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フルートなんて、大人になってから始めても、だめダメでムダ無駄!

 えっと、タイトルが過激なのは、例によって、半分くらいは『釣り』ですが、全くの嘘でもなく、のっけから否定的ですが、ちょいとブルーな気分になったのは確か。

 「フルートをなぜ始めたのですか?」と聞かれれば「興味があったから」「元々好きだったから」「ちょっとしたメロディなんかを吹けたらいいかなあと思ったから」「きちんとした楽器の一つくらいできてもいいかなあと思ったから」「あのフルートの音色が好きだから」「衝動買いしたから」などと答えます。そこに嘘偽りはありません。

 だいたい独学だし、うまくなりたいという気持ちはあるものの、うまくなれる自信は皆無。きっと下手の横好き、超低空飛行のままでくすぶるのだろうとは思ってます。ま、それが大人の判断って奴だ。

 だけどその一方で夢もみるわけサ。と言うか、人は夢見なけれりゃ生きていけないし。

 私は歌に関してはソロ志向が強いんだけれど、楽器はバンド志向、アンサンブル志向が強い人です。歌なら伴奏者やバックバンドを連れて「オレの歌を聞け!」とやりたいのですが(爆笑)、楽器は仲間たちと和気あいあいとアンサンブル。もちろん、和音の穴埋めような地味なフレーズでもきっと楽しく演奏するでしょう。たまにソロパートがあれば、ワクワクしながら演奏することでしょう。そんな人です。

 だから、フルートが上達したら(独学だから上達しないだろうけどサ)、アマオケとかブラバンとかに入りたいというのが、夢なんです。そう「夢」ね。実現はしないかな…、でも実現したらきっと楽しいだろうなあ…と思っている程度の「夢」なのです。

 で、夢見るオッサンは、軽く行動して、地元のアマオケとかブラバンとかの情報をテキトーに収集しました。

 こんなリゾート地だけれど、それなりの数のアマオケやブラバンがあることが判明。もちろん、バリバリ活動してるところもあれば、地味に演奏会もほとんどせずに活動っぽいことをしているようなしていないようなところもあります。まあ…ピンキリなんですよ。

 どこも一応、新団員の募集はかけてます。楽器限定で募集しているところもあれば、全面的に大募集なんてところもあります。またオーディションを受けてくださいというところから、誰でも歓迎!なんてところもある。

 私なんかは当然、全面的に大募集(楽器限定だと、フルートはほとんど募集がありません。たぶんフルートはダブついているんだと思う)で誰でも歓迎!ってところを考えるわけです。

 誰でも歓迎!というところ、いくつかありましたよ。ええ、誰でも歓迎だそうです。例え十年二十年のブランクがあっても歓迎だそうです。楽器を持っていなくても歓迎だそうです。年齢制限だってありません。でもね、どこも小さくこんなことが書き添えてあるんですよ。

 「楽器経験または吹奏楽等の経験が1年以上の方に限ります」

 オー・マイ・ガーット! これは事実上アウトやん。

 楽器経験って何? 自宅で暇に任せてピーヒョロピーヒョロやっているのは、常識的にはカウントされないだろうね。おそらくは習い事などを想定しているんだろうと思う。吹奏楽等の経験って奴は、学生時代や社会人になって会社のクラブでのブラバン経験がある方って意味だろうね。

 そりあ、そうだろうともサ。独学で、遊びで、気が向いた時だけ練習するような奴はお呼びでないのは、分かる。分かるけどさ、夢くらい見させてよ。夢くらいさあ。

 歌なら、合唱なら、もちろん合唱団によるけれど、探せば本当の初心者でも入れてくれるところ、あるよ。もっとも、本当の初心者だと続けられるかどうかは本人の努力次第だけれど、やる気と努力があれば、そのうち上達だってしてくるし、なんとかなるものよ。それがアマチュアリズムって奴だしね。

 でもでもでも…。

 ああ、フルート、いくら吹いても上達しても、先がないことが分かっちゃったよ。最初から、なんとなく、そんな感じはしてたけれど、事実を確認しちゃうと、一気に気分は萎えるね。だからと言っても、毎週の練習を止めようとは思わないけれど、夢も希望もないのね、大人のフルートには。

 こんなんだったら、学生時代にブラバンに入っておけばよかった…なわけないか。私は元々学生時代にブラバンに入りたかったのだけれど、ウチはビンボーだったから、親に反対されたんだよね、楽器買えないってサ。グチっても仕方無いけれど、お金持ちの家に生まれたかったね、いや、マジで。

 なんで、何となくフルートの練習に気が入らない私でした。はあ~。まあ、その代わり、バッチリ歌の練習はしてますけど。

 ああ、ちゃんとしたフルート、買いてえ…。[脈絡無くてゴメン]

コメント

  1. 元吹奏楽部員ピアノ教師のままっちです。

    それはね~、楽器の場合はしょうがないんですよ。音を出すことから始めていたらアンサンブルにならないんだから。パート練習はありますが、部活の場合は本当に初心者もたくさんいますけど。

    アマオケとかブラバンの場合は、大体定期演奏会というのがありますが、そこは運営資金稼ぎの場でもあるんです。(私はやったことないんだけど、どうもそういう話があるみたい)なので、初心者から鍛えるなんてことをしてたら時間が足りない。学生は毎日それに没頭できますが、社会人はまず仕事がメイン、バンド活動は余暇ですからね。メンバーが全員揃うってことが難しい場合も多いだろうし。

    ところですとんさんの学生時代は、楽器は自分持ちでしたか?私が入っていた部は、自分持ちだった人は音大に行きましたが・・・(先輩と同級生が同じ大学の卒業生です)マウスピースだけっていう子も多かったですよ。長女の学校は吹奏楽が盛んなんですが、ここも費用からみると、基本的なもの(リード代とかはかかりますが)はそんなに高くないです。でもうちの娘は吹奏楽に入りそうもないし・・・。

    フルートに憧れる人は多いんだけど、人数的にはフルートってそんなに必要ないんですよね~。ソロを取ることが多い楽器は人気です。

  2. すとん より:

    >ことなりままっちさん

     楽器の場合、本当の初心者はお断りというのは、よく分かってます。と言うか、合唱団だって、本当の初心者を入れても大丈夫なの? って常日頃から思っているくらいですから。

     でも、いざ自分がその立場になってみると、寂しいなあと思っているだけです。ある意味、自分が悪いので誰にも文句言えませんし。

     私の学生時代、ブラバンは基本的に楽器は自分持ちでしたね。部にあるのは、数種類の打楽器だけ。学校の予算の都合だったのかもしれませんし、地元の音楽教育に対する熱意の低さだったのかもしれません。

     実は、以前書きましたが、打楽器のトラとして、何度かブラバンの演奏を助けたことがあります。なにしろ打楽器なら自分の楽器が要らないので、私のような子で参加できるのですね。

     もっとも打楽器も基本的に人数がいらないし、私がトラになったのも中3の時(担任の先生がブラバン顧問)だけで、レギュラーのメンバーには入れてもらえませんでした。ま、いいけど。

     フルートは当時から大人気で、女子はかなりフルートをやりたがっていましたよ。フルート希望者は多くても、人数的にも少しでいいので、フルート希望者の女子のほとんどがクラリネットとかサックスへと移動させられていきました。

     それはそれは、毎年阿鼻叫喚の地獄図が展開されていたそうです。またそれが原因でブラバンを止めてしまった子もずいぶんいましたが、今はどうなんでしょう(と言うより、今はブラバンのない学校の方が多いか…)。

  3. chiko より:

    元吹奏楽部員ピアノ愛好家のchikoです。
    私は中学校のとき、クラリネットをしたかったのですが、楽器が足りなくて、「楽器あるなら入れてあげるよ。」なんて先輩に言われて(今考えると、横柄よねえ。まあ、中学生だから口の利き方知らなかったのね。)父に相談したら、「フルートがかわいいんじゃないのか」ってことで、当時(何年前だい!)1万ちょっとくらいのYAMAHAのフルートを買ってもらったのです。
    それから、高校、短大(バンドを組みました)、市民吹奏楽団、市民オーケストラと、かれこれ15年くらい続けましたかね。
    そうそう、高校の時、三響のセミハンドメイトを買ってもらったのは嬉しかった。
    結局、結婚してからは続けられなくて、辞めましたけどね。でも、でもですよ、男の人は結婚しても続けているのに、不平等だわ。
    私の後輩は、楽団で知り合った人と結婚したけれど、旦那は続けて、後輩は結局辞めましたもの。
    楽器が自分持ちかって?中学、高校は、殆ど学校の楽器でした。でもほら、中学校は、はじめはみんな初心者じゃないですか。だから、楽器の扱いが荒いって言うか。そんな楽器で練習するのも悲しい。
    自分で練習してもはかどらないでしょうが、せっかく自分持ちなんだから。先生じゃなくても、経験者にちょっと見てもらえると、いいんでしょうけどね。

  4. すとん より:

    >chikoさん

     chikoさんはフルート吹きの方ですか(メモメモ)。でも当時1万ちょっとくらい(当然値引き後の価格でしょうから、正価は2万前後でしょうね)のフルートですか、たぶん今の6万円の奴(店頭だと5万ちょっとですね)の奴でしょうね。ほんと、どんだけ前なんでしょ(笑)。

     もっとも私も最初のギターは7千円でした。今じゃ安くても3万円前後でしょうから、人のことは言えませんが!

     結婚後、男性は趣味を続けても女性が趣味を続けられないというのは、よく聞く話ですが、私にすれば、それは贅沢な悩みという奴で、趣味を続けるよりも出産・子育ての方が絶対楽しいと思いますよ。もちろん、その渦中は大変さしか感じないでしょうが、年を取った時に感じる満足感は、趣味より出産・子育てでしょ。

     それに趣味はいづれ再開できますが、出産・子育ては、時期を逃すとできないでしょ?

     あと男性だって、趣味をずっと続けられるわけではないのですよ。男の場合は、出産はないし、子育てにしても所詮は父親ですから、母親的な関わり方をする人は少ないでしょう。そういう意味では女性よりも楽ですね。

     それでも色々な社会的な役割とか職場の役割とか、いわゆる働き盛りとかなんとか、それなりにあるものです。私も15年ほど、音楽から遠ざかっていた時期があります。女性なら出産・育児で趣味から遠ざかる時期とほぼ同じくらいの期間です。だから、趣味における男女のハンディというのは、特に感じてません。

     という、堅い話は、横において(笑)。

     三響ですか、最近フルートメーカーにも興味が出てきて色々と調べているのですが、三響と言えば、世界のトップメーカーの一つですね。セミハンドメイドとは良いものを手に入れましたね。

     Chikoさんの学校もブラバンの楽器は学校持ちですか…。地域に(学校?)によって格差があるものなんですね。

     ちなみに前の職場の小学校では、金管クラブがあって、児童たちが熱心に練習してました。楽器は基本的には学校持ちでした。ですから、指導の先生(プロオケの人に来てもらってました)は、指導よりも楽器の修理ばかりしてました。何せ楽器がポロなもので、音を出す前にピストンの修理とかなんとか色々あるんですよ。

     なんか申し訳なくて、学校の教員もその時間に必ず着くようにしたのですが、そしたら今度は、二人とも修理に掛かりきりになって…。学校持ちの楽器って、ホント、ボロくてダメですね(笑)。結果、学校の楽器を使っている子は、あまり練習できないので、上手くならず、自分の楽器を持っている子だけが上達するというクラブでした。

     中学校に上がると、自分持ちの楽器の子は、そのまま中学のブラバンに入りますが、学校持ちの楽器の子は、たいてい音楽を辞めてしまうのでした。

     そんな状況が悲しくて、私が在任していた時は、楽器のリプレースを積極的に押し進めていましたが、せっかくの新品を買っても、三カ月もすると要修理楽器になってしまうのは、なぜでしょう。当時は不思議というよりも、腹立たしさを感じていました。

     楽器はもっと、丁寧に扱えよ! 楽器の神様に失礼だろうが!!

  5. Cecilia より:

    常に全くの初心者OKの団体にしか所属していませんでした。(吹奏楽・オーケストラ・合唱・リコーダー・・・)
    考えたら、とてもやりやすかったのですよね?
    ちょっと頑張ったらコンマス(コンミス)になれたし。(私のときはヴァイオリンを習っている人が学年にいなかったのが特に幸いしたのです。)
    まあ偉そうにはできましたが、刺激には乏しかったです。
    高レヴェルのところに憧れていました。

    確かにフルートはだぶっているでしょうね。(笑)

  6. すとん より:

    >Ceciliaさん

     そう、フルートはどうも愛好者が多いらしく、何処に行ってもダブつき気味なんですよ。常にマイナーっぽいものを好む、くすぶり体質の私にしては、今回のチョイスは自分らしくなかったなあ…と今更思っている次第です。

     でも、好きなものは好きなんだから、仕方ないっと!

     初心者OKのところは、確かに刺激には乏しいかもしれませんが、経験を積むという意味では良いと思います。まあ、ロールプレイング・ゲームの序盤戦みたいなものです。そういうところを経過しないと、上手になれないっとネ。

  7. Cecilia より:

    そうそう、書き忘れましたがレヴェルが高くないところだったので、楽器は常にレンタルさせてもらえました。
    レヴェルが高いところは自前が当たり前ですよね。

  8. すとん より:

    >Ceciliaさん

     レンタルはいいのですが、そこは楽器屋と関係なかったですか?

     実は今、無料体験レッスンなるものを物色しているのですが(時期的にはちょうど終わった頃らしいのが残念なのですが…)、そういうところだと、やはり楽器のレンタルがあるんですよ。

     楽器のレンタルは親切なようでいて、そこそこ良い物をに触れてしまうわけじゃないですか。楽器って、生活レベルと一緒で、一度上がったレベルを下げるのは容易ではないので、初心者の頃に良いものに触れてしまったら、それなりのものを買わないとマズくなるじゃないですか。

     私がレンタル楽器なんて触った日には、我が愛器である、使い捨てフルートに触れなくなると思うと、レンタル楽器にも二の足を踏んじゃいます。かと言って、レッスンにこの使い捨てフルートを持っていく勇気も、立派な大人としては、ありません。実に困っている所存なのです。

     そこで、フルートをもう一本、買っちゃおうかなあ…という、野望がムクムクと頭を持ち上げてくるのです。

  9. Cecilia より:

    いやそういうレヴェルの高いレンタルではなく(誤解を招く表現でした。)、学校の楽器ということです。
    当然高くはないですね。
    私のサックスもまだラッカーで光っていたのでよかったのですが、先輩のサックスはもう何十年も使っているのでは・・・と思われるメッキがはげたものでした。
    部品が外れたら音楽の先生が半田鏝でくっつけて・・・。

    高校の時のヴァイオリンも学校のでした。
    私の母も同窓生でしたが、昔は音楽の授業でピアノとヴァイオリンが必修だったそうで(贅沢な!)、練習用ですがそれなりにいい音が出ました。
    オケで管楽器をやっていた子達はレヴェルの高い中学吹奏学部に所属していた子たちで、皆自前でした。
    自分のヴァイオリンを買う子達もいましたが、はっきり言ってそういう子たちより私のほうがうまかったです。
    自分の楽器がなかったので、大学ではコーラス(聖歌隊)になった・・・とこういうわけです。

  10. Cecilia より:

    ラッカーじゃないですよね。
    メッキですね。(苦笑)

    続きですがこうなったらフルート愛好会を立ち上げるしかないですよ。
    私のリコーダーのように。

    子育てしながらちんたらリコーダーをやる・・・のが売りでした。

  11. soleil より:

    はじめまして!
    小学生の6年間ピアノをやっていたものです。
    その後も気晴らし程度に弾いていたのですが、
    このほど東京に引っ越しになりピアノをお別れを
    して来たので、最近はピアノ禁断症状が出ております。で、なんとかピアノを手に入れようと貯金を始めたばかりです。これからも、ちょくちょく顔を出そうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します~(*^_^*)

  12. すとん より:

    >Ceciliaさん

     なんだ、学校の楽器ですか。そりゃ、こちらも失礼しました。でも、学校の楽器がきちんと鳴るなら、それは音楽教育の入り口としては最高ですね。ちょっとうらやましい環境です。

     フルート愛好会、確かにその手はアリですね。問題は、私自身がまだ「音を出そう」という全くの初心者なので、愛好会を作るにしても、だいぶ先の話です。

     あとは性格の問題かな? きちんと音が出るまで上達しても、根本的にヒッキーなので、人づきあいが苦手でして…。いつもなら頼りになる我が妻も、フルートは音も出ない人なので、愛好会には参加できないし、となると、自分でやらなきゃならないわけで、そこが問題だあ!

     ま、どっちにしても、先の話ですが、既存の団体に入れないなら、自分で作っちゃえという発想は、大好きな発想です。

  13. すとん より:

    >Soleilさん

     ブログ拝見しました。まだ新しいブログのようですね。最初のうちは色々と戸惑ったり、書く間隔が空いてしまいますが、マイペースで頑張ってください。

     ピアノ禁断症状ですか…、それはお辛いでしょうね。電子ピアノなら、安価で都会暮らしの方にはぴったりですが…、長いことアコースティクなピアノを弾いていた方なら、エレピじゃ物足りなくなるでしょうね。

     ピアノは、そんなに安い買い物ではないですが、欲しい時が買い時です。大人の必殺技、ローンを組むという手もありますぜ!

  14. YOSHIE より:

    >常にマイナーなものを好むくすぶり体質・・・なんですか?・・・・チェロ、どうですか?声楽家にして、チェロもたしなむフルート奏者・・・(って冗談です)あ、、、ファゴットとか(しつこい!)

  15. すとん より:

    >YOSHIEさん

     これもまた懐かしい記事ですね。しっかし、私って正直者ですねえ(恥)。そして見事にくすぶってますね(笑)。

     このあたりで独学の限界を知った私は、先生を真面目に探し始め、笛先生という立派な先生と出会って、今に至るわけですね。

    >声楽家にして、チェロもたしなむフルート奏者・・・(って冗談です)

     これ、実はシャレになりません(汗)。と言うのも、私の歌の師匠であるキング先生は、実はチェロ奏者でもあります。私がチェロを弾きたいなんて言い出したら、声楽のレッスンの後に、そのまま引き続いて間違いなく、チェロのレッスンになってしまうことでしょう。なので、シャレや冗談で“チェロを弾きたいです”なんて言えないんですよ。言うときは、かなり真剣な気持ちでないとね…。

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