身も蓋もない話でごめんなさい。でも私、そう思ってます。
ヴァイオリンとか、ピッコロとか、そもそも小型の高音楽器なら女性でも演奏できると思いますが、チェロとかフルートとかピアノとか等の中~低音楽器は、男性並の体格を持っている大柄な女性ならともかく、小柄な日本女性が演奏するには、カラダのサイズ的に、ちょっと無理があるかなって思ってます。
と言うのも、そもそもクラシック系の楽器は、白人男性のサイズを元に設計されているわけで“男性並の体格を持っている大柄な女性”と書いたけれど、これだってかなり譲った表現のつもりです。
楽器って、そもそも大男仕様に作られているわけで、それを小柄な日本女性が演奏するのは、本当に大変だろうと思うし、基本的に無理があるとしか私には思えないわけです。
それを日本女性の皆さんは、根性と努力で乗り越えているわけで、本当に素晴らしいと思うし、頭が下がる思いなのです。
ピアノは…特に日本では女性が演奏するケースが多い楽器だと思いますが、片手で1オクターブ以上の音程を同時に弾けないと悩まれる方をネットでは多分に見かけますが、そりゃあ無理ないよね。手が小さいんだもの。
私は日本人の中では大柄ですが、白人男性と比べると、だいぶ小柄です。彼らとは頭一つ分ぐらいの差があります。ほんと、連中ってデカいヤツはデカいからね。
そんな私は、ピアノはほとんど弾けませんが、それでも歌の音取りぐらいはピアノを使ってます。1オクターブの音程って、左手を無意識にパっと広げると、ちょうどそのくらいになります。つまり、ピアノの鍵盤の1オクターブの間隔って、それくらいのちょうどいい間隔に設計されているわけです。多くの日本人女性は、私よりもだいぶ小柄だし、手のサイズだって、全然違うわけで、そんな小さな手でピアノを巧みに弾きこなしているのだから、サイズのハンディを克服していて、ものすごく優秀なんだと思います。
手の大きさだけが違うわけじゃありません。金管楽器のように肺活量が多く必要とされる楽器も、最近は女性奏者が増えました。私が子供の頃は、女性のラッパ吹きなんて皆無でしたが、今は学校の吹奏楽部などには、小柄な女の子がバリバリ金管楽器吹いているくらいですからね。
女性がすごくなってきた…とも言えますが、男性が音楽に関わらなくなってきたと言えるのかもしれません。さて、真実はどちらでしょうか?
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コメント
中村ひろこさんのエッセイで読んだと思うんだけど、
ある、ピアノの才能がとっても豊かな女子学生がいたけど、
中村さん(だったと思うけど)、
「大成しないだろうなあ」と思ったら、
やはり、大成しなかった、と。
その女性、小柄だったんですね。
ピアノには才能、努力、そして体格、が重要ですなあ。
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おしまい
オペラ座の怪人の怪人さん
ピアノに限らず、音楽であれ、スポーツであれ、大抵の場合、小柄な人と言うのは、あれこれハンディがあるものです。小柄な方が有利なモノって…競馬のジョッキーとバレリーナくらいでしょ? 後はガタイがデカイに越したことはありません。
我々がやっているフルートなんて、ガタイがデカくて、肺活量がバンバンにある方が良いわけで、深窓のお嬢様が吹く楽器というイメージがありますが,実際のところ、ひ弱なお嬢様では吹ききれない楽器だと思ってます。
別に白人男性だから大柄ってことはないと思いますよ。
特にラテン系は日本人より小柄な人多いです。
当時習っていた先生に勧められて、イタリア人バリトン歌手のレッスン受けたけど、その写真がその歌手よりも私の方が太っていてショックでしたね~。
女性の金管奏者、男性のハープ奏者は珍しいですけどね。
ドロシーさん
ラテン系に関しては、身分と体格に強い関連性があると聞いたことがあります。基本的にガタイの良い人は身分が高く、ずんぐりむっくりは身分が低いそうです。
昔から身分制が発達していたので、良い遺伝子はどんどん良い身分の方に集まり、残りは下の身分の人たちになっていったとも聞きました。なので、ラテン系は同じ民族であっても、個人差が大きいのだそうですが、実際はどうなんでしょうね。
歌手や音楽家は、身分の高い人がなる職業ではない(ってか、使用人階級の人の職業ですよね)ので、小さめの人が多いのかもしれません。イタリアにはテノール歌手が多いのだけれど、それと体格は関係あるのかもしれません。なら、同じように小柄な日本にテノール歌手が少ないのは不思議ですけれどね。
>女性の金管奏者、男性のハープ奏者は珍しいですけどね。
日本じゃ、若い女性の金管奏者って掃いて捨てるほどいますが、それって世界的には珍しい事なのかもしれませんね。