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どうしてフルートを学んでいるのですか?

 基本的に笛が好きなんです。小学生の頃は、リコーダーをほとんどオモチャ代わりにしていたくらいです。暇なら吹くし、暇じゃなくても吹くし、とにかく吹くし…そんな感じでリコーダーばかり吹いていました。親には「ピーピーうるさい!」と叱られて殴られていました。
 吹いていたのはリコーダーばかりじゃないですよ。お土産屋さんで購入した篠笛とか龍笛なども吹いてたし、簡易なフルートモドキの楽器も吹いていました。そう、生まれつき、横笛が吹ける人なんですよ、私。なので、横笛、縦笛問わず、とにかく笛を吹いて遊んでいた人だったのです。
 でも、そんなふうに笛で遊んでいたのは中学生ぐらいまでかな? 中学生でギターを始めると、私の音楽的な飢えはギターで満たられるようになり、やがて笛を吹かなくなりました。だって笛だと和音は楽しめないからね。
 やがてギターからキーボード演奏に変わったり、パソコンで音楽をやるようになったり、合唱や声楽をやったりして、色々と私の音楽の幅も広がっていき、一時は笛を忘れていたわけです。
 そんな笛愛を思い出す事件が起こりました。2008年の春、もう10年以上前の話ですが、楽器店で楽譜を漁っていたら、目の端にフルートが見え、なんかもう、いてもたってもいられなくなって、フルートを衝動買いしてしまいました。当時の事は、こちらの記事に書きました。
 本物のフルートを購入したのは始めてですが、すぐに吹けました。一緒に買ってきた曲集もだいたい吹けました。吹けない曲は、笛が吹けない…と言うよりも、楽譜が読めないから吹けなかったのです。なにしろ、当時の私は楽譜がロクに読めなかったんだもの(笑)。
 それで、ちゃんと先生に習ってみようって考えて、今日の私につながっていくわけです。そのあたりの話は、今日は割愛します。
 フルートが大好きだし、衝動買いをするというきっかけで、フルートを吹き始めた私ですが、今改めて、どうしてフルートを吹いているのですかと問われると「フルートが好き」とか「フルートを衝動買いしちゃったから」とか「天のめぐり合わせだから」とか答えますが、最近になって思うに、それ以外の答えもないわけではありません、それも複数の答えがあるわけです。
 例えば…まともに演奏できる楽器の一つぐらい、特技として欲しかったから…かな?
 私は、今までの人生で、あれこれ色々な楽器に手を出しましたが、実はすべて中途半端なんです。そこそこはできるけれど、そこそこしかできないのです。おそらくその原因は、それまでの楽器はすべて独学だったからです。独学だと導く人がいませんからね。それでも上達できる人はいるのでしょうが、私は無理です。怠けちゃう、飽きちゃう、辞めちゃうし…。だから、フルートはきちんと先生に師事をして、きちんと学ぼうと思ったわけです。
 例えば…女性の声が欲しかったから。
 私、歌う人としては“ソプラノの声”が欲しいんですよ。ソプラノで歌いたい。女性の声で歌いたい…と切に願っているのです。だからと言って、女性になりたいわけじゃないんです。単純に、楽器としての“ソプラノの声”が欲しいのです。
 カウンターテナーとかメールソプラノと呼ばれる、女声の音域で歌う男性歌手もいますが、それは私の望む方向とはちょっと違うんです。女声音域の男声で歌うのではなく、あくまでも、女性の声で歌いたいんですよ。
 でも、それは無理。だって男性なんだもん。おそらく性転換手術をしても無理。別に性転換手術をしても声は変わらないし…、つまり、女性に生まれ変わらないと無理なんです。
 とどのつまり、今の人生では何をどうやっても無理…でしょ?
 そんな私の願いの代替品がフルートだったりします。フルートの音色と音域は、ほぼほぼ女声じゃないですか? 私はフルートを吹くことで、擬似的に女声を手に入れている…と思ってます。まあ、代替品なので、言葉を載せることはできないのだけれど…ね。そこは所詮代替品だと思って、諦めています。
 そんな理由でフルートを学び続けている私だったりするわけです。

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