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私がドイツ語を苦手とする理由

 声楽のレッスンの続きの続きです。歌のレッスンに入りました。

 まずは、新曲の「Der Lindenbaum/菩提樹」です。有名な曲ですね。シューベルトの作品で連作歌曲集「冬の旅」の曲でもあります。

 まずは歌詞を読みます。例によって苦労しました。

 私がドイツ語に苦労する点は大きく3つあります。

 1つ目は、二重母音です。スペルのイメージと実際の発音が違うので、ここでつまづいてしまいます。早くドイツ語の二重母音に慣れないといけないのですが…ダメなのです。

 2つ目は、いわゆるウムラウトです。ウムラウトの発音、難しいですね。一応「表記されたアルファベットのクチのままエの息で発音する」と理解しています。これでだいたい当たっていますが、知っている事と理解する事とマスターしている事は全然違うわけで、これもウムラウトを見るたびにアワアワしてしまうわけです。

 3つ目は、子音のさばき方です。気が緩むと、英語などでよく見られるリエゾンで処理してしまいますが、ドイツ語にはリエゾンは無いので、それはダメなのです。子音は、あくまでもその語の時間の中で処理されないといけません。

 さらに子音を丸めたり飲み込んだりしてもいけません。すべての子音をカッチリとしっかりと発音しなければいけません。そういう意味では、ドイツ語って生真面目でちゃんとした人のような言語です。で、そんな生真面目な部分に、私は苦労しているのです。はあ~。

 年を取るって大変だと思いました。実はドイツ語は大学4年の時に、一度集中的に学びました。大学院の受験で使うので、結構カッチリ学び、あの頃は、ドイツ語の文章はスラスラと読めたのに、その後はドイツ語を全く使わなかったため、きれいに忘れてしまい、還暦を過ぎた今頃、改めて学び直したわけですが、全然ダメです。ラテン語やイタリア語は40代のうちに学び直したので、まだどうにかなりますが、ドイツ語は学び直すのが、ちょっと遅かったようです。ううむ、悔しい。

 そんなわけで、ひいひい言いながら最後まで歌詞を読み切りました。いやあ、大変。

 その後でメロディに歌詞を載せて歌いましたが、読むだけでも大変なのに、歌うとなるともっと大変で…こりゃあ、歌い込みが必要だなって思いました。

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