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私はすでに投票してきたよ

 選挙が近づいてきましたね。
 昨今、唐突にマスコミに取り上げられるようになった言葉に「選挙権威主義」があります。こいつの定義は以下のようです。
>選挙権威主義体制とは、反対政党を含め、複数の候補者が選挙に参加することが制度上認められているが、選挙による政権交代が起こらない体制をさす。
 うむ、日本の自民党政治がまさにそれだね。
 そして、選挙権威主義を語る方々は、次のように言葉を続けます。「権威主義体制のうち、従来は強固な権威主義体制の割合が圧倒的だったが、冷戦終結後、選挙権威主義体制の割合が急速に増している」とな。ここで言う「強固な権威主義体制」ってのは、いわゆる独裁政治の事で、選挙をしないか、しても反対政党が現れない等、実質的に選挙の体をなしていない選挙しかしない政治体制の事であり、身近な例でいれば、中国とかロシアとかの旧(?)社会主義国の政治体制を指すと思われます。
 そして、選挙権威主義の国は、強固な権威主義体制の国の次に…と言うか、見かけこそ違うように見えるけれど、その実態は独裁政治であって、良くない国家体制なのだと言いたいわけです。
 つまり、選挙権威主義という言葉を、この選挙が差し迫った時期に使う人達は、自民党&公明党の政治を否定し、民主党や共産党などによる政権交代を正当化したい人達なんです。
 いくら言論の自由があるとは言え、マスコミがこの時期にこれを取り上げるのって、選挙妨害じゃねえの? 少なくとも、フェアじゃない気がします。
 マスコミは、反自民、反日本、反自由主義、反民主主義なのは、自明の理として分かっているけれど、ちょっとやり方が、あからさまだし、それでも情弱な老人たちは、こんなミエミエの手に引っかかるんだろうなあと思うわけです。
 私も自民党&公明党による政治が続きすぎるのは良くないと思ってます。
 でも、その他の選択肢ってあるの? 立憲だか国民だかの、民主党の皆さんたちに、この国を任せるのは不安でしょ? 彼らに任せたら、どうなるかは、日本全国の人が学習済みだし、共産党? 共産党は破防法対象団体だよ。法的に旧オウム等と同じ扱いを受けている団体だよ。そんな団体には日本を任せられないでしょ? その他は…政治団体として弱すぎて、お話にならないよね。
 個人的には、日本維新の会がもっと大きくて強い政治団体だったら、面白いかもしれないとは思うけど…。弱い政党に投票しても“死に票”にしかならないからなあ。そこに私の一票を入れたくないです。
 という訳で、我が国の場合、結果として“選挙権威主義”体制になってしまっているのは、別に自民党が積極的に独裁政治をしいていると言うよりも、自民党の対抗馬になるような、ちゃんとした政党が日本には、まだ無い、と言うだけの話なんだろうと思います。そういう意味では、いわゆる“選挙権威主義”とは、言えないんじゃないの?って思うわけです。
 問題は、権威云々と言うよりも、実際に政治が行える政治家が自民党に集中しているって事の方が問題なんだと思いますよ。もっと野党にも、政治ができる政治家が大勢いれば、政権交代もありうる話だと思うのだけれど…あまりに頼りなさすぎてねえ。もう“悪夢の民主党政治”はこりごりでしょ?
蛇足 自民党の場合、自民党の中で“派閥交代”という形で政権交代をしているよね。ただ、この“派閥交代”に関与するためには、自民党員にならないと投票できないのが、何とも悩ましいよね。

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