以前にも書きましたが、私のお稽古事の謝礼は、基本的に、私のお小遣いからお支払いしています。
ちょっと前まで、一カ月で、声楽が4回、フルートが3回、ヴァイオリンが2回で、合わせて9回ものレッスンを受けてました。忙しい週は、一週間7日のうちに、声楽もフルートもヴァイオリンもあって、さらにサークル活動である歌劇団の練習も加わったりして、7日のうち4日も出歩いていたりしました。ああ、忙しかったわけだ。
フルートとヴァイオリンが当面無くなり、目下のところ、お稽古事は声楽だけになりました。カラダも楽になりましたが、お小遣いにも余裕が出てきました。いやあ、今まで色々とギリギリだったからねえ。
で、妻に「フルートとヴァイオリンは一度止めたけれど、フルートはそのうち再開するつもりだよ。ヴァイオリンは体力的な事もあって、しばらくはナシのままで行くよ」と言ったら「じゃあ、ヴァイオリンの分、お小遣いを減らしてもいいよね~」と来ました。
[…絶句…]
妻が言うには「だって、家計が苦しいんだよ」と来ました。アレ? ウチは最近まで、経済的には余裕があったんじゃないの?
妻が言うには、息子君が中学に入って、お金がかかるようになった(これは仕方ないな)事もあるけれど、何と言っても、民主党政権になって、彼女の働いている業界が不景気になり、そのためパート収入が減った事に加え、追い打ちのように、ガガンと税金が増えて(バラマキ政策のためだな…)、そりゃあ大変な事になっているそうな。
つまり、民主党が政権を握ったために、ウチが貧乏になったって事?
…そう言えば、息子君の入学準備のために、私が貯めてたフルート貯金を吐き出したくらいだから、家計が楽じゃなさそうだとは薄々は感じてたけれど、私の小遣いを減らすとなると、そりゃあ、オオゴトだな。
家計がピンチなら、仕方がない。協力しよう。しかし、先の衆議院選挙で民主党に入れた人たちのおかげで、私のお小遣いが減るというのは、なんか解せないですよ。
さらに、妻と話し合って分かった事があります。実は、声楽のレッスン代の半額、ヴァイオリンのレッスン代の半額、歌劇団の団費用全額は、実は家計から出してもらっていたのです(汗)。いやあ「お稽古事の費用はすべて自分で出している…」なんて豪語しておりましたが、実はこれ、大きな間違いでございました。そう言えば、なんとなく、収入と支出が合わないような気がしていたのけれど、まあいいかと思ってました(どんぶり、どんぶり~)が、そんな事になっていたんですねえ…。いやあ、申し訳ない。
そんなわけで、ヴァイオリンのレッスンが無くなったなら、その分の経費を、私のお小遣いから差っ引くと言うのも…まあ、理に適っていると言えば、そのとおりなので、とりあえず、小遣い減額の件は飲む事にしました。でもこれで、ヴァイオリンのレッスン復活のメドは完全に消えたな(涙)。
しかし、妻自身も合唱団を辞めたので、夫婦ともに、一つずつ趣味を減らして、その分の経費を家計に回すという、いわば痛み分けの形になったので、仕方ないです。
さらに、ヴァイオリンのレッスンを断念したのみならず、それに加えて今年は、人間ドックも断念する事にしました。幸い(?)、ラ・フォル・ジュルネも、有料公演を毎年4つ見るところを、2つにして、無料公演をたくさん楽しむ事にしたのも、何かの虫の知らせかもしれません。息子君が中学生になり、部活で忙しくなるだろうからと言う理由で家族旅行を取りやめにしたのですが、その分の費用も家計に回せますね。もちろん、バッチリ節電していますので、電気代の負担が減るのもうれしいですね。
なんか、そういう、楽しみのための出費とか、不急な出費を押さえることで、幾ばくかの金額を家計に回す事にしました。こうやって、日本経済が少しずつ萎縮していくんだよなあ…。
ま、そんなこんなで、私のお小遣いも見直す事にしたのです。しかし、お稽古事を減らしたのに、小遣いキツキツなのは変更なしっては、なんかなあ~って気がしないでもないです。すべては、景気回復を後回しにし、増税路線を突っ走り、バラマキ政策という大いなる無駄使いに励み、復興支援は後手後手の二の次三の次にして、まるで日本の国力を削ぐ事に全力をあげている(これが私の誤解なら、とてもうれしいのですが…)ようにしか見えない民主党政権さんのおかげなんだよなあ。
民主党政権および東日本大震災の被害、福島原発事故、さらに自粛ムードに電力不足。日本全体が被った風評被害のため輸出業の衰退…。これらの複合的な影響のために、これからの日本は、国力がダダ下がりで、さらにさらに不景気になっていくでしょう(涙々)。いわば、国が縮小し、落ちぶれていくわけです。その時に備えて、今から、財布のヒモをしっかりと締める事は大切なのかもしれません。
やっぱり、フルートも先生を探さずに、独学で行った方がいいかなあ(遠い目)。
早い事、政権交代をして、とにかく民主党に辞めていただかないと、国がダメになる前に、ウチの家計がパンクするよぉ。
コメント
自分も昨年、フルートとサックスのレッスンを止めました。
で今年の3月末でウィンドウ・アンサンブルへの援助も中止!。
その分[E:beer][E:bottle]飲み代が増えた[E:happy02]。
あるのは、ビック・バンドの団費とボサ練習の場所代だけです!。
あ、棒茄子でマイマイク(フルート用)を購入予定です。
飲み代が増えて、フルートの代え買えは当分無理ですかね!。
自分は子供は大きくなったけど、まだ足の脛をかじられマス![E:crying]。
>はっチャンさん
あら、はっチャンさんのところも、緊縮財政? 不景気&増税で、どこも世知辛いのかしらねえ? はっチャンさんの場合、飲みはお楽しみであると同時に仕事の延長でもあるだろうし(余計なお世話だろうけれど)健康管理の兼ね合いもあれば、飲み代が増えるのは痛し痒しですねえ。
でも、多少の規模縮小が伴ったとしても、やはり音楽が続けられるだけ、我々は幸せなんだと思いますよ。本当に苦しい時は、まず生活優先であって、音楽は二の次三の次になりますからね。
だからこそ、我々はできる範囲で頑張って、一生懸命働いて遊んで、日本の経済を動かしていきましょう。(関東地方の節電以外の)自粛は人災です。経済的な二次災害です。被災地の復興のためにも、ドンドン日本のお金を動かしいきましょう。
どこも厳しいですねぇ。
私も今期、1こ仕事がなくなりました。
不況とは関係なく、受験で生徒がレッスンを中断してしまったため、頑張って生徒をまた増やさないとと思っていますがどうでしょうかねぇ。とりあえず、夫のお小遣いはうちはあってないようなものです。金魚ちゃんの費用は家計から出しているし、模型も買うヒマなく作るヒマないようなので。(出向で通勤が遠方になったんです。超朝型生活になってます)
私もうっかりダマされて民主に投票しちゃったので、あんまり文句は言えないですが・・・。
(だって他の党はヘタレだったり私と信条が合わなかったりで、いちばんマシだと思った民主がアレだもん・・・きっとダマされた人は多いと思うけどそれも自己責任と思うと悲しい・・・)
中学に子どもが入るとお金かかりますよ。
うちは長女、私立高に入学してしまったので毎月の授業料のやりくりが結構大変です。まぁ1つは本人が志望校のランクを落としちゃったからというのもあるんですが、多分私立のほうが大学には確実に入れる。(進学志望なので)K塾やYゼミなどへ払うお金と比べて、なぜか私立でバリバリ補習をされるほうが安いという不思議な現象が起きています。
息子君は部活に入るのでしょうか?運動系だともろもろかかるそうですよ。吹奏楽でもマイ楽器を買うなら(って、これはすとんさんご存知ですよね)それなりに(笑)
でも恐ろしいのは大学入学です。100万からのお金をどうしよう(汗
>ことなりままっちさん
ままっちさんとは該当しないようですが、やはり不況の波は大きく、習い事の先生たちは生徒の数がどんどん減っている方が多いと聞きました。まあ、家計で最初に削るのが、遊興費で、次が食費で、その次ぐらいが習い事代でしょ。特に非勉強系は割と早めに切られる傾向があるみたいです。世の中が景気よくないと、なかなか芸事にはお金が使えないんでしょうね。もっとも、オトナの習い事代は、食費よりも早い段階で切られるかな?
息子君はたぶん運動部に入ると思います。音楽は大好きだし、吹奏楽部の顧問の先生(女性の方です)には毎日勧誘されているそうですが、何せ、吹奏楽部は、団員がほぼ女子の部活なので「女の部活に入れるか!」って事らしいです。ちなみに合唱部はない学校なのですが、もしも合唱部があったら入るのかと尋ねたら「もちろん(入る)!」だそうです。いやあ、合唱部も女の部活だと思うけれど…、歌だと、女だらけでも気にならないようです。
中学はお金かかりますよねえ…。高校はもっとかかります。今から悩みですよ。
おっしゃるとおり、公立学校に入れて塾に通わせるよりも、私立学校に入れて補習をバンバンやってもらった方が、親も子も幸せになれると思いますよ。親は経済的に、子は時間的な意味で…。もっとも、一番金かからないのは、公立学校に行って、塾にいかないで宅勉ひとすじってパターンですが(笑:ウチはぜひこの線でお願いしたいものです)。
大学入学に関しては、息子君が生まれてまもなく、学資保険に入りましたので、贅沢さえ言わなきゃ、それでどうにかなるはずです(大丈夫だよね)。
民主政権になったから減ったというのは・・・しかも社会保障などをばらまき?ヴァイオリンを7000円の使っているという記事は割と共感してみていたのですが、フルートも買い、数々のレッスンなど相当余裕があるご家庭のようですね。
金持ちじゃないと音楽ができないということに、過去の記事では割と批判的な書き方をされていましたが、ご自身は十分なお金持ちのようで…高校無償化とか、お金持ちには知らないことでしょうが職業訓練・生活給付制度など割と画期的な生活保障政策もありましたし一概にバラマキ、民主政権が悪くて景気後退などは言えないと思いますが。だって90年初頭から一時除いてずっと自民系政権でしたが、景気後退、社会福祉軽視できていて日本は衰退してたわけですからね・・・
どちらにせよ、まるで自民に戻せば景気回復するというのは短絡的かと思いますが…
1万以下のヴァイオリンを買って独学している身には、これだけの通いごとと、ヴァイオリン以上に金がかかるフルートなどにまで手を出されているということは、過去の記事で金持ちのことを愚痴っていてもあなたも十分お金持ちに見えますね。あなたのような余裕のあるご家庭の税金をずっと軽くしてきたのが自民政権ですが、景気回復は一向になかったので、お金持ちからたくさん税金をとって福祉や音楽関係の文化予算、教育奨学金や大人のための低廉な教室などに当てた方が日本は豊かになると思います。
そういう意味で自民よりは民主にしていきます。幸い日本にはアメリカと違って国政に二つの政党以外にも選択肢がありますので民主一択ではないですが・・・
>通りすがり2号さん
>フルートも買い、数々のレッスンなど相当余裕があるご家庭のようですね。
“相当”かどうかは別として、生活はキツキツではないですよ。でなければ、趣味を楽しむわけにはいかないでしょ。「手から口」の生活をしている人は、趣味を楽しむ余裕などは、ありえないじゃないですか?
私は別に財産を持っているわけではないですし、収入だって年令相応のごくごく常識的なものをいただいているに過ぎません。むしろ、学友たちから比べれば、収入はダントツに少ない方ですし、住んでいる家にしたって、地域の中ではマッチ箱のような小さな家にひっそりと住んでいます。生活は満ち足りていますが「十分なお金持ち」なはずがないですよ。
おそらく地域格差もあるでしょうが、私の生活圏内のレベルで言えば、私などは所詮“平均よりも下”でしかないです。でも、収入や財産の多寡と、人としての幸せは必ずしもリンクしませんし、私は今の生活で結構幸せだと思っているので、自分よりも金銭的に良い生活をしている人がいても、それをどうとは思いません。
ですから、私のような生活をしている人間を「金持ち」と呼ぶのは事実と反していますし、第一、通りすがり2号さんの「金持ち」という言葉には悪意が感じられます。このようなブログにコメントができる、通りすがり2号さんだって“通信費”という遊興費が捻出できるほどの収入があるわけだし、パソコンなり、スマホなりの、ネット環境を有するほどの余裕があるわけなので、私が「金持ち」なら、あなただって「金持ち」ですよ。もっとも、本当の金持ちから見たら「目くそ鼻くそ」でしょうが。
ただ、音楽の趣味はお金がかかりますね。特にヴァイオリンはかかる。だから、マトモにヴァイオリンに取り組めるほどの経済的な余裕は、私にはないです。
もし、私が、あなたがおっしゃるとおりに金持ちならば、さっさと仕事なんか辞めて、趣味に生きます。ヴァイオリンだって、自作なんかしないで、職人さんに発注して、いい奴を一本作らせますって。ついでに、自宅の庭に音楽ホールだって作っちゃうって。でしょ。実際に、そういう人(ヴァイオリンじゃなくてホルンですが)近所にいるし(笑)。
私は「自民党に戻せば景気が回復する」とは、たぶん、ブログのどこにも書いてないと思います。外交や国防の面では自民党に戻すべきだと思ってますが、少なくとも経済的には「どうかな~」と思ってますから。ただ、民主党のままでは、ますます経済は悪くなると思いますよ。そういう点では、経済的には「民主党より自民党の方が、まだマシ」とは思ってます。麻生政権で行った「エコポイント制度」に匹敵するほどの経済政策を、民主党政権はまだしていないじゃないですか?
バラマキ政策も悪いですが、それと表裏一体となっている予算の掛け替えと増税体質(実際、民主党政権になってから税金は確実に増えています)は、日本経済に良い影響を与えるわけないじゃないですか? さらに、震災復興もロクにやれないし、原発事故処理にしたって東電任せだし。私は、民主党のような素人集団が政権の座に留まっている事自体が、日本にとっての悲劇だと思ってます。
>お金持ちからたくさん税金をとって福祉や音楽関係の文化予算、教育奨学金や大人のための低廉な教室などに当てた方が日本は豊かになると思います。
私は意見が違いますし、あえて意を唱えさせてもらいます。
豊かになりたきゃ働け。額に汗して働け。国であれ、個人であれ、まずは働かなきゃ豊かになりません。物を作らなきゃダメ。作ったものを売りさばかなけりゃダメ。実経済を動かし、経済の規模を拡大する事が、国民一人一人の豊かさにつながっていきます。
税金などという“他人の懐”をアテにするな。他人の稼ぎをカッパぐ事を正当化しちゃダメだ。それじゃあ、乞食と一緒。自分の学費と食費ぐらいは自分で稼げ。それが世界の常識、大人の発想。
税金は社会の各種インフラ整備に優先的に使うべきです、今なら災害復興が最優先。福祉に税金を使う事に関しては慎重にならなければいけない。老人、病人、障害者、寡婦などに関する福祉は当然必要だが、怠け者たちや外国人に福祉を施す必要は、全くないと思う。
「音楽関係の文化予算、教育奨学金」も税金で行うのはいかがなものか? NPO法人が中心になって寄付金を集めて行うのが、今どきの先進国のスタイルでしょう。「大人のための低廉な教室」のために税金投入は全く不要。自分の道楽にかかる費用ぐらい、自分のポケットマネーを使いなさい。他人の稼ぎで遊ぶ事を考えちゃダメだ。