本日のお宿はホテルではなく、昔ながらの和風旅館です。
お宿の最寄りのバス停付近まで歩いて来ましたが、そこからは全く分かりません。何しろ周辺に何の道案内も看板も見えないのです。「お宿はこちらです」の矢印看板すらありません。やむをえず、グーグルさんに場所を尋ねました。なんか、住宅街の中を通り、畑のそばを通り「本当にこんなところに旅館があるのかい?」というところに、忽然と現れました。これはなかなかたどり着けないね。まさに隠れ家的な宿でした。
坂を登って、旅館の入口らしきところにたどり着きました。扉を開けて中に入ってみたものの、誰もいないし、真っ暗だし…。でも、ここが入口だよなあ…とは思うものの、何もないし、誰もいないし、受付もフロントも無いし…。でも、一応は玄関みたいで、靴は複数あるし、スリッパは並べてあるけれど…と思っていると、上の階からバタバタと仲居さんが降りてきて「どなたですか?」と尋ねてくるから、氏名を言うと「こちらです」といきなり案内されました。そうそう、和風旅館って、こういうシステムだったよな。
入口は1階で、そこから階段を登って3階に連れて行かれます(エスカレーターやエレベータはありません)。客室はすべて3階にあります。この旅館の客室は、全部で6室しかありませんから、割とこじんまりした旅館です。
階段は昔風の階段なので、割と急階段だし、一段一段が小さくて、私には少々登りづらい階段です。なんかバランスを崩して後ろに倒れてしまいそうでヒヤヒヤしました。
案内された部屋は和室(畳部屋)で十畳ほどの広さです。まあ、夫婦ふたりで泊まるなら、こんなもんでしょう。部屋自体は落ち着いた感じのいい部屋です。掃除はちゃんとしてあるようですが、よく見ると、部屋のちょっとしたところ(主に高いところ)にホコリが見えます。私はホコリアレルギーなので、ちょっと「むっ」としました。
Wi-Fiはありません。客が自由に使えるコンセントが部屋に一つしかないので、今どきの機器を複数充電するために、当然タコ足配線になりました(ちょっと怖い)。
貴重品入れの金庫は、部屋に2つあって、どちらを使うのかも分かりませんし、どう使うのかも分かりませんし、鍵を差しても、どちらの金庫もうんともすんとも言いません。
フロント(?)に電話をして尋ねたところ、部屋の中で、テレビや冷蔵庫と並んで置いてある目立つ方の金庫ではなく、窓側(縁側っぽい謎空間)の奥にあって、ホコリをうっすら被っている金庫の方が現役の金庫のようです。とは言え、その金庫に鍵を差しても使えるわけではなく、鍵を差して廻した上に、空いた手でダイヤル状のノブを回さないと使えないというタイプでした。難しいです。そんな説明はどこにも無かったので、そりゃあ使えないよ。おそらく、今までこの部屋に泊まったお客さんたちは誰も貴重品入れの金庫を使用しなかったんだろうなあ…と思いました。
この旅館には大浴場はありません。その代わり、貸切風呂が二箇所用意されています。空いている方を空いている時に自由に使って良いそうなのです。まあ、旅館の規模を考えれば、男湯女湯と分けるよりも、2つの浴室を貸切風呂にして利用してもらった方が、あれこれ都合が良いのでしょう。
さっそく入浴してみました。
我々が行った時は、奥の浴室は使用されていたので、手前の浴室に入りました。こちらの浴室は…ううむ、狭い。家庭の浴室と同じか多少はゆとりがある…程度の広さで、まあ二人なら十分と言えなくもないのですが、湯船が小さくて、脚を伸ばして入れないのは、少々ストレスでした。
ただ、お湯は源泉かけ流しですし、湯河原温泉ですから、お湯は上々でした。ただ…熱いので、長くは入れません(涙)。せっかく良いお湯なのですから、ゆったりと長湯をしたいのですが…お湯が熱いので、カラスの行水になってしまいました。重ね重ね残念です。
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コメント
>>> 「ブラタモリ」が懐かしい。
その通~り。
ブラタモリは土曜の夜に、緩~い気分で気楽に見られたけど、
新プロジェクトXは、まあ、少し気合を入れてみなくちゃいかんくて、
内容は、旧プロジェクトXと同じで、感動を「強いる」もので、
見るのが疲れるのよね~。
まあ、一応、土曜の夜に見ているけど。
ウィキで調べたら、旧プロジェクトXは火曜日(平日)の放送で、
まあ、気合を入れて見られる曜日だったな~。
まあ、他にも、いくつか理由があって(今日は書かないけど)
ほんと、
>>>「ブラタモリ」>「新プロジェクトX」
ですな~。
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
オペラ座の怪人の怪人さん
なるほど! 確かに新プロジェクトXは土曜の夜の番組としては、ガチで重めの内容で、そこはお気楽に見られるブラタモリとは違いました。ううむ、ブラタモリの後番組が、新プロジェクトXではなく、もっと気楽に見られる知的なエンタメだったら、ブラタモリロスにならなかったのかも? それは十分、大いに有り得る話です。
新プロジェクトXって、確かに見終わると、疲れちゃうんだよね。あんまり週末向けの番組っぽくないんだよね…。激しく同意です。