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日光旅行 その5 本物の修験者さんと、リアルなメイドさんを見たよ

 で、開山堂からまたまた山道をせっせと歩いて、瀬尾神社に着きました。ここが古日光の中心で、由緒正しくて霊験あらたかな場所なんだそうです。実際、我々が参拝している時に、本物の修験者の集団がやってきました。なんでも、瀬尾神社の山道を一日に何度も往復をする“行”をしている最中の方々なんだそうです。今でも修験者っているんですね。皆さん、いかにもな装束を着てました。修験者さんの世界は1000年前と今も、きっと大きく変わっていないんだと思いました。

 ちなみに、白糸の滝と言うのは全国にありますが、ここ瀬尾神社にもありましたよ。

 瀬尾神社まで、ずっと徒歩で参拝して、ぐったり疲れた我々は、バスに乗って、今度は霜降(しもふり)の滝に行きました。華厳の滝、竜頭の滝と合わせて、日光三名瀑なんだそうです。実際すごかったです。滝が上下の二段に分かれていて、とても美しい滝でした。

 私的にはこれで十分なんだけれど、なんでも昔は滝のすぐそばまで行けたそうです。今は、そこへの道が塞がれてしまったんだそうで、遠方にある展望台から眺めるだけになってしまったんだそうです。現在の展望台からの眺めも素晴らしいけれど、滝のすぐ側まで行って眺めたら…迫力満点なんだろうと思いました。

 午後のツアーは、あまり有名な所に行きませんでしたが、内容的には、とても濃くて楽しくて、目の保養になりました。古日光、おすすめですよ。

 午後のツアーが終わり、お宿までバスで送ってもらいました。帰り道、お宿のすぐそばにある“明治の館”というレストランがなかなか風情があっていいですよ…と教えてもらったこともあって、ちょっとお茶しに明治の館に行きました。

 元々は、明治時代のアメリカの貿易商F.W.ホーン氏の別荘だったそうで、現在は、有形重要文化財に登録されているだけあって、良い雰囲気の本物の洋館でした。本来はレストランなのですが、夕食はお宿で食べるし、時間的にも夕食には早かったので、お茶にしました。チーズケーキと桜茶をいただきましたが、雰囲気も良いので、すごく美味しい気がしました(いや実際、美味しかったわけですが…)。

 店内の貴族的な雰囲気を味わいながら、リアルなメイドさんと執事さんを何人も見ました(笑)。いやあ、オタク心がくすぐられます。

 お茶の後は、近所(と言っても、東照宮近辺だね)を散歩しました。普通に歩いているだけでも、あっちこっちに滝を見つけました。日光、とりわけ私がお宿にしている近辺は山の中なので、あっちこっちに崖があるわけで、崖があれば、たいてい滝があるんです。なので、ちょっと歩くと「あ、滝がある」、もう少し歩くと「ここにも滝がある」って状態なのです。なんか不思議な感じがしました。湘南地方には滝なんて無いもんなあ(笑)。

 お宿に戻って、お風呂に入って、しばらくすると夕食です。昨夜の夕食にも負けないほどの豪華でボリュームたっぷりの料理が並びました。メニューは違うけれど、基本的に湯波づくしである事には変わりありません。いやあ、実に舌に贅沢な夕食でした。

 夜はさっさと寝て、翌日早めに起きて、朝風呂です。

 続きはまた明日。

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