タイトルで分かると思いますが、今回はフン(排泄物)に関する記事ですので「ちょっと勘弁」という方は、また明日お越しください。
さて、金魚と言えば“フン”は外せません。「金魚のフン」と言う言葉もあるくらいですから(笑)。
では、すべての金魚がいつでもフンをつけて泳いでいるのかというと、必ずしもそうではありません。金魚には胃がないので、食べたものは割とすぐに消化されてフンになるようです。なぜ、それが分かるのかというと、昼ごろにしているフンは、朝やったエサの色(朱色)で、夜にしているフンは夕方食べた水草の色をしています。ちなみに灰色のフンをしている時は、タニシを食べた時です。このように、直前に何を食べたかが分かるくらいに、すぐにフンをします。
そして出したフンがちぎれなければ“長いフン”になりますが、簡単にちぎれてしまえば、フンはすぐにお尻から離れてしまいます。
金魚のフンと言うと“長い”というイメージがあります。確かに、ヤヨイやシズカのフンは長いです。体長の何倍もの長さのフンをしています。それは実に見事なものです。しかし、ミカンやエナがそんなフンをしているのを見たことがありません。
今まで何匹もの金魚を飼ってきましたので、ちょっと色々と思い浮かべてみたところ、一つの結論が出ました。それは…
『琉金のフンは長い』です。
そうなんです、金魚のフンという言葉ありますが、すべての金魚のフンが長いわけではありません。オランダ獅子頭系の金魚のフンは短くて、すぐに切れてしまうので、尻にフンがついている状態を見ることは、まずありません。しかし、琉金たちは、ほぼ例外なく、フンが長いです。
そう言えば、昔飼っていた和金もフンが長かったかもしれません。出目金のフンは多少は長いのですが、和金や琉金ほどではなかったような気がしますし、らんちゅうは、あまり数多く飼っていませんが、フンは短かったかもしれません。
つまり『和金と琉金のフンは長い』のです。和金と琉金と言えば…金魚すくいの金魚たちです。そう『金魚すくいの金魚のフンは長い』のです。ですから、金魚すくいの金魚しか育てたことない人は「金魚ってフンが長いなあ」と思うわけで、オランダ獅子頭やらんちゅうなどの金魚のフンは短いという事は知らないのだなあと思った次第です。
ちなみに、我が家のように、同じエサを琉金とオランダ獅子頭に与えて、琉金のフンだけが長いとなると、エサの違いがフンの長さの差ではなく、やはり金魚の種類によって異なるんだなあと思います。
これは私の個人的な推測ですが、肛門周り(ってか、正確に言うと“総排泄孔周り”の筋肉の強さが金魚の種類によって違うんじゃないかって思います。フンの長い子は、比較的筋肉が弱くて開けっ放しなので、フンが長くなり、フンの短い子は、筋肉が強いために、ちょっと出しては、クイッと肛門をしめてちぎるので、フンが短くなるのではないかと思いってます。
それはさておき、よく「金魚はかわいいけれど、フンをくっつけて泳いでいるのがイヤだ」とおっしゃる方は、ぜひオランダ獅子頭系の金魚をお買い求めいただくと良いです。この子たちは、フンをしないわけではなりませんが、お尻に長々とくっつけて泳いでいるような野暮なマネはいたしませんよ。ただし、金魚すくいではお目にかかることはまずありません。金魚専門店はもちろん、ホームセンターや総合ペットショップにもいます。金魚を飼いたいけれどフンはイヤという方には、お薦めです。
特に“東錦”という白をベースに色とりどりの赤と黒の模様のついた透明ウロコの三色系のオランダ獅子頭は、なかなかかわいいですよ。
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