春になりました。サクラも満開だし、動物たちも恋の季節って奴ですね。金魚たちも、恋の季節のようで、毎日のように、キキョウ君がメスたちを追い回して、総合排泄孔を刺激しまくっています。総合排泄孔は女性器も兼ねていますので、そこを刺激されると、メスたちは思わず排卵をしてしまいます。メスが排卵をすると、そこへすかさずオスが放精して、受精して、子孫繁栄、という仕組みなわけです。
毎日毎日、メスたちのお尻を追いかけているキキョウ君です。まあ、時期が時期だから仕方ないだろう…と思っておりましたが、やっぱりなんとなく変なんですよね。
最近、キキョウのカラダが下膨れでデップリしはじめたのですよ。金魚で下っ腹がポテッとするのは、メスの特徴で、オスのお腹は案外スラっとしているんですね。
ややと思って、キキョウの顔を見ると、追い星がありません。成熟したオスの金魚は、エラブタにニキビのようなブツブツがたくさんできます。これを追い星と呼ぶのですが、この追い星がキキョウにはありません。
さらに、あれだけメスのお尻をおいかけてばかりるいるキキョウですが、ちっとも放精しません。放精すると、あっと今に水槽の水が白く濁るし臭うので、モロバレなんですよ。オスを飼っている時は、春先は週一回の水替えでは足りなくて、もう何度も何度も水替えをせざるをえないのですが、あれだけ熱心にメスのお尻を追いかけているキキョウ君ですが、たった一度の放精すらしないんですよ。
さらにさらに言うと、キキョウの糞は太いです。ナゴンの糞と、どっこいどっこいの太さです。金魚のメスは極太の糞をしますが、オスは実にか細い糞しかしません。いわゆる“金魚のフン”と言うのは、メスに特徴的であって、オスの場合は細いので、細切れになってしまって長くならないんですが、キキョウ君は、実に長い長い糞をいたします。
どうもキキョウ君は、カラダを見るとメスなんですが、行動様式はまるっきりオスなんですね。
これってもしかして、キキョウ君は百合ですか? それもタチですか? ならば、ナゴンは金魚なのにネコですか?
ううむ…分からん。それとも、極端なほどのマセガキなのか? キキョウのクチが聞けたなら、ぜひ尋ねてみたいものです。お前は一体、男の子なのか、女の子なのかってね? そしたら、一体、なんて答えるでしょうか? ほんと、こんなカラダと行動が合致しない金魚なんて、初めて飼いました。
…って、キキョウは金魚じゃなくて、テツギョだったっけか(笑)。
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