スポンサーリンク

若者は意外とPCが苦手

 デジタルネイティブという言葉を耳にするようになって久しいです。生まれながらにデジタル環境があって「デジタルの事なら、なんでもござれ」というイメージで、パソコン関係に四苦八苦していた老人世代の人間から見れば、なんともうらやましい人たちを言う…という理解をしていました。

 でもね、実際の若者たちを見ていると「あれ? デジタルネイティブのはずなのに、なんだかんだと苦労しているぞ?」と思う場面を見かけるわけです。

 で、調べてみたら、デジタルネイティブというのは、今の20代半ば~30代半ばの世代を指し、それよりも若い世代は、デジタルネイティブではなくスマホネイティブというのだそうです。

 ふーん。

 で、デジタルネイティブの子たちは、確かにほぼほぼ「デジタルの事なら、なんでもござれ」という世代なんだけれど、スマホネイティブの子たちは「スマホの無い生活なんて考えられない」という人たちを指し、能力的には、デジタルネイティブの世代と比べると、むしろ退化とか劣化とかしているようなのです。

 一体、どーゆーこと?

 デジタルネイティブの人たちは「パソコンもスマホもタブレットもなんでもござれ」というスタイルなのに対して、スマホネイティブの人たちは“スマホ専制主義”と言うか“スマホ絶対主義”なので、スマホと、その巨大版のタブレットは使えても、パソコンは大の苦手らしいのです。いや、苦手どころか、そもそもパソコンなんて持ってないし、普段は触ることすらしない…という生活スタイルのようなのです。

 なので、今どきの若者って、実はパソコンが苦手…なんですよ。キイボード入力が難しいんですよ。マウスを使わずに、直接画面にタッチしちゃうんですよ。

 まあ、道具としてのパソコンが進化してスマホになって、スマホがパソコンに取って代わるのなら、それでも全然構わないのでしょうが、現実問題として今のところ、スマホは簡易なデジタルコンテンツの表示機であって、学校等では従来の書籍の代用品としてのスマホやタブレットは大活躍ですが、仕事の場や研究の場等、知的作業をする場では、まだまだパソコンの優位は動かず、今どきの若者たちは苦労している…という話を聞きます。

 そんなにキイボードって、知的なツールなのかしらね?

 おそらく、もっとデジタル機器が進歩すれば、パソコンなんて時代遅れになって、すべて高性能なスマホやタブレットがそれらの代用をするでしょうが、少なくとも今はまだ、パソコンがビジネスツールとして大きな顔をしていて、それに若者たちが苦労しているという姿が、いかにも過渡期なんだなって思います。

 道具の進化って奴は、必ずしも上位互換であるとは限らない…って事なんでしょうね。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村 その他日記ブログ 身の回りのできごとへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました