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何事にも、先達はあらまほしきことなり

 先日、東京の某所で、富山ブラックラーメンを食べました。もちろん、生まれて初めて食べました。私の中では「北陸の黒い料理は、たいてい美味い」という思い込みがあったので、胸をワクワクさせて注文しました。

 出てきたのは、真っ黒いスープに浸かった、太くて硬めのラーメンと、白飯でした。

 まずはスープの味を確かめました…が、これは人間が食べても良いものか!と思いました。とにかく、塩っぱいのです。出汁を使用しているのかどうかも分からないくらいに、塩っぱいのです。さらにブラックペッパーの辛さもします。塩と胡椒の味しかしません。

 それでも「塩っぱいなあ(涙)、塩っぱいなあ(涙)」と思いながら、麺をすすりました。健康を害するのではないかと思いながら、麺を一口食べては、水をガブガブ飲みました。それの繰り返しです。こんな健康に悪いものであるとは、誰も教えてくれなかったよぉ~と後悔しながら食べました。

 麺を食べ終わったら、家系ラーメンでよくやるように、白飯を残ったスープに入れて食べました。正直、不味かったです。こちらも、一口食べては水を飲んで…を何度も繰り返しました。

 それでも一応、完食しました。きっと、地元じゃあ“美味しいソウルフード”と食べられているのだろうから、それを尊重して、私のクチに合わないだけ…と思って、頑張って頑張って頑張って食べました。

 そして、二度と“富山ブラックラーメン”なんて、食べないぞと決心しました。

 と、それだけなら富山をディスるだけの記事になってしまうので、わざわざ記事にはしません。実はこの続きがあるのです。

 後日、富山ブラックラーメンについてAIに尋ねてみました。そうしたら、このブラックラーメンって、主食ではなく、おかずとして食べるのが正しい食べ方だと知りました。

 つまり、ラーメンライスとして食べるのが正解で、ラーメンの麺を丼から取ったら、それをおかずに白飯を食べる…というのが、正しいブラックラーメンの食べ方だったのです。

 つまり“富山ブラックラーメン”って、ラーメンとして食べるのではなく、煮物のような濃いめの味付けのおかずとして食べるべきで、辛い汁を吸い込んだ麺をおかずに、白飯を食べるわけだし、ラーメンの汁を飲むなんて、煮物の汁を飲まないと同じで、あれを飲むなんて、そりゃあダメなわけです。

 つまり、富山ブラックラーメンが不味いのではなく、私がその料理の正しい食べ方と味わい方を知らなかっただけなのです。間違った食べ方をして「塩っぱい(涙)」とグチっていたのが間違いだったわけです。

 何事にも、先達はあらまほしきことなり…なのです。富山の皆さん、ブラックラーメンをディスって、ごめんなさい。

蛇足 私は炭水化物をおかずにしてライスを食べるってのは、結構抵抗あります。だから富山ブラックラーメンに限らず、ラーメンライスってイヤなんだよね。同じ感じで、コロッケやお好み焼きでライスを食べるのも苦手。そう考えると、そもそも富山ブラックラーメンって、私が苦手とするタイプの食べ物…なんだよなあ。そういう意味では「もう二度と食べたくないモノ」である事は、やっぱり間違いないね。

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