プラ子とは、私が所有しているNUVO社のプラスチック製のフルートの事です。
壊れた原因は不明です。いつも書斎のフルートスタンドに掛けたままなので、たぶん上から本でも落ちてぶつかったのかもしれません。
ある日、プラ子を吹こうと思ったら、Gisレバーが本体に食い込んでいました。もちろん、力づくで戻しました(笑)が、なんかそれ以降、調子が悪いです。具体的に言うと、Fより下の音がスカーとして出ません。よく見ると、Gisレバーと直結しているGisのホールがちゃんと塞がっていないのです。
オープンGisのフルートだったら、何の問題も無いんだけれどね…。私のプラ子は、普通にクローズドGisのフルートなのです。
出ない音をちゃんと出そうと、あれこれチャレンジしてみましたが、ちゃんとした音は、いくらやっても出ません。いっそ輪ゴムで縛ってGisホールを塞いでしまおうかとも考えたのですが、そうすると今度はGisホールが開かなくなるので、それはそれで困った事になります。
結局、プラ子を諦めて、アゲハ(総銀フルート)を吹きました。
アゲハに文句はないのだけれど、私は案外、プラ子の音が好きだったみたいです。吹けなくなると残念です。
フルートが故障した場合、普通は修理に出しますが、プラ子は1万5千円で買った格安のフルートなので、たぶん修理代の方が高くなります。修理は現実的ではありません。
プラ子を使い始めたのが2012年の8月なので、もう8年半も愛用しています。練習用フルートなので、たぶんほぼ毎日吹いていたと思います。1万5千円のフルートを8年以上も使っていたので、道具としては使い切ったかなって感じはしないでもないです。
買い替えかな? でも、もうこのモデルのフルートは無いんだよね。今販売されているのは、新モデルで、あっちこっち改良されているようなのです。金型から違うのかもしれません。
ううむ、楽器って改良されれば良くなるってもんじゃないもんねえ。それにちょびっと値上げして、新モデルは約2万円するんだよね。最近金欠なので、ちょっと悩んじゃう。
フルートの練習だけなら、アゲハがあれば十分なので、新しいプラ管フルートなんて不要と言えば不要なんだけれど、プラ管フルートって、扱いがザツでも良いので、そこがとても嬉しいんだよね。練習用楽器としては問題ないし、音色も深くて好きだし、ああ、やっぱり無いと寂しい。
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