何を語ったらいいのだろうか? とにかく、ビートルズです。音楽を好きな人でビートルズを聞かない…なんて人は、たぶんいないでしょう。若い世代で、積極的にビートルズを聞かなかったとしても、人生のどこかで知らず知らずのうちに彼らの音楽を耳にして、無意識に「いいなあ」と思っているはずです。
さて、そんなわけで私もビートルズは大好きです。
4人のメンバーのうち、若い頃は圧倒的にジョン・レノンが大好きな私でしたが、年を取るにつれ、ポール・マッカートニーの圧倒的なメロディメイカーぶりに惹かれるようになりました。ジョンの音楽は尖っているので、若い人の心に刺さりやすいのだと思います。そこへ行くと、ポールの音楽は王道の極みでまろやかな音楽なので、実は先端的な事をやっていても、そうと思われない辛さがあります。
まあ電機メーカーで言えば、ジョンはソニーで、ポールはパナソニックなんだと思います。若い時はとにかくカッコいいソニーが好きでしたが、オッサンになってくると総合電機メーカーとして実力のあるパナソニックを好むようになるわけです。
まあそれに、40年近く前の1980年に創作活動を終えたジョンと、2019年(なんと今年だよ!)に新譜を発表し、まだまだ現役であるポールとの差もあって、今やジョンとポールを比較することすら意味がない事なのかもしれません。
さてさて、ビートルズ時代に話を戻すならば、長男レノン、次男マッカートニーなのは一目瞭然であって、新しい事を切り開くのは常にジョンで、それに追随して広げていくのがポールでした。
具体例を一つあげます。
後のハードロックの走りとも言える、ギターリフのカッコいい曲を最初に書いたのはジョンです。「デイ・トリッパー」という曲がそうです。それを身近に聞いて、負けるものかと追随したのがポールの「ペーパーバック・ライター」です。で「ペーパーバック・ライター」は大ヒット曲となり、これらを聞いた当時の優秀な若者たちが、やがてハードロックと呼ばれる音楽を作ったわけです。
さて、ではこれがジョンの書いた「デイ・トリッパー」です。
で、こちらが影響を受けてポールが書いた「ペーパーバック・ライター」です。
どちらも名曲ですね。まあ、ビートルズに関しては、なかなか書ききれませんので、そのうちまた書きましょう。
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