声楽のレッスンに行ってきました。時期的には、フルート合宿直後の話です(フルート合宿の記事を楽しみにしている方、もうしばらくお待ち下さい)。
まずは発表会のプログラムをいただいてきました。発表会については、すでに左欄の「お知らせ」に書きましたが、スマホ等で左欄が読めない方のためと、最初に書いた時とは若干の変更があるので、そのあたりを含め、改めて書いてみますと…。
発表会のタイトルは「Autum Vocal Concert」です。内容は、F門下とY門下の声楽合同発表会となります。日時は、2017年9月9日(土)。13時開場、13時30分開演です。場所は、神奈川県の鶴見区民文化センターサルビアホールの音楽ホールです。アクセス的には…JR京浜東北線鶴見駅、あるいは京急鶴見駅下車すぐのホールです。行けば分かります(笑)。
私は、後半(第2部)の2番目に二重唱「私は貞淑な人妻」を歌い、9番目で「おお祖国よ(ダニロ登場の歌)」[マキシムの歌です]を歌って、11番目(最後から2番目)に二重唱「愛のワルツ」[メリー・ウィドウ・ワルツです]を歌う予定です。
私自身は発表会の後半~終盤にかけて歌います。今回も「先客万来、みんな、応援に来てね」と書きたいし、実際、当初の左欄には、そんな趣旨の事を書きましたが、今では若干、状況が変わりました。
実は今回のホールは小さい(100席程度)のです。何度か私の発表会を見に来られた方ならピンと来るでしょうが、キング先生のところが使用する発表会会場とほぼおなじ規模のホールです。Y門下は社交的な人が多いのでしょうか? 出演者に対する観客比が結構高めと言うか、皆さん、大勢お友達やご家族の方をご招待されるんですよ。ですから、Y門下の発表会の出演者の数は、キング門下とは較べるまでもなく少ないのですが、それでも観客数が増えてしまうのです。
昨年までは、それでも観客数は多くても80名程度だったので、Y先生的には“100席あれば十分”という計算だったのかもしれません。でも、今年は発表会に参加される生徒さんが昨年よりも多いのです。ここが想定外だった点です。
実は、Y門下の発表会は自由参加なので、生徒さんは別に発表会に参加してもしなくてもいいのです。で、昨年までは参加されない方もそこそこいらっしゃたのですが、今年は(様々な理由はあるのですが)今まで参加されなかった方でも今年は参加しようと思われた方もいらして、出演者が例年よりも若干増え、出演者が増えれば、当然、観客数もだいぶ増え…って事で、招待したい人を確実にお招きするために、整理券を発行する事にしたのですが、それが飛ぶように出ていってしまい、すでに客席がパンクしそうな感じなんだそうです。
そもそも、今回、会場が小さくて余裕がないため、出演者が招待した方に優先的に入場していただくために、整理券を発行しました。で、その整理券は…当然、余る予定だったのですが(そうでないと一般のお客さんが入場する余地がないですからね)、余るどころか足りないという状況になったようなのです。
まあ、通常は、自由席のチケットなんて、有料のモノであっても、8割程度しか入場しないものなのですが、今回は出演者自らが Face to Face で手渡ししているものなので、来場者が8割なんて事は無いので、マジで会場がパンクしちゃいそうなのです。さらに、その招待客の方が、お友達を連れてやってきた場合、お友達は整理券が無いから入れません…とは言えないわけです。なんか気楽に考えていい状況ではないのです。
「立ち見にすればいいじゃないですか?」 実際、小さな会場で行う発表会だと、立ち見の方なんて、普通にいらっしゃいますからね。
ところが、本来、立ち見ってダメなんですってね。消防法とやらに引っかかるんだそうです。あれまー、そうなんだ。
と言う事で、今回の発表会は「整理券がないと入場できません」という扱いにならざるをえません。以前、左欄に「整理券が無くても入れます。平気平気」みたいな事を書きましたが、訂正しておきます。
と言う訳で、今回の発表会を直接ご覧になりたい方は、整理券をお求めください。私のリアルなお知り合いの方は、ぜひご連絡ください。プラチナチケット(笑:入場整理券の事です)を差し上げます。
なので皆さん、今回は会場での応援は難しいのですが、その代わり、遠くから私が無事に歌えるように、祈ってください。お願いします。
ちなみに、今回の発表会は、前半15曲、後半13曲ですが、そのうち、合唱3曲、独唱15曲、二重唱10曲となっております。声楽発表会にも関わらず、半分近くがアンサンブルとなっているのが、この門下の特徴かもしれません。で、二重唱は“ソプラノ×バリトン”の1曲を除いて残りはすべて“ソプラノ×テノール”の二重唱となっていますので、会場で直接聞かれると、絶対に楽しいと思うんだけれどなあ…。もちろん、テノールパートは、私以外は、助演のプロ歌手の方がお歌いになられます。
という訳で、告知はここまです。ああ、長っ!
では、レッスンの話題に入ります。今回のレッスンは、フルート合宿直後のレッスンでした。しばらく歌っていなかったので、なんか新鮮でした。声を全く使っていなかったので、全然声が疲れていなかったのは良かったのですが、歌う癖が抜けてしまって、声がだいぶ平べったくなってしまっていました。なにしろ歌っている私自身が「あれ? 歌声が平べったいなあ」と思うくらいに平べったい声だったんですよ。ですから、まず最初に行ったのは、声を深く発声する事からでした。
そのため、最初のハミング練習から、上アゴを意識するようにしました。上あご(具体的に口蓋垂付近の筋肉)をしっかり上げることができれば、自然と声は深くなるわけです…が、日常的に口蓋垂付近の筋肉なんて動かさないので、歌っていないと、筋肉に怠け癖がついて、自然と声が平べったくなるようです。くわばらくわばら。
で、上あごがいつも通りに動くようになったら、今回も腹筋の筋トレです。ああシンド。
さて、発表会に向けてのレッスンです。まずは、独唱曲の「Maxim’s/マキシムの歌」です。発表会では「おお祖国よ(ダニロ登場の歌)」というタイトルで歌います。曲のタイトルは、英語詩のタイトルではなく、音楽之友社とか全音楽出版社などから出版されているドイツ語からの翻訳譜面に準じています。まあ、そっちが日本での正式曲名称でしょうから。
この曲はアウフタクト(弱起)のフレーズが多いのですが、アウフタクトの部分は、多少長めに歌うのが、この曲の場合は正解となります。ただし、アウフタクトされた音は、あくまでも、次の小節の最初の音と滑らかにつながるのが前提なので、そこをブチッと切って歌ってしまっては、アウフタクトの効果が無くなるので、気をつけて歌う事が大切です。
また、フレーズを歌う速度も一定ではなく、下降音型の場合は、全体的になだれ込むように歌うのが正解であって、上行音型の場合は逆に、ゆっくりと坂を登るような感じで歌うのが正解なのです。そういう点では、機械的なテンポで歌っちゃダメなんだな。
また、長い音符(いわゆる白玉音符)は、必ず伸ばしながら声の色を変えていく事が大切で、声の色を変えていくためには、アゴの開き方を歌いながら変えていくことで、それが達成できます。
歌い方もそうだけれど、この曲、案外長い曲なので、暗譜に手こずっています。フルートと違って、楽譜を持って舞台に上がることはありえないので、歌えるのは当たり前。暗譜してナンポなので、暗譜しないといけないよね。メロディ等はほぼ暗譜できたので、後は歌詞だよね。とにかく、歌詞を覚えないと。
という訳で、続きはまた次回。
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