時間は遡りますが、昨年末に行った旅行の話をアップしたいと思います。
昨年末の旅行の行き先は中伊豆でした。本来の予定では、石垣島に行く予定でしたが、諸般の事情で石垣島を取りやめ、一度は盛岡に行くことにしましたが、そちらも諸般の事情で行けなくなり、結局、近場の中伊豆にしました、残念。
まあ、近場のフリープランの旅行でのんびりすごそうって事にしたわけです。石垣島や盛岡は、そのうちに行くつもりです。
さて、旅行初日は、普段の出勤日と同じ時間に起床して、最寄り駅で朝飯を食べて出かけます。今回は…朝から牛丼大盛りを食べました。何となく、肉の気分だったのです。
それから電車に乗って、大船に行きました。大船の駅ナカの喫茶店で時間を調整して、9時半頃の踊り子号に乗って、修善寺に向かいました。今回の旅行は、行き帰りの特急券とホテルの宿泊券がセットになっているタイプのモノなのです。
踊り子号は、なかなか快適でした。踊り子号は、いつも見ているだけで乗ったことがありませんし、たぶん自前で修善寺旅行を計画したら、特急なんて使わずに、全部普通電車にしてしまうでしょうから、私的には“生涯、乗るはずのない踊り子号”に乗れた…というのは、なかなかに記念ぶかい体験なのです。ただ、今回は乗車時間が中途半端だったので、駅弁を食べるとかの楽しみはなく、純粋に電車の乗り心地を楽しんだだけになりました。
大船から修善寺までは直通運転です。修善寺駅に着いたのは、11時過ぎです。修善寺駅は、ただの田舎駅(失礼)であって、あの有名な観光地の修善寺ではありません。観光地の修善寺は“修善寺温泉”と言って、修善寺駅からバスで10分ほど行った場所なので、さっそくバスに乗り換えます。
修善寺温泉のバス停は、温泉街の入り口にあります。バスから降りて、とぼとぼ中心街を目指します。修善寺は“伊豆の小京都”と言うらしく、あっちこっちで京都を意識しているようです。何気ない橋に“渡月橋”という名前が付けられていたりして、なんとも微笑ましいです。
修善寺の中心は独鈷の湯(どっこのゆ)という東屋です。ここは弘法大師が見つけた温泉で、伊豆最古の温泉らしく、かつては足湯だったところです。以前ここに来た時は(って、もう30年近く昔ですが)ここで足湯を楽しみましたが、今はただの見学スポットとなり、足湯はもちろん、入浴もしてはいけない事になっています。
以前来た時は、私を含めた大勢の観光客はここを足湯として楽しみましたが、その時にライダーたちがやってきて、彼らは我々が足湯を楽しんでいる中に、下着姿で乱入して、湯船で横になって入浴していました。別に入浴してはいけないとはなっていなかったし、そもそもが弘法大師が見つけた温泉って触れ込みの場所ですから、入浴もアリと言えばアリなわけだけれど…まあ、ここは、以前は、その程度に無法地帯だったわけです。
で、久しぶりにやってきた独鈷の湯は、お湯は以前のままですが、足湯禁止、入浴禁止と大きく書かれた場所になっていました。いやあ、残念です。その代わり、その近くに、河原湯と杉の湯の2箇所の足湯が新設され開放されていました。
まずは久しぶりの独鈷の湯を確認してから、お昼御飯を食べる事にしました。橋を渡って対岸にある四季紙という食堂(?)で四季紙御膳をいただきました。これが2500円もするのです。お昼に2500円とは観光地価格なんだろうなあ…と思いつつも、オススメなので、これを注文しましたが、出てきた料理は、案外に豪華で、単純にコスパが良い御膳でした。うれしい誤算ですね。
主食は黒米そばでした。黒米そばとは、そばのつなぎが小麦粉ではなく、黒米(古代米)で、普通のそばよりもモチモチしていて美味しかったです。そばつゆは…なんとも甘くて初めての体験でした。田舎そば?なのでしょうか? 江戸とか信州だと、そばつゆって出汁が効いていて、あまり甘くはないんですよ。でもここのはかなり甘かったです、でもそれが美味しいんですよ。副菜の天ぷらも美味しかったですよ。海老天は大きいのが2尾入っていて、これがなかなか贅沢です。とろろ飯も美味しかったし、けんちん汁も良い感じです。
修善寺は椎茸が名物らしく、椎茸の天ぷらとか辛子椎茸とかの椎茸料理もありましたが…私は椎茸が苦手なんだよね。いや、椎茸は好きなんだけれど、カラダが受け付けないのよ。軽度のアレルギーなんだろうなあって思ってます。そういう意味では犬並みのカラダなんです。
そんな感じで、充実したお昼ごはんをいただきました。
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