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とりあえず、スラー!

 フルートのレッスンに行ってきました。今回は、発表会に向けて、バッハの「シチリアーノ」を見てもらいました。現在の進捗状況は…標準的な速度での演奏は、まだまだ無理。かなり速度を落として、それでも時折、落ちる…ってところです。

 色々と欠点はあるのだけれど、とりあえず「スラーをつけましょう」と言われました。いえ、先生、これでも目一杯スラーを付けているんですけれど…(汗)。

 どうやら、私のスラーは、先生の耳にはスラーには聞こえないようです。ああ…。先生が模範演奏をしてくださいます。で、私はその通りにやっているつもりなんですが…そうには聞こえないそうです。つまり、私の頭の中にある音楽と、私が実際に奏でる音楽が違う、とまあ、そういうわけなんですね。

 オトナのスロースターターには、よくあることだね。理想と現実のギャップってわけです。あるいは、思いだけが先走って技術が追いつかないってか?

 私はちゃんとやっているつもりだけれど、どうもそうではないらしいです。曰く、スラーをやっているつもりでも、無意識にスラーがスラーでなくなっているのだそうです。細かく指摘を受けて、チェックしてみると…確かにスラーに聞こえない部分は、ほとんど無意識に近いのですが、私は発音を立て直していますね…。つまり、スラーをしながら、ところどころフルートの発音を立て直し、そのため、その立て直した瞬間に音がちょいと区切れ、それがあたかもタンギングのように聞こえ、スラーが崩壊する…というわけでした。

 無意識でやっている事を意識下に置いて、なおかつ、それを修正しないといけないとは…結構、ハードル高いじゃん(涙)。でも、そういう事なんです。

 とりあえず、スラー! スラー! スラー! です。スラーの最中は音の立て直しをしないこと。絶対に、アンブシュアもアパチュアも口腔内の広さも高さも絶対に変えずに、息だけを流し続けて、エイヤーと一気に吹くんでゴワス。それが出来なきゃ、クラシック・フルートにはならないのだそうです。

 ああ、やっぱ、クラシックはムズいね。でも、いい勉強だ。この年になって、自分が出来ない事を見つめて、そこをグイグイやるのも、なかなかに自虐っぽくて良いね。

 さて、スラーはじっくり家庭学習をする事にして、その他にも、当然ですが、注意受けましたよ。

 まず「なるべく早く標準的な速度で演奏できるようにしましょう」 とにかく、今の私のテンポはかなり遅いです。私的にはこの遅い速度が大変気に入ってますが、こんな遅いバッハは…ないだろうね(汗)。それと、発表会ではピアノ伴奏が付くんだけれど、あんまり遅いとピアニストさんにご迷惑をかけちゃうでしょ(ピアノって基本的に、速い曲や楽譜が黒い曲は良いけれど、遅い曲や白い曲って大変なんだよね)。そんなこんなで、もう少し速い速度で吹けるように…標準的な速度でOKなので…頑張ります。ただ、あまり速度にこだわると、音色が壊れるので、私の場合は要注意なんです。

 もっとも、速くても遅くても、指が回らない事実に変わりはないのだけれど(大汗)。

 それと「フルートを下げないこと」と言われました。フレーズの最後に、気を抜くせいか、フレーズが終わると、フルートの足部管の方がスーッと下がる癖があるようですが、フルートの足部管を下げると、フルートの音程が下がってしまうので、フレーズの最後の最後まで、しっかりフルートを持って、絶対に下げないようにしましょうとの事です。

 とりあえず、今回は、そんなところでしょうか? とにかく、スラーですね、スラー。

 次回はバッハはお休みで、「To love you more」と「Fly me to the moon」をやります。先日作った「To love you more」の譜面は先生に渡しましたので、次回のレッスンの時に楽譜のチェックをしていただきます。「Fly me to the moon」はちょっと趣向を凝らすかもしれませんので、その準備をしておかないと。

 しかし、もう10月も半ばだよ。発表会は12月の頭なんだけれど、あたしゃ、間に合うんかい? 自信ないよ。

蛇足。ああ、今年は地元の第九に出演しない事にして正解でした。と言うのも、今年は地元の第九演奏会の日と、フルートの発表会がモロかぶりなんですよ。第九に出演する事に決めてたら、フルートの発表会に出られませんでした。そりゃあ、残念ですよ。コーラスボーイの一人として第九に参加するよりも、発表会で、ソロを三曲やる方が楽しいもの。ああ、よかった、第九を歌わない事にして(ほっ…)。

蛇足2。フルート吹いてもムセる。フルートもムセ期に入ったか! 良い音を出そうとすると、ムセるんだから、こりゃあ仕方ないね。

コメント

  1. アリサ より:

    >私の頭の中にある音楽と、私が実際に奏でる音楽が違う、とまあ、そういうわけなんですね。

    つまりは、大人の音楽の勉強はその穴をうめることが一番大事なのかもしれませんね。
    (子供の場合は、頭の中に入れるところと同時進行ですかね)
    何かをつかむ瞬間があると思うので、がんばってください!

    尖閣デモと、反日デモの話題…。
    テレビのやり方って汚いなあと改めて思いました。
    地デジ対応するのもばからしくなりました。
    「一部の日本人が先週行ったデモ」と言っていたのも気になりましたが、このタイミングで、反日デモの原因のように報道するとは。

    中国の地方の若い人達の不満(就職できないなど)を反日に扇動している中共に、日本のテレビは賛同しているということでしょうね。

  2. すとん より:

    >アリサさん

     コメントの順序が逆になっちゃいました、ごめんね。

    >人の音楽の勉強はその穴をうめることが一番大事なのかもしれませんね。

     そうですね。オトナは、なまじ経験と知識があるし、趣味であったなら、耳だって肥えているわけだから、それらと実力の差をどう埋めていくかが鍵になると思います。しかし、思っている事ができないというのは、実にはがゆい感じです。

     デモの報道は、日本のマスコミも中国のやり方も、実に汚いと思うし、不快です。

     中国人って(言葉は悪いですが)基本的に“自己中心主義”なので、実は外国(つまり日本)になんて、全然興味ないはずです。あのデモだって、若者の政治不満に対するガス抜きと、現在行われている「中国共産党第17期中央委員会第5回全体会議」って奴の、内部紛争の一環なんですよ。つまり、中国内部の様々な派閥の争いに、尖閣とか反日とかが利用されているだけ。我々日本人は、そのあたりを踏まえて、中国の顔色なんか、気にせずにいる事が肝心なんですが、日本のマスコミは危機をあおるあおる。あれって、日本人向けの報道では、絶対にないよね。全く、どこの国のマスコミなんだってえの。

  3. ひょっとこ より:

    スラーですが、ロングトーンに指の動きを添えてみたらどうですか?
    (タンギングのことは一切忘れて。)
    指の動きのムラが目立つかもしれませんが、
    2音から4音、4音から8音と増やしていけば慣れていくと思いますよ。

    日本のマスコミは既にメディアジャック、
    電波ジャックされてますからね。

    17日のデモも、私が見る限り産経ネット版くらいしか
    報道しなかったように感じましたが。
    (9日のデモは産経も報じていなかった。)
    http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101016/plc1010162026013-n1.htm

    読売なんかは、中国が日本の「対中抗議行動」に重大な関心を表明と、
    デモそのものは報じず、中国からの立場での報道だったりしたわけで。
    http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101016-OYT1T00895.htm

    その他は、中国の反日デモを大々的に報道、
    NHKが夜のニュースに1回だけ、
    中国の大報道の後に数十秒だけ、
    日本のデモを報道したと聞いています。

    上海は形だけでも万博を無事終了させたいので、
    今は(官制)デモは出来ないでしょうね。
    ここは、中央とは別に上海派閥があるようですし。

    中国の場合、この反日暴動がいつ反政府暴動、
    さらに発展して内乱にならないか、ビクビクしているところが
    あるようですが。

    軍も7軍区があって、それぞれ独立採算のようですし、
    一枚岩ではない組織が、さていつまでバランスを保てるのか…
    あくまでも、アレって国軍で無くて共産党の私的軍事団体ですから。

  4. すとん より:

    >ひょっとこさん

    >ロングトーンに指の動きを添えてみたらどうですか?

     あ、これは妙案ですね。この方向で練習してみます。感謝。

     中国の反日デモは、日本のマスコミの報道は作為的で事実とはほど遠いけれど、彼らがああやって大々的に報道している時は、何か隠したいことがある時が常です。さて、今回は、反日デモで盛り上げている裏で、一体何が行われているのか、そっちが結構、心配だったりします。

     中国が内政破綻&内乱勃発で、引っくり返るのは時間の問題(というか、規定路線?)なので、別に気にしてません。まあ、日本になるべく火の粉を降らせないで欲しいなあと思います。いや、むしろ商売のチャンスにしたいですね。

  5. ひょっとこ より:

    ぼやきくっくりさんが、芸人さんの尖閣問題などの分かり易い発言を、
    文章にしてくれていますので、紹介しておきます。
    http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid899.html

    相変わらず、スラーと関係なくてすみません…
    でも、国がないとスラーどころでなくなるわけで。

  6. すとん より:

    >ひょっとこさん

    >でも、国がないとスラーどころでなくなるわけで。

     いや、それはもう、おチャラけられないくらい、マジな話ですよ。ほんま、国が無くなったら、音楽どころじゃないですもん。

     しかし、リンク先の、ぼやきくっくりさんのサイト、いや~、分かりやすいわぁ。民主党政権がいかに売国で反日で媚中かって分かります。とりあえずは、仙谷氏は官房長官(“菅防長官”という表記には笑った)なので、ドロをかぶっているけれど、やはり菅総理と言うか、旧社会党系の政治家は徹底的にはダメだね。共産主義者って、やっぱり日本が嫌いで、中国と北朝鮮が好きというか愛しているわけなんだな。

     「おかんよりも、隣のオヤジの方を愛している、おとん」じゃダメでしょ。おかん、かわいそ過ぎます。

     政治家の最低条件って「祖国(もちろん日本だよ)を愛し、祖国に仕え、祖国を守る」決意のある人だと思うのだけれど、今の政府閣僚は、その最低条件を満たしていないんだと思う。

     いや、ほんと、国が無くなったら、音楽どころじゃないっすよ。

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