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今年[2016年]見た映画 その3

 さて後半です。

 私、ちょっとクグってみたところ、日本人の平均映画鑑賞数って、年1.3本らしいです。つまり、普通の日本人は、映画館には年1回行く程度で、2本行けば、すでに多い方…って事になるそうです。うひょー、なら、年40本近くも見ちゃう私って、ヘビーな映画ファンじゃん。自覚なかった! 映画業界は、もっと私を大切にした方がいいよ!

 もっとも、年1.3本と言いながら、実は日本人の2/3は、年に一度も映画館に行かないのだそうです(あら、もったいない)。残りの1/3も、半分は年に1回しか映画に行かないわけで、残りの半分のうちの半分が年2回ペースで、そのまた残りの半分が年3回ペースで…と言った感じで、残りの半分、残りの半分、残りの半分って感じで、映画を見に行く回数が少しずつ増えていくそうです。年40本なんて、もう“映画エリート”じゃん、何をか言わんやじゃん。

 つまり、映画って、ほとんどの人に見られていなくて、ただし、見る人はガンガン見ているという状況なんだそうです。だから、映画の年間平均鑑賞数って、数字的には“年1.3本”となるけれど、感覚的には「映画なんて誰も見てねーよー」と言うべきなんだそうです。

 ううむ、数字のトリックだよね。

 ちなみに、世界で一番映画に行くのはアメリカ人だそうだけれど、それでも年4.5本なんだそうです。ああ、世界的に映画って、映画館じゃあ誰も見ていないんだなあ。まあ映画なんて、映画館での興行が終わると、すぐにDVDが発売されるし、やがてはテレビで見放題になるわけだしね。そういう状況を踏まえていくと、誰も映画館に映画を見に行かなくなるのも分からないでもないです。

 私だって、近所に映画館がなければ、映画なんて見に行かないかもしれないし…ね。

21)ズートピア

 いかにもディズニー特有の天真爛漫な子供向けアニメのふりをしていますが、実際のところ、この映画はちっとも子ども向けではありません。少なくともストーリーは子供向けではありません。むしろ、子どもには退屈かも…ね。

 この映画、罪のない動物アニメのふりをしていますが、メインテーマは差別でしょうね。人種差別、男女差別、宗教差別、階層差別、ありとあらゆる差別が動物の姿をして表現されています。これらの差別に対して、勇気を持って立ち向かっていこうというのがこの映画のメッセージなんじゃないかなって思います。だから、子供向けアニメというよりも、むしろ、青年向けアニメ映画なんじゃないかな…って思います。

 まだ若い時に、社会の矛盾や差別について考えてもらう…そんな事が期待されている映画なんじゃないかな?

22)殿、利息でござる★

 このお話、史実に基づく実話…なんだそうです。まあ、細かい部分は作劇上の演出もあるのでしょうが「事実は小説よりも奇なり」なんでね。ほんと、面白くて勇気づけられる映画です。『ああ、日本じゃ~ん』って感じの映画です。庶民の知恵がすごいし、それを受け入れるお殿様の度量も広い。だれも悪人がいなくて、WIN-WINのお話。うむ、いかにも良質な日本映画って感じです。

23)デッドプール

 いわゆるアメコミ・ヒーローモノなんだけれど、主人公のデッドプールの性格がハチャメチャで、私は気に入りました。この主人公、ヒーローなんだよ、一応(爆)。

 正直、くっそくだらない映画です(これ、誉め言葉ね。念のため)。くだらない映画が大好きな人向けの映画です。

 デッドプールって…実にチャラいんだよね(笑)。この映画は、デッドプールのチャラさを楽しむ映画じゃないかな…って私思うわけです。

24)貞子vs伽椰子

 …なんか違う感満載の映画でした。でも“貞子”とか“伽倻子”とかではなく、2大モンスター対決の映画として見れば、これはこれでアリです…ってか、最近の貞子は、もはやオリジナルを超越した訳のわからないモンスターになっているので、これで良いと言ったら良いのかも。

 ああ、私を絶叫させた、あの“貞子”は今どこに。伽倻子だって、これじゃあ怖くないよなあ…。貞子や伽倻子と言ったビッグネームを出せば、当然客の期待値は上がるわけで、でもそこには応えられていないわけで…相当に怖くしてくれないと客は納得できないよ。看板倒れ…かな。

25)Too young to die 若くして死ぬ

 この映画、軽井沢スキーバス転落事故の影響で、公開が四ヶ月ほど遅れてしまったのだけれど、私は四ヶ月待ちましたよ。期待通りに素晴らしいコメディー映画でした。いやあ、馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ! ほんと、素晴らしい程に馬鹿馬鹿しい映画で、大好きです。

 子役で成功した俳優さんって、大人になるとパッとしない…とよく言われるけれど、神木隆之介は違うね。子供時代も良かったけれど、青年になってからもいいじゃない。ほんと、すごい役者さんだね。

 それにしても、TOKIOの長瀬は、ジャニーズなのに、ガラの悪い役をやらせたら、なかなか良いねえ…。今年、一番笑えた邦画は、これだね。ちなみに洋画は『デッドプール』だけどね。

26)シン・ゴジラ

 日本人なら是非見て欲しい映画です。もちろん怪獣映画なんだけれど、主役は人間たちです。ゴジラという未曾有の巨大な災害に、人々がどう立ち向かっていったかという映画なわけです。人間、カッコいいー! そういう映画です。

 それにしても、日本社会ってなんて面倒くさいんだー! この面倒臭さって、外国で伝わるのかしら?

 それにしても、蒲田くん(ゴジラの第二形態:まだアンヨは上手じゃありません)のキモかわいさは凄いなあ。さすがはメイド・イン・ジャパンだよ。ネットを中心に女性たちの人気があるのも理解できますが…私的には品川くん(第三形態:始めて二本足歩行をしてます)君のよちよち具合がツボなんだな。ちなみに、最終形態のいわゆるゴジラの通称は、鎌倉さんなんだってさ。鎌倉さんは、絶妙にカッコいいよね。

27)ファインディング・ドリー

 言わずと知れた『ファインディング・ニモ』のスピンオフです…ってか、前作から13年後に公開って、当時ニモに夢中になっていた子どもたちは、みんな大人になっちゃっているって(笑)。出すなら、もっと早く出さなきゃね。

 それにしても、八代亜紀が本人役で出演している(吹替版のみ)のには、びっくりしましたわ。

28)メトロポリタン歌劇場ライブビューイング「マリア・ストゥアルダ」

 こちらに記事を書きましたので、よろしく。

29)ペット

 ユニバーサル・ピクチャーズのアニメって、ミニオンズが有名だけれど、実は私、今まで、ユニバーサル・ピクチャーズのアニメって未見だったんだよね。なんとなくだけれど、あのミニオンズから、良くも悪しくも“昔ながらのアメコミっぽさ”を感じて敬遠していました。

 でも、うっかり今作を見てみたら、全然“昔ながらのアメコミっぽさ”が無くて、むしろ『トイ・ストーリー』っぽかったです。つまり、ピクサーみたいでした。やるじゃん、ユニバーサル・ピクチャーズ。ちなみに今作はすでに続編制作が決定しているそうで、そりゃあ見に行かないとね(笑)。あと、近日公開予定の『シング』も面白そう。

 やっぱ、食わず嫌いはいけないよな…。

30)傷物語[熱血篇]

 [鉄血篇]を見た以上、[熱血篇]を見ないわけにはいかないでしょう。

 第一弾の[鉄血篇]が、主人公である阿良々木君と怪異たちとの出会いならば、今作の[熱血篇]は、怪異たちとのバトルの話です。前作に較べてグロさが増しております。

 完結編である[冷血篇]が今から楽しみです。

 さて、次回でこの連載も終了です。お楽しみに。

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