普通「日本語って難しいなあ…」と言った場合は、日本語の使い方というか、意思疎通の難しさを言うのでしょうが、今日の場合は、ちと違う。発音の難しさの話です。
私は毎朝、職業上の必要から、讃美歌を歌っております。もちろん日本語です。この日本語で歌うってのが、むやみやたらと難しい。
もちろん、誰かに聞かせるわけでもなく、単なる会衆讃美です。だから、リハーサルも準備運動も無しで歌うのですが、いやあ、難しい。何が難しいかというと、声がどうやっても平べったくなっちまうんです。もちろん、声が平べったくならないように、努力をしているのですが、でもダメ。満足のいった試しがない。
特に讃美歌なんて斉唱でしょ。大勢の方々と一緒に同じパートを歌うわけで、自分の声がきちんと聞けてフィードバックできる状態じゃないし、だいたい「平べったい声だから、やりなおしたい」なんて言えないし…。途中で建て直そうとしても、なんかうまくいかないまま、ズルズルと歌っちゃうんだな、これが。
毎日毎日「今日こそは、喉の奥をきちんと開けて、深い音色の声で歌うんだ」「今日こそ、口の中を大きく広げて、響きのある声で歌うんだ」と誓うのですが、ダメです。
極々たま~に、英語で歌う時があるのですが、この時は案外「まあまあじゃん」って感じになるから、やはり日本語が難しいのだと思う。
日本人なのに、日本語でうまく歌えないなんて、情けないわ。
コメント
すとんさんの職場・・・ちょっと(・・・というかかなり)想像しています。(笑)
私も讃美歌が難しいので、歌っていていい気分にはなれません。
会衆全体で歌っても(大勢なら大勢で)悩みがあるのですが、少ない会衆で歌うのも難しいものです。
大きなところだと主旋律以外のパートを歌ってくれる人も多いのですが、小さいところではそういう人は少なく、ソプラノなので主旋律を頑張って歌おうと思うのですが、私には低すぎますし、かといって他のパートだと、アルトは更に低すぎ、テノールを高い声で歌うと目立ちすぎ・・・でうまくいきません。
それに聖歌隊で歌う曲で讃美歌を選ぶ場合、誰もが歌いやすい・・・と選ばれることが多いのですが、息継ぎが難しいのです。
普通のアリアとか合唱曲は休符とか休みのところとか多いのに、讃美歌にはほとんど休みがないですからね。
だから讃美歌を会衆として歌うにも聖歌隊員として歌ってものびのびと歌えないのです。
>Ceciliaさん
ええと、私は讃美歌の譜面は歌うために存在する譜面であるとは、夢にも思ってません。
歌の譜面なら、当然休符になる部分も、当然のように白い音符で埋まってますし、合唱曲ならそれぞれのパートにもっと音程差があって幅広い和音を作ってもよさそうなのに、狭い音程でみちっと和音を作っている。
その理由は、あの譜面がオルガン譜だからです。私は確信を持って勝手にそうだと思ってます。なので、いくら歌いづらくても文句も出ない。オルガンで独奏するための譜面を見て、歌っているから歌いづらいんです。
ちなみに、讃美歌は、ソプラノにも低いだろうけれど、テノールにも低いです。
そうそう、私の今の職場は、他人に説明するのは、かなり難しい職場です(笑)。なにしろ、今日は一日 InDesign(アドビ社のプロ仕様のDTPソフト) で仕事してましたから。