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耳の調子が不安定です

 今回の記事は直接音楽とは関係ありませんが、私の備忘録として書いておきます。

 実はここのところ、耳の不調に悩まされていました。具体的には、常時耳鳴りがしています。これは今も続いていますが、静かな環境になると、常にキーンという高周波が聞こえます。まあ、うるさい環境だと、周囲の音に耳鳴りなんてかき消されてしまうでしょうが…。

 ネットによれば、加齢性難聴の1症状なんだそうです。まあ、耳鳴りなんて、気にすれば気になるけれど、気にしなければ気にならないものです。常に鳴っているって事は、昔のカセットテープのヒスノイズと同じですから、意識から消してしまえば、特に問題ありません。

 それよりも気になっていたのは、ここ一ヶ月弱ぐらいでしょうか? 徐々に聴力が落ちてきた事です。具体的にはテレビの音が聞こえづらくなりました。以前と同じボリュームにしていると、ほんと聞こえない。快適に聞こえる音量にすると、かなり大きな音になっています(最近のテレビのボリュームはデジタル式だから、音量が数値化されているので、よく分かるんですよ)。家族に迷惑をかけてはいけないので、通常の音量にしていましたが、聞こえない聞こえない。本当に不便でした。困ってました。

 で、先週末、ついに右耳が聞こえなくなりました。聞こえなくなったと言っても外部の音が聞こえなくなっただけで、骨導音はよく聞こえます。つまり、外の音はロクに聞こえないのに、自分の話し声ばかりが頭の中に響くって感じです。ちなみに、左耳は右耳ほどではなく、閉塞感も特にないのですが、客観的にはだいぶ聴力的に落ちていると感じました。

 こりゃあ、やばいなあ。ま、片耳は聞こえるから、日常生活的には支障はないか(笑)。実際、映画を見に行っても楽しめるし、テレビも聞こえるし、本も読めるし(耳関係ないか:笑)。音楽を聞くと、右側の音が聞こえないのでステレオ録音はちょっとアレだけれど、モノラル録音の音源(って、いつの時代のだよ:笑)は、特に支障ありません。

 ちなみに突発性難聴も疑ってみましたが、あれは内耳性の病気であって、どうも私の場合、内耳は元気みたいなので、疑うべきは、鼓膜とか外耳とかの病変と、ストレスによる感音系の難聴だな。

 グダグダしていてもアレなので、月曜日になったら耳鼻科に行こう!と思っていたら、月曜の朝にすっかり耳が聞こえるようになっていました。耳鳴りは残っていますが、聴力的には両耳的に問題なし…症状がなければ、医者に行っても医者が困るので、ひとまず様子を見ることにしました。

 今回の件で考えた事。このまま症状が進み、右耳は完全に聴力を失い、左耳のわずかばかりの残存聴力で生活をしなければならないとなった時の事を想像してみました。

 まあその場合、左耳に補聴器を入れる事になるんだろうし、最近の補聴器の進化も知らないわけじゃないけれど、それでも生活が不便になると言えば不便になるんだろうなあ…。生活の質がだだ下がりしそう…。

 それでも日常生活は、なんとかなるでしょう。しかし、今の音楽趣味は辞めないといけないだろうなあって思いました。だって、外部の音がよく聞こえないんじゃあ、アンサンブルは無理だし、歌は歌えないよね。フルートも厳しいかも。やるとしたら…電子ピアノかな? 補聴器の代わりのヘッドフォンを大音量にすれば、楽しめないわけでもないかって思いました。家に遊んでいる電子ピアノなら数台あるから、それ使えばいいしなあ…と、前向きに考えてみることにしました。ただ、先生とのコミュニケーションは難しくなるだろうから、先生に習うのは無理かも。独学でピアノか…それも老人になってから。上達しないだろうねえ。まともなピアノ曲なんて、弾けないままかもしれないけれど、まあそれは仕方ないでしょう…とまで覚悟を決めていました。ほんとだよ。

 原因不明のままだけれど、両耳が普通に聞こえるようになって、ほっとしています。まだしばらくは、歌もフルートもできそうです。

 とりあえず、今の所、両耳とも普通に聞こえていますが、爆弾を抱えている状態である事には間違いありません。先週末、突然右耳が聞こえなくなったように、ある日突然、耳が聞こえなくなる日がやってくるかもしれません。それまで、あと何年/何ヶ月/何日…分かりません。それを考えると、私がいつまで歌えるのか、全然分かりません。最悪、明日には歌えなくなっている事だってありえるわけですからね。

 あとどれくらい歌えるのか、笛が吹けるのかは、分かりませんが、歌える間は歌っていきたいと思いました。今も大切に、そしてやりたい事は先延ばしにせずに、なるべく今やってしまうようにしようと思いました。

 明日はないかもしれないのです。
 案外、終わりの日は、すぐそばに迫っているのかもしれませんしね。

 今を大切に…切実にそう思いました。

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コメント

  1. おざっち より:

    ボクも、耳鳴りが始まって3年目に入ってました。その前から、単発的な耳鳴りはあったのですが、やがてすぐに収まる程度のものでした。それが今回は全然消えずに、ストンさんと同じく、キーンというような、あるいはセミが鳴いているような不快な音で、本当に悩みました。あちこちの耳鼻咽喉科へ行きましたが、加齢によるもので、治る見込みはないと言われました。脳のMRIもとったのですが、異常なしでした。
    原因として考えられるのは、加齢により三半規管の中の感覚細胞(有毛細胞)が、年齢と共に高音側からへたってくるのですが、脳はまだ音が聴こえるものと勘違いし、それが耳鳴りとなって現れるそうです。
    騒音の激しい工事現場で働く人がなりやすいとのことですが、ボクの場合はフルートが原因じゃないだろうかと思い、一時やめていました。というか、吹く気がしなかったのです。
    そして、耳に良いと思われることはすべてやりました。漢方薬、鍼、耳のマッサージ、精神内科へも行きました。また一定の音を出す補聴器の形をした器具による治療も試みました。しかしどれも効果がなく、最後はあきらめました。そしてフルートを吹くときは、耳栓をするようにしました。
    その後段々と気にならなくなり、今に至っています。
    聴力も落ちました。というか、耳鳴りの音が邪魔をして、テレビの音が聞き取りにくいです。
    原因と考えられるフルートですが、それなら、ボクなんかよりずっと練習量の多いプロのフルート奏者は、耳鳴りしているかどうかというと、そういう話は聞いたことがありません。なので、今ではフルートが原因ではなく、やはり加齢による自然現象だと思っています。
    特に日常生活に支障もないし、治療方法もないので、放っているというのが現状です。

  2. すとん より:

    おざっちさん

     耳鳴りは…気にしだすとキリがないです。「常に聞こえているのは、聞こえていないのと同じ」と私は考えています。なので、聞こえていても無視をして暮らしています。まあ、無視できないほどに大きな音で鳴るようになったら、また考えないといけませんが、今のところは「うるさいなー」と思いつつも、耳鳴りを無視して暮らしています。

     あと、体調で耳鳴りの音量って変わるような気がします。睡眠たっぷりで調子が良い時は、あまり耳鳴りを感じません。疲れ果てて、疲労困憊の時は、結構大きめの音で鳴っているような気がします。

     聴力は…落ちますね。加齢のせいなんだろうと思ってます。私、視力はあまり落ちてないのですよ(ただし、老眼は人並みにあります)。なので、視力が落ちない分、聴力が落ちているのかもしれないなあ…と思ってます。

     聴力が落ちてしまうと、音楽を楽しめなくなりますが、そうなったら、聴力に頼らない別の趣味を始めることにしたいと思ってます。それこそ、絵を描いてもいいし、模型を作ってもいいし…ね。

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