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2025春 鹿児島旅行 その5 雄川の滝でやられました

 午後は、垂水からの道は、一度桜島の中に入って(桜島はかつては島でしたが、大正時代に噴火のために薩摩半島と陸続きになりました)、次の目的地の、秘境その3、雄川の滝に向かいました。

 食後、しばらくの間、バスに揺られた我々です。ほとんどの人が眠ってしまったようでした。私は、睡眠時間バッチリなので、あまり眠くならなかったので、普段なら読書に勤しみますが、乗っているバスが小型でとても揺れるので、バス酔いが怖くてそれもできず、窓の外ばかり見ていました。道路を走っていると、脇道への入口には、案内板が立っていることも多く、特に、この先に学校がある事を示す案内板が結構あり、それらの多くの学校が“特認校”である事が多いことが分かりました。また特認生を募集している看板もありましたね。

 「特認校?ってなんだろ??」 さっそくググってみました。

 特認校とは…自然豊かな環境に恵まれた小規模校を中心にして、他校区からでも入学できる学校の運営体制を示す…という事で、簡単に言っちゃうと「越境入学、歓迎してます」という学校の事です。義務教育段階で公立学校の場合、基本的に自分の学区内の学校に進学するもので、越境入学は原則的に不可なので、自分の学区外の学校に進学したい場合は、当該の地域に引っ越しするしかないのですが、特認校の場合は、元々の住所から引っ越しすることなく通えるというのがミソなのです。

 もちろん特認校では、越境入学をしてもらえるような、ウリのある教育(少人数教育による丁寧な教育であったり、高レベルな学習内容であったり、変わった実践教育をしていたりとか)をしているわけで、そうやって生徒数を確保しているのだそうです。逆を言うと、そのような手段を講じてでも生徒を確保しないと、統廃合の憂き目にあってしまう学校なんです。学校無くなるのは厳しいよね…。そんなわけで、日本全国に特認校は、たくさんあるけれど、とりわけ鹿児島県には、たくさんあるみたいです。

 ふーん、そうなんだ。

 やがて車窓を眺めるにも飽きてきて(だって、杉林と竹林ばっかりなんだもの)仕方なく、バスの中で音楽を聞くことにしました。聞いていたのは、今、声楽レッスンで習っている曲のプロの演奏です。いわゆる、レコ勉をすることにしました。

 レコ勉に夢中になってしまったせいでしょうか、それとも激しく揺れるバスに軽く酔ってしまったのでしょうか、ともかく、何となく気分が悪くなりました。

 かなりの長時間、バスに揺られて、やっと雄川の滝の駐車場に着いた私は、さっそくトイレにこもってしまいました。いやあ、それくらいツラかったのです。

 問題はここからです。雄川の滝は、駐車場のすぐそばにあるわけではありません。駐車場から滝までが、ちょっとした遊歩道になっていて、そこを徒歩で行かないといけないのです。標準所要時間として、公式には徒歩で60分かかるところ(かなり遠いです)を、次のフェリーの時間の都合があるから、50分で行って帰ってこいと言われました。

 道は整備されているものの、山道ですから、アップダウンが激しく、老人たちには登山用の杖が必要なほどの道でした。

 そこを、ちょっと体調が悪くてトイレにこもってしまったために、最初の10分をロスしてしまった私が、急いで滝に向かっている最中にも、さらに段々と体調が悪くなってゆきました。トイレに行きたいと思っても、トイレは駐車場にしかありませんし、滝を見ずに、途中で引き返すのも、なんか癪だし…あれこれ無理を通して、全力で滝に向かい、少しだけ滝を見て、全力で滝から戻り、再びトイレにこもる事にしました。

 そのため、通常60分の道のりを、半分の30分で往復してしまいました。つまり、倍速移動をしたわけです。小走りで山道を移動したのは、ちょっとツラかったです。ちなみに、後でアップルウォッチをチェックしたところ、移動中の平均心拍数は180だったそうです(だとすると、最高心拍数はいくつだったんだろ?)。よく死ななかったなあ…。

 雄川の滝までの道は遠くて、滝までたどり着けなかった人もいたそうだし、結局決められた時間で全員揃うこともなく、ここはほんと、体力的にかなりハードだった見学地でした。

 滝そのものは、とても水量が豊富で豪快な滝でしたが、実はここの滝は、そんな水量豊富な時ではなく、むしろ水量少なめな時の方が美しいのだそうです。水量少なめの時に、ここでロケされたのが、大河ドラマ「西郷どん」のオープニングシーンなんだそうです。繊細な滝に、エメラルドブルーの滝壺が美しく映え、それがこの滝のチャームポイントなんだそうてす。そういう意味では、残念だったわけです。

 まあ、ここに関しては、私はあれこれ大変だったので、あまり滝に関する思い出は少なめかな? それよりも途中の道が険しくて険しくて…もう、ほんと、ツラかったのよ。

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