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ちゃんと上達していました

 声楽のレッスンは、発表会モードに突入しているようです。それぞれの個人の課題曲が決まるまでは、発声中心のレッスンです。声が良ければ良い歌が歌える、というわけではありませんが、良い歌を歌うためには良い声が必要なのは、自明の理ですから。

 今回のレッスンの最後に、ここ一年間のレッスンで取り上げた曲を、再び歌ってみました。「オンブラ・マイ・フ」「カロ・ミオ・ベン」「うつろの心」の三曲です。あと、今回は歌いませんでしたが「通りゃんせ」も最近歌った曲です。1年間で4曲。グループレッスンで内容を濃くしてやっていくと、どうしてもこのくらいの曲数になります。

 いきなり「歌ってみましょう」と言われて、(暗譜で)歌えるかな?と思ったものですが、案外覚えているものです。上手ヘタはともかく、とりあえずこの三曲はいつでも歌える大切なレパートリーになったようです。

 単に歌えるだけでなく、結構、楽に楽しんで歌えました。習っていた当時は、あっちこっち大変だった覚えがあるのですが、それらも今では何とかくぐり抜けられるようになってました。

 日々の練習こそは積み上げてきましたが、どうも上達している、うまくなっているという実感のないまま、過ごしてきましたが、こうやって、以前取り上げた曲をしばらく時間を置いてから歌うと、楽に歌えるようになっているということは、多少なりとも上達しているのでしょうね。

 器楽のように、教則本がある世界なら、教則本の進度で、今自分がどれくらい上達しているかが分かりますが、その手の教則本のない声楽では、なかなか自分のポジションがわかりづらいです。分からない中、上達への不安は常にあるものですが、こういう区切りに確かめをして、上達の確認をするもの、悪くはありません。

 最後にもう一曲だけ歌いましょうと、キング先生。カロ・ミオ・ベンをもう一度歌ったのですが、なんかシンドイ。私はてっきりテンポを遅くされてしまった(テンポが遅くなると、より体力を消耗します)と思っていたのですが、実は楽譜がすり変わっていました。最初に歌った時は中声用の譜面。今回は高声用の譜面。どうりで疲れるし、一番高いところは、いつもどおりに歌っているのに、音に届いていなかったので何かヘンと思っていたんですが…。

 絶対音感がないので、この手のイタズラにコロっとだまされてしまいます(笑)。

 この曲をやっていた頃は、この曲を高声用の譜面で歌うなぞ、考えられないことでした。今は、若干の問題はあるものの、概ね良い感じで歌えます。私は一番高いところが届かなくてガックリしました(だいたい、そんなところまで行くと思っていなかったし…)が、先生がおっしゃるには、たしかに一番高いところは届かなかったけれど、それでも他のところはなかなか良かったとおっしゃっていました。

 やっぱり上達しているのですね。それと同時に今後の課題も色々と見えたような気がします。

コメント

  1. 橘深雪 より:

    上達しているというのは、日頃のレッスンのおかげですね!
    これからもレッスンに励んでください。
    ここにくると練習しなくては・・と思うのですが、なぜか週末になると忘れるのよね(笑)

  2. すとん より:

    >橘さん

     毎日忙しいのでは? 忙しいと生活の雑事に心が紛れてしまうので、なかなか練習はしづらいですね。

     練習を継続するためのコツは、毎日(可能なら)同じ時間にやるということです。これは勉強やトレーニングも同じです。毎日が無理なら、曜日限定でも可。とにかく「この時間はとりあえずフルートを吹く」と決めてしまうのが、一番いいと思います。

     とは言え、忙しいと、なかなかその時間もとれないものですけれどね…。

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