日増しに寒さが増し、ふと気がつくと、暦の上ではすでに冬になっていました。アドベントにはまだ早いのですが、街を歩くと、クリスマスソングが聞こえてくるような季節になりました。
あなたの好きなクリスマスソングは何ですか?
ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」や、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」、ワムの「ラスト・クリスマス」などの洋楽系のポップなクリスマスソングですか? ユーミンの「恋人がサンタクロース」や山下達郎の「クリスマス・イブ」のJ-POP系のクリスマスソングでしょうか? それとも「ホワイト・クリスマス」とか「ジングルベル」などの定番のクリスマスソングでしょうか?
私が好きなクリスマスソングは、讃美歌231番(旧讃美歌では94番)の「久しく待ちにし」です。オリジナルタイトルはラテン語で「Veni, veni Emmanuel」です。英語歌詞でもよく聞きますが、英語のタイトルだと「Oh, come, oh, come, Emmanuel」ですね。世界中で愛される、クリスマスソングです。
元々のラテン語の歌詞は9世紀に書かれ、メロディは15世紀に付けられたんだそうです。いわゆる“ルネサンス音楽”ってヤツです。いやあ、時の風化に耐え忍んだ名曲中の名曲と言えるでしょう。
知らない人はいないと思いますが、一応、念のために音源貼っておきます。本当は日本語歌唱の音源を貼りたかったのですが…なかなか私好みの音源が無くてねえ…。仕方がないので、英語歌唱の音源を貼っておきますが、この曲は讃美歌なので、音楽だけでなく歌詞も大切なので、日本語でもぜひ聞いてもらいたいなあと思いました。
なかなか、いいでしょ? 今時のポップなクリスマスソングも悪くないですが、こういう厳かなクリスマスソングは、ほんと、心にしみます。男声でも女声でも構わないのだけれど、素朴な歌いクチで祈るように歌われているのがいいですね。こういう曲って、アチラだとちゃんとした歌手の方々が気合入れて録音してくれるけれど、日本だと、あまり上手な方々は歌ってくれないんだよね(溜息)。
本当は、このレベルの歌唱力の日本語歌唱で聞きたいものです。きっと心にしみるよなあ…。
私、普段はクリスマスソングを聞かない人ですが、この時期になると、色々な歌手の色々なクリスマスソングを集中して聞きます。だって、クリスマスソングって季節モノだからね。クリスマスソングはたくさんありますが、やはりこの曲を凌ぐクリスマスソングは、なかなか無い…と個人的には思ってます。
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コメント
チキンライス / 浜田雅功と槇原敬之。
https://www.youtube.com/watch?v=-9ptcxin3Ks
番組企画で、松本人志さんが作詞した曲です。
缶詰になって書いた松本さんの詩を読んで、槇原さんが泣いていた顔が記憶に残っています。
この季節になると、聞いてはうるうるしています。
すとんさまの望まれているスタイルではない曲かもしれませんね。
ともさん
私もかつては貧乏な子だった人なので、この曲には、すごくすごく共感します(でも泣きませんけどね:笑)。いい歌だな。
しかし、赤プリとは! いったい、いつの時代の話やねんって感じです(爆)。それにしても、ハマちゃんの歌って、ヘタウマだな(笑)。
こんばんは。
> あなたの好きなクリスマスソングは何ですか?
こちらはサン=サーンスのクリスマスオラトリオです。
Camille Saint Saens Oratorio de Noel, Op. 12 Christmas Oratorio
https://www.youtube.com/watch?v=CLzOaUu4VrA
サン=サーンスは「死の舞踏」とか「バッカナール」みたいな曲ばかりではなくて、オルガニストやってた頃はこんな曲も書いていたのはビックリです。オルガンとハープの使い方はフォーレのレクイエムにメチャ近いです。というかサン=サーンスのほうが先ですが。
この曲を知ったキッカケは思い出せなくてマハポーがまだあった頃アキバで買った輸入盤を聴いていました。今は同じ音源がyoutubeにアップロードされています。
フランスでの演奏はなぜか見当たりませんでした。
tetsuさん
私、この曲、知りませんでした。案外、ツボにはまっております。いい感じじゃないですか。
不謹慎かもしれませんが、マハポー、懐かしいです。あそこ、商売っ気はないくせに、やたらと安かったんですよね。でも、当時から色々と黒い評判は聞いていましたので、いくら安くても買わなかったですけれどね。
こんばんは。
先日都内でサン=サーンスのクリスマスオラトリオの演奏を聴いてきました。
ソロは福音史家とかリートのリサイタルができるくらいな方たちです。
合唱ではソロ含めてソプラノ4名、アルト4名、テノール3名、バス3名ですがソロのときと違って東京混声合唱団みたい(直接は聴いたことありません)な響きがしていました。
プログラム解説ではなぜこの曲の演奏の機会が少ないか、管楽器なしの小編成に5人の独唱、ハープ、オルガンのストップのオーボエの音色が重要であることなどあるらしいです。
今回は2年前の再演らしいです。もっと演奏機会があってもいいですね。
早いですがよいお年をお迎えください。
tetsuさん
良い演奏をお聞きになられたようです。
私は、少人数の合唱って好きです。特に、ソリストと合唱を兼ねているような、そういう演奏形式って好きです。それって、そもそもが教会での演奏を念頭に置いているんだと思います。(今回はサン=サーンスでしょうが)バッハなんかも、大合唱団ではなく、ソロを合唱団員が兼ねてしまうほどの、小規模の演奏で聞きたいと思います。
良いお年を