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楽器フェア2011に行ってきました[ヴァイオリン編]

 えっと、昨日予告した、楽器フェアのヴァイオリン関係の話をしますが、この記事は、一応、ヴァイオリン独学練習報告です(笑)。

 今回の楽器フェアでは、ヴァイオリンを含んだ弦楽器系のブースは、ほぼ壊滅状態でした。昨年は、色々なヴァイオリンが見れたのに、今年はヴァイオリンのブースが、ほんと、少なかったです。やっぱり楽器フェアってのは、ロック&ジャズ音楽と、吹奏楽に特化した楽器ばかりで、本格クラシック音楽の主役であるヴァイオリンなんて、お呼びじゃないのかもしれません。

 たぶん、弦楽器系のメーカーは、同時日程で東京で行われていた『弦楽器フェア』の方に行っちゃったんでしょうね(ああ、寂しい)。

 それでも数社のヴァイオリンを試奏してきました。感想は……よく分からない(汗)。だって、楽器フェアの会場って騒がしいんだもん。でも、楽しかったよ。前回の楽器フェアの時は、まだヴァイオリンが全く弾けないどころか、関心すらなかったのに、今ではとりあえず簡単な曲が弾ける程度の腕前になったので、ヴァイオリンを試奏しても楽しいです。

 細かい事は分からなかったけれど、どの楽器も私のミヤマよりもキラキラした音色だった事は気づきました。それくらいミヤマってダークな音色なんですね。そうそう、どこのブースでも置いてあった試奏用の弓って、どれもすごく柔らかかったんです。柔らかい弓の方が良いのかしら? 私が自宅でいつも使っている弓(カーボン弓。ただし、そのメーカーの最高級品なんだけどね)は、もっと硬いよ。

 弦楽器のブースには、ヴァイオリンだけしか置いてないわけではないので、当然、チェロとコントラバスも弾いてきました(ヴィオラはパス。ぷぷぷ)。チェロは演奏の要領は分かるけれど、左手がヴァイオリンと比べて、すごく開きますね。チェロ、難しい~。演奏の事を考えると、むしろ、コントラバスの方が弾きやすいかな? コントラバスはエレキベースと奏法上の互換性があるので、元ギター小僧な私(エレキベースも弾きますよ)には親しみがあって、ブウンブウン弾いてきました。遊びで弾くなら、チェロではなく、コントラバスかなって思った私です。

 コントラバスがちょっとだけ欲しくなりました……が、そんなものを買う余裕もなければ、家の中に置き場もありません(デカいからなあ)。それにもしもコントラバスを購入したとしても、私は車に乗らないエコ人間ですから、移動の時に困るだろうなあ…。

 それにしても「チェロを弾く姿が似合ってる~」とか「コントラバスはいい感じだね」とか言われました。そして「ヴァイオリンよりもチェロの方が似合っている」と言われた時は、正直、複雑な思いがしました。ううむ~ん。

 ヤマハのサイレントヴァイオリンもたっぷり弾いてきたよ。うん、あれはいいね。結構気に入りました。ネットでは、楽器としての反応が悪いように書かれている事もあるけれど、私のレベルでは反応の速さはあまり気になりませんでした。ってか、ミヤマだって反応良くないからなあ(特にE線)。数種類のエコーが選べるので、遊び弾きでも陶酔できるし、チューナーとメトロノームが付いているのもグーだし、何と言ってもヘッドフォンでの使用可なので、夜中の練習にもってこいですね。……ん? とすると、こんな楽器を買っちゃったら、私の睡眠時間がますます無くなって、不健康になるかも…おぉ、怖い怖い。

 でも、コントラバス買うなら、サイレントヴァイオリンを購入した方が良さそうな気がします。
 
 
 さて、今回、篠崎教本はどこまで進んだのかと言うと…。

112番「イ調短音階準備練習」 OKです。最初はちょっと戸惑ったけれど、考えてみれば、毎日日課練習でやっている事なんですよね、これって。なので、どってことなかったです。

113番「夢」 OKです。これも基本的には無問題。懸案の半音階(ってか臨時記号付き音符)は最後の一つだけだしね。楽勝楽勝。

114番「毎日の練習 ト調長音階」 OKです。これは特に問題無し。

 今回はここまでです。その次の、115番「毎日の練習」は現在取り組んでいるところですが、この課題には時間がかかっています。だって、ざっと見ても、この課題って、とても大切な練習って事が分かります。その上、115番の中に、小項目として7つの課題があるわけで、他の課題の7倍大変でしょ。それに教本ではト長調でやるように指示がありましたが、ト長調でやるよりも先に、まずはハ長調で全部やってみるのがスジじゃないかな?

 そう考えたので、まずはこの課題をハ長調である程度出来るようにしてから、教則本の指示どおり、ト長調でやってみようという計画をたてました。つまり、技巧と音階を分けて習得しましょうって事です。で、現在は、この課題をハ長調でやっているわけですが、いつも時間がなくて、4番の「スラー弓の練習」で練習がストップしてしまいます。ってか、私はどうやらスラーが苦手のようです。ううむ、練習の仕方を変えないといけないかな? どうしましょう。

 とにかく、115番には手こずりそうです。次回の独学報告の時に、115番がまだ仕上がっていなかったら…本当にごめんなさい(って、誰に謝っている:笑)。

コメント

  1. グレッチェン より:

    弦楽器って 聴いたことあっても触ったことありません。怖くて。でも弦の伴奏で歌ってみたい曲がいくつかあります。ヴィラロボスのバキアナスブラジレイラス5番のカンティレーナがチェロ伴奏でとても素敵です[E:heart04]あとヘンデルのオペラアルチーナの中で 魔女のモルガナが歌うのにチェロ伴奏のとヴァイオリン伴奏のがあって これも浪漫的。メサイアの18は一度ヴァイオリンで歌ってみたいです。オルガンでも良いですけど。でも弦伴奏だと声が出しやすいような気がします[E:shine]なぜかしら?

  2. すとん より:

    グレッチェンさん

    >弦楽器って 聴いたことあっても触ったことありません。怖くて。

     あ、その感覚は分かる。私もそうだったもん。安物とは言え、自分でヴァイオリンを弾くようになってから、ヴァイオリンの扱い方も分かってきたので、今では“怖い”という感覚は無くなりましたが、それ以前は、怖かったですね。特に『弦楽器は目の玉が飛び出るぐらい高価』ってイメージあったし、なんか木製だから簡単に壊れそうなイメージあったし…。

     ま、ヴァイオリンなんて、フルートと同じ程度の注意を払って扱っていけば、そんなに怖いものではありません。とは言え、その両方とも、楽器としては繊細な部類に入ると思いますが…。

    >弦伴奏だと声が出しやすいような気がします。なぜかしら?

     持続音だから? ピアノと違って、すぐに消えてしまう減衰音ではないので、伸ばした声が楽器の音と相まっていい感じになるからじゃないですか? また弦楽器はアタックがあるので、音の出だしは強くとも、持続している部分はちょっと押さえ気味になるじゃないですか? その点が同じ持続音系とは言え、棒のような音で鳴るオルガンと違う点だと思います。あと、ヴァイオリンは平均律ではなく、純正律で演奏するから、鍵盤楽器よりも歌い安く響きも美しい…とも思います。

     ま、理屈で考えると以上だけれど、単純に『弦楽器の音が美しいから』が正解かもしれません(笑)。

  3. シャロン より:

    こんばんは。
    実は私もバイオリンやりたくてフルートと合わせてバイオリンの体験レッスンしました。
    まずはフルートを習う事にしましたがバイオリンもあきらめてません!
    サイレントバイオリン、楽しいですよね★
    弓を使って音を探るのがたまらなくワクワクでした。
    身近にバイオリンをやっている人がいて言うには、サイレントもなかなかいいが結局木のバイオリンにいくと思うなぁ、と。
    私はバイオリンこそ趣味でやるならサイレントでいいと思うんですけどね、どうなのかな

  4. すとん より:

    シャロンさん

    >私はバイオリンこそ趣味でやるならサイレントでいいと思うんですけどね、どうなのかな

     ううむ、私が思うに、洋銀系のフルートを吹いている方が「いつかは総銀フルートに買い換えたい」と願うように、サイレントの方は「いつかは木のヴァイオリンに買い換えたい」と願うのではないかなあ…と思います。

     サイレントヴァイオリンだからと言って、日常の使い勝手で困ることってたぶんないし、日々の練習などはむしろ木のヴァイオリンよりも便利かもしれません。レッスンだって、サイレントで通っている人も大勢います。アマオケや弦楽アンサンブルでは、さすがにサイレントでは困るだろうけれど、そういう演奏団体に加わるのは、かなり腕前が上がらないと無理なので、初級者はサイレントでいいんだって言い切っても平気だと思います。

     それでも多くのサイレントユーザーの方は「いつかは木のヴァイオリンを買うんだ…」と願うようです。その願いは、庶民的な価格の木のヴァイオリンユーザーの方が、多少高価なヴァイオリン(100万円前後)に買い換えたいと願う気持ちよりも、強いのではないかなあ…。

     つまり、サイレントヴァイオリンに手を出すと言うことは「いずれは木のヴァイオリンに買い換えましょう」という事が前提になるのではないでしょうか? 一方、たとえ価格が庶民的でも、最初から木のヴァイオリンを購入した人は、それがオトナの趣味の場合、案外、楽器的には落ち着いてしまうのではないかと思います。

     あと私が思うに、音楽ジャンルとの親和性ってのもあるかな? サイレントはおそらくジャズやポピュラー系のアンプを使う音楽ならば、むしろ木のヴァイオリンよりも便利だと思います。アンプを使用しないクラシック系では、やはり木の楽器の方が良いのではないでしょうか。

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