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発表会の出演申し込みをしました

 フルートのレッスンに行ってきました。今回から月に1度は普段の倍の1時間レッスンが入る事になりましたが、今回はその初回です。今までは先生のご好意で、たまにロングレッスンをしていただきましたが、今月からはそのロングレッスンがレギュラーとなりました。エチュードならいいのだけれど、曲を演奏しだすと30分じゃ、短いんだよね。

 というわけで、ロングレッスンなので、普段はなかなか時間をかけられない事もやりました。最初はたっぷり時間をかけて、音出しでした。

 普通の音出し(って、どんなのでしょ?)は、とりあえずOK。それにしても、まだまだ運指に自信がない私です。頭の中で「次は…」なんて考えながらやっているようじゃ、マダマダだね。それにしても上昇していくのはともかく、下降していくと、運指がわやくちゃになるのは、いただけませんな。

 普通の時はともかく、スタッカートでの音出しになると、第三オクターブが途端に不安定になります。もう、高い方のシとかドなんて、音が出ないよ。自分なりの理由は…やっぱりスタッカートをする時に、息の方向が定まらずに、ポイントをハズしてしまうからかな…と思ってます。高い音はポイントが狭いから、ほんのちょっとズレルだけで、音が出なくなるけれど、たぶんそれなんだな。

 スタッカートもきちんと練習して、そういう部分に慣れておかないとダメだよね。

 さて、曲の練習です。私はすでに発表会モードなので、発表会の曲を練習です。ちなみに、私の前の生徒さんは、これから曲を決めるそうです。いかに私のスタートダッシュが早いか…というよりも、ゴール前の追い込みに自信がないかが、よく分かります。今から曲を決めて、ガガっと練習して、音合わせに持っていくなら、実質、一カ月で2曲仕上げることになるけれど…やはりそんなペースじゃあ、私には無理だな…。

 まずは、手強いシシリエンヌ(フォーレ)から。

 私の完成予定テンポは170(各種音源を聞いて、やっぱりそれくらいかなって考えてます)で、自宅でもなるべくその速度に慣れようと頑張って(自爆して)ますが、先生からは、もう少しゆっくりの速度で確実に仕上げていきましょうとアドバイスです。ゆっくり吹けるようになれば、自然と早い速度で吹けるようになるから…と。ひとまず140で練習です。

 ちなみに170で吹けないのは当然ですが、やはり140でも吹けません。難しいのね。

 自宅の練習では、まずは楽譜どおりに指を動かしましょう、というつもりでやっているので、スラーを無視し、全部タンギングしながら練習していたのですが、それはNGということになりました。たとえ最初の譜読みの段階でも、きちんとスラーをかけ、タンギングの有無とブレスの位置はきちんと守っていきましょう、となりました。

 実際にレッスンでは、これらを守ろうとしてみましたが…やってみると、難しいです。難しいです、というよりも、スラー無しタンギングありが、すっかり癖になってました。ううむ、練習でついた癖って恐ろしいなあ。さっそく、軌道修正で、スラーを意識し、タンギングの有無をしっかり把握し、ブレスの位置を守ることにしました。

 まだまだ、指が怪しいです。特に後半(楽譜の右半分)は、グダグダです。表情付けは後回しでもいいけれど、とにかく指はきちんとできていないとダメなので、今は指を確実にするように言われました。

 で、指は合っていても…音がオクターブ違っている(汗)箇所、発見! 二度目の転調後6小節目のところですが、ここをうっかりオクターブ高く演奏してました。どうも、私はまだフルートの音を覚えきっていないため、時折、低音域と中音域を間違えます(高音域はさすがに運指が違うので間違えない)が、今回のミスはそれです。ああ、音感がないって、残念だね。

 シシリエンヌを練習しながら、ちょっと愚痴ったところ(楽譜を見た時は、白っぽくって、簡単そうに見えたけれど、やってみたら、案外難しかったです、という内容の愚痴です)、どうやら先生は当初、「歌の翼による幻想曲」を私の発表会用の曲として考えていたらしいことが判明。「歌の翼による幻想曲」って、聞いたことがあるけれど、あれって、すごく派手で難しそうな曲じゃん。あんな譜面の真っ黒な曲なんて吹けるはずないでしょ…と言ったところ、あの曲は派手な割には、案外お手軽なんだそうです。へえー、そうなんだ。そのうち、チャレンジしましょう。

 シシリエンヌはひととおりのダメ出しを受けたので、次はデスペラードです。

 とりあえず、前回の楽譜に若干の修正を加えた、決定版の楽譜を先生に渡しました。修正個所は、おもにヴォーカル部分。今までの譜は、オリジナルの譜をそのまま載せていたのですが、どうやらバンドの人たちはしっかり楽譜を読んで、それに合わせて演奏してくれそうなので、ならばと言うので、私の歌い方のアウトラインを決め、なるべく私が実際に歌う、音程やリズムに修正した譜面に直して仕上げました。もちろん、これからまだまだ歌い込んで行くので、変わっていく部分はありますが、でも、まあ、だいだいこんな感じで歌いますよってところかな? 少なくとも楽譜を見たバンドの皆さんが「楽譜と全然違うじゃん」とは言わない程度に、自分の歌うフレーズに直しました。ま、こんなものです。

 まずはテンポを決めましょうと言われたので、60にしました。実は自宅の練習では、最初は70で、それから62でやっていたのですが、やっぱりまだ速い気がします。本音で言うと、56くらいまで落とした方が気分が出るかもしれないけれど、そんなにゆっくりしたペースを私自身が保てないと思うので、今回は60にしました。これでも、きっと、本番では、走り気味になってしまうのだろうなし…。

 2~3度くり返したところで、先生から、間奏部の音域をオクターブ下げた方がいいと提案がありました。実はこの部分、私が最初に書いたフレーズは、いわゆるオクターブ下バージョンだったんですよ。自分で練習しているうちに、このままでは地味すぎると思ったのと、やっぱりフルートの音域を広く使った方がいいだろうと思って、オクターブ上げにしたのですが、曲想から言うと、元のオクターブ下が良いという意見なので、そうすることにしました。

 オクターブ上げて演奏すると、フルートがピーヒャラしてしまい、かっこ悪くなるのが、先生のお気に召さないようです。曲も曲なので、渋く、シックに演奏しましょうって事で、低~中音域のメロディーラインにしました。それに、アゲハさんは、高音域よりも低音域の方がいい音がするみたいですし…。でも、私自身は高音域を吹く方が派手だし、楽なのですが…これも修行なので、苦手な低~中音域にトライしてみます。

 それと私が書いたフレーズは装飾音符が少なすぎ(というよりも皆無)で、物足りないようなので、次回のレッスンの時には、このフレーズに装飾音符を満載するレッスンにしましょうって言われました。へへへ、装飾音部が付くと、フレーズが派手になりますが、指が大変になります。イケるのか、私は。大丈夫なのか、私は。

 さて、やっとこさ、決定版の楽譜ができたので、発表会の申し込みができました(申し込みと同時に楽譜提出なんです)。これで出演決定です。あと、二カ月です。まだ、マトモに吹けません。あと二カ月でどうにかなる自信もありません、げへへ、いいのか、こんなんで? 一応、発表会と言えども、一応、アマチュアのお遊びと言えども(ランチショーなので)入場料を取るコンサートだぞ。お金を出して見に来てくださった方々に、その金額分の満足を与えられる演奏ができるでしょうか…。いやあ、ミョーなプレッシャー感じます。自分が客だったら、ヘマな演奏をする奴の事など、許さへんからなあ~。

 気合を入れて、練習を重ねるしか、方法がなさそうです。

コメント

  1. はむはむ より:

    うわ~ん、聴きに行きたいーーー!!!!
    すとんさんがこんなに気合を入れて練習している曲を
    聴かずしてど~するよ!? [E:crying]

    もちろん、後ほどUPして下さる事を期待していますが…
    やっぱライブには勝てんでしょう。
    実際のその場の雰囲気を楽しめないとは、無念です [E:sweat02]

    私の発表会の曲は…
    滅茶苦茶無謀かも、というものを持って行こうとしています(笑)
    ただでさえレッスン回数少ないのに、コレ!?
    先生にNGくらったら他にいい候補も無いので
    大ピンチです。
    次のレッスンは3週間後ですから、それまでに
    何とかOK貰えるようにしないと!!

    このピンチっぷり、すとんさんには負けませんぞ~~~(笑)
    お互い、頑張りましょう [E:happy01]

  2. ディア より:

    私、今までにソロで発表会に出たことがないんです。なので何のアドバイスも出来ませんが、初めての発表会がランチショーだなんて緊張しますよね。でもあと2ヶ月もあるんだから大丈夫ですよ。がんばってくださいね。そして2曲ともいつか演奏アップしてくださいね。

  3. はっチャン より:

    こんにちはです。
    自分も同じ時期にフルートを始めました。
    年齢は50歳後半。( ̄ー ̄)ニヤリ
    発表会てワクワクしますね。!
    自分はビックバンドでテナーサックスをブイと吹いていますが、ボサノバをやりたくてというか持ち替えでフルートを吹きたいというのが本心![E:happy01]
    ちなみに、9月中から年内は、バンドのライブ有りのフルートのミニコン有りので忙しいす。[E:happy02]
    フルートのミニコン(イタ飯屋で!)はギターをバックにルイス・ボンファ作曲『カーニバルの朝』を暗譜で演奏します。
    発表会、頑張ってください![E:happy01]

  4. すとん より:

    >はむはむさん

     一応、発表会の音源は、支障がない限り、自分のためにアップしようと思ってます。それどころか、それ以前の練習過程での音源も、使用前・使用後みたいな形でアップしたいとすら考えています。でも、録音では、その場のノリとか雰囲気は分からないし、何よりも録音機材だって、そんなに良いものではないので、それなりになってしまいます。まあ、そんなところです。

     それにしても、やっぱり音楽って、演奏って、難しいね。指が…とか、音が…とかも、あるけれど、それよりも思いの丈を表現する事が難しいです。たとえば、シシリエンヌは楽譜上は繰り返しが多い曲です。でも、私の中では、それは繰り返しではなく、更なる飛翔なんですが、それをうまく表現できずに、単なる繰り返しになってます。“表現したいもの”はあるのに、それができないモドカシサがあります。

     そのためにも、エチュードをきちんとこなし、テクニックを磨き、演奏の土台となる基礎力の充実が必要なんだと思います。

     お互い、頑張っていきましょう。

  5. すとん より:

    >ディアさん

    >私、今までにソロで発表会に出たことがないんです。

     ぐふふ、私の歌の経験で言うと、合唱のコンサートと、独唱の発表会は、天と地ほどの違いがありますよぉ~。団体での演奏と、一人で舞台を努める演奏は、そりゃあもう(笑)。ディアさんも先生が変わったところですし、もしかすると、独奏でのチャンスがあるかもしれませんよ。そしたら、是非! きっと、いい人生経験になりますよ。

    >でもあと2ヶ月もあるんだから大丈夫ですよ。

     いやいや、二カ月が二年でも足りないくらいです(笑)。でも、そんな事を言い出したらキリがないので、発表会当日まで、できるだけの努力を積み重ねていくだけです。とにかく、頑張っていきたいと思ってます。

  6. すとん より:

    >はっチャンさん、いらっしゃいませ。

     おお、これは笛人生の先輩さんですね。そうか、10年フルートをやると『カーニバルの朝』ができるのか。それは、なかなかオシャレだなあ。私もそうなれるように、がんばろうっと。

     それにしても、やっぱり、フルートとサックスの持ち替えって、カッコいいなあ…。同じ持ち替えでも、ピッコロとフルートの持ち替えよりも、心が踊る感じがします(って、ピッコロさん、ごめんなさい)。でも、サックスは色々な管長があるので、自分はどれと相性が良いのか、迷います。テナーは渋くていいですよね。でも、歌うつもりならソプラノ・サックスかなって思うし、これぞサックスって感じでいくなら、アルト・サックスかなとも思うし、いっそバリトン・サックスも悪くないよねって思ったりします。

     まあ、今はとにかく、フルート一途で頑張って、いずれ、時を見て、サックスにも手を伸ばしたいなあと、ぼんやり思ってます。

  7. めいぷる より:

    私も曲を決め、ピアニスト用に伴奏譜を先生に渡して来ました。…まだ申込書出してないけど。(勿論申込金もまだ…笑)

    お互い頑張りましょうね[E:happy01]

  8. すとん より:

    >めいぷるさん

     ん? と言う事は、例の二曲の中から選んだのですか? さて、どっちになったんだろ?

    >お互い頑張りましょうね

     はい、腕はだいぶ違いますが、心意気は互角のつもりです(笑)。へへ、負けませんよ。お互い頑張っていきましょう!

  9. みーむ より:

    私の知人にですね、子供も母親もピアノをやってる人がいまして、で、発表会となるとバタバタしてたんです。
    でも、照れ隠しか、体育会系というか、嬉々としているところを見せなかったんです。

    そこに来ると、すとんさんのはしゃぎ様は素直でいい!(笑)私も密かにはしゃいでいますが、それは、発表会会場近辺には友人知人がいないため、恐らく関係者が来ないだろうな、とちょっとした安心感があるからです(知り合いがいる方が絶対に緊張する…)。とくに、音楽のお友達なんか来たヒにゃ、辛口コメントが待ってると考えるとコワい(冷や汗)まさに、カタストロフィになっちゃう。。

    自分の思いの丈を出来るだけ表現できればいいですよね。気持ちはきちんと通じますよ、きっと。でもそれには技術も必要だし、難しいですよね。

  10. sakura より:

    「歌の翼による幻想曲」ですか~^^
    私この曲がすごく好きで、いつか発表会で吹くぞ~と決めている曲のうちの1つなんですよ。
    難しそうなのでまだまだ何年も先かな・・・と思っていましたが、案外お手軽だったりするんですね。
    そっか~じゃあもしかしたら再来年あたりにチャレンジできるといいな♪

    発表会いよいよですね。
    2曲がらっと雰囲気が変わって、お客さんも楽しめそうですね♪
    私も12月にクリスマスコンサートがあるのでもうじき曲決めです。

  11. すとん より:

    >みーむさん

     そうですか、はしゃいでいますか? まあ、そんな自覚はないのですが、でも、そう見えるなら、そうなんだろうな。とは言え、そう見えても何の不都合もないのでOKですけど。

     とにかく、楽しまないとネ! せっかく人前で演奏するチャンスが出来たんだもん、120%の確率で楽しまないと損じゃん。人生って、一度きりの上に、大した長さもないわけだし、残りの人生であと何回人前で演奏できるのかって考えると(って、実は考えたことない)、一回一回を大切な想い出にしないとネ。

     とにかく、準備だね。練習だね。リハーサルだね。お客さんに納得いただける演奏と言うのは難しいし、自分が納得できる演奏ってなると、更に難しいけれど、中途半端な妥協を目指すよりは、一か八かの勢いで、全身でぶつかっていきたいものです。

     さあ、がんばんないとね…。

  12. すとん より:

    >sakuraさん

     「歌の翼による幻想曲」って、よくよく譜面を見ると、私の大嫌いなアルペジオのような、中抜きのスケールが結構たくさんあって、たぶん、私がこの曲に取り組んでいたら、このあたりで苦労したろうなあ…って思います。アルペジオって大嫌いだからなあ…。

     でも、たしかに音数がたくさんあって、派手な割には、丁寧に取り組んでいけば、何とかなるかもしれません。私もいずれ、この曲にチャレンジしたいなあって思います。

     でも、それより先に、おフランス音楽をある程度攻略していきたいと思っている私です。

  13. ランチショーですか!
    すごいですね~。

    私のばあい、もし聞いてやろうという奇特な方がいらっしゃったら、御礼を差し上げなければならないと家族に言われています。

    できれば、だあれもいない会場で吹きたい!です。
    あ、これでは発表会にならない?

    10月が本番。
    <ゴール前の追い込み>にも自信がないので、早~くからやっています。(苦笑)

  14. すとん より:

    >E-KOMOさん

     ちょっと家族の人は口が悪いなあ~。まあ、家族ってのは身内に厳しいのが常だけれどね。

     それと、エンタメって、別に上手である必要はなくて、お客さんがニコニコして帰ればそれで成功なんだから、例えば発表会でトチっちゃったとしても、それを見ていたお友だちが「E-KOMOさんは仕方がないなあ(笑)」となれば、それはそれで成功なのね。舞台って、そういうモンだよ。

     ところで私のところは、ランチ・ショーなんです。入場料を取るんです。通常の発表会よりも、いきなりハードルが高くなっております(涙)。私が客なら、生半可のことではニコニコしない状況になっております。へへへ、練習するしかないじゃん。

    >10月が本番。

     あら、もう、来月じゃない。頑張って、笑いをたくさん取ってください(って、ちょっと違うか:笑)。

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