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ポピュラー音楽は…そりゃあ、クラシック一辺倒の人よりは得意かもしれないけれど…

 フルートのレッスンに行ってきました。

 今回、フルートを組み立てる時、いつもより少し内向きに組み立ててみました。どれくらい内向きかというと…ほぼアルタス推奨ぐらいの内向きです。最近は、先生のフルート(ムラマツ)との音程を合わせる都合もあって、やや外向きに組み立てる事が多かったのですが、それでは音がかすれることも多く感じるようになってきたので、一度メーカー推奨の組み立て方に戻してみたのでした。

 その状態でロングトーン練習に入ったのですが…、結果は…音色に関しては、よく分からないなあ。最近、私、タンギング周りの下手くそさが目立つようになってしまい、音色云々の状態じゃあないんです。音のかすれは…心なしか無かったような…。音程は当然ですが、ムラマツとは合わなくなりました。1音1音、音を曲げていかないとビッタリとは合いません。ううむ、やっぱり外向きに組み立てた方が良いかな? まあ、しばらくは試してみる事にします。

 で、エルステユーブンゲンの17番ですが…暗譜が今ひとつ進みません。この曲のメロディーって、なんとなく、つかみどころがないような感じがして、すっきりしません。でも覚えていないのかというと、そうでもないのですが、うーむ、なんかまだダメです。たぶん、次の18番の方が、早く暗譜できるかも…。

 プチエチュードは14番です。先生に「14番なんだねえ…」と感慨深げに言われました。14番は、ほぼだいたい行けるようになりましたが、半音階でメロディーが進む箇所が2箇所あるのですが、そこだけがダメです。元々ホ長調なので♯が4つもある上に、そこに臨時記号が付くと…もう頭の中がワヤクチャになります。で、うまくできません。先生からは「そこだけ取り出して、何度も練習する」「指で覚えるのではなく、アタマで覚える」と何度も何度も繰り返して練習させられました。ううむ、次のレッスンの時までには、完璧に出来るようになっていないとマズイ雰囲気だ…。

 今回からは、夏合宿に向けて、曲の練習が入りました。ハイドンのセレナーデです。取り敢えず、装飾音符を抜きにして練習してこいというので、そのようにやってきました。だいたいはOKですが、一部でまだ指が止まってしまう箇所があります。練習不足で吹き慣れていないためなのですが、そういう箇所は練習を重ねていくうちに、何とかなってしまうでしょうから、心配していません。先生からは「今はとにかく、スラーとタンギングに注意をして練習しなさい」と言われているので、その2点に注意を払って練習するように心がけます。

 今回も雑談ではなく、夏合宿の話をしました。合宿では、ソロ曲とアンサンブル曲、それぞれ一曲ずつ課題として与えられます。私の場合、ソロ曲はハイドンのセレナーデになりましたが、アンサンブルの曲に関しては、メンバーが決まり次第(メンバーは先生が決めます)決定だそうですが、私が元々ジャズの先生に付いていたこともあって、ポピュラー曲は得意だろうから…という事で、どうやらポピュラー曲のアンサンブルチームに入るようです。

 ポピュラー曲って、皆さん吹きたがるけれど、ポピュラー曲って、クラシック曲とくらべて、リズムとか和音とかメロディーの動きとか、あれこれ違うので、クラシック畑の人にとっては、難しいのだそうです。先生ご自身「(自分は)譜面通りにしか吹けないから、ポピュラーは大変なんだ」とおっしゃるほどです。まあ、ポピュラーでは譜面通りに吹いたら負けだからね。

 で、私に白羽の矢を立てたらしいのだけれど…いくら私がポピュラーに慣れていると言っても、アンサンブルを組む相手がポピュラーに慣れていなければ、同じことなのになあ…なんて思っちゃいました。ま、ポピュラーと言っても、ジャンルが細かく分かれているし、私が習ったのは、ごくごく初級のモダンジャズなので、ジャンルが違えは、皆さんと、ほぼ同じなんですがね(汗)。まあいいや、頑張ります。

 ちなみに課題曲は、まだ未定との事ですが、一応、候補曲を聞きました。なんと、ラグタイムな曲のようです。ラグタイムって、オールドファッションなジャズだよね…。私が笛先生から習ってきたのとは、だいぶ毛色が違うようですが…まあ、いいや。曲に関しては本格的に決まってから悩む事にします。

 …しかし、ラグタイムな曲って、譜面通りに演奏したら、かっちょ悪いんだよね(溜息)。

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コメント

  1. Hiro.MTB より:

    すとん様、こんにちは。

    ラグですか!クラシックのピースが並ぶなかにラグを挿入する先生のセンス、おしゃれですね。
    (といっても私自身、ラグは良く知らないんですけど、ジョプリンの時代ですかねー)

    私もそういう音楽を(野暮ったくなることなく)吹けるようになりたいです。

  2. すとん より:

    Hiro.MTBさん

    >ジョプリンの時代ですかねー

     一応、ジョプリンの作品が候補に上がっていますが…まだ決定ではありません。

    >私もそういう音楽を(野暮ったくなることなく)吹けるようになりたいです。

     ううむ、結局、この手の音楽の音楽(変な日本語でごめん)って、楽譜通りに吹いたら、かなりダサいんですよ。楽譜ではなく、演奏者が、この手の音楽が持つ独特なリズム感というか、タイム感覚って奴を持っているかどうかなんだと思います。まあそれは、ラグにかぎらず、ジャズなどでもそうで、きわめて演奏者を選ぶ音楽なんだと思います。

     私一人でも、ラグタイムをかっこ良く吹けるかは、全く自信がありませんが、アンサンブルとなると…どうなんでしょうね。よく吹奏楽団体がラグやジャズを演奏しますが、これらの音楽をアンサンブルでかっこ良く演奏するってのは、ほんと、難しいと思います。なにしろ、我々の遺伝子の中には、黒い音楽の遺伝子は…まずないですからね。何をどうやっても黄色くなっちゃうわけで、そこをどう飛び越えるかが問題になるとは思うものの、やっぱりアンサンブルで飛び越えるのは、相当難しいだろうなあって思うわけです。

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