. すとん より:

    >だりあさん

     今日の記事は言わば『前編』でして、明日の『後編』では「じゃあ、フルートとヴァイオリンはどうするの?』と言う話になります。この話も書き始めると長くなるので、明日の記事をお楽しみ…ってところですが、さすがに、フルートもヴァイオリンも、なかなか諦められないってのが本音なんです。でも、お仕事大切だしね。

     しかし、大人の趣味は、出来る時に、精一杯全力でやらないとダメですよ、いや、マジです。

  5. いつりん より:

    お邪魔いたします。

    やはりフルートの記事は減ってしまうのでしょうか~(T_T)
    声楽もヴァイオリンの記事も金魚の記事も
    いつも楽しく読ませていただいてますが
    やっぱりフルートの記事がアップされると
    おっ♪
    と嬉しくなっていたので…

    でも、滞りない日常生活あってこその
    趣味ですものね。
    私も長短数回のブランクを経験しています。
    好きなことは辞められないんですよね。
    ぜひ、レッスンも復活してくださいね~!

  6. マイコ より:

    こんばんは。仕事中大きな地震に見舞われて恐怖でした…東北は震度6強のようですね。すとんさんは大丈夫ですか?

    本題ですが、レッスン長期休止ですかぁ…なんだか残念な気がします。でも仕事しないと食べていけないですし。こちらも、休日出勤だのオバケが出る時間まで残業だのって感じの職場なので、お金貰う大変さも分かります。すとんさんの仕事が落ち着いて、またフルート記事が出るのを楽しみに待ってます!それまで私も頑張るぞー。
    それにしても一人部屋(?)って凄いんじゃないですか!?

  7. すとん より:

    >いつりんさん

     えっと、今日の記事(つまり、この記事の次の記事ですね)をご覧いただけると、分かる通り、フルートをこのまま中座しておくつもりはありません。なんとかフルートについては再開したいと思ってます。だって、せっかくここまで努力を積み重ねてきた楽器だもの、なんとか継続したいのです。

     ま、まだ、再開できると決まったわけではなく、これから私を取り巻く状況を整理管理し、先生も探さないといけないのですが、とにかく、あまり長期にわたって立ち止まることなく、再び歩きだしたいと思ってます。

     ま、実は今、声楽の発表会が迫っていて、そっちで手一杯という現実もあるので“フルートはお休み”という時期があるのは『寂しいけれど助かっている』という側面もあったりします(笑)。

    >ぜひ、レッスンも復活してくださいね~!

     いやいや、ほんと、そう願っております。良いご縁がございますように。

  8. すとん より:

    >マイコさん

     昨夜の地震は大きかったですねえ。私も私の家族も家も金魚たちも大丈夫でした。金魚たちは、事前に慌てると言った様子もなく(動物としてどうなの?)、事後は心臓バクバクの様子で取り乱しておりました。

     私はさすがにあの時間は帰宅していましたが、マイコさんは仕事中だったのですか? ご苦労さまです。

     ま、趣味は大切ですが、仕事の方はもっと大切なので、仕事が忙しくなれば、趣味は控えざるを得ないのです。なにしろ、1日は24時間だし、人生は有限だし…ね。

    >それにしても一人部屋(?)って凄いんじゃないですか!?

     ま、オッチャンですから(笑)。仕事柄、黙々と作業をしたり、ボケーと考え事をしたりする時間が必要なので、大部屋にいるよりも、却って一人でいる方が、効率がよいのですよ。それに、一人部屋と言っても、打ち合わせスペースとかもあって、人の出入りが無いわけではないので、あんまり寂しくないんです。

     問題があるとすると…居眠りをついつい始めると、誰も起してくれる人がいなくて、うっかり時間の無駄遣いをしてしまう…って事かも(爆)。

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