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声楽の効用 その5 一人でも、仲間とでも楽しめる

 もちろん、一人は独唱。仲間とと言うのは合唱や重唱のことを指します。

 独唱は楽しいです。って書くと「でも、オレ、クラシック歌いたいわけじゃないんだよねえ…」と言われそう。ま、確かにクラオタやその周辺人なら、クラシック系のリートやアリアを歌いたいだろうけれど、一般的な歌好きだと、声楽っていうと、ちょっと引くかな?

 普通の歌好きだと、カラオケがメインでしょうか?

 歌の基本の基本は、どれも一緒。だからカラオケ系の人も、歌で悩んでいたら、声楽を習ってみるのもおもしろいと思う。特にヴォイス・トレーニング系の先生に付いて習うと世界が変わるよ、マジで。

 歌謡教室やカラオケ教室を否定するつもりは全くないのですが、私がその手の教室の発表会を聞いた感じでは「基礎をしっかりやればだいぶ違うのになあ…」と思いましたので、あえて書きますと「たとえカラオケが目的であっても、声楽を学ぶといいぞ!」です。
 きちんと声が出る。正しい音程でのびのびとした声で歌える。これって、とっても楽しいことでしょ。声楽を習うと、カラオケが上手になります。

 もちろん、歌のジャンルによって、それぞれのテクニックが違うので、声楽を突き詰めて行っても、演歌は上手にはなりません。民謡もダメだと思う。声楽をやって、基本的な部分を習得したら、それぞれの先生について、改めて勉強する必要はあるでしょうね。

 けれど、洋楽やJ-POPは声楽とかなりの部分のテクニックを共有している思いますよ。声楽の基礎の上に、マイク・テクニックやフェイクの技法を習得すると、かなり行けると思います。

 無論、オレはリートをやる。私はオペラよ!って人は、声楽を極めてゆけば良い(笑)。

 合唱は合唱で、楽しいですね。仲間と(文字通り)息を合わせて一つの作品を作っていく喜びは何モノにも変えられませんな。一人ではできない事も仲間とならできる事って、たくさんあります。

 また合唱ならではの喜びとしては、ハモれる喜びというのがあります。ハモった瞬間のあの波動の中に我が身を委ねる喜びというのは、経験したものでなけれは分からない何かがありますね。

 だから一度合唱を経験してしまうと、なかなか抜け出せなくなる人がいるのも理解できます。我が妻などは、夫や子どもを置いて、毎週毎週、いそいそと合唱に出かけてますもの。よっぽど楽しいのでしょうね。

 その合唱だって、声楽経験者だと、すんなり楽しめると思う。だから、自分は独唱には興味がないので、声楽なんか…なんて言わないで、基礎部分だけでもやっておくと、だいぶ違うと思うよ。

 だから、カラオケであれ、合唱であれ、どっちに行くにしても、声楽、とりわけヴォイストレーニングはやっておくと良いと思います。

 いや、ホントね。

コメント

  1. Cecilia より:

    ここのところカラオケでは演歌にはまっています。(笑)
    「越冬つばめ」でかなり高得点が取れ、満足しています。
    それから長年気になっていたシュガーの「ウェディング・ベル」・・・ずっと高いと思っていましたが、そうでもありませんでした。
    ネットでメロディーを確認しやすくなってありがたいです。

  2. ひと休み  より:

    カラオケでいつも思うのは、あのあまりあっているとは思われない映像はやめにして、代わりに、主旋律だけでいいから、歌詞がふってある譜面を出して欲しい、そして、曲の進行とともに、色で、追って行って欲しい、できれば、指揮者の手だけもつけて!!な~んて思っているのは、私だけでしょうか?
    そしたら、うろ覚えの曲でもうたいやすそうなんだけどな~!

  3. choko より:

    ひと休みさん、全く同感です。
    私は、自分から進んでカラオケには行かないんですが、飲み会の二次会とか、カラオケ好きな人いますよね。そこで思うのは、みんな知ってる曲しか歌わないんです。カラオケ好きな人は、歌もたくさん知っていますよね。そして、譜面を読める人が、意外に少ない。だから、一般的には、譜面は不要でしょうね。 私は、みんながガンガン歌っているときに、よく寝てます。だからかな、今では全然誘われない。(笑)
    だって、うろ覚えの曲ばっかなんだもン。 

  4. すとん より:

    >Ceciliaさん

     演歌いいですよねえ…。若い時(と言うか、子どもの頃)は演歌大嫌いでした。なんか音程もリズムもいいかげんだし、メロディーばかりでサウンドがなくって…。年寄りの音楽とか、田舎の音楽とか思って、正直、馬鹿にしていました。

     でも、私の今時の人なので、氷川きよしでアレ?って思い、ジェロでほおーって思う人なのです。あれほど嫌いだった演歌が、今では案外気に入ってます。

     今では声を大にして言えます。石川さゆりの歌う「天城越え」は絶唱です!

     でも、昔ながらの演歌はやっぱり嫌いなんだな、ワシ。

  5. すとん より:

    >ひと休みさん

     まあ、確かに歌と合っていない画像を見せられるくらいなら、譜面を出して欲しいという気持ち、何となく分かります。

     でも、私の場合、譜面が出ないから、カラオケで歌えるという側面もあるので、気持ちは半分半分かな?

     たぶん、楽譜が出ると、高音とか低音とか、意識してしまうので、緊張して喉をしめて歌ってしまいそうです。譜面がなければ、どのくらいの高さの音を出しているか、検討も付かないので、目茶苦茶高い音も、地を這うような低い音も、案外平気で歌ってます。

     後で譜面を見て、うっひゃー、こんな高いところを歌ってたのか…とビックリすることが結構あります。

     ちなみにカラオケは、必ずオリジナルキーにしてから歌います。カラオケって親切心か、オリジナルよりも幾分低い音で演奏されるのですが、オリジナルの調で暗記しているので、そのままの調だと、結構歌いづらいものです。

  6. すとん より:

    >chikoさん

     譜面は、読めない方が普通ですってば! 読める人は、特殊技能を持っているという自覚を、もそっと持っていただきたいものです、えへん。

     私の場合、楽譜が全く読めないというわけではありませんが、あまり得意ではないです。と言うか、声楽を真面目にやるまでは、譜面の必要性を感じていなかったというか…。

     ポピュラー系の音楽の場合、楽譜を見て楽譜通りに演奏するのではなく、基本は耳コピー。耳コピーで曲を仕上げてゆきます。自分たちのオリジナルを演奏するときも、ヴォーカルの歌に、聞いて心地よいフレーズをそれぞれ乗せて曲に仕上げてゆきますので、譜面を読める必要は全くありませんでしたが、音楽的な意味での耳の良さは必要でした。この耳の良さとは、(絶対であれ、相対であれ)音感のことではありません。なんていうかな…、ノリというか、グルーヴというか、サウンドにきちんとハマる力というか…そんな感じです。

     話がだいぶそれてしまいました(笑)が、私も他人と一緒に行ったカラオケでは歌うことはほとんどありませんねえ…。趣味が合わないんですよね。私のレパートリーは60~80年代の洋楽なもんで、そんなの歌うと、思いっきり引かれます。

     ちなみにカラオケでは、うろ覚えの曲は歌ってはいけませんぜ。きちんとCD聞いて、音を取ってから歌いましょう。カラオケの上手な人は、みんなそうやってます。だから、知っている曲しか歌わないのです。

  7. chiko より:

    あはは!!まえに、松任谷由実のチャイニーズスープを歌ったら、思いっきり引かれました。みんな、もっと後の歌しか知らない。このごろの(といっても、この10年くらいですかねえ。私の方が、むしろ知らない)松任谷由実は、ガンガン歌ってましたねえ。

    そうですか。みんな練習して行くんですねえ。知らなかった・・・

    60~80年代の洋楽!!いいですねえ。すとんさんとだったら、カラオケも楽しいかも。でもそうなったら、すとんさんにばっかり歌ってもらうかな。

  8. すとん より:

    >chikoさん

     60~80年代の洋楽は、具体的にいうと、ビートルズ、ストーンズ、クイーン、ビリー・ジョエル、シカゴ、デュラン・デュラン、ジャーニー、ワム、ホール&オーツなどですよ。って言うか、カラオケにはあんまり洋楽って入っていないので、この辺しかないとも言えるけれど…。

     アユとか、スマップとか歌っている中で、これらを歌ったら、引くでしょ?

  9. chiko より:

    私が初めて覚えて歌った洋楽は、ビートルズのオールマイラビングでした。今でも歌えます。ハハ
    その頃はやっていた曲は・・・ええとねえ「君はファンキーモンキーベイビー浮かれてるよ」とか歌う。
    姉がけっこうはやり物好きで、毎日みたいに聞いていましたからねえ。
    たしかに、アユとかスマップとかの中では、引きますかねえ。でもその中に、一人くらいいませんか。引かない人が。って、寝ている私が言ってもしょうがないですか。

  10. ひと休み  より:

    おはようございます。
    私が、カラオケで歌うのは、演歌では、日野美歌の氷雨、石川さゆりの津軽海峡冬景色、歌謡曲では、岩崎宏美のすみれ色の涙、あざやかな場面、思秋期、マドンナたちのララバイ、青春ドラマ主題歌で、青い三角定規の太陽がくれた季節、あと、抒情歌・唱歌、ふるいところで、藤山一郎の長崎の鐘、・・一番すっきりするのが、アルプスの少女ハイジの主題歌、おしえてで、前奏・間奏のヨーデルも自己流ヨーデルで歌っちゃいます。
    カラオケは、気持ちよく発散する場ですよね。

  11. すとん より:

    >chikoさん

     オールマイラビング! それこそ譜面無しがありがたい曲ではないですか? あの曲は、12/8拍子または三連符多用の4/4で表記される曲です。いきなりあの譜面を見せられて、歌え!(または演奏しろ!)っと言われると、私などはムムって思います。

     でも耳で聞くと、実は簡単なリズムの曲で、単にリズムギターだけが前半は12/8拍子、後半はスキッフルのリズムなだけで、他のパートは普通の(むしろノリの悪い)4ビートなだけです。

     譜面って、簡単な曲を、わざわざ難しく表記するための道具だと思ったことあります。

     「君はファンキー~」は、矢沢永吉がメインボーカルのキャロルの名曲「ファンキーモンキーベイビー」ですね。実は私、この手の曲は苦手だったりします(笑)。

  12. すとん より:

    >ひと休みさん

     いいですねえ、私もここにリストアップされた曲は好きです。女性だと、これらの曲が歌えるんだよねえ…。

     ポピュラーの世界では、男の歌と女の歌と、きちんと区別があるので、男である私は女の歌は(少なくとも人前では)歌わないので、ちょっとうらやましいです。

     藤山一郎(クルーン唱法の名手で、オペラと歌謡曲の両方ともいける珍しい歌手ですね)の「長崎の鐘」! いいっす!

     ああ、ハイジの「おしえて」は、iPODのヘビーローテーション曲です。あれは、アニソンという枠を越えた名曲だと思ってます。

  13. ことなりままっち より:

    ピアノでポピュラーも教えたことがあるので、譜面についてひとこと。
    多分譜面にしたらかなり複雑になっちゃうのではないかと思いますよ、カラオケで歌う歌って…。楽譜どおり歌っていないケースも多々、あります。

    それよりも、本人が出てきてほしい。わけのわからない映像流されるとうーん。(たまにあまりにも、変すぎる映像に突っ込みを入れていることはあります)

    私がカラオケに行くグループでは、ビートルズは当たり前ですよ~ん。あ、楽器やる人が多いグループだからなのか。(あとはアニソン)
    「おしえて」は大合唱ですね。ほかにも、赤毛のアンの「きこえるかしら」(三善晃先生の作曲)とか、小公女セーラとか、案外名曲は多いです。

    その点、ピアノは基本的に孤独だもんなぁ…寂しいなぁ。ということで、バンバン連弾の曲をやらせたり、生徒の伴奏を弾いちゃうままっち先生でした。

  14. ひと休み  より:

    「おしえて」は人気がありましたか!よかった。以前、「え?なんで?誰がいれたの?」という反応の時があったので・・。
    「長崎の鐘」は、高校の修学旅行で、原爆記念館を訪れ、思い入れもある曲です。それから、大学生の時、紅白歌合戦の五木ひろしの「契り」のバックコーラスをした(当時は女子大生ブームでNHKからいくつかの女子大の合唱団に依頼がきた)時、舞台裏の狭い通路で、藤山一郎先生(先生とお呼びしたい)とすれ違う時、お時儀をしただけなのに、「頑張ってください。」と、お声をかけていただいたのには、感激しました。その思い出もあります。
    藤山一郎は、何か(忘れた)勲章を受章したと思いましたが、その時、気持ちをきかれて、~晴れたる青空♪~と第九を日本語で歌っていたのが・・偲ばれます。

  15. すとん より:

    >ことなりままっちさん

     「きこえるかしら」はマイ・フェイヴァリット・ソングです。私は「奇跡のアニソン」と呼びたいです(真面目)。あの曲をアニソンの枠に入れておくのは、もったいない。日本歌曲として歌ってくれて、全然かまわないとすら、思ってます。

     名のあるソプラノ歌手の方が、自分のアルバムにひっそりと録音してくれれば、その良さがクラシック系の人にも伝わるだろうになあ…。うーむ、残念。

  16. すとん より:

    >ひと休みさん

     なんと、ひと休みさんは「紅白出場歌手」だったんですねえ! おみそれいたしました。

     藤山一郎の勲章…検索したら、紫綬褒章を始めてとして、たくさんもらっているようです。すごい方だったのですね。そんなすごい方と、声を交わしたことがあるなんて、うらやましい限りです。

  17. ひと休み  より:

    こんばんは。
    紅白出場と言えば、出場ですが、当時は女子大生ブームで、NHKもお祭りですから、女子大の合唱団をかき集めて、とにかく大人数でした。女子なので帰りのタクシー券を出すとかなんとかいってましたが、結局、お弁当がでただけでした。面白かったのは、アドリブまで、全て、リハするところが、NHKらしかったです。
    依頼があった時、地方からきているメンバーが、正月は帰省しないと親に怒られるから無理・・と言っていましたが、恐る恐る親に電話してみたら、「帰ってこなくていいから、是非、紅白に出なさい!!皆でみてるから・・」と言われ笑、団としても依頼を受けることになったという、紅白の威力を感じた出来事でした。
    紅白の翌年には、お盆のころ放送される「思い出のメロディー」で、おしんこと小林綾子がハーモニカで「庭の千草」を演奏した後、やはり、何校かの女子大合唱団出演し、合唱したのでした。
    いまでは、いい思い出です。

  18. すとん より:

    >ひと休みさん

     女子大生ブーム…懐かしいです。クラスメートたちが「私たちは女子学生であって、女子大生じゃない!」って言ってたのを覚えてます。

     なんでも、共学校に通う女学生は「女子学生」であって、女子大に通う女学生を「女子大生」と言うのだそうですが…、ホント? 私は、女子の大学生はみんな「女子大生」だと思ってましたし、おそらく世間の認識もそんなもんだったと思いますが、当人たちは強く「私たちは女子大生じゃない!」と主張していたので、そういうことにしてました。

     当時から、女の子には逆らえない私です。

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