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生きていく事で大切な事

 人生を還暦過ぎまで生きていると、時折自分を振り返る事などあります。

 人生の選択を間違えずにやってこられたのだろうか?
 私は胸張って生きてきたのだろうか?
 今の自分は幸せと言えるのだろうか?

 とりあえず、今は自分の人生に、満点ではないけれど、及第点は与えたいと思ってます。そしてそうであるのも、若い時からの人生の選択基準が…まあまあ良かった…からだろうと思ってます。

 私が若い時から考えていた事を改めて書いてみたいと思います。

1)世間の常識にとらわれない
2)他人の評価は気にしない
3)過去は振り返らない
4)勝ち負けにこだわらない
5)完璧は求めない

 1)の「世間の常識にとらわれない」ってのは、別にアウトローとして生きるという意味ではありません。「世間の常識は守っていくし、尊重していくけれど、決して縛られない」という意味です。つまり、世間に対しては“面従腹背”である生き方です。世間的には常識人として振る舞うけれど、精神的には必ずしもそうではない、自由にわがままにやらせてもらうって生き方です。

 2)の「他人の評価は気にしない」は、他人の目は気にしないって感じで、1)とも通じる内容です。「自分は自分、他人は他人」と考え、自分と他人の比較はしないって事です。比較なんてすれば、心を病みます。闇落ちします。傲慢になるかもしれません。私のメンタルはそんなに強いわけではありません。だから「他人の評価を気にしない」事で、自分の心を楽にしていくわけです。

 だから、敵が大勢いてもいいと思っているし、他人から嫌われていてもいいと思って生きてきました。大切な事は、たとえ少数であっても信頼できる人たちがいること、たとえ一人であっても自分を愛してくれる異性がいる事。それさえ確保できれば、世間が敵に回っても気にしない…ってわけです。

 3)の「過去は振り返らない」は、ほんとそうなんです。将来について思い悩む事は大切だけれど、過去を振り返っても、現状は何も変わらないのです。失敗は失敗だし、その失敗の結果が今の自分なので、その失敗は受け入れていくしかないのです。

 4)の「勝ち負けにこだわらない」は、もっと極端に言えば「負けてもいいじゃん」「他人になめられても気にしない」って生き方です。むしろ、人生は小さく負け続けていくくらいでちょうどいい…とさえ考えています。

 そういう意味では、私は全然“負けず嫌い”なんかじゃないんです。

 なぜそう考えるのか。それは「絶対に負けてはいけない時だけは、確実に勝っていく」ために、それほどでも無い時は負けてもいいじゃんって考えているからです。

 「禍福は糾える縄の如し」です。人生、勝ち続ける事なんて絶対にできません。勝ったり負けたりを繰り返すのが人生なんです。ならば、ここ一番で勝つために、普段は負け気味でいいんです。被害の少ない負けは続けていっても、絶対に譲れない場面で必ず勝っていく…そういう考え方をするのが私なんです。

 そして勝つために一番大切なのは、絶対に諦めないで挑み続けることです。どんなに状況が悪くても、止めなければ、必ず最後には成就するものだし、それは最終的には“勝った”と言えるからです。

 負けず嫌い…なんて、目先の勝利に一喜一憂しているだけで大局が見えていないんだよなあ…って思うわけです。

 5)の「完璧は求めない」は「勝ち過ぎない」「成功し過ぎない」「儲け過ぎない」とも言えます。つまり、成果はほどほどでよい…と思ってます。一人勝ち禁止なのです。

 だって世の中には完璧なものなんてありえないのだから。無いものをねだっても無駄だし、そんな事をしてはいけないのです。

 大切なのは、自分の居場所をゆるく確保していく事です。意地とかプライドとかを気にしてはいけません。完璧を求めるために、余計な労力や時間を費やしてはいけません。何より、コスパと現実を優先していくのです。

 そんな事を考えながら、還暦過ぎまで生きてきて、私の今があります。物語の主人公のような生き方はできなかったけれど、社会のモブとしては、案外良い生き方ではなかったかな?なんて思っているのです。

 まあ、これが私の分相応な人生なんですわ。

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