今年最初の歌劇団の練習がありました。実は私、仕事の都合で遅刻をしたので、いつも練習の最初にやっている筋トレが終わったあたりで練習に参加しました。私の代わりに、みんなの前で、息子君が筋トレの模範演技をしてくれたそうです。ありがとうサン。
今回の練習には、久しぶりに見学者が来てくれました。それもテノールさんです。現在のところ、男声は私しかいないので、男声は歓迎です。テノールも二人いれば、色々とアンサンブルにも幅が出るというものです。あとは…バリトンが二名ばかり欲しいです。
さて、普通の発声練習を簡単にやって、コンコーネ50番[合唱版]から4番と5番と歌いました。次回は6~8番の予定です。それにしても、見学のテノールさんは、初見なのに、結構バリバリ歌います。私などは初見は不可どころか、音取りをしてきても音が怪しいのに…実に頼もしい方です。もう、頼りきりです(笑)。それに私よりも高音も楽々と出るし、ううむ、なんかうらやましいです。もしかして、私、テノールとして負けている? ま、主役テノールは彼に譲って、私は裏方にまわってもいいんだよね。なにしろ私は“団長”だから、裏方にまわってもエラいのだ!
いつもの“演技付き発声練習”では“出雲大社へ初詣!”というシチュエーションでやりました。私は“モテない中年の婚活中の受験生(って、どんな設定だい!)”をやりましたが、今回の目玉はなんと言っても、巫女さんの役でした。なにしろ、お神楽を踊ってましたからね。オペラにダンスは付き物です。踊れる団員、大歓迎ですってば。
次回は“幼稚園で節分”という設定です。幼稚園で豆まきをする事になり、ボランティアの方に鬼役を依頼しておいたら、当日、依頼したボランティアではなく、本物の鬼がやってきて、幼稚園は阿鼻叫喚につつまれるという、いやはや何ともな設定で行います。私の役は“赤鬼”。もちろん、相棒の青鬼もいます。あとは、幼稚園の先生と園児たちです。難しいのは、園児たちの演技かもしれません。それぞれに役の個性を出しながらの演技ですらかね。
休憩時間では「地元の音楽協会に加盟する件について」と「今後の募集活動(特に門下外からの募集)について」の二件について話しました。いずれも結論は出ず、また次回話し合います。
練習の後半は「ふるさとの四季」です。この曲は今回でひとまず終わりなので、やっていない部分の練習をした上で、最初から歌ってみました。今回…私は録音機を持っていくのを忘れたので、音源、ありません。ううむ、残念。
とにかく「ふるさとの四季」は、ひとまず今回で終わりにして、しばらく寝かせることにします。また、折りを見て、取り出して歌っていき、いづれはレパートリーにしていくつもりです。
その代わりに、次回からは、ヴェルディ作曲「乾杯の歌」の練習を始める事にしました。この曲は、6月のキング門下の発表会で歌う予定です。ひとまず、合唱部分は削除して、ガラコンサート風に、声楽アンサンブル曲として、ソロパートの部分だけをみんなで交代に歌うつもりです。合唱やら脇役やらの歌唱を付け加えた完全版で歌うには、我が団は、ちょっと人数不足なんですよ(汗)。
とりあえず「乾杯の歌」は各自でざっと譜面を眺めておく事になりました。次回の練習では、曲には入らず、歌詞の読み合わせをする事になってます…って事は、ひとまず、訳しておけって事かな?
さて、最後の最後は、ミュージカルの練習です。ある意味、この曲の練習が、我が団のメインですからね。今回は33ページの二重唱を歌いました。まだ配役が決定しないので、ひとまず誰がどの役をやっても良いよう(と言っても、さすがに男性は女性の役はできません)に、みんなでどの曲も練習をします。
しかし、オペラでもミュージカルでも、ズボン役というのがあって、女性は男性の役をやる事はありますが、スカート役、つまり男性が女性の役をやるってのは、不思議と無いんですね。もっとも、仮にスカート役があったとしても、誰も私の女装姿は見たくないでしょうが(笑)。
次回は、18ページのアリアと、29ページの三重唱をやりますので、譜読みよろしく。
さて、半年ほどお世話になった臨時ピアニストさんとは、今回の練習でお別れとなりました。昨年秋のステージなどでもお世話になりました、ある意味、団にとって、恩人のようなピアニストさんです。本当に、ありがとうございました。次回からは、私たちの団のピアニストさんが復帰されます。さあ、頑張りましょう。
練習の後は、新年会でした。近所にあるこじんまりとしたレストランで、フレンチのフルコースをみんなでいただきました。美味しかったです。ついでと言ってはアレですが、キング先生のお誕生日のサプライズ・パーティーもやりました。先生がとても喜んでくれて、よかったです。
我が歌劇団も、なんだかんだ言って、始めて1年になります。なんとか軌道に乗ってきたかな。今年は、さらに飛躍の年にしたいですね。そのためにも、まずは、団員募集なんだよね(特にバリトンさん、欲しいです)。
コメント
良かったですね!頑張って下さい。
オランダは、背が高い人が多い所為か、テナーがあまり入ってこないで、
どの合唱団もテナー不足です。(テナーは、やはり小さい人が多いのです。)
日本は、低い声不足になっちゃうのかな?
オランダと日本で団員を交換できたら良いのにねえ?
【出雲大社へ初詣】晴れがましく縁起のいいテーマですね。。。私事、今年から、簡易ですが神棚を設けました。出雲大社のお札、氏神様、崇敬神社のお札をお札宮に祀ってます。
あと、台所に竈大神様も…。
歌劇団の練習日記はいつも楽しそうでウキウキのお裾分けを頂いてます。
キング先生、お誕生日おめでとうございます。
今日は大寒。節分や啓蟄、大事に思いを馳せたいものです。
>おぷーさん
日本でも高音不足ですよ。まあ、その前に男声不足なんですが(笑)。
現在の日本の合唱団は、そのほとんどが女声合唱団です。昔あった男声合唱団も、かなり前から混声化、あるいは休団廃団が進み、残った男声合唱団も高齢化が著しいので、数年後にはとんでもない事になっているんじゃないかなって思ってます。さらに、混声合唱団も、団員の大半は女性で、男は実に肩身がせまいものです。その少数民族である男声も、その大半は、実はバリトンであって、今や日本のテノールは、貴重な存在です。
なので、オランダ同様、もしかすると、オランダ以上に、テノール不足なのが日本だと思います。
なので、弱小な我が団にテノールが二人もいる(?)と言うのは、実に稀な事であって、たぶん、余所から見れば、うらやましいような状況なんじゃないかなって思います。別にウチの門下にバリトンがいないわけじゃないのですが、なかなかスケジュールが合わなくってねえ…。
あ、テナーが小さいのは、こっちも一緒です。私やキング先生のような、巨漢なテナーは、本当に貴重なんですよ。
>YOSHIEさん
実は次回の節分も、当初は「成田山新勝寺の節分会に詣でる」というテーマだったんですよ(笑)。それが「幼稚園の節分にリアルな鬼がやってきた(爆)」に変わったわけです。我が団は、古式豊かな日本の伝統文化を重んずる歌劇団ですから(笑)。
世の中はどんどんグローバル化と言う奴が進んでます。温故知新といいますか、和魂洋才と言いますか、そういう世の中の流れは大切にし、外国文化であっも良いものはドンドン取り入れていけばいいと思う一方、守るべき伝統はしっかり守っていかないといけないと思います。
領土を侵略されるのも困るけれど、伝統文化を侵略されるのは、実にゆゆしき事ですからね。まずは日本人としてのアイデンティティをしっかり持つ事。そうでないと、周辺諸国に飲み込まれちゃいますからね、くわばらくわばら。
見学させて頂いたテノールです。
その折はお世話になりました。
今後ともよろしくお願いします。
私もキング先生の門下生ですので、
コンコーネは初めてではありません。
所見でバリバリはとても無理です。
音楽、体育、算数は、生来苦手科目でした。
不思議なご縁によりキング先生のご指導を受けるようになり
歌の楽しさに目覚めつつあります〜♪
>見学テノールさん、いらっしゃいませ
>コンコーネは初めてではありません。
そりゃあそうでしたね、いや失礼。でも、私たちの歌ったパートは、全部が全部、単旋律のコンコーネと同じというわけでもなく、やはり私なんかだと、初見では手も足も出ませんよ。
ところで、歌劇団は気に入っていただけたでしょうか? お忙しいとは思いますが、もしよかったら、これからも一緒に歌いませんか(って、これじゃあ、公開プロポーズと一緒だね:笑)。
暖かいラブコール有難うございます〜♪
キング先生の巧妙な誘いの魔力にいざなわれ、
気付いてみれば、会場に来ていたという感じです。
青鬼の役まで頂いちゃったら、もう後に引くわけに行かないでしょう(笑)
お言葉に甘えご一緒させて頂きますので
よろしくお願いします〜♪
歌劇団はアンサンブルや合唱もあり、皆で作り上げていくのが
本当に楽しそうですよね。
その為にも皆さんの足をひっぱらないよう
個人レッスンをしっかりやらないと(汗)
>見学テノールさん
おぉ、うれしいなっと。これから仲よくやっていきましょう。
ちょうど練習的には区切りの良い時期で、次回からは「乾杯の歌」のシフトに入ります。テノールが二人いれば、一人がソロを取っている時に、一人は合唱パートが歌えますから、音楽的に幅が出ますので、大歓迎です。いやいや、ほんと、後はバリトンがいればいいのに(笑)。
>その為にも皆さんの足をひっぱらないよう
私は見学テノールさんの足をひっぱらないようにしないとね(汗)。