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声楽をやる人、合唱をやる人

 声楽(ここでは独唱する人を指します)をやる人と、合唱をやる人…同じ歌を学んでいる人なのに、結構、アレコレ違いがあります。その違いを、私が感じたままに書いてみたいと思います。まあ“私が感じたまま”なので、多少の偏見が入っている事はご勘弁、よろしくね(笑)。

 まずは基本的な性質に違いがあります。声楽の人は、目立ちたがり屋で、自己主張が強くて、独立心が強い人が多いと思います。一方、合唱の人は、従順でおとなしい感じの人が多くて、普通の心優しいおじさまおばさまの集団って感じがしますが…やたらと支配的な人で、独裁的な人が、ごく少数だけれど確実にいるのが特徴です。

 ですから、人間としての特徴も違いがあります。声楽の人は…正直、ちょっと変な人や個性的な人が多いかも。でも、彼らは決して群れないので、多少変わっていても、あまり問題にはなりません。つまり“個性的だけれど人畜無害”って感じです。一方、合唱の方には、色々な人がいます。そこは一般社会と同じかもしれません。善良な人が多いのですが、やはり集団の圧力があるせいか、イジメやいやがらせも多発します。合唱の世界って女社会なので、その良さと悪さがあるんだろうと思います。

 そう、合唱の世界って、基本的には、女社会なんですよ。ここ、ポイントかも。

 次は…レア度と言うか頻出度と言うか、どれくらいの頻度で街で見かけることができるのか…ですが、声楽の人って、まずほとんど見つかりません。極めて希少種と言えます。そして、たとえいても、その活動地域は、ほぼ都会に限られます。では本当に、地方には声楽の人はいないのかと言えば、全くいないわけではなく、声楽予備軍的な人はいますが、地方では声楽を学ぶための環境が整わない事も多くて、声楽予備軍的な人は、地方では、やむなく合唱団の中にまぎれて合唱をしている事が多いと思われます。一方、合唱の人は、世の中的には決して多い趣味とは言えませんが、それでも、結構、あちらこちら、日本の各地ごとに、それぞれいくつもの合唱団があります。現在は車社会でもあるので、多少遠方で合唱団が活動していたとしても、車で駆けつけて練習に参加することもできるので、合唱に関しては、日本中のどこでも楽しめる…かもしれません。ですから、アマチュアで歌う趣味…となると、日本全国的な規模で考えるならば、ほぼ“合唱をする”と同義にならざるをえません。

 さて、そんな声楽と合唱ですが、それぞれ互いをどう見ているでしょうか?

 声楽の人に合唱好きな人ってたくさんいます。でも中には、過去に合唱団に所属していて、そこで嫌な思いをしたという人も少なからずいて、合唱という音楽はともかく、合唱団に対しては、ちょっと冷静になれない人も少なくありません。一方、合唱の人は…と言うと、声楽の人を嫌う人が多いです。プロや音大卒の人が独唱をするのは容認しますが、アマチュアなのに独唱する人を、基本的に好きではないです。中には親の敵のように毛嫌いする人すらいます。おそらくは、嫉妬心がそこにあるんだろうと私は思ってます。本当は自分が声楽をやってみたいのを我慢して(?)合唱をやっているのに、そんな自分の目の前で声楽をやっている人がいると、どうにも理性じゃ抑えられない…って感じでしょうね。

 声楽と合唱、同じ歌だから違いなんて無いじゃん…と言いつつも、実はそれなりに違いはあります。

 声楽の人の多くは、強い声を持っています。よく響く声です。本人自身も、音量と声質にこだわりがあって、その点を重視して練習に励んでいたりします。一方、合唱の人の声は柔らかいですし、何より音程重視ですし、ハモリラブです。。

 音域が広い曲にチャレンジするような場合、声楽の人は“とにかく頑張る”か、あるいは、最初っからチャレンジを諦めて回避します。つまり、歌えるなら何としても歌ってみたいけれど、歌えないなら、諦めるしか無いじゃん…というスタンスです。一方、合唱の人は、音域が広すぎて歌えない場合は、口パクで歌っているフリだけして音楽を壊さないようにするか、あるいは男性の場合は、ファルセットで逃げちゃいます。大切なのは、自分が歌えるか歌えないかではなく、合唱団として音楽が成り立っているかどうかなので、自分が歌えなくても、他の人が歌えているなら、それでOKなんです。

 広い会場で歌うような場合は、声楽の人はやはり“とにかく頑張る”か、あるいは最初から出演を取りやめてしまいます。一方、合唱の人は、人数を増やす事を考えますし、場合によっては、トラ(エキストラ。若手プロの事が多い)を頼むでしょう。

 練習時間も違います。声楽の人は、一回の練習時間が短いようです。おそらく、長時間歌うと、声が消耗してしまうので、そこらへんを見極めながら練習せざるをえないからです。一方、合唱の人は、団体としての練習時間は、基本的に長いです。一回の練習時間が3~4時間なんて団もザラです。合宿などもあって、三日間ほぼ寝ずに歌う(か、飲む)なんて事も平気でやります。ほんと、合唱の人って、声が減らないのかしら…と心配してしまいます。ちなみに、合唱の人の個人練習時間は、人によってマチマチで、毎日長時間合唱漬けで頑張っている人もいる反面、個人練習を全くやらないという人もいます。

 声楽と合唱では、本番の際の暗譜の有無も違うかもしれません。声楽の人は、基本的に暗譜で歌います。合唱の人は…もちろん合唱団によっては、違いはありますが、かなり多くの団では、楽譜持ちで舞台にあがります。ただし、コンクールに出場するような団は、やはり暗譜が前提のようです。

 外国語で歌うかどうかという違いもあります。声楽の場合は、イタリア語が何と言ってもメインですね。次に多いのがドイツ語の歌です。もちろん、日本語歌唱もしますが、英語歌唱やフランス語歌唱もします。ですので、声楽の人は、外国語が得意である必要はありませんが、苦手意識があると厄介かもしれません。一方、合唱の人は、日本語がメインです。外国語の歌はあまり歌いません。一部の宗教曲を中心に活動している団体は、ラテン語の歌をよく歌います。でもそんな団は数多くはありません。ですから、合唱をやる人は、外国語が苦手でも、特に問題にはならないと思います。

 またこの両者は、いわゆるステージングでも違いがあります。声楽の人は、基本的に服装が派手です。女性はお姫様のような派手派手なドレス着用が基本で、歌唱そのものに関しては、真摯に歌に集中して行います。一方、合唱の人は、服装が地味です。団によっては、お揃いのユニクロ衣装で舞台に上がったりします。それと、制服が好きですね。声楽の人たちが、いかに他の人と衣装がカブらないように気を使っているに対して、合唱の人たちは、仲間と同じ服を来て統一感を出すのが好きです。あとパフォーマンスも大好きで、歌いながらダンスとか振り付けなどに凝る人たちもいます。

 合唱の人は、基本的に合唱団に所属して活動するので、団に対する帰属意識があって、それで服装を揃えたがるのでしょう。また合唱の人は、一人で複数の団に属する人も多く、合唱祭などの舞台では、一人の人が団体を変えて、何度も舞台に上がることもありますから、やはり団体ごとに衣装を揃えていくのは大切なことなのでしょう。なにしろ、団体の名前は違っていても、その構成メンバーはほぼ同じ…なんて事も珍しくないそうですから、衣装で合唱団の個性を出していくのは大切な事なのかもしれません。

 一方、声楽の人は、たいていのステージが、個人参加ですし、アンサンブル団体などに加入して活動する人もいるけれど、そこは合唱団ほど、団に対する帰属意識があるかどうかは、微妙かもしれません。やはり声楽の人は、痩せても枯れても“一匹狼”なんです。

 歌を始めた動機にも違いがあります…と言うか『歌がうまくなりたい』という理由で始めるのは、声楽であれ合唱であれ、同じです。いや、声楽の場合は『歌がうまくなりたい』以外の理由で始める人は、まずいないと言ってもいいでしょう。一方、合唱の人は、それ以外にも『友達がほしい』とか『友人に誘われて…』とか『近所に合唱団ができたので何となく…』なんていう理由で合唱を始めた人も少なからずいます…というよりも、歌がうまくなりたいと思って始めた人よりも多いかもしれません。

 ですから、歌の学び方も違います。声楽の人は、グループレッスンの人もいるけれど、やはり個人レッスンでみっちりと学んでいる人は多いです。一方、合唱の人は、合唱団の練習の中で歌を学んでいきます。中には、個人レッスンと併用しているという人もいないわけではないけれど、圧倒的多数の人は、個人的に歌を習うわけではありません。そういう点では、合唱団って“オトナの部活動”って感じなんでしょうね。

 費用のかけ方もだいぶ違います。声楽の人は、個人レッスンがメインなので、レッスン代は決して安価とは言えませんし、本番ともなると舞台衣装(ドレスとかタキシードとか)に、それなりの費用がかかるし、ピアニストさんへの謝礼だってバカにはなりません。経済的な負担は少ないとは、決して言えません。一方、合唱の人の場合は、かかる費用は、合唱団への団費程度です。経済的な負担は比較的安価なので、いくつかの団体を掛け持ちできるほどです。

 練習をしていけば、やがて本番を迎えます。本番で、気に入らない人と同じステージに立つ事になった時の反応も違います。声楽の人は、一生懸命練習をして、気に入らない人よりも、良い歌唱をして、相手を舞台上で公開処刑しようと頑張ります。一方、合唱の人は、本番前に、さまざまなイジメやイジワルをして、その人を事前に団から追い出そうとやっきになります。

 本番が終った後、良い演奏ができれば満足感に浸り、良い演奏ができなければ凹むのが、声楽の人です。打ち上げのお酒が美味しく飲めるかどうかは、専ら当人の出来にかかっています。合唱の人は、たとえ自分自身がきちんと歌えなくても、案外気にしないものです。大切なのは団としての結果ですから、自分がダメであっても、団として良い演奏ができれば、打ち上げの時のお酒も美味しく感じるものです。

 このように、声楽と合唱、同じ歌と言っても、様々に違う面があって、それぞれはそれぞれに面白いものなのです。

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コメント

  1. アデーレ より:

    やっぱこのテーマ好きですわ(笑)そうそう、声楽人と合唱人は人種が違うよね!私みたく、合唱から声楽始めて性格変わったというか、本性わかったというか(笑)で、今は完全に目立ちたがり屋の声楽人ね(笑)だから、合唱はもう馴染めないので苦労してます。やっぱり面白みが違う。声楽は本当に楽しい。合唱は退屈なの。だって、ハモりに興味ないし、均一な声の出し方は気をつかうわよ〜。響きも抑えて、ポジション低め、あー喉に悪いわ、精神にも悪く、ならなんで辞めないの?うん、そうやねー、帰属意識がまだ若干あり、1匹狼にまだなりきれないという感じ?!苦笑。でもね、もう少し心が大人になったなら、あら、合唱もいいわね〜と広い心が生まれるかもね(笑)まだまだ目立ちたがり屋でして、当分は声楽人で生きていきまする。

  2. アデーレ より:

    追伸ー笑)合唱人は、アマチュアなのに独唱《声楽》する人はきらい!そう、多分そう。激しく同意!なら、貴方もやればよいじゃん!!と思うが何故やらない?ドレスきて注目浴びて、声高らかに、最高じゃんね(笑)

  3. すとん より:

    アデーレさん

     おそらく、同じ“歌”というジャンルだけれど、声楽人と合唱人、こうやってみると、だいぶ違うみたいですね。いいも悪いもなく、自分を押し出して表現していきたい人と、他人(指揮者)の表現に乗っかってワザを披露していきたい人の違いかなって思います。あるいは、マラソンが好きな人と、駅伝が好きな人の違いというとか、自分が好きなのか、チームを大切にしたいのかとか、まあ色々な切り口がありますが、やっぱり違います。

     でもやはり声の違いは大きいかも。ある程度上達して、自分をコントロールできるようになれば話は別でしょうが、そこまでに達していない人だと、どうしても合唱の枠の中でしか歌えない人と、合唱という枠の中では歌えない人の2つに分かれてしまうんだと思います。

    >なら、貴方もやればよいじゃん!!と思うが何故やらない?

     出来ないんですよ、きっと。そして、その事を知っているから、やっている人を嫌うんでしょうね。自分の声の限界を知っているです。もっとも、限界を感じて諦める前に努力をしたのかよ、と私は問いたいのですが、おそらくそういう人は、ヴォイストレーニングの何たるかを知らないので、声を育てていくことなんて想像だにできないんだろうと思います。

     みんなが皆、最初っからオペラ歌手のような声で歌えるわけじゃないんだけれどね。

  4. おぷー より:

    みんなが皆、最初っからオペラ歌手の様な声で歌えたら、
    本業の歌手は廃業せなあきませんやん。
    世の中、そんなにつごーよくできてないんですわ。

    私は、どっちも派やけど、どっちも好きです。
    そら合唱団で抑えめに歌うの、喉に悪いかしれんけど、
    1週間にせいぜい数時間の話ですし、問題ありまへんがな。
    アカペラで落っこちそうな時は、少し大きめの声で正しい
    音程に戻す仕事をこっそりやってます。
    指揮者には、バレてるとおもうけど。
    そんなんが、ソロでちゃんと歌える人の仕事でっさかいな。

  5. すとん より:

    おぷーさん

     『声楽か合唱か』と言うのは、あくまでも途中形態の問題なんだと思ってます。完成形は『声楽も合唱も』なんだと思います。もちろん、得手不得手とか好き嫌いはあるでしょうが、その気になれば、どちらにも対応できるのが本物なんだと思います。

     私はまだまだな人ですから、今のままで合唱団に行ったら、一発で追い出されると思ってます(自信ありますよ)。でも、もっと上達して、きちんと声をコントロールできるようになったら、合唱も歌えるし…

    >アカペラで落っこちそうな時は、少し大きめの声で正しい音程に戻す仕事をこっそりやってます。

     こういう事も出来るようになると思います。今はまだ、私が先頭切って落ちちゃうでしょうが(笑)。

     頑張れ>自分。

  6. EK より:

    こんにちわ!

    みなさまのコメント、自分のことのように読ませていただきました。ホント、同じ歌なのにメンタリティー違いますよね(笑)

    わたしも『どっちも派』ですが、合唱しかやっていなかった時に比べると、ソロをやるようになってからは、2Dだったものが3Dになったくらい、歌ってる時の世界が変わりましたから、やらず嫌いの合唱派の人には、是非ソロをやってみることをお勧めしたいですね。でも皆、嫌がりますねえ(というか怖がる?)

    私の場合、合唱で控えめに歌ってるかと言うと、あんまりそうでもないかも。ソロだとリリコソプラノなんだけど、合唱では内声で、響き高めで頑張ってます。まあパートの中では浮くんだけど・・・音楽的には正しいはずなので(;´・ω・)

    合唱だって個々の現実を見据えないと上達はない!と思うのですが、直視するのは嫌なのかなあ。音楽上の自由度が高まって、結果的にチーム全体が良くなると思うのに。。

  7. すとん より:

    EKさん

    >やらず嫌いの合唱派の人には

     そうそう、声楽嫌いの合唱の人って、多くの場合“やらず嫌い”なんですよね。『声楽をやっていたけれど゛声楽を嫌いになって合唱をやってます』ではなく『声楽が嫌いなので声楽は全くやらず、合唱一本槍』って人が多いと思いますが…そうか、そういう人は“やらず嫌い”なんですね、納得です。

    >でも皆、嫌がりますねえ(というか怖がる?)

     怖いんだと思いますよ。合唱の人が嫌がる事の筆頭に『一人で歌う』ってのがあります。自分の声がむき出しで聞こえるのがイヤって人、結構いるんですよね。私なんから、逆に、合唱になって自分の声が聞こえないのがイヤで、合唱でもついつい自分の声を聞きたくなってしまって…そりゃあそんな歌い方をしていると、合唱団じゃあ嫌われますよね。

    >合唱だって個々の現実を見据えないと上達はない!と思うのですが、

     全くその通りですが、団の方々、果たして上達を願っているのでしょうか? もちろん、口先では「上手になりたい」と言うでしょうが、そのために努力をしたり、苦しい思いやつらい思いをするのは、たぶんイヤだろうと思います。合唱の人って、歌が上達する事よりも優先する事がある人、多いですからね。歌の上達が後回しなら、なるべく現実は見たくない…ってのが本音だろうと思います。

     それに、上達しなくても、楽しければ、それでいいと思います。だって、道楽だもん。道楽ならば、楽しむことが一番だもの。

     私は上達することを願ってますが、それは上達する事が楽しいからで、やっぱり道楽だから、努力できるんだよね。

  8. EK より:

    確かに団の人々、本気で上達しないと!とは思ってない(笑)
    音楽がやりたいというより、やはり友達作りなんでしょうね。
    練習の前後に全然一人で練習したりしないのに、練習の後の飲み会には積極的なあの姿勢は・・・

    少し前の新聞に、作家の朝井リョウ氏が、趣味のスポーツをやるためだけに定期的に集まるけれど、その時以外の切り口で全然交わらない人間関係が新鮮!と書いていましたが、私としては合唱活動はそういう関係でありたいんですが・・・
    そういう団、どこかにないですかね?

  9. すとん より:

    EKさん

    >そういう団、どこかにないですかね?

     ありますよ、私、いくつか知ってます。ただ、そういう団体って、音楽に関してはマジですし、音大卒業生たちとか、大学のグリー出身者たちとかで作っている団体が多いので、一介の普通のアマチュアさんは門前払いであったりします。

     まあ、基本となる音楽力の差があるので、仕方ないと思います。腕に自信があるなら、オーディションを懇願して入団を認めさせるという手もあるでしょうが…それにしても、相当の歌唱力が要求されます。

     あるいは、プロオーケストラ付属の合唱団とか、プロ合唱団の下部団体とかもありますが、これらの団体は、普通に入団試験がありますので、その試験をパスしないといけませんが、たいていの試験が、音大卒業レベルを求める試験だったりするので、アマチュアさんには難しいと思います。

     一番実現性が高いのは、そういう団体を自分で立ち上げてしまう事かもしれません(マジな話です)。

  10. EK より:

    なるほど、確かにプロオケ専属の団で、オーディションありで一般公募してるところってありますね。
    そういう団の演奏を聞いてみて、トライできそうなら行ってみる、かな?プロオケで歌えるのは凄い魅力だし・・

    自分で立ち上げるのは、組織運営の才能と熱意がないとダメでしょう。私にはそっちの方がハードル高いです(-_-;)

  11. すとん より:

    EKさん

    >そういう団の演奏を聞いてみて、トライできそうなら行ってみる、かな?

     オーディション内容も確認した方がいいですよ。多くの団で「第九」の自分のパートがきちんと歌えること(団によっては「ハレルヤ」も)は、合唱団員としては当然ですが、声を聞くために、独唱曲を歌わせるところも結構あります。団によっては「ドイツ・リートとイタリア・オペラ・アリアをそれぞれ1曲ずつ」なんて事を言う所もあります。さらに言えば「ピアニスト持参」だったりします。アマチュア市民合唱団で歌ってきた人には、結構ハードなオーディション内容だったりします。

     まあ、オーディションもほんと団によってマチマチですよ。

     だったら、自分好みの合唱団を立ち上げてしまえ!と、私なら考えちゃうんですけどね。実際、アマチュア・オペラ団を立ち上げた事あるし(笑)。

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