スポンサーリンク

今年の夏はポケモンGOばかりしていました[2016年8月の落ち穂拾い]

 いやほんと、今年の夏は“ポケモンGO”ばかりしていました。

 私は本来、ゲームには興味がない人で、ほとんどやらない人です。なにしろ、一番最近にエンディングまでやったゲームは“プリンセス・メーカー2”だもの。それも、富士通Towns(当時の私のサブパソコンです)でやりました。それ以降、ぱったりゲームとは縁がありません。だから、ドラゴンクエストも、ファイナルファンタジーも、モンスターハンティングも、パズドラも、話題になった事は知ってましたが、やった事はありません。
 今回のポケモンGOも話題としては知っていましたし、当初はやる気もしませんでした。でもね、妻がポケモンGOを始めて、これが結構楽しそうだったので、ついうっかり私も始めてしまったのです。妻のを見て始めたので、世間の人たちよりも、4日ほど出遅れて始めた私です。

 この記事を書いている段階で、プレーヤーのレベルは24です。まあまあ頑張っているでしょ?

合唱の声

 本来は、独唱にせよ合唱にせよ、クラシック音楽という枠組みで考えるならば、その発声に関しては違いはないはずです…が、日本の合唱の発声に関しては、独唱の発声とは、あれこれ違う部分があるのかもしれません。

 私が思うに、日本の合唱で求められている声は、未訓練の素人の声なんだと思います。そこが標準と言うか、基準になっているのだと思います。ですから多くの市民合唱団では、訓練された声を“他の団員とは違う声”として嫌うのだと思います。

 ではなぜ合唱団が未訓練の素人の声を求めるのかと言えば…単純な話で、日本の合唱の黎明期において、各地で合唱団が立ち上げられた際に、合唱ってのは、とにかく人数が必要ですから「とにかく合唱がしたい」「声を合わせて歌いたい」という気持ちが先走り、、歌える人だけを集めるとか、集まった人を訓練するとかはせず、まずはとにかく人数を多く集め、集まった人員で音楽を作り、すぐに本番。本番が終われば、すぐに次の本番の準備に入る…という形でスタートダッシュしてしまった事が、そもそもの原因だろうと思います。

 つまり合唱黎明期に、人集め→すぐに本番という形を取ったがため、十分な発声練習をせずに、素人の声で音楽を作ってしまい、それがある種のテンプレートとなり、それをひきづって、今でも未訓練の素人の声で音楽を作る習慣が残ってしまったのだと思います。

 まあ、黎明期の話をすれば、すぐに本番をしたかったという気持ちの他に、きちんと声づくりを指導できる指導者が不足していたという現実的も問題もあったろうと思います。

 とにかく、未訓練の素人さんを集めて始めたのが、日本の市民合唱の始まりで、未だにその部分を少なからずも引ずっているからではないでしょうか?

 事実、今の市民合唱団(とりわけ混声合唱団)の多くは“歌声喫茶”から始まった“うたごえ運動”の延長線上にある団体がまだまだ主流だと思います。ま、うたごえ運動そのものは、共産党の若者向け政治的プロパガンダのひとつであって、今のSealsみたいなものかもしれません。であれば、音楽活動よりも人集め、運動のためのメンバー集めが当初の目的にあった事は自明の理です。ですから、メンバーは音楽的には素人で良かったし、往々にして指導者自身も音楽的には素人だったわけで、メンバーの指導などは、難しかったのかもしれません。

 ある意味、学校の部活の延長のような活動…から始まったとも言えます。

 ですから、私が若い時に参加した合唱団(今もメンバーをあまり変えずに活動しています)の夏合宿では、労働歌とかロシア民謡とかの歌声喫茶系の曲ばかりを夜通し歌わされた覚えがあります。創立メンバーたちは、音楽人と言うよりも、心情サヨクな方々が多く、革命家や活動家たちの方にシンパシーを感じている方々が多かったわけで、彼らを中心に据えた音楽活動では、どうしたって“未訓練の素人の声”を基本にハーモニーを作らざるを得なかったのだと思いますし、それが伝統になって、今に至っているのだと思います。

 そういう背景があるので、日本の合唱って、海外の教会音楽中心に発達した合唱とは、全く違ったモノになったのだと思います。

 人に歴史あり、合唱にも歴史あり…です。

やっぱり東京のコンサートには行きづらい

 東京のコンサートは、地方在住者には、やっぱり行きづらいんです。

 なにしろ、東京は眠らない街ですから。面白そうなコンサートの多くは、皆、平日の夕方に行われます。おそらく、仕事帰りの人たちをターゲットにしているんでしょう。で、仕事帰りにコンサートを楽しんでもらって、それから夜遊びの1つや2つしてから、お帰りいただく…という事なのだと思います。

 でもね、こちとら仕事が終わってから東京に向かったとしても、もう夜も更けてしまい、東京に到着した頃には、たいていのコンサートは終わっている時間になってしまいます。ですから、平日のコンサートは、行くだけ無駄なのです。

 どうしても行きたいコンサートを見つけた時は、なんとかスケジュール調整をして、半休を取って行くようにしてますが、仕事の調整だって、そんなに簡単には行かず、これはこれで、なかなか出かけられません。

 それに、モノによってはコンサート終了時間が終電近くになるものもあり、コンサートって大抵時間延長しますから、帰宅の心配をしないといけないのも、なんかイヤだし、そんな遅い時間までコンサートを見ていても、翌日は早朝から仕事だったりすると、睡眠時間も心配になるしね。都内在住なら、電車だって遅くまで走っているし、自家用車とかタクシーを利用するなら、時間に制限はないですからね。

 やっぱり東京のコンサートは、地方在住の者には、行きづらいのです。

音名の呼び方

 音名の呼び方には、様々な種類があります。日本の音楽の世界では、いわゆる「ドレミ」と言われるイタリア式、「ハニホ」の日本式、「ツェー,デー,エー」と呼ぶドイツ式、「シー,ディー,イー」の英語式あたりが有名どころでしょうか?

 最初(もう20年以上前)にならった声楽の先生は、階名唱の先生だったので、レッスンで用いる音名は“移動ド”でした。例えば「ハ長調のド」とか「ヘ長調のミ」とかいう言い方をしたので、曲が変わると、調性が変わり、そうなると同じ音でも呼び方が変わったので、大変苦労しました。

 いくつか渡り歩いた市民合唱団では、大抵、イタリア式でドレミでした。ただし“固定ド”でしたので、調性なんて気にせず、AもAisもAsもラと呼んでいました。まあ、譜面を読むのは楽でした。

 ジャズを教えてくださった笛先生は、英語式でした。私は元々はギターを弾いていたので、英語式はなじみがあってよかったのですが、音名と和音名(コードネーム)が、ときたまごっちゃになるのが不便だったかな?

 声楽のキング先生は、やはり“固定ド”によるイタリア式のドレミで、やっぱりAもAisもAsもラと呼んでいました。

 今の先生方は、フルートのH先生も、声楽のY先生もドイツ式です。なので、ブログでも音名は、ドイツ式で書くことが多くなりました。

 そこで、私の乏しい経験から考えるに、音名の呼び方は、基本的には、クラシック音楽ではドイツ式、ポピュラー音楽では英語式なんだと思います。

 ただ、生徒の年齢層が高いとか、クラシックとかポピュラーとかの既存の音楽になじみがないとか、大勢の人間に同時に教える時などは、イタリア式のドレミなんだと思います。なにしろ、ドレミは学校で教えるけれど、ドイツ式もアメリカ式も学校じゃ教えませんからね。

今月のお気に入り ポケモンGO

 今年の夏は、どっぷりとポケモンGOをやっていた私です。面白いですよ、このゲーム。

 このゲームのどこが面白いのかと言うと、ゲームをダシにして、散歩ができる事。これがほんと、楽しいのです。

 このゲームを始めたおかげで、いつもの散歩コース以外の道を歩くようになりました。知らない道を歩くのって、怖いですよね。迷子になる事だってあるし…。でも、ポケモンGOって、地図ソフトと連動していますので、今歩いている道が、どこかに通じている道なのか、あるいは袋小路になっているのか分かるし、ポケモンGOにおける目的地(ポケストップ)はリアルな世界と連動しているので、ポケストップに行く度に「ほほぉ~、この道はここにつながっていたのか」と新しい発見もあったりします。

 知らない道を歩き、知らない街角を通りすぎるって、すごくワクワクします。

 ポケストップって、だいたい、郵便局や寺社仏閣教会だったりする事が多いので、ポケストップ巡りをしていると、今まで気にもとめていなかった、辻にあるお地蔵さんとか、祠(ほこら)とか、お稲荷さんとかに気づき、なかなかおもしろいですよ。

 それにしても、私が住んでいる地域って、ほんと、大小のお寺や神社にキリスト教会が多数点在していて、ほんと、スピリチュアルな地域なんだなあ…って思いました。

 とにかく、ポケモンGOって、歩く歩く歩く…歩くゲームなんです。

 考えてみると、任天堂って以前“ポケットピカチュー”ってゲームを出していました(今でも我が家にあるよ:笑)。これも歩きが基本のゲームで、とにかく歩いて歩いて歩いてポイントを貯めて、そのポイントでピカチューをお世話するってゲームでした。

 そういう点から考えると、任天堂って、変わってないですね(笑)。

 だから、このゲームは、いわゆる“ゲーマー”さんには向いていないゲームだと思います。だって、ゲーマーさんたちって、歩くの大嫌いだし、足だって強くないし、主な活動時間は夜~深夜でしょ。ポケモンGOってゲームは、基本的に歩くゲームなわけだし、街を歩く以上、当然、昼間にプレイするものだよね。深夜に見知らぬ人が近所をウロウロされたら、イヤでしょ? それに深夜の公園や街角に人が大勢集まっているのも、奇妙だし、怪しいし、不審な行動だよね。治安上問題だってあるわけだし、常識ハズレな行動だと思うよ。

 私は、平日は通勤の行き帰りでゲームを行い(私は徒歩通勤です)、休日はお出かけや買い物ついでに行い、夜になると、その日に捕獲したポケモンの整理をしています。だいたい、こんな感じ。こんな感じでやっていますが、ほんと、楽しいです。

 問題は、通勤時間にゲームをしているので、通勤時間が倍増した事かな? とにかく、なるべく歩きスマホはしないように心がけているので、何かあるたびに、道の端に立ち止まってゲームをしていますので、ほんと、通勤に時間がかかるようになりました。そこが、このゲームの欠点かな(笑)。かと言って、歩きながらゲームをするのは…本当に怖いですよ。

 ちなみに、ポケモンGOは、iPhoneユーザーなら“App Store”から、Androidユーザーなら“Google Play”からダウンロードできます…ってか、ここ以外のサイトからダウンロードしちゃダメよ。世の中には悪い人がたくさんいて、バチモンソフトも山のようにあるようですからね。きちんとしたところから、きちんとダウンロードしてください。ちなみに、ゲームそのものは無料だし、基本的には無料でプレイできます。私も、一銭も使わずにゲームを楽しんでいますよ。

今月の金魚

2016年8月14日(日) サカサドジョウが星になりました
2016年8月29日(月) ミカンが星になりました

今月のひとこと

 ポケモンGOを始めて分かった事。私以外にも、たくさんの人たちがポケモンをやっていること。おそらく、私が道ですれ違う人たちの過半数は絶対にポケモンをやっている。いや、過半数ではないな、もっと大勢の人がポケモンをやっている…と思われる。おそらくは一過性のブームで終わるだろうけれど、それにしてもすごいな、ポケモン。日本の宝だな。(2016年7月30日~8月4日)

 寄席に行ってきました。たぶん、毎年、この時期の浅草を楽しみ、そのついでに寄席にいくわけですが…やっぱり、落語は生がいいね。音楽だって演劇だってそうだけれど、やっぱり生はいいです。テレビとかDVDとかは便利で良いけれど、生でないと楽しめない部分もあるし、絶対に画像化されないモノだってあるわけだしね。それにしても、浅草演芸場、座席が小さくて、エコノミー症候群で死ぬかと思った!(2016年8月4~5日)

 しばらく山に隠ります。捜さないでください(笑)。(2016年8月5~9日)

 ひとまず帰ってきました。ヘトヘトです。(2016年8月9~12日)

 山から降りてきたら、外界はオリンピック祭りでした。それにしても、日本の選手たちは頑張るなあ。すごいなあ。(2016年8月12~19日)

 私のお盆休みは、ポケモンGOに始まり、終始ポケモンGOでした。そろそろ俗世間に戻るリハビリを開始しないと…。(2016年8月19~23日)

 困った。夏の連載の後、今度はフルート合宿の連載に突入してしまった。お盆休みの間にあった、あんな事やこんな事の多くがボツネタになってしまう…。ううむ、複雑。(2016年8月23~25日)

 「モン・サン・ミシェルはフランスの江ノ島だ!」と知人が言っておりましたが、そうなの?(2016年8月25~28日)

 結局、この夏は色々とあったわけだけれど、浅草に“にゅうおいらいず”を見に行った件と、東京音楽コンクールを見に行った件と、スカイツリーで遊んだ件は、ボツネタにする事にしました。まあ、これらの話題は以前も書いているし、思ったよりもフルート合宿の連載が長引きそうだし…。(2016年8月28~9月2日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント

  1. びび より:

    やった!
    わたし以外にも、モンサンミッシェルを江の島だと思う人がいたんですね!!
    絶対、江の島だと思うんだけど、言っても、誰にも相手にされなくて・・・・
    形もローケーション(海に突き出しているところ)も似てるし、どちらも宗教施設があるし、お土産やさんや食事処がならんでるし。

    確かにモンサンミッシェルは、建物全体が重厚な石造りだから、そこんとこは、違うけど。
    なんか、モンサンミッシェルなんですよ。江の島は。

  2. すとん より:

    びびさん

     モンサンミッシェルを江ノ島だと思ったのは、私の友人で、今年の夏に実際にモンサンミッシェルに行って、なんか既視感があるなあと思ったら、江ノ島を思い出した…という話なのです。で、彼のフランスみやげ話の最初が「モンサンミッシェルって、江ノ島だったぞー」だったわけです。

     私自身は、モンサンミッシェルはテレビでしか見たことがありませんが、彼の話を聞いて、妙に納得したわけです。

     モンサンミッシェルに行ってみたい私ですが、それ以前に、最近、江ノ島に行ってないなので、久しぶりに江ノ島にも行きたい私でした。江ノ島丼、食べたい。キンメの煮付け、食べたい。はまぐり、食べたい。

  3. mee より:

    >江ノ島丼、食べたい。キンメの煮付け、食べたい。はまぐり,、食べたい。
    最後のところで思わず目を輝かせてしまいました。
    まだ行った事はありませんが…美味しい江ノ島[E:lovely]
    夢は膨らみます。

  4. すとん より:

    meeさん

     江ノ島は海にありますから(当たり前)磯料理が美味しいのですよ。とりわけ相模湾は、ああ見えて水深がめっちゃ深い岩場の海なので、魚介の種類にバリエーションがあるのです。有名なのは、シラス関係の料理だけれど、シラス以外にもたくさん美味しいモノはあります。漁港があるので、魚も新鮮なので、刺し身も良いけれど、塩焼きが美味しいのよね。ほんと、新鮮な魚は塩焼きが上手いのですよ。

     そんな事を書いていたら、食べたくなっちゃいました。困ったもんだ(笑)。

タイトルとURLをコピーしました