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丸の内エリアコンサートに行ったよ その3 つけ麺とテノール

 次はコンサートはTOKIAで行われますが、その間に2時間もあるので、ここで早めの夕食を取ることにしました。で、KITTEの地下街に入ったところ、ラーメン屋さんが並んでいるところがあったので、その中で比較的すいているお店に入りました。
 入ったお店の名前は、松戸富田麺絆。なんでも、中華そばとみ田の姉妹店だそうで、大勝軒をインスパイヤしているお店さんのようです。我々が入った時は、たまたますいていただけで、すぐに長い行列ができていました。どうやら、我々が知らないだけで、有名店だったみたいです。
 私はもりそばと餃子を頼みました。“もりそば”と呼びますが、実はつけ麺です。これがなかなか美味しいのよ。餃子は、びっくりするくらいに大きくて、肉々しくてバッチグーです。これなら行列ができても不思議ないですよ。ただ…お値段は東京価格でかなり高価なんです。普通にお昼ごはんとして食べるとしたら…私なら二の足を踏むかもなあ。でも観光客としてきたら、これはこれで十分アリです。ごちそうさまでした。
テノールコンサート
 西岡慎介(テノール)
 梅田真衣子(ピアノ)
 妻が「テノールコンサートだから人気ないよ。たからそんなに急がなくても大丈夫」と分けの分からない事を言っていたけれど、実際行ってみたら、確かに楽器のコンサートと比べると、だいぶソーシャルディスタンスが守れる感じでした。みんな、そんなにテノールが好きじゃないのかな? 30分前に会場入りをしたのだけれど、ピアノ協奏曲の時は、ギリギリ座れてラッキーな感じだったけれど、今度は我々の前に並んでいる人がいなくて、最前列に案内されました。あまりに違いすぎる!
1)オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)
 なんか照明が暗い…。まあ、演奏には関係ないのだけれど、ピアノの時と比べると暗いような気がするのは…私だけ?
 不要だと思うけれど…P.A.が入ってます。P.A.の掛け過ぎで、歌声が耳に刺さって痛かったです。2曲目からは、それが解消されたので、P.A.の人が調整したのだろうけれど、きっと想定外の大声だったんだろうなあ…(リハーサルの時に気づけよ)。
2)女心の歌(ヴェルディ)
 ほんと、いい声。ビンビンに響きます。それにしても、高い音もラクラクと出しているように聞こえます。必死さが全くありません。テノールとはかくあるべきという歌い方です。すごいなあ。
3)風に乗る(岡本敏明)
 知らない歌曲だったけれど、好感持てる曲でした。作者の岡本敏明氏は、童謡の「どじょっこふなっこ」の作曲家でもあるそうです。
4)密やかな誘い(リヒャルト・シュトラウス)
 歌曲なんだけれど、聞いた感じはオペラのアリアのようでした。それくらい、派手な歌曲でした。
5)誰も寝てはならぬ(プッチーニ)
 正直、この曲を歌うには声が軽いと思ったけれど、今やこの曲は全テノールの名刺代わりの曲だからね、どんな声でもこの曲は歌うのさ。
6)君こそ我が心のすべて(レハール)
 アンコール扱いです。前に歌った「誰も寝てはならぬ」が日本におけるテノール名刺代わりの曲であるなら、こちらの曲はドイツにおけるテノールの代表曲なんだそうです。いい歌だもんね。私も大好きです。
 こんな感じで、一日をクラシック音楽三昧で過ごせました。文句も書いたけれど、今回の丸の内エリアコンサート、基本的に楽しみました。また来年も、こんな感じで過ごせたらいいなあと思います。そのためにも、一日も早く、コロナが退散してくれる事を願っております。

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