2度目のピアノ合わせ的は、ピアノ合わせ的には、前回同様、特に問題は無く行われました。ただ今回、ピアノには問題はなかったのですが、私には問題大有りでかなり苦労したのです。
実は今回のピアノ合わせでは、私のノドの調子が終始全然良くなくって、常に声にノイズが載っている感じで、歌っていても違和感バリバリだし、聞いていても耳障りだったようです。
なんか、声帯の調子が良くない感じ? 何か余計な粘膜的なモノが声帯に張り付いていて、それが何かノイズになってしまっているような感じでした。
先生からは、直前にアイスクリームを食べませんでしたか?とか聞かれましたが、歌う前にノドを冷やすような愚かな真似はさすがにしませんってば(笑)。とにかく、その場では全く心当たりがなくて「???」でした。
…が、家に帰ってから、よくよく考えてみたら、心当たりがありました。それはピアノ合わせの直前に暴力的な大声を出しちゃっていたんですよ。いやあ、たぶん、それで声帯がイカれちゃったかもしれません。
何があったのかというと…先生のお宅に向かう途中の道で妻が派手に転んだのです。道にちょっとした段差があって、それにつまずいて、歩道から車道に向かって、大きな音を立てて転んだんです。いやあ、隣を歩いていた私も何があったのか、一瞬分からないくらいでしたし、すぐに大怪我はしていないかと心配したものです。次に場所が車道だったので、車がやってこないかと気になりました。
で、そんな感じで肝を冷やした私ですが、私達のすぐそばに親子連れ(老夫婦と若夫婦の組み合わせの4人組。全員黒服を来ていたので葬式帰りなのかもしれません)がいて、そのうちの若夫婦の男の方が、奇妙なくらいの大声で「ギャハハハ…」と笑い出したのです。明らかに、道で転んだ妻を見て笑っていました。もしかすると指をさして笑っていたかもしれません。
カチーンと来ました。
そこでつい大きな声で「笑ったな! 道で人が転んでいる姿を見て笑ったな! ここは笑う場面じゃなくて“大丈夫ですか?”の一声があっていい場面じゃないのか! 恥を知れ!」と怒鳴りつけてやりました。
気持ち的にはもっとクチ汚く罵ってやりたかったのですが、咄嗟の事だったし、そもそも私は品の良い人(ちょっと嘘)なので、その程度の事しか言えませんでした。向こうに何かリアクションがあったら、ぶん殴ってやろうかと待ち構えていましたが、若い方も年取った方も、何もなかったかのように我々から離れていきました。
許せない!
けれど、追いかけて殴り掛かるわけにもいかないので、仕方なくピアノ合わせに向かったわけですが、その後もしばらくプンプン怒っていた私ですし、ピアノ合わせの最中もまだ怒っていたくらいです。
幸い(?)妻は、車にひかれる事もなく、怪我も足首をひねって、膝をすりむいたくらいで済んだので良かった(?)かもしれないけれど、なんか釈然としません。
で、そんな大声を出してしまったので、その時は自覚がなかったのですが、たぶんそれで声帯をやっちまった私なのです。
歌う人の中には、咳すら声帯に悪い…と言って極力我慢している人もいるのに、大声だして怒鳴った私は…歌手としては、全然心構えができないわけです。はあ、反省。反省。
追伸 老女が道で転んだのを見て、笑い飛ばした兄ちゃんは、世界中のあらゆる神様に呪われてしまえ!
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
コメント