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去年[2020年]映画館で見た映画 その1

 さて、恒例のお正月連載の“去年映画館で見た映画”をやります。私の映画鑑賞記録のための記事なのですが、ただ記録するのではつまらないので、私なりの簡単なコメントもつけてみました…って事ですが、今年はコロナ禍もあり、あんまり映画館に行っていないなあという印象です。実際、今年は29本しか映画を見ていないのです。ああ、少ないなあと思い、今までどれくらいの映画を見ていたか、記録に残してある2009年から調べてみると…
2009年は、19本
2010年は、22本
2011年は、24本
2012年は、31本
2013年は、30本
2014年は、35本
2015年は、39本
2016年は、41本
2017年は、31本
2018年は、47本
2019年は、43本
 確かに最近と比べるとだいぶ少ないですが、29本と言えば、2017年レベルだし、10年くらい前まで遡ると、そんなに少ない印象でもないです。ふうむ、ここ数年のワタシは映画をたくさん見ていたけれど、年29本という鑑賞記録は、別に私的には少ないわけでもないんだなあ…と思いました。
 実際、映画館も封鎖されていた時期があったわけだし、公開予定だった映画もどんどん延期になった今年で、この数見たなら、そんなに少ないわけでもないか…と思った次第です。もちろん、配信とかDVDとかを入れると、結構見ているんだけれどね。
 というわけで、去年見た映画を書き出してみます。
1)ロイヤル・オペラ「ドン・パスクワーレ」
 すでに記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
2)キャッツ(吹替版)
 すでに記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
3)オタクに恋は難しい
 この映画は、意外なことにミュージカルでした。別にミュージカルにする必要は全くないのだけれど…。
 テーマは、腐女子とゲームオタの恋愛モノで、原作はなかなかおもしろいですし、アニメはフジテレビのノイタミナ枠で放送したくらいに面白いのですが、映画は…と言うと、あれこれ微妙でした。
 「なんでミュージカルにしたのかな?」と言うのが、私の最初の感想でした。別に普通に実写にしても、まあまあ面白い内容じゃないかと思ったし、映画よりもテレビドラマの方が良かったかなとも思いました。と言うのも、何か大きな事件が起きて…というストーリーではなく、あれこれ小さな出来事の積み重ねでくすりと笑うような、非日常をテーマにした日常系のドラマなので、テレビドラマなら面白いだろうに、映画? それもミュージカル?ってのが偽らざる感想です。
 結論。「オタクに恋は難しい」の映像なら、アニメがいいです。お勧めします。映画はちょっと止めといたほうが良いかも。
4)新作歌舞伎 風の谷のナウシカ(前編)
 すでに記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
 ちょうど1月2~3日にNHKでテレビ放送もしたので、見た人はいらっしゃいますでしょうか?
5)新作歌舞伎 風の谷のナウシカ(後編)
 すでに記事にしていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
6)劇場版 SHIROBAKO
 今、NHKでTV版が放送されている(私は以前MXで放送された時に見てます)けれど、そのTV版の続編が、この劇場版です。ちょっぴりミュージカル風な作りになってますが、それはまあ許容範囲です。SHIROBAKOのメンバーたちの後日談です。あの世界が好きで気になっている人向きの作品です。なので、TV版を見ている人なら楽しめるだろうけれど、見ていない人がいきなり見るのは…無理して見る必要はないかもしれません。
7)ジュディ 虹の彼方に
 皆さんは、ジュディ・ガーランドという人はご存知でしょうか? アメリカ人なら誰も知っている「オズの魔法使い」で主役の女の子ドロシーを演じた子役です。その子役が成長してポップス歌手となって、一時期はめっちゃ売れていたのだけれど、やがて人気は凋落して落ちぶれて…で、そんな彼女の落ちぶれた時代(最晩年だそうです)を舞台化した「エンド・オブ・ザ・レインボー」を映画化したものです。
 今風のミュージカル映画ですが、なかなか苦くて苦しくって素晴らしい作品に仕上がっています。私は好きです。
8)Fukushima 50
 東日本大震災とその後の津波被害で壊滅的に破壊された福島第一原発の事故の話を元にしたノンフィクション小説『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を映画化したものです。あの時、あの場所で何が起こり、命がけで戦った人々の姿が描かれています。ほんと、私はこの映画を見ている最中、天災は仕方ないにせよ、人災の部分にどうしようもない腹立たしさを覚えました。民主党が何をしたのか、日本人は決して忘れてはいけないと思います。愚かな政治家たちのせいで、被害が拡大していったのです。ああ、許しちゃいけないよ…と私は思いました。
 皆さんはどう思うでしょうか? この映画は、上映時期がちょうどコロナが流行る頃だったので、見られなかった人も大勢いらっしゃると思いますが、今を生きる日本人として、なるべく見た方が良いと思います。(ショッキングなシーンが多いので)たぶん、テレビ等では放送しないと思いますので、自分から積極的に配信とかレンタルとかしないと見ることができないと思いますんで。
9)ブラッドショット
 非常事態宣言で映画館が一度封鎖され、解除後、すぐに上映されたハリウッド映画です。おそらく、コロナうんぬんがなければ、日本で上映されていなかったかもしれない作品です。とにかく、あの頃の映画館は、上映するべき映画が無かったからなあ…。
 内容は…まあ、ありがちなのハリウッドのSFアクションモノです。それ以上でもそれ以下でもないかな? あの頃は映画に対する飢餓感があったので見に行ったけれど、別にそれがなければ、アクション映画がお好きな人が見に行けばいいくらいの映画だと私は思います。
 でもね、あの最初の非常事態宣言が解除され、解放されたような気分で、大型スクリーンで見る映画は、内容はともかく、最高だよね。うん、そういう意味では、私の記憶に残る名画だったのですよ。
 続きはまた明日。

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