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二重唱なら二部合唱の楽譜が使える?

 これは盲点だったのですが、上手に選べば、二重唱を歌うチャンスの時に、二部合唱の楽譜が使えるなあ…と思ったわけです。

 実際、Y先生がご自分のコンサートの時に、ソプラノさんとの二重唱で、二部合唱の譜面を使って歌われたのです。二部合唱の上のパートをソプラノさんが、下のパートをY先生が歌いました。その合唱曲は、二部合唱とは言え、ハモリ中心ではなく、掛け合い中心にアレンジされた曲で、二重唱として歌っても、なかなか聴き応えがあるアレンジになっていました。

 いやあ、二重唱の楽譜って、適当なのを探すのって、案外大変なんだよね。

 今まで二重唱を歌う時、オペラとかオペレッタやミュージカルの二重唱曲を選んで歌っていましたが、それが門下の発表会ならまあ良しとして、クラシックコンサートのようなアウェーの場で歌う時は、そういう曲よりも、歌曲や、もっと言っちゃえば童謡や唱歌の二重唱の方が良いかな…と思わないでもなかったのですが…そういう曲で二重唱の楽譜って、無いわけじゃないけれど、そんなに豊富じゃないし、我々で歌えるほど簡単な曲でもなくて、どうしようかな…と悩むことも多かったのです。

 二部合唱の曲も二重唱で歌えるとなると、曲を探す範囲が広がるので嬉しいです。

 高声と低声の組み合わせなら、通常の二部合唱曲が使えます(Y先生のケースがそれね)。高声同士の組み合わせ(ソプラノとテノールの組み合わせとか)なら、同声二部の合唱曲…つまり、ソプラノとソプラノの二重唱曲(結構たくさんあります)が歌えるわけです。

 やったね。

 実際に歌うかどうかは別として、日本では合唱曲って豊富にありますからね。楽譜屋にいけば、本当にたくさんの二部合唱の楽譜があります。特に日本語の歌があるのが、うれしいです。

 日本語の曲は歌うのは難しいけれど、意味がダイレクトに分かって表現しやすいのが良いですね。

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