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忙しすぎて、歌とフルートを辞めたい…

 …と、ちょっとだけ思っちゃいました。
 
 
 
 
 まあ、冷静になって、改めて考えると、やっぱり、まだ辞めたくないのですが、でも、仕事が忙しすぎるのはホント。

 今年度になって以来、仕事は、かなり忙しいです。ほぼ毎日、朝一番で出勤してます。私が職場の鍵を開ける事もよくあります。なにしろ、朝早く出勤して、同僚たちの遅刻や欠席の連絡を受ける仕事も、私の仕事ですからね。

 レッスンのある日や通院する日は、周囲に事情を話して、少し早め(と言っても、世間的には十分遅い)に職場を離れますが、そうでない日は、やっぱり遅い時間まで職場に残っています。何かあった時の責任を取るために残っているわけなんだけれど、そうでなくても、自分の仕事がやりきれないので、遅くまで残らざるを得ないといった部分もあります。毎日、会議の連チャンだし、色々なことに気を配って指示を出していかないといけないし、自分の権限や仕事内容だって、理解しきれているわけじゃないので、毎日がテンヤワンヤだし…。去年までの研究生活が、実に懐かしいです(涙)。

 何が言いたいのかと言うと、毎日忙しくて、精神的にも肉体的にボロボロですって事です。ああ、休息が欲しい。休憩が欲しい。空白の時間があったら、とりあえず眠りたい。そんな感じで生きてます。

 趣味的なモノを全部放り出して、職場と家の往復だけをして、家に帰ったら、休息に徹すれば、たぶん、なんとか人生乗り切れます。家に帰って来たら、ブログして、音楽の練習して、たまにレッスンに行って…という生活が、私を疲れさせている原因の一つである事は、否めません。
 
 
 でも、趣味って、止められないよね。

 ブログは、今のところ、大した負担になってません。エネルギーもさほど使ってませんし、時間もあんまりかけてません。アラシさんさえ出没しなければ、全然OKです。

 問題は音楽の方。こっちは、かなりのエネルギーを割かないとできないし、時間だって可能な限り融通して、練習時間にまわしていかないと、上達どころか、現在の力量を維持することすらできません。それになんと言っても、レッスンに通うのって、仕事で疲れたカラダにムチ打っていくわけで、肉体的にはかなりの負担になります。実はかなりシンドイんです。

 幸いにも、声楽のレッスンはタクシーで通っているので、なんとかなりますし、フルートは徒歩10分の近場だし、時間のシバリがユルイので、今のところ、頑張ってレッスンに行けてます。

 ヴァイオリンは辞めて正解だったと思うし、キング先生から離れたのも正解だったなあと思います。そして、ダンスも習っているのが妻で良かったと思いました。

 ヴァイオリンは、レッスンに通うだけで半日つぶれていました。あの頃は、余裕のある生活をしていましたが、それでも隔週で半日がつぶれたのはシンドかったですね。今やったら、絶対にカラダ壊します。それに、先生を変えて、近場でレッスンを受けられるようにしたとしても、声楽やフルートに加えてのヴァイオリンですからね。当時から練習時間が取れなくて悩んでいたんですから、今なんて、絶対に無理です。ほんと、辞めて正解でした。

 キング先生から離れたのも正解です。彼とのレッスンは、精神的にキツかったからね。おまけにレッスンは毎週あったし…。仕事でのストレスをたくさん抱えているのに、この上、レッスンに行ってイヤな思いばかりしていたら、私、鬱になっちゃうかもね。いつも、ニコニコと笑顔でレッスンを受けられるY先生に変わって、本当に良かったです。

 ダンスは…私がいつも半死半生(笑)なので、レッスン自体が中座しています。私に体力が残っている時にまた、練習再開しましょう…と言う事になってます。

 妻が先生なので、止めるも再開するも自由自在なのが、よかったです。先生が余所の人なら、私の体力次第でやったり止めたりはできないし、無理してレッスンに通ってカラダを壊すのも良くないし、かと言って、レッスンを完全に止めてしまうと、再開するのが困難になるわけだし、ホント痛し痒しです。先生が妻だから、こういう中途半端な事ができるんだと思ってます。

 仕事が忙しいのは、仕方ないでしょう。今は私の人生で、仕事に集中するべき時期なのかもしれません。男にはそういう時期が、人生では何度か訪れるものです。ですから、仕事の忙しさに文句はありません。それに仕事と趣味とでは、仕事を優先するのは、オトナとして当然の判断ですし…。

 ただ、私が欲張りなのは、いくら仕事が忙しいからと言って、趣味をすべて投げ出してしまうのは、イヤだと思っている事です。趣味を辞めて、仕事だけをしていれば、こんなに大変なはずはないんです。でも、いくら忙しくても、趣味はやり続けたい。たとえ、細々であっても、継続していきたいんです。

 でも、たまに、心が折れて、グチっぽくなる時はあります。声楽やフルートなど、全部全部辞めちゃえば、ずいぶんカラダも楽になる…と思う事だってあります。

 でもね、それでも、歌は好きだし、音楽も好き。聞くのも好きだけれど、自分で演奏するのも好き。そして、音楽の練習をする事が、仕事のストレスを和らげている事も事実。

 趣味って、仕事とは無関係だから、癒されるし、頑張れるんだと思います。それに、趣味のない生活も味気ないでしょ。だから、疲れたカラダに今日もムチ打って、頑張って遊ぶわけです。

 歌と笛が私の人生の支えになっている…部分はありますからね。だから、忙しくても、辞めたくないんです。

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コメント

  1. 椎茸 より:

    わかります(わたしはすとんさんほど忙しくはないのですが…)
    継続は力なりともいいます。やりたいきもちがある限りは、何とかして続けたいですよね。
    自分の場合は、転勤族なので、次の任地によってはレッスン?無理無理みたいなところに行くかもしれず、だから今できることはやろう、という気持ちです。
    お互いがんばりましょう!

  2. operazanokaijinnokaijin より:

    趣味とは何ぞや?
    大昔、田中角栄(という、それはそれは、大物の政治家がいました)の、
    側近ナンバー1の二階堂なにがし曰く、
    「趣味は田中角栄」

    中昔、山登りを趣味としている大物社長が、新聞記者に、
    「山登りは会社経営に似ていますよね?」みたいに質問されて、
    社長「いいえ、山登りと会社経営とは、全く別物です。」
    記者「え、いや、でも、山登りの経験が経営に役立ったり」
    社長「しません。山登りは趣味。経営は仕事。全く無関係です。」
    みたいなやり取りがあったとか。

    私、趣味はサムエルソン(という、それはそれは、偉い経済学者がいました)。
    IS曲線、LM曲線、などなど、大好きです。
    でも、私、政府の人間でも、金融関係でもないので、仕事に関係ありません。

    趣味が芸術だと、趣味とは何ぞや & 芸術とは何ぞや
    同時に考えてしまいますが、
    ああ、考えがまとまりません。
    まーた、くだらないコメントを書いてしまった私を、
    どうか、すとん様、お許しください。

    おしまい

  3. おぷー より:

    私は、音楽をやりたいが為、マネージャーの話を断ったばか者です。
    マネージャーになったら、音楽の勉強ができなくなるから。
    5時に家に直行出来るヒラのままで仕事してます。
    そのおかげで、歌だけは大分うまくなりました。
    みんな一日24時間しかない。Take it or leave itが人生の決めてですよね。
    息子がもう少し大きくなったら、今の大合唱団+ソロの勉強+室内合唱団で
    音楽をやって行く意向です。

  4. 河童 より:

    私の仕事は勤務時間が決まっていても実質は365日24時間の拘束を受けている状態です。
    ですから国内や海外出張(旅行)の時のみ拘束から外れ、精神的休息ができます。
    なので定時のレッスンなんて受けるのは端から無理(いつ呼び出されるかわからないため)!
    フルートは自宅の机上に出しっぱなしでいつでも吹ける状態(実際、食後は寝るまでそぞろ吹き)にしています。

    趣味に時間は関係ないですね。

  5. tetsu より:

    どうもです。

    私自身、忙しい時期(大昔)は練習どころではなくて、フルートを全く触らない時期が数年続いたこともあります。私事ですが、先日突然退職してハローワークに通っています。時間はたくさんありそうなのに、フルートの練習はアマオケでの日曜だけ、多い時で土日です。
    「忙しい」とは「心が亡くなる」と書く、という話を聞いたことがあります。心の余裕がなくなると、忙しくなる、ということでしょうか。

    下記のニーバーの祈りは、マイケル・J・フォックスの自伝の紹介で初めて知りました。参考になれば幸いです。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%A5%88%E3%82%8A

    神よ 変えることのできるものについて、
    それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
    変えることのできないものについては、
    それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
    そして、
    変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
    識別する知恵を与えたまえ。

    相変わらず好き勝手に書いてしまい、失礼しました。

  6. Lucifer より:

    私も仕事の忙しさでフルートを完全にやめてしまっていた時期もありました。
    結局戻ってきてしまいましたが^^;
    戻ってきた後は忙しくても続いています(まぁリアルで吹く機会ができたのも大きいですが)

    趣味と仕事の両立…なかなか課題ですね…

  7. すとん より:

    椎茸さん

     そうそう「継続は力なり」ですよ。これが全ての成功の秘訣です。大切なのは“継続”なんですよね。細々とでもいいから継続している事が大切なんだと、私は思っています。だから、ちょっとの間でも辞めてしまうのがイヤなんです。

    >自分の場合は、転勤族なので、

     それは私とはまた違った深刻な問題ですね。移動するたびに新しい人間関係ができる楽しさはあるものの、必ずしも以前のモノを完璧に補完したり充足したりできるわけではないですからね。まあ、転勤族の方々が動かれる先に、音楽教室が無い…とはさすがに思いませんが、でも、そこの先生と人間的に合うかどうかはまた別の話だし、先生の腕のレベルになると…地方はやっぱり厳しいと聞きます。

    >だから今できることはやろう、という気持ちです。

     ですね、うん、そうです。来年の今頃は何をしているか分からないのだから、今を精一杯がんばるのです。私だって、昨年の今頃は、一年後にこんなにハッピーになっているなんて、想像もできなかったですし、逆の状態になっていた事だってありえたわけだしね。

     とにかく、私たちは今を生きているのですが、今を頑張るしかないのです。私は頑張りますよ。たとえ、少々ヘロヘロになっても(笑)。

  8. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

     いやあ、経済学の事はよく分からないので、サムエルソンさんについてググりましたが、結局「分かりやすい教科書を書いた人」って事しか分かりませんでした。……あ、ぶたないで!

     人間には四種類の人がいると思います。それは、趣味と仕事を分ける人。仕事を趣味にしてしまう人、趣味を仕事にしてしまう人。趣味の無い人。

     私は、趣味と仕事を分ける人、なので、他のタイプの人とは、人生観がだいぶ違いそうです。端から見れば、単なる“道楽者”にしか見えないのだろうなあ…と言う自負はあります(きっぱり!)。

     たぶん、一番(本人的に)幸せなのは、仕事を趣味にしてしまう人、でしょうね。一歩間違えると“社畜”になってしまいますが…。そして(本人的に)一番つらいのは、趣味を仕事にしてしまう人、でしょうね。なにしろ、趣味を仕事にしてしまったら、人生の逃げ場が無くなってしまいますからね。最初から、そんなモノを持っていない、趣味の無い人、よりも、喪失感が大きいだけに、つらそう…です。

    >「趣味は田中角栄」

     カッコいいなあ。ちょっと違うけれど、郷ひろみは“職業:郷ひろみ”なんだそうです。それもかっこいいなあ。

  9. すとん より:

    おぷーさん

     人の生き方はそれぞれですが、ちょっぴりうらやましいかな(ニコッ!)。

     私は今の役職に付く時、本音ではイヤだったんですよ。だって、忙しくなるのは分かってましたから。断れば断れたかもしれません。でも、今まで職場の諸先輩方に面倒みてもらって、ここまで育ててもらったわけですから、今度は私が後輩たちの面倒を見て、育ててあげる番じゃないかなって、思ったので引き受けました。まあ、順番って奴です。先輩に良くしてもらった分、後輩たちに尽くして上げたいって気分なんです(ウソじゃないよ)。

     ある意味、恩返しの意味合いもあって、引き受けたのですが……それにしても、こんなに大変だとは、私の見通しが甘かったです。ううむ、想定の範囲外だあ~。

    >みんな一日24時間しかない。Take it or leave itが人生の決めてですよね。

     ですね、私は、人とのしがらみを大切にするタイプなので、自分の事を、ついつい後回しにしてしまいます。それで損をする事もありますが、まあ、神様は必ず見ていてくださると信じて、その時その時を頑張るつもりでいます。

     でも、音楽はあきらめない…つもりです。

  10. すとん より:

    河童さん

     河童さんの仕事も、大切なお仕事ですものね(ごくろうさまです)。私は、人の生き死にに関わらないだけ、マシかな。でも、人の人生を左右する仕事なんだよね。そういう意味では、やっぱり大切なお仕事だな。

    >趣味に時間は関係ないですね。

     ですね、それくらいの情熱があるのが、趣味なんだと思います。仕事は情熱ではなく…責任感かな? あるいは、プロとしての矜持? 職人としてのルーチンワーク? ま、私の場合は、そんなトコです。

     でも、私の場合、この忙しさが一生続くわけではないので、忙しいこの時期の忙しさを楽しんでやれ~と思っている部分もあります。

     …しかし、あらまほしきは、底無しの体力と健康なんだよな(ボソッ)。

  11. すとん より:

    tetsuさん

     あら、ハローワーク通いですか? 事情はよく知りませんが、大変なようですね。tetsuさんに合った職場が早く見つかると良いですね。陰ながらお祈りさせてください。

     さて、ニーパーの祈りって、初めて知りました。うん、いい祈りですね。毎日唱えたいくらいです。私は、変えることのできないものを受け入れて、それを持ちこたえる度量も欲しいです。

     ほんと、そのあたりの不足を日々感じてます、いやはや、なんとも。

  12. すとん より:

    Luciferさん

     本当に好きなら、いくら間が空いても、戻ってくるもの…なんでしょうね。私も、人生の中で、音楽とはくっついたり離れたりしていますもの。ただ、その時その時での携わり方が違いました。

     今はいい感じでクラシックですね。これ、気に入ってます。なので、手放したくないんですね。はは、欲深い奴です、私は。

    >趣味と仕事の両立…なかなか課題ですね…

     …両立と考えると難しそうですね。私は両立と言うよりも「なんとなく、やってる」のあたりを狙いたいと思ってます。

  13. su_zan より:

    しょうがないときは、しょうがないよ。
    生活がさきだと、わたしは思う。
    改善なさるなら早めにね。

  14. すとん より:

    su_zanさん

     そう、まずは生活ね。生活の安定あってこその趣味だからね。改善…と言うか、とりあえずは、粛々と仕事をし、粛々と趣味生活も続けられたらと、甘いことを考えてます。ま、問題は、カラダが追いつくか…ってところかな? 結局、カラダがもてば、仕事も趣味も楽しめるし、カラダがもたなければ、倒れるか、趣味をあきらめるかの二者択一なんだろうなあって思ってます。

     諦めたくはないので、細々と継続の方向を模索しているんです。でもね、時々、心が折れるんだな。

  15. YK より:

    すとんさん、頑張ってください!(◎´∀`)ノ
    大変な事をこなしていれば、こなしているほど、自分のキャパシティーが広がって、仕事にも有益だと思いますよ!あと、アルツハイマーなどの老化現象は、引退したりして、スケジュールがいきなり楽になったときにおこりますので、老化防止にいいと思いますよ!
    ファイト!

  16. すとん より:

    YKさん、いらっしゃいませ。

     そうですね、忙しいうちが華だし、忙しければ、ボケる暇も病気になる暇もないわけです。うん、確かに老化防止にはちょうどよいかもしれません。

     何事も、ポジティブ・シンキングですね。私、頑張るよ。

  17. AK より:

    すとんさん、こんばんわ。
    歌やフルート、そしてもちろん日々のお仕事も最近はいろいろと大変そうですが、
    どうか何事においても決してあせることなく、すこしでもゆっくりゆったりとかまえられ、
    どうぞがんばってくださいね。

    今日は私が過去、このすとんさんの大冊ブログで一番に好きなページとその音源について書こうと思います。それはすとんさんが魂を込めて熱唱力演されたあのイタリア歌曲~ドナウディの「ああ、愛する人の」にかかる執筆記事や掲載音源に関することです。

    もう3年も前になるでしょうか・・・、もちろん当時のすとんさんの声楽講師は以前のキング先生でしたが、その門下発表会で晴れてこのドナウディを歌われることになったすとんさんが楽しく熱心に練習に取り組んでおられる様子が連日、日記風に書かれていたと思います。(ブログの内容量が膨大なため、当時の該当一連記事がすぐには検索できず、ごめんなさい)

    そのなかで今も印象に残っているやりとりがあります。
    それはすとんさんが「自分は歌うことが決まった歌曲は必ずそのメロディ(声部)をフルートで吹いてみる(通奏する)・・・」とか書かれており、「今日は以前に歌ったヘンデルのイタリア歌曲をフルートで吹いたのでUPします」とやってました。そのヘンデルのフルート音源もよかったですよ。

    そしたら愛読者のお一人から「これはよいものを聴かせていただいた・・・、今度の発表曲、ドナウディのフルート版もぜひお願いします」とのコメントがあったのです。するとすとんさん、これに答えて曰く「今やってるドナウディの曲はとてもむずかしく、フルートでもそのメロディ部を通しての吹奏はちょっとまだ無理みたい・・・、なにしろこの曲は音符も調性も複雑、テンポも緩急変化するので・・・」と応じておられました。またそのほかにすとんさんがよく使っておられた難曲練習時の言葉に「・・・なにしろ譜面は真っ黒、メロディを追うだけで目が廻りそう・・・」というのもあったと思います。

    私はこれらの表現が面白く(もちろん皮肉などでは全くなく、読んでいて楽しく愉快!という意味合いにおいてですよ)、このことをあるピアノ講師に伝えたところ、その講師も愉快に楽しく感じ、その後しばらくして送ってきたのが下記の吹き込みでした。

    「 O del mio amato ben  ああ、愛する人の 」
     ドナウディ Stefano Donaudy(1879 – 1925)

    ①   http://youtu.be/KU4IuarU53E

    これはピアノ伴奏のみです。
    旧ヤマハ・サイレント・アンサンブル・ピアノで弾いたものであり、
    ピアノ本体の内蔵フロッピーで直接録音していますので雑音等はありません。
    演奏はテンポをゆらさず、あえて譜面どおり正確に(機械的に)、音の強弱と
    アクセントに注意して弾いた・・・とか言ってました。

    ②   http://www.youtube.com/watch?v=fxxCRKrOa28&feature=youtu.be

    これは上記ピアノのもつ電子機能の「フルート音源」をセレクトし、
    右手だけで楽譜の「声部」のみを演奏しながら、
    ①のピアノ伴奏のうえに重ねて録音したものです。
    もちろんエレクトーン的な鍵盤演奏なのでフルートというより、
    何かのどかな「フルートもどき」になっていますが・・・。

    でもすとんさん、おひまなとき是非お聴きになってくださいね。
    私はあのときの「ああ、愛する人の」がいまだにすとんさんの歌唱最高傑作であると思うし、
    あのころのすとんさんはもっと馬力(ばりき)があり、とても輝いていたと思っています。
    本記事タイトルの「歌とフルートを辞めたい・・・」とか、ふと感じられるときはどうぞまた
    自他ともに感動的だったであろう当時のことを思い出され、次の発表会へ向ってこれからもがんばってくださいね。

    なおこの演奏者は、前にすとんさんが「トスティ最後の歌」記事中で嘆いておられた全音楽譜集の校訂不備に関して投稿させていただいた「モシェレス24の練習曲」の楽譜誤植で全音とやりあったピアノ講師です。ゆえに念のため用いた「ドナウディ歌曲集」の奥付けを聞くと「全音~昭和54年・第8版・編者 畑中良輔」となっており、これは4、5年前にアマゾンの通販中古品で買ったもので、現役時使用のものではないと強調してました。(すとんさんのドナウディは新版ですか?)

    それでは本日も長くなり、大変に失礼しました。
    しばらくすれば梅雨もあけ、やがて気持ちのよい夏の日がきます。
    どうか歌もフルートもブログも、そしてもちろんお仕事もがんばってください。

  18. すとん より:

    AKさん

     実は私も、自分の最高の歌唱(笑)は、あの時の、ドナウディの「ああ、愛する人の」だと思ってます。実際、私はあそこから下手にこそなれ、あまり歌が上達したとは言えません。せいぜい、声量が増え、多少音域は広がりましたが、その代わり、多くのモノを失ったと思ってます。

     実は今でも、歌う曲を楽器で演奏するのはやってますよ。最近は、フルートもそうですが、ヴァイオリンで演奏することも多くあります。だいたい、半々ぐらいかな? うまく言えませんが、私の中で、使い分けをしております(笑)。

     そうそう、ピアノ講師殿の録音、聞きました。さすがに、丹精で美しいピアノだと思いましたが…惜しいかな、楽譜どおりに演奏しすぎ! この曲、ロマン派の音楽ですから、もう少しテンポを揺れ動かした方がいいし、伝統的にテンポを半分にして歌う箇所があるんですよ。そこが…ああ、残念。とは言え…

    >演奏はテンポをゆらさず、あえて譜面どおり正確に(機械的に)、音の強弱と
    アクセントに注意して弾いた・・・とか言ってました。

     なら、仕方ないかな? テンポの揺れなどは、歌手の息に合わせないといけませんから、ピアノ独奏だと、上手い具合にはいかないので、正確さを旨とする演奏の方が、潔くていいかもしれませんね。

    >すとんさんのドナウディは新版ですか?

     いいえ、第一版です。さすがに94刷ですが。おそらく、楽譜店に売っている最新のものも、第一版だと思いますよ。当然、間違いもあるでしょうが、私の場合は、原書とも言える、リコルディ社の楽譜も持っていますので、何か疑問があれば、リコルディを見ることにしています。

    >どうか歌もフルートもブログも、そしてもちろんお仕事もがんばってください。

     ありがとうございます。無理の無い範囲で、がんばっていきます。もちろん、次の発表会も全力を尽くします。

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