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昨年[2019年]映画館で見た映画 その3

 さて、昨日の続きです。
19)スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
 “マーベル・シネマティック・ユニバース”としては、フェーズ3の最後の作品となります。まあシリーズ全体の立ち位置としては「アベンジャーズ/エンドゲーム」の後日談になります。アイアンマン亡き後、アベンジャーズのリーダーは、原作コミックスだとスパイダーマンになるわけなんだけれど、そのための伏線なのかな?って気もしないでもない作り方です…が、映画は原作コミックス通りって事もないから、正直分からないです。
 だいたい、マーベルとソニーの関係が危ういという噂も流れているしね。実はスパイダーマンって、マーベルではなく、ソニーのキャラクターなんです。で、今回“マーベル・シネマティック・ユニバース”にスパイダーマンが出演しているのだって、ソニーからの出向なわけです。で、ソニーが「今後はスパイダーマンをマーベルには出向させない。スパイダーマンの新作映画は、ソニー(つまり、コロンビア映画だね)から出す」と言っているそうなんですよ。
 困ったなー。スパイダーマンって、単体だと、そんなに面白いわけじゃないでしょ? それは今までのスパイダーマン映画が、みんな3作程度で打ち切られちゃったわけで、今のスパイダーマンがそれなりに面白いのは、マーベルに出向して、他のキャラとのカラミが出てきたからなのに、今更、スパイダーマン単体ですか?って話ですよ。
 フェーズ4以降も、スパイダーマンが“マーベル・シネマティック・ユニバース”に出演し続ける事を切に願います。
20)トイ・ストーリー4
 普通に面白い映画なんだけれど「まだ続くの?」って気もしないでもないです。それにしても、柳の木の下に4匹もドジョウがいたなんてね。しかし今作も世界的な大ヒットだったそうで、そうなると「5」が製作されるのかしら? まあ、公開されたら見に行くんだけれどね。
21)天気の子
 問答無用で見た方がいい映画です。はっきり言って、ストーリーはどうでもいい感じです…ってか、私はどうにもあれこれ共感できないんです。そういう意味では、ストーリー重視の人には、良い評価はもらえない映画かもしれません。
 じゃあ、何がすごいのかという、とにかく絵が美しいんですね。人物はともかく、背景が美しいのです。眼福なんですよ。もう、それだけで見る価値ありなんです。背景が美しいってのも、なんか変な褒め方ですが、実写映画で言えば、風光明媚なところでロケをしたような感じになるかな? いや、そんな風光明媚な場所よりも、この「天気の子」で描かれている東京は、ずっとずっと美しいんだから、もう嫌になってしまいます。都会って、すごくきれいな場所なんだな…って錯覚してしまうような映画なんですよ。
 本当は、映画館の大画面で見るべき映画だと思いますので、ご家庭で見る時は、なるべく大きな画面で見ることをオススメします。
22)メト・ライブビューイング「サムソンとデリラ」
 すでに記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
23)ライオンキング(実写版)
 アニメ版の「ライオンキング」を実写化した感じの出来の作品です。もっとも、実写化と言っても、本当にアフリカでロケをしたわけではなく、全編CGアニメなんだそうです。まあ、そりゃあそうだよね。そういう点では、ディズニーは最近は、過去の名作をドンドン実写化していますが、これはそれらの作品とは、ちょっと違う感じなのかもしれません。
 私はこの映画をすごく高く評価しています。とにかく、終始、もふもふなんだもん。もふもふに勝てるものなんて、この世には存在しないよね。もちろん、肉球だって付いてくるんだよ。これはもふもふを鑑賞するための映画なんだよ。決して、ストーリーをしっかり見てはいけません(ストーリーは穴だらけだと思ってます)。
24)ペット2
 うーん、第1作が好きで、その世界観に再び浸りたい人向けの映画かな? 製作者さんたちには申し訳ないけれど、無理して見る程の映画かなって思います。まあ、それでも入場料金分は楽しめると思うけれど…ね。
25)メト・ライブビューイング「フィガロの結婚」
 すでに記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
26)ダンス・ウィズ・ミー
 矢口史靖監督の最新コメディーです。それもミュージカルです。
 私は矢口作品が比較的好きなんです。で、ご存知の通り、ミュージカルも好きなんです。なので、その2つが合わさった、今作は…なんか残念でした。矢口監督の師匠の周防監督が作ったミュージカル映画「舞妓はレディ」でも思ったんだけれど、なんで日本人監督って、ミュージカル作るのが、こんなに下手くそで、こんなにも居心地が悪いんだろうって事です。
 おそらく「歌う事って非日常だよね」という意識が製作者サイドに満々ているのが原因だと思うし、その意識が映画の画面からも伝わってくるんだよね。
 でもね、ミュージカルにおける歌って、日常の延長なんだよね。自然に歌って踊るんですよ。嬉しいから歌い、悲しいから歌い、もうどうしようもない感情が湧き起こるから踊るんだよ。でも、そういう意識が製作者サイドには皆無。だから、無理やり作ったミュージカルが面白いはずがない。面白いどころか、どこか、気恥ずかしいんだよね。見てらんないって感じ?
 ミュージカルを作るんなら、ディズニー映画を見てご覧と言いたいくらいです。ディズニーの映画って、ミュージカルじゃなくても、キャラが歌って踊るでしょ? あのノリが無いと、ミュージカル映画って作れない…と私は思うのですよ。
 たぶん、洋物のマネをしていてもダメなんだと思う。日本人がミュージカルを作るなら、もっと日本人の心情に寄り添った、いかにも自然に歌いました…という物語を作らないとダメなんだと思います。
 もっとも、日本人って、基本的に歌わないし踊らない人々の集団なんだよね。だから、日本を舞台に、日本語で、日本のミュージカルを作るのって、えらく大変なんだろうとも思います。
27)命みじかし恋せよ乙女
 樹木希林の遺作だそうですし、ウチの近所で撮影していた映画なので見に行きましたが、お金を出してまで見る程の映画じゃありません。だいたい、これ続編なんだけれど、その前編って、日本じゃ上映していないし、たぶんレンタルビデオ屋にもありません。あ、そうそう、タイトルに騙されちゃいけません。これ、ドイツ映画です。面白いか面白くないかで言えば、面白く有りません。なんか、感性が違うんだよね。
 続きはまた明日。
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