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映画「ジュディ 虹の彼方に」を見てきた

 実は先週の話になるのだけれど、この自粛ムードの中、勇気を出して映画を見てきました。人が集まる大型イベントが続々と中止される中、映画館はまだ健気に頑張っているわけだし、なかなかの話題作や私のツボに入りそうな映画もやっているわけで「ああ、見たい見たい」と思いつつも、不特定多数の人が密室に集まる映画って、ちょっと勇気要りますよね。でもまあ、そうは言っても「ナウシカ」見ても平気だったじゃん…という意味不明の経験を元に「ジュディ 虹の彼方に」を見てきました。
 いやあ、びっくり! シネコンに見に行ったのだけれど、そこのシネコンで2番目に大きなスクリーンで上映していたのにも関わらず、お客は我々のみ。なんと、映画館貸し切り状態だったのです。いやあ、映画館、流行ってねえーなー。映画館貸し切りなら、コロナもてんで怖くないわい!
 という訳で、見てきたわけですが、うーむ、さすがにアカデミー主演女優賞を獲得しただけあって、レネー・ゼルウィガーの演技は迫真ものだし、歌唱も素晴らしい。でもまあ、日本人的にはそれくらいかな? 一応、ジュディー・ガーランドの伝記映画って事になっているわけだし、ジュディーってアメリカ人には未だに大人気女優なわけで、そんな彼女の伝記映画はアメリカ人的にはツボに入って素晴らしく思えるのだろうけれど、こちとらただの日本人で、そんなにジュディー・ガーランドに思い入れはないんだよね。我々的には「オズの魔法使い」と「スタア誕生」ぐらいでしょ?
 そんな彼女の荒れた晩年(それも女優を廃業し、歌手に転向したけれど、アルコールと薬物にまみれたふしだらな生活にどっぷり浸かっているわけだ)を描いた作品なわけで、私は当初、歌手が主役だし、ミュージカル映画だろうと思って見たのだけれど、いやあ、主役は歌うよりもグダグダ文句言っている方が長いくらい、あまり歌っていませんでした。
 かつてのスターの落ちぶれた姿を覗き見する映画…ってところかしら? ゼルヴィガーの歌唱は素晴らしいけれど、だから何って感じの出来に仕上がっております。
 正直、私的には、かなりガッカリです。エルトン・ジョンの「ロケットマン」の足元にも及びません。この映画、音楽好きではなく、ダメ人間の悲劇が好きな人向け映画だと思いました。私はダメ人間は、あまり好きじゃないんだよね。特に、アル中とヤク中は同情の余地なしと思ってます。そこから立ち直ろうとするのならともかく(エルトンの話は中毒からの立ち直りなんだよね)、ズブズブのまんま死んじゃうのがジュディーなんだからサ。

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