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今年[2017年]聞いたCD

 毎年アップしているこの記事。今年もアップしちゃいます。

 さて、きちんと記録を取り始めた2010年からの購入CD枚数を上げてみると…

2010年が120枚。
2011年が70枚。
2012年が85枚。
2013年が41枚。
2014年が66枚。
2015年が26枚。
2016年が27枚。

 昨年までは、こんな感じでした。で、今年は何枚かと言うと…なんと、たったの16枚。いや、実際は、オペラのCDなどは、たいてい2~3枚組なので、リアルな枚数で言えば、25枚になるので、正確には16組と言うべきなんだろうけれど、まあ16枚と呼ばせてください。、

 いやあ、減りましたねえ…。まあ、最近は音楽を漁るにしても、以前のように必ずCDを購入して…ではなく、ひとまずはYouTubeを漁ってみて、気に入ればiTunesからダウンロードをして購入しちゃうので、実際のCDを購入しなくなってしまったわけです。実際、ダウンロードをしている曲は、それなりの数をダウンロードしていますが、それでも、全面的にダウンロードに移行せず、未だにモツモツとCDを買っているのは…私が昭和なオジサンだからです。やっぱり、昭和な人間はリアルなブツが欲しいんだよね。

 書籍の方は、ほぼ完全に紙の本から電子書籍に移行したのに、音楽の方は未だにブツにこだわりが残っている私なのです。

【オペラ全曲】

01)マリエッラ・デヴィア「ドニゼッティ作曲:歌劇『シャモニーのリンダ』」

02)ミッシェル・ピクマル指揮「オネゲル作曲:交響的詩篇『ダヴィデ王』」

03)ジョン・プリチャード指揮「モーツァルト作曲:歌劇『イドメネオ』」

04)ニコラス・アーノンクール指揮「モーツァルト作曲:歌劇『イドメネオ』」

 モーツァルトのオペラ『イドメネオ』が二種類ありますが、これは中身がちょっと違います。04)のアーノンクールのモノは、最近の録音で、使用された楽譜も学術的にきちんと校訂されたものだし、まあ今時の普通の(しかも上質な)演奏です。一方、03)のプリチャードのモノは、いわゆる旧盤と呼ばれるモノラル録音のヤツで、これは今ではほとんど演奏されなくなった伝統的な楽譜を使用して演奏されています。

 04)は03)と較べると、演奏される曲数が少なくなっていて、その分、ストーリーがスッキリしていて見やすいです。モーツァルトの頃はまだ存在していたカストラートという、男声アルトが歌う役(具体的に言えば、イダマンテ)をテノール(若き日のパヴァロッティです)が歌っています。個人的には、04)の学術的に正しいバージョンよりも、03)の伝統的なバージョンの方が私は好きですが…もう、こっちのバージョンで演奏される事はないでしょうから、今となっては貴重な録音だと思います。

【オペラアリア集】

05)ロックウェル・ブレイク「ロッシーニ・テナー」

06)グレゴリー・クンデ「イン・ラブ・アンド・ウォー ~テノールによるロッシーニ~」

07)村上敏明「Spirto gentil 優しい魂よ」

 05)と06)はロッシーニのテノール用オペラアリア集です。今年の前半は、なんか妙にロッシーニにこだわっていて、ちょっと自学自習をしていたので、それで購入しました。ロッシーニのオペラアリアは、有名な曲は少ないのですが、良い曲はたくさんあるんですよ。

【歌曲集】

08)トスティ歌曲全集第1巻(5枚組)

09)エマヌエーレ・ダグアンノ「ベッリーニ,ドニゼッティ&ロッシーニ歌曲集」

10)上原正敏「赤い靴~『大人のための童謡曲集』より」

11)プラシド・ドミンゴ「レオンカヴァッロ作曲:テノールと管弦楽のための交響詩『5月の夜』」

12)石丸幹二「武満徹のうた」

13)林美智子「地球はマルイぜ 武満徹:SONGS」

14)保多由子「見えないこども」

 08)は、トスティの歌曲を発表順に並べた全曲集の第一巻です。若き日のトスティの作品が収められています。これが最新盤であって、まだ続きは出ていません。これが発売されてから1年ほど経ちますので、そろそろ第二巻が発売されても良い頃なのですが…首を長くして待っています。

 10)はいわゆる童謡集ですが、おしゃれで夜っぽいアレンジがしてあって、良いですよ。この中の数曲は、私も歌ってみたいです。そのためには、まずは、楽譜を入手しないといけませんね。

 11)は交響詩と銘打っていますが、実態はオーケストラ付きの歌曲です。滅多に聞くことができない珍品です。

 12)~14)は、いずれも武満徹のソングを歌ったCDです。いずれも素晴らしいですよ。特に13)は全曲集ですから、何か一枚…と思うなら、これがベストだなって思います。

【その他】

15)ポール・マッカートニー「Flowers In The Dirt (2CD)」

16)村上敏明「情熱のカンツォーネ」

 15)も16)もポピュラーアルバムです。15)は旧盤をリマスターして再発売したものです。リマスターには興味ありませんが“おまけ音源”がたっぷり付いてきたので買っちゃいました。私“おまけ”に弱いんです。16)の村上氏は、歌い飛ばし系のテノールさんで、実にかっこいい声&歌い方の歌手さんです。まあ、テノールと言えども、色々なスタイルがあって、ちょっと前までの私なら、こういうかっこいい系のテノールさんが大好きでしたが、最近の私はテノールの趣味も変わったみたいで、かっこいいだけでは何か不足を感じるようになりました。贅沢ですね。別に村上氏の歌はサイコーなのに、それに不満を感じる私は、ちょっとこじらせているのかもしれません。

 さて最近は、CDの収納場所にも困るようになったので、購入枚数が減ってきた事は、私的にはとてもうれしい事です。それに音楽を聞くだけなら、もうすでに持っているCDもたくさんあるから、残りの人生は、それらを繰り返し聞くだけでも十分なんだよな…なんて事も考えてしまう昨日今日の私でした。来年も、ちょっとしかCDを買わないように心がけていきましょう。

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